【テニス】関東学生テニストーナメント大会 3日目 男子シングルス・ダブルス2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス1、2回戦レポート
関東学生テニストーナメント大会3日目
男子シングルス・ダブルス2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス1、2回戦
2014年5月7日(水)
有明テニスの森公園
男女ともに有明会場となった3日目。晴れ渡る空の下、法大勢は勝ち星をあげることができたのだろうか。
試合結果
男子シングルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 杉本椋亮(社3) | 6-3,6-1 | 高橋一希(青学大) |
● | 塚越雄人(経2) | 6-1,1-6,6(8)-7 | 澁田大樹(明大) |
○ | 竹内遥丞(社4) | 6-3,6-2 | 岸田海(早大) |
○ | 大友優馬(スポ3) | 6-2,0-6,6-1 | 西脇一樹(明大) |
● | 村上彰啓(経2) | 3-6,0-6 | 栗林聡真(早大) |
○ | 小村拓也(経3) | 6-2.6-2 | 橋本大貴(亜大) |
○ | 大塚拳之助(経4) | 6-3,6-3 | 切詰魁(明大) |
● | 太田悠介(経1) | 4-6,4-6 | 小野陽平(明大) |
○ | 中島佑介(スポ3) | 6-1,6-3 | 遠藤実(早大) |
女子シングルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○* | 水沼茉子(スポ4) | 4-6,6-4,6-3 | 江見優生乃(社1) |
*同校対決となった。
男子ダブルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 中島佑介・塚越雄人 | 5-7,6-1,10-8* | 小堺遠馬・仲村元希(亜大) |
○ | 松森裕大(社4)・大友優馬 | 6-4,6-4, | 権大亮・桐生光之介(慶大) |
○ | 杉本椋亮・山田晃大(社2) | 7-5,6-2 | 古田海人・西條一真(中大) |
*ファイナルセットはスーパータイブレーク制
女子ダブルス1回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 青木柚里香(現3)・川島知枝(社2) | 6-3,6-3 | 中山未紅子・今田愛香(青学大) |
女子ダブルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 水沼茉子・江見優生乃 | 0-6,1-6 | 池田玲・西本恵(慶大) |
● | 青木柚里香・川島知枝 | 3-6,4-6 | 岡田優里・中川知聡(山学大) |
戦評
女子シングルス3回戦、勝った方が自動的に夏のインカレの出場権が手に入る大一番。そこで相対したのは主将の水沼と、先日同校対決で先輩青木に勝った江見だ。江見は主将を相手に、まったく互角の戦いをする。第1セット、先にブレイクされ1-3とされるもすぐさまブレイクバック。4-4で迎えた第9ゲームでもブレイクし逆転するとこのセットを奪う。第2セットは序盤水沼にうまく打たれ、3ゲーム連取されてしまう。中盤に反撃するも及ばず4-6と1セットオールに。迎えたファイナルセットでも、水沼のプレーを崩すことはできずに3-6と惜しくも3回戦で敗退となり‘2日連続同校対決を制す’とはいかなかった。逆に勝った水沼は4回戦進出・ベスト16入りとなりインカレ出場権を得た。
午前中に同士討ちを行った水沼と江見であったが、午後はダブルスを組む。相手は全大会のダブルス王者でもある第1シードの慶應ペア。試合中に頻繁に作戦の確認を行いながら挑むも、第1シードの壁は厚く完敗だった。また、青木・川島ペアは1回戦を危なげなく突破するも、午後に行われた2回戦では山学大ペアに苦しめられここで敗退となった。これで女子テニス部は水沼を除いて全員が敗退となってしまった。
男子シングルス2回戦では、今日から登場したシード陣が順調な仕上がりを見せた。しかし、塚越はセットカウント1-1で迎えたファイナルセット、タイブレークに持ち込まれるとここでも終始、点の取り合いで6-6に。その後は相手に先にアドバンテージをかけられる嫌な展開が続く。そして最後は塚越の打った球が不運にもネットをかすめコートの外に。無念の敗退となった。また、1回戦から勝ち上がってきた太田と村上は2回戦で姿を消した。ダブルスも、中島・塚越が苦戦するも今日試合があったペアはすべて勝ち上がった。
明日の男子は単複ともにインカレをかけた3回戦が行われる。各試合も好カードぞろいで白熱した戦いになるだろう。そして女子も昨年ベスト8の水沼が今年もベスト8をかけて4回戦に挑む。(渡邉大地)
試合後の選手のコメント
中島・塚越ペア(白熱したスーパータイブレークを制す!)
