【バスケ】第63回関東大学バスケットボール選手権 対慶大戦 ついに破った大きな壁、更なる高みへ
第63回関東大学バスケットボール選手権大会 対慶大戦
2014年5月28日(水)
大田区総合体育館
王者東海大に敗れた昨日。自分達の実力を思い知った選手達は今日からの順位決定戦へと気持ちをきりかえているはずだ。
今日の相手は慶應大。今季幾度となく対戦しているカードであるが、法大は未だ一勝もできていない。リーグ戦を前に土をつけておきたいところ。いざ勝利へ、、、
トータル試合結果
85 法政大学 |
17 | 1Q | 16 | 61 慶應大学 |
---|---|---|---|---|
22 | 2Q | 8 | ||
26 | 3Q | 13 | ||
20 | 4Q | 24 |
法政大学スターティングメンバー:慶應大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 |
---|---|---|---|
#67 佐藤 翔耶 | 181/78 | G | 6 |
#24 加藤 寿一 | 190/75 | F | 12 |
#19 田宮 開 | 183/72 | GF | 3 |
#31 安達 幹 | 187/87 | PF | 5 |
#5 松澤 大晃 | 197/82 | C | 19 |
法政大学交代選手:慶應大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 |
---|---|---|---|
#1 神津 陵平 | 184/79 | F | 12 |
#7 藤井 裕太 | 175/65 | G | 17 |
#11 中野 広大 | 182/71 | F | 0 |
#14 植村 哲也 | 175/75 | G | 7 |
#34 萩原 陵太 | 190/75 | C | 4 |
#35 山岸 玲太 | 178/68 | G | 0 |
戦評
第2Q。加藤を4番起用とスモールラインナップでスタートすると序盤から攻め立てる。安達幹(経4)にハイポストに入れてからの形が機能。出場選手が偏りなく得点を決め、相手ディフェンスに的を絞らせない。開始5分で13-2とスコアリングラン。その後松澤のバスケットカウントも飛び出し終始法大が流れを掴んだまま39-24と大きくリードを得て前半終了。
第3Q。ハーフタイムを明けても法大の勢いは留まる事を知らない。佐藤、藤井の3P、スティールから加藤の速攻が決まると慶大はたまらずタイムアウト。その後吉川を中心に盛り返すが、加藤にボール運びを任せる法大の攻撃を止めるまでにはいたらない。相手を抜いてからハーフコートをオフェンスを展開することにより、確実に数的有利を作り出す。攻撃パターンも多彩で着実に得点重ねていき65-37で最終Qへ。
試合後の監督・選手のコメント
今井一夫監督
ー今日85-61と差を着けて慶應に勝ちました
なんというか、拍子抜けしてますよね。いつもだったら慶應はもっと戦ってくる相手ですが、今日はずるずるときて、「あれ、どうしたの」というくらいでした。こちらは沼田がいないので決してベストな状態ではありませんでしたが、法政の選手の方が間違いなく勝ちたいという気持ちが大きかったと思います。大晃をはじめ、出ている4年生が引っ張ってくれたり、寿一も”やろうよ”という雰囲気を醸し出していました。そのような「勝つんだ」という気持ちが相手より勝っていたのかなと。
ーやはり今までの慶應戦とは気持ちの面で違ったということでしょうか
うちも違ったろうし慶應がもっと違ったのだろうなという感じですね。
ー昨日の東海戦の影響は大きいですか
そんなに影響はないと思います。昨日の試合は、前半は飲まれた所もあるけれど、最後の方は良く戦えていたと思います。大差で負けましたが、今日は切り替えてしっかりできたのではないかなと感じましたを
ー昨日の試合の後何か選手たちに言ったことは
いつも言ってることだけれど、「戦う」って気持ちを前面に出していかなきゃいけないんじゃないということを話しました。今日はそれが結構出ていましたね。
ー加藤選手は2番ポジションの起用なのでしょうか
