【ハンド】2014関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対日大 精彩欠き大差で敗れる
関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対日大
2014年4月19日(土)
日体大健志台
春季リーグ戦第3戦目の相手は、昨秋逆転勝利を収めた日大。先週の課題を修正し臨みたい法大だったが、ミスでチャンスを生かせない場面が続く。その間日大は攻撃の手を緩めることなく点差は広がっていく。終盤追い上げを見せるも、大差で敗れた。
試合結果
25 法政大学 |
11 |
前半 |
20 |
38 日本大学 |
---|---|---|---|---|
14 |
後半 |
18 |
戦評
前半、日大に先制点を奪われてしまうものの坂野翔也(社4)や石川雄貴(経2)が果敢に攻め、シーソーゲームが続く。しかし、長谷川良介(社2)が2分間退場を告げられた直後に状況は一変。5連続ポイントを日大に許してしまう。立て直しを図るために法大はタイムアウトを要求するが、その後も状況を変えることができない。けがにより試合出場できない遠藤由陽(経3)の抜けた穴は大きく、前半13分から25分までの間に決めたシュートはわずか1本。その間も日大の攻撃の手は止まず点差は11点まで広がるが、終盤に小嶋力椰(スポ2)の力強いシュートや嶋大介(スポ4)のループシュートで差を詰め、11-20で前半を折り返す。
後半、河本憲汰(経4)や渡邉大貴(社3)、坂野がなんとか追いつこうと積極的に相手ゴールへ攻め入る。しかし、所々ミスで攻撃権を日大に与えてしまいなかなか点差は縮まらない。残り10分に入り、法大の5連取とGK柿崎雅俊(デ工2)のセーブが光るが、時は既に遅く25-38と大差で敗れた。
今回の敗北で開幕3連敗を喫した法大。今日の日大戦でも、前回課題に挙げていたミスが多く見られた。これからは法大にとって落とせない試合が続く中で、ミスの有無は結果に大きく影響するだろう。明日の中大戦ではミスを減らし、法大らしいプレーで戦ってほしい。そして春季リーグ戦初勝利を飾ってもらいたい。(山崎美香)
コメント
佐藤浩 監督
―今日の試合を振り返って
ミスが多く、自分たちのペースが掴めなかったのが一番の反省です。相手の強い当たりの中で、自分たちのパスやシュートができず、さらにそこから逆速攻をくらい連続失点になってしまいました。そして、それを止めることがずっとできなかった。そこが悪いポイントでした。
―試合の序盤で2年生を多く起用した意図は
特に何年生だからとかではなく、今日のベストなメンバーで臨みました。それだけです。前回の良くなかった部分が、ポジションごとにあるのですが、その反省の中で今日調子の良いメンバーを使ったという訳です。
―中盤崩れてしまったのは
相手がどうこうというより、やはり自分たちのミスが原因です。
―明日の試合に向けて
明日の試合は一番負けられない試合です。今日の悪いところ、反省すべきところはあるけれど、引きずらないように、と選手には言ってあります。どう戦いたいか、話し合って明日につなげます。
渡邉大貴
―今日の試合を振り返って
攻撃ができなかったです。OFが全然できなくて、そのまま悪い流れでDFも引きずりました。
―序盤は2年生が主体となって出場していましたが連携の面などはいかがでしたか
今回遠藤がけがをしたのでちょっと変えたんですけど、それがあまりはまらなかったと思います。
―日大のどのようなところに苦戦しましたか
相手の高いDFに対して、そのようなプレッシャーがある部分だと自分たちが何もできなくなって、パスも回らなくなって結果ミスで終わりました。
―個人の調子はいかがですか
だいぶ良いです。でも、勝たないことには…。
―遠藤選手が出場できないことに対しての不安はありますか
DFは補える部分があるんですけど、やはり攻撃力が落ちます。
―明日の中大戦に向けて
明日は勝ちます。
長谷川良介
―今日の試合を振り返って
前半の最初からミスが続いて、自分たちの攻めができませんでした。DFも崩れて、立ち上がりが全然だめでした。
―38失点と大量失点を喫してしまいましたが
出だしの5分で相手がどういうふうにやってくるかということを判断して、それを対応したDFをしないといけないのですが、(法大のDFラインが)出たところをカットインされたりして、対応力が足りませんでした。
―遠藤選手が欠場するなど、スタメンを大幅に入れ替えての試合となりましたが
遠藤さんがいなくなり、いるメンバーでやるしかないということで、DFをなるべく固めるようにしたメンバーで臨みました。
―中盤に法大のミスが続きタイムアウトを取りましたが、何か指示はありましたか
とりあえずミスが多すぎるから、落ち着いてやれということを言われました。
―試合を通じて、チームの課題はありましたか
相手のDFが高い3-3DFでプレッシャーのかかったDFをしてきた時に、もっと自分たちが落ち着いて、パス回しで下(ポスト、サイド)から崩していかないといけないなと思います。
―個人としての課題は
相手の高いDFのときに自分がもっと積極的にならないといけないです。
―試合終盤、長谷川選手の積極的な攻撃で連続して相手のファールを誘う場面も見られましたが
得失点差も絡んで来ますし、最後まで食いついてやりました。
―明日の中大戦に向けて
明日は絶対に勝たないといけないので、100%の力を使い切って勝ちに行きたいと思います。
フォトギャラリー
- 後半鋭いシュートでチームを盛り上げた渡邉
- 豪快なシュートを放つ北川誠人(経3)
- 積極的に攻める河本
- 素早く相手DFに切り込んでいく嶋
- 積極的に攻める河本
- 高さを生かしたプレーが持ち味の長谷川
- 後半から出場した高間アミン(経1)
- 試合終了後