【バレー】 秋季リーグ戦 対順大 ついに手にした2勝目!熱戦のフルセットを制す
秋季関東男子1部リーグ戦 対 順天堂大学
2014年9月20日(土)
早稲田大学戸山キャンパス記念会堂
秋季リーグ戦折り返しを迎えた今日。ここまでの結果は1勝4敗と、厳しい1部の現実を突き付けられている。第6戦目の相手は順大。2セットを先取された状態から追いつき、フルセットに持ち込んだ。勝利の女神はどちらに微笑んだのか・・・
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
20 | 1セット | 25 | 2 順天堂大学 |
---|---|---|---|---|
21 | 2セット | 25 | ||
25 | 3セット | 23 | ||
25 | 4セット | 21 | ||
15 | 5セット | 11 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|
#4 鈴木 克 | 法4 | レフト |
#1 村上 竜也 | 営4 | センター |
#7 木村 築 | デ工4 | ライト |
#5 久保田 雅人 | 営4 | レフト |
#11 田中 尚 | 法3 | センター |
#12 長谷川 優太 | 法3 | セッター |
#27 小林 慎平 | 営1 | リベロ |
戦評
第6戦戦の相手は順大。濱口監督も「(いつ勝ったのか)覚えていない」と話すほど、相性の悪い相手だ。
第1セット、序盤から互いに譲らぬ試合展開となる。点の取り合いでゲームは進むが、19-21の場面で思うように攻撃が決まらず、順天堂に連続得点を許し、巻き返すことができないまま20-25でこのセットを落とす。
2セット目に入ってもシーソーゲームは続いた。4-8の場面では、木村築(デ工4)、そして田中尚(法3)の活躍により10-8まで連続得点を伸ばし、逆転に成功する。しかし、相手の勢いを押し切れずに再び逆転を許し、20-25で惜しくもこのセットを落とす。
絶対に譲れない3セット目、法政に転機が訪れる。やはりスタートから均衡した展開が続いていたが、ここでエース・木村の攻撃が光る。それに伴い段々と雰囲気を盛り上げる法政は、勢いを止めることなく得点を重ねた。途中24-19の場面では急ぎ足気味のミスが目立ち4連続失点を喫するも、最後は久保田雅人(営4)が好調のスパイクで決め、見事にこのセットを奪取した。
注目の4セット目、勝利への空気を滲ませ始めた法政に対し、順大のミスが増える。法政は前半、木村が足に違和感を覚えたため、代わりに千住治(営3)を送った。このセットでは、初スタメンに抜擢された鈴木克(法4)の鋭い攻撃も目立った。粘り強い守備と波に乗った攻撃を続け、25-21でこのセットを奪い、フルセットへと持ち込んだ。
運命の第5セット、2セットを奪い返した法政は今日最高の盛り上がりを見せる。相手のブロックに臆することなく果敢にアタックを決め、8点目を先取。11-7の場面では相手がタイムアウトを取ったが、流れは途切れることなく、全員が確実に繋いで攻撃を決めていく。最後はエース・木村の華麗なスパイクで、15-11。セットカウントは3-2で、春季リーグ5位の順天堂から、悲願の2勝目をもぎ取った。
対日本体育大学での1勝以来連敗が続いていた法政であったが、今日は良い雰囲気で勝利を収めることができた。昨春の対順天堂戦でもフルセットまでもつれ、惜しくも敗北を喫したが、今回は見事な粘りを見せてくれた。リーグ戦も今日で折り返しだ。次の相手は、前回まさかのストレート負けという結果になった東京学芸大学。今日の勝利がチームの調子をあげるきっかけとなり、さらなる白星を上げることを期待したい。(野口愛優)
コメント
濱口 純一 監督
―今日の試合を振り返って
多分見ててわかったと思うんですけど、1セット目、2セット目は今までの流れを引きずったようなゲーム展開になったので、ちょっと心配はしました。でも、相手のサーブが弱くなってきたので、うちのレセプションが入るようになって、うちの攻撃が決まるようになったという印象は受けました。
―2セット先取されてからフルセットで勝てたという点に関しては