そうですね。スターティングのときは。(ー結果いかがですか)ちょっと加藤が2番で出るとボールが止まるかなって感じですね。他の所はそれなりにできているのでそこは課題です。あとは、1部はどのチームも身長が高いので全員かリバウンドを取れるような形にしたいと思っています。
ー今、沼田選手がいない中で他のメンバーを出していますが
安達(幹)とか萩原ですね。昨日よりは今日の方が良くなっていますね。
ー明日の大東文化戦に向けて
9-16決定戦で、上と下では全然違うので、ぜひ多く勝ちたいと思います。
加藤寿一
佐藤翔耶
ー今日の試合を振り返っていかがですか
楽しい試合が出来ました。
ーどのようなゲーム作りをしようと考えてましたか
相手が走るチームなので、走らせないようにしたり、オフェンス面ではしっかり点が取れるようなプレーを組み立てていきたいなと思ってました。
ー昨日の東海大戦で得たものは
一部で一番を取っているチームと試合をして、その相手にも出来ることがあったし、課題も見つかったので自分の中での収穫はたくさんありました。
ー出来ることとは
1対1とかも抜けなくはないし、ゲームコントロールでもこっちの流れに持ってくることもできました。出来ることがわかって良かったです。
ー明日の大東大戦に向けて
大東大とはたくさん対戦しているのですが、入れ替え戦や練習試合などで勝ててないので、この大会では大差で勝てるようにやっていきたいと思います。
藤井裕太
ー慶應に勝っていかがですか
ずっと負けてきてて、今日こそはと思って最初からディフェンスを頑張って、それで勝てたので良かったと思います。
ー今までの慶應戦とは何か違いましたか
相手が全然調子良くなかったいうのはありますが、自分達のプレーができたので、それは成果かなと思っています。
ー昨日の東海戦の影響は
このままじゃダメだなというのは感じたので、もっと頑張らなきゃいけないと思っています。そこまで特別に思っている訳ではないですが。
ー今日の試合、14得点で3Pを2本決めましたが
それはもう、いつも思いっきり打とうと思ってやっているのでその成果ですね。
ー沼田選手がいない中で
正直、やることは変わらないですが、その分ディフェンス頑張ったり、リバウンドを拾いにいったりすることは意識してやっています。
ー明日の大東文化戦に向けて
入れ替え戦で戦った相手で、リベンジしてくると思うのですが、それに負けずに今日みたいな試合にできるように頑張ります。
植村哲也
ー今日を振り返って
立ち上がりがいつもは悪いんですけど、今日の試合は全員が最初から集中していけたのでそれがこの結果につながったと思います。
ー昨日東海大と戦ってみて今日に生かせることはありましたか
スピードも身体の幅もシュート力も違ったんで、あれを経験できたことが今日の余裕のあるプレーにつながったと思います。(その中で通用するところはありましたか)完璧に抑えれてしまったんで、ないですね。でもああいう強い相手とやった時に、強気でやらないとやってる意味ないんで。昨日は迷わないで攻める事を意識してやりました。
ー今大会ハイポストを基点として攻撃を展開するシーンが見られました
練習の時から自分はよくああいうプレーが好きなので、練習通りやってる感じですね。
ー沼田選手がいないことで攻撃の組み立てに影響は
ゴール下で攻めたい時に単純な1on1を出来る選手は沼田さんしかいないんで、そういう意味では足りないんですけど。沼田さんが抜けたことでチームに危機感が出てきて、良い方向に向かっているというのはあると思います。沼田さんが帰ってきた時にもっと良いチームになれたらと思います。
ーシュートの意識が更に強まっているように見えますが
弱気になると駄目になるというのが、自分自身わかっているので思い切って無心で打つようにしています。
やっぱりありますね。(途中出場は難しいですか)そうですね、試合の流れに乗るのが難しいので大変ですね。スターターになれば解決するので、スターターになれるように頑張っていきたいです。
ー大東戦に向けて
チーム全員で今日の流れに乗って勝つというのを話したんで、その意識を全面に出して戦っていきたいです。
フォトギャラリー
- ドライブやジャンパーなど多彩なプレーで得点をあげる藤井
- エースとしての自覚が芽生えた加藤
- 泥臭いプレーも厭わない安達幹
- 今大会安定して二桁得点をあげつづける松澤
- 高さに臆することなく攻め気をみせた植村