ー今日の試合を振り返って
中島:塚越と組んだのがインカレインドア以来なので、緊張して僕が足を引っ張ってしまって、思い通りのプレーができなくて、気持ちとか気合いを全面に出すのが自分の持ち味なのでそれを最後にやっと出せたかなって思います。
塚越:シングルスで惜しい試合を落として、ダブルスは別だとおもっていたんですけど第2セットやスーパータイブレークに比べると第1セットの入りでの元気とかがなかったのでそこが第1セットを落とした原因かなと思いました。
ースーパータイブレークまでもつれましたが
中島:学生大会でスーパータイブレークやったの初めてだったので、思った以上に緊張して、サーブもダブルフォルトも2回しましたし、詰めをしっかりしないといけないという危機感は持ちました。
塚越:スーパータイブレークのときが自分のプレーが一番できたというか、最後くらいの気合いとか声とかを序盤から出していればこうならなかったので次はそうしたいです。
ーそれぞれシングルスも振り返っていただけますか
中島:シングルスは高校の後輩とやったので、お互い知りつくしている中で探り探り、出だしは様子を見ながら固くやったおかげでしっかりまとめることができたと思います。
塚越:絶対勝たなければいけない明治のしかも同期に負けたのでとても悔しいのですが、新進で負けたときよりは大分良くなっているので、ガッツ出していきたいです。
ー次の試合に向けて
中島:単複ともインカレがかかっていて、もう3年なのでしっかりインカレを決めたいと思います。
塚越:シングルスはないので、ダブルスはいけるところまで頑張りたいです。
杉本・山田ペア(リズムをつくって3回戦進出!)
―今日の試合を振り返って
杉本:相手が完全にノープレッシャーだったので、別にこっちも守ることなく、お互い二人で話し合っていきました。キープがお互い続いていたので、先にブレイクしたらこのセットとるなって。キープを一番に考えて、リターンゲームはとにかく向かっていく気持ちでやっていったらファーストはなんとかとることができて。セカンドセットは完全にこっちの流れで、特に自分たちのプレースタイルを変えることなくそのままとることができました。
山田:けがをしてしまっていて、今自分ができることを迷惑かけないようにやろうと思ってました。そしたら最初相手が結構強くて、杉本さんと二人で話し合って連携とったのでリズムをつくれて最後はいい形で試合が終われました。
―ペアを組んで半年ほどですが、お互いどうですか
山田:前のペアもよかったところがあるんですけど、杉本さんはボレーがよくて、僕が後ろでちゃんとやっておけばボレーで決めてくれるっていう安心感があります。逆に僕はあんまりボレーできないので、そこをもっと改善していけばもうちょっと勝てるかなと思います。
杉本:そうですね、僕らは役割分担が完全にできているので、まあその点ではすごく組みやすいかなと。サーブもあるしキープもしやすくて、僕が前ですごい動きやすいプレーができるので、いいペアですね。
―杉本さんはシングルスのほうの試合はいかがでしたか
相手が高校の時の同期で、どういうテニスをするかっていうのも大体わかっていたし、もちろん初戦ということで緊張もあったんですけど、しっかり自分のテニスを貫いていこうと思って。あとは、さすがに同期とかには負けたくないなっていう意地もあるんでとにかく強気でいきました。
―山田さんは足のケガのほうは
結構きついんですけど痛いときは痛み止めとか飲んで、テニスのときは試合に集中してるからあまり感じないです。
―次に向けて
杉本:次の相手は第二シードで強いってことがわかっているんで、とにかくチャレンジャーとして向かっていって、向かっていけば相手も嫌だと思うんで、二人で強気で勝ちにいきたいと思います。
山田:最初から諦めるんじゃなくて、勝てるチャンスはあると思うんで明日は勝ちに行きたいと思います。
青木柚里香(川島とペアを組み今大会に挑むも2回戦敗退)
―今日の試合を振り返って
前衛の動きは悪くなくて攻めたりできるんですけど、ストロークの調子が悪いので、そこを直していかないといけないと思いました。ペアの(川島)知枝に前でももっと動きやすいストロークしないといけないと思います。
―春関に向けて強化してきたことはありますか
ペアが変わって、茉子さんとタイプが違うので、慣れてコンビネーションが上手くとれるように練習試合を積み重ねて、パターンを作っていきました。
―今大会から川島さんとのペアどうですか
別に悪くはないので、自分がラリーをなんとかしないといけないといけないですが。
―シングルスを振り返って
今回は後輩との試合で緊張しすぎて自分のプレーができず、混乱したまま終わってしまって悔しかったです。
―春関で見えた課題はなんですか
攻めのテニスにしたいと思って最近、テニスを変えてきているんです。でも、まだそれが上手くいかなくて、さらにまた守りのテニスに戻しても、また変えて、繰り返しになってしまって、攻めるか守るかのどっちにするかの混乱ばっかりです。
―結局どっちの方向でいきたいと思っていますか
昔から守りで勝ってきたんですけど、もっと上にいくには攻めも必要なので、攻めのテニスをしていきたいです。
―今年は多くの新入生が入部しましたが先輩として見せたい姿はありますか
人数も増えて、にぎやかになって部活らしくなったので、部活の中で先輩として後輩を引っ張っていくとか、試合で勝って部活に貢献できるように頑張っていきたいです。
―今後に向けて意気込みお願いします
最近調子悪いですけど、もう一度一から考えて、自分がしたいテニスを出来るように練習から意識していきたいです。
フォトギャラリー
- 単複ともに大活躍の中島!
- 中島・塚越ペアは粘り勝ち!
- 後輩の挑戦を退け4回戦進出の水沼
- 白熱した同校試合も惜敗した江見
- 主将の大塚は快勝
- 塚越は惜しくも同期に敗れる
- 万全な状態ではないが3回戦進出の杉本(右)・山田ペア
- 1回戦では笑顔を見せる青木(左)・川島ペア