2セット取られてから逆転したということは非常にいいことですし、順大に勝ったのは久しぶりで、自信になったので、明日に繋げてほしいです。明日は粘れるかが問題ですね。
―今日は鈴木克選手を初めてスタメンで起用されていましたが
池田も足の調子があまり良くないみたいだったし、向こうのサーブもフローターだったので彼のサーブやスパイクが決まると思って使いました。本人も最初はかたくなっていましたが、だんだん試合に馴染んできて、自分のパフォーマンスができたのではないかなと思いますね。
―藤本幸運選手も今季初めて起用していましたね
そうですね。藤本はブロックがチームで一番良いので、昨日も練習してたので、しっかりやってくれればいいなと思って使いました。ワンポイントなのでなかなかタイミングが難しいと思うのですが、噛み合えばいいですね。
―明日への意気込み
かなり混戦になると思うので、一戦一戦大事に戦っていきたいです。まずは勝ちにいきます。
村上 竜也 主将(営4)
―今日の試合を振り返って
1、2セットは相手のペースに合わせてしまって、なかなか自分たちのバレーができなくて苦しんだかなと思います。
―3セット目以降上手くいった要因は
こっちのミスはあんまりなく相手のペースにのまれてるというだけだったので、自分たちで声を出して自分たちのリズムに乗っていこうと心がけたことで3、4、5セットは乗っていけたのかなと思います。
―終盤ではかなりの盛り上がりがありましたが
今日はベンチのメンバーが良く声を出して盛り上げてくれたので、そこはすごく助かりました。
―試合前に話されたことなどは
先週3連敗してチーム自体の雰囲気が良くなかったので、ここはアップする前に一回みんなで集まって「みんなで頑張ろう」と話をしました。そこでまとまることができたんじゃないかなと思います。
―順大の印象は
先週まで順天さんのセッターが目をけがしていて出ていなかったので、そういう面ではコンビという部分が合っていないという感じがしたので、ブロックを上手く使うことができたというのが今日の勝利につながったのかなと思います。
―いつもよりセンターの本数が少ないような印象がありましたが
今日は池田に代わって鈴木が入り、試合慣れをしていないので本数を増やしていこうということで、サイドに打たせるようにして苦しいときにセンターを使うようにする、という感じでセッターの長谷川と話していました。
―相手のセッターは高身長でしたが、やりづらさなどは
相手のAキャッチが入るとクイックにブロックが行きにくいというのがあって、そういう部分で身長が高いのは嫌ですね。
―ここまで2勝5敗ですが、振り返っていかがですか
チームの雰囲気は全然悪くないので、後半は前半に負けがたくさんついている分盛り返せるようにチーム一丸となって頑張れたらなと思います。
―明日の学芸大戦に向けてひとこと
そんなに力の差というものはないと思うんですけど、法政が苦手というかやりづらい部分があるのでそういう部分で自分たちのペースでやれば勝てると思うので、最初からとばしていきたいと思います。
鈴木 克(法4)
―今日の試合を振り返って
疲れましたね(笑)。昨年の春に学芸大戦でいきなり途中出場で出たことはあったんですけれど、最初からスタメンで出たのははじめてでデビュー戦って感じだったんですけど。ちょっと最初硬くて全然ダメだったんですけれど、途中から慣れてそこそこできたので良かったです。
―今まではピンチサーバーでの起用が多かったですが、夏の練習はサーブを重点的にやってきましたか
そうですね、昨年からもずっとピンチサーバーでの起用があったんですけど、今年の春はけが続きでピンサーとしても出られなくて。その分、夏にトレーニングをして、サーブだけ集中して打ってきました。
―そのサーブは今日手ごたえがありましたか
いや、どっちかというと今日は微妙でしたね。ちょっとミスが多かったです。まあ入ったら(向こうのレシーブが)崩れるときも多かったかなと思うんですけど、ミスが多かったのでもう少しミスをなくしていきたいです。
―パイプが多かった印象でした
パイプは一応自分の武器として結構練習してきているので、序盤にミスをしてしまったんですけど、後半は結構決まったので練習してきた成果が出せたかなと思います。
―スパイク自体の調子は良かったですか
うーん普通ですね(笑)。まあ序盤以外は悪くはなかったので結果的にはいいかなと。
―今日は法大ベンチの応援がすごく盛り上がってましたね
いつも自分がベンチに居るときにうるさいやつらを見ているので(笑)、まあ今日もうるさいな、くらいであまり気にしていなかったです。でも、周りがガンガン声出してくれるので、コートの中でも声出しやすかったですね。
―改めて、初スタメンで今日の勝利はいかがですか
純粋にうれしいです。先週3連敗してチーム的にも結構悪かったんですけど、チームとしてもこの1勝が良いきっかけになるだろうし、法政は順天とずっと相性が悪くて勝てない状態が続いてたなかで今日勝てて、連敗ストップできたことと勝てないと言われていた相手に勝てたというのがあったので。あと2‐0からの逆転勝ちだったので、それはチームとして大きかったかなと思います。
―2勝4敗での折り返しですが
リーグの序盤で勝てるところに勝てなかったというのはあるんですけど、それはどうのこうの言っても仕方がないことなので。後半はしっかり1戦1戦、どんな相手でも勝つつもりで頑張るしかないです。まあ春リーグ下位のチームとこれから当るのが多いので、勝てるところをしっかり勝って。自分たちの雰囲気でやればやっぱり法政は強いと思うので、自分たちのバレーができるように、まあ出たら出たで自分も頑張るし出ていなかったら周りからサポートして頑張りたいと思います。
―次戦に向けて
学芸とやる時いつも相手をのらせてしまってこっちの雰囲気でできていないので、相性は悪いのかもしれないです。でも相手がどうのこうのよりも、こっちのバレーでやるべきことをしっかりやって臨めば勝てると思うので、いかに自分たちの雰囲気に持っていくかが勝負だと思います。
久保田 雅人(営4)
―今日の試合を振り返って
最初の1、2セット目は取られたんですけど、やっぱり自分たちの流れを持ってこようとみんなで声をかけて、決まったらみんなで走り回って流れを持ってこようと思ったので、そこはよかったかなと思います。
―スパイクが好調ですが
今日は気分的にものっていたので、スパイクも調子が良かったです。
―好調の要因は何だと思われますか
試合になったら気持ちやメンタルの問題だと思うので、先週の三連敗を振り返らずに、前だけ向いて頑張ろうって思いました。
―積極的に声を出して、チームを盛り上げていたように見えましたが
自分がこのチームでムードメーカーだと思っているので、そこは誰にも負けないように声を出していきたいと思います。
―リーグ戦も折り返しですが
負けの方が多いんですけど、これから折り返しなので、しっかりみんなで声を出して良いプレーができるように頑張りたいと思います。
―明日対戦する東京学芸大学の印象はいかがですか
レシーブやセンターが高いイメージなので、そこをどうにか崩せれば勝てるかなと思います。
―明日に向けて
明日もこの流れのまま、頑張って勝ちたいと思います。
田中 尚(法3)
―今日の試合を振り返って
2セット負けてしまったんですけど、そこから立ち直らせていけたのが大きかったという感じですね。
―相手の印象は
とりあえずセンターが高くて、まあ全員高いんですけど、サーブカットがあんまり入らないっていうのは聞いてたので、ちょっとサーブでうちがいけたというのは大きかったかなと思います。
―今日の試合の勝因は
皆が勝とうっていうふうに感じてプレーをした結果だと思います。負ける気がしなかったです。
―リーグ戦の折り返しですが
2勝4敗で負け越してるんですけど、あと残り5試合あるんで、全勝できるように頑張りたいと思います。
―自身の調子は
良いですね。何かもう少し出来ればなって感じるんですけど、まあちょっと紙一重みたいなところがあるので、もうちょっとチームに貢献したいです。
―明日の試合に向けて
明日は東京学芸大学なので、春負けてるので明日は勝ちます。
フォトギャラリー
- 悲願の2勝目!
- ガッツポーズを見せる鈴木
- サーブを打つ鈴木
- アタック好調の久保田
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