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【バレー】2016年度秋季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦 対駒大 直接対決を制し2位に浮上、入れ替え戦への進出を決める!

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【バレー】2016年度秋季関東大学男子2部リーグ戦 対駒大 直接対決を制し2位に浮上、入れ替え戦への進出を決める!

2016年度秋季関東大学男子2部リーグ戦 第11戦 対駒大
2016年10月15日(土)
亜細亜大学体育館

2016年秋季関東大学男子2部リーグ戦、最終戦で対するのは1部から降格してきた駒大。法大が入れ替え戦に進出するには3-0で勝つか、3-1で勝利しなおかつ得点率が上回っていなければならない。そんな厳しい状況の中、両者一歩も譲らぬ戦いの火蓋は切られた。
1セット目を幸先よく先取するも、次のセットで出だしでつまづき奪われてしまう。しかし、あとがなくなった法大はここから勢いに乗る。25-18と差をつけて3セット目を勝ち取ると、第4セットも中盤ミスが見られたが25-21で勝利。セットカウント3-1、得点率も相手を上回り、見事入れ替え戦の切符を手にした。

0402
2位に滑りこみ、見事入れ替え戦進出を決めた

試合結果

トータル試合結果

3
法政大学
25 1セット 21 1
駒澤大学
23 2セット 25
25 3セット 18
25 4セット 21
5セット

法政大学スターティングメンバー

背番号 選手名(学部/学年) ポジション
24 竹田健太郎(文1) WS
1 進藤涼(文4) MB
26 伊元幸正(営1) WS
28 藏田大輝(法1) WS
9 榎本京祐(法3) MB
29 西田寛基(営1) S
14 小林慎平(営3) L
 ※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

途中出場選手

背番号 選手名(学部/学年)
6 伊藤正義(法4)
10 石ケ森智哉(営3)
21 渡邊和馬(文2)
27 三木裕人(文1)

個人賞

 部門 選手名 
 スパイク賞・ブロック賞 榎本京祐 
 リベロ賞 小林慎平 
敢闘選手賞 進藤涼

戦評

 2季ぶりの1部復帰へ。最終戦を前に法大は3位と入替戦進出圏外。残された道は2位である駒大との直接対決でセットカウント3-1以上で勝利し、かつ得点率で上回ること。是が非でも「勝ち」が求められる秋季リーグ最後の戦いが幕を開けた。

 今日も試合前から持ち前の明るさと声でチームを引っ張る主将・進藤涼(文4)のサーブから試合開始。相手のミスを誘い、4連続得点と幸先の良いスタートを切った。中盤にミスからリズムを崩し連続失点、相手に流れが傾きかける。しかしエース・榎本京祐(法3)のスパイクが決まると終盤にも4点連取。最後は藏田大輝(法1)のスパイクがブロックアウトとなり25-21でセットを先取した。

 第2セットは課題の出だしでつまずいた。法大の守備の要である小林慎平(営3)の好レシーブがありながらも、スパイクミスとなり失点。そこから4連続失点と流れをつかめず、0-4の場面でタイムアウトを取る。ここで不調の竹田健太郎(文1)に代え石ヶ森智哉(営3)を投入し、立て直しを図った。これが功を奏し、石ヶ森のスパイクで得点を量産。さらに終盤には、榎本のブロックが冴え渡り、相手の攻撃を完璧に封じ込め追い上げを見せる。しかし序盤の連続失点が最後まで響き、23-25でセットを落とした。

 入替戦進出へ向け後がなくなった第3セット。序盤に6連続得点で相手を突き離すと、長いラリーから藏田がスパイクをブロックアウトにすると、伊元幸正(営1)もスパイクを決め相手に隙を与えない。勢いを落とすことなくセットポイントを迎えると、藏田のサーブがノータッチで相手コートに突き刺さり25-18でこのセットを奪った。

 勝負の第4セット。出だしから石ヶ森の強気のスパイクがチームを盛り立てた。流れに乗りたいところだったが、相手も意地を見せ連続失点を許す。その後は一転し相手のミスも絡み連続得点。中盤に取っては取られのシーソーゲームを繰り広げる。18-18と終盤まで苦しい展開が進むと、ここで相手がミスを連発。こん身のスパイクも榎本と石ヶ森の2枚ブロックでぴしゃりと封じ込めた。最後は榎本の速攻が決まり25-21でこのセットも連取した。セットカウント3-1でゲームセットとなった。

 この結果、駒大とセット率で並び、得点率で法大が上回るため2位に浮上。入替戦への切符を手にした。絶対に負けられない試合を制した選手たちは喜びを爆発させた。さらに、選手とともに声を枯らした応援席でもホッとした顔が見えた。1球にどよめき1点に沸いた応援席とともに勝ち取った勝利だった。厳しい状況の中での試合でも選手たちは法大バレーを楽しんでいた。自分たちの持ってる力を存分に発揮しつかみ取った大きな1勝だった。再来週に控える入替戦。悲願の1部復帰へ。春に叶わなかった夢を今度こそ叶えてみせる。(川畑あかり)

監督・選手コメント

濱口純一 監督

―今日の試合を振り返って
3-0、3-1もしくは点数で勝たなければいけない中で、出だしはある程度良かったかなと思いますけど、やっぱり途中で失点を重ねて相手のリズムをまた戻してしまったというのはありますけど、勝てて良かったというのが正直な感想ですね。

―勝因は
(先週の試合から)この5日間くらいはある程度厳しい練習もしてきたと思うし、メンタル的にも追い込まれた選手もいると思います。成果が出た選手と思うようにできなかった選手もいたということもありますので、まあそこですね。

―具体的にはどのような練習を
リーグ戦の終盤になるとレシーブやつなぎが悪くなるので、その辺の強化をしました。

―石ケ森選手が入ったことで流れが変わったと思いますが
彼はリーグ戦の序盤、中盤から調子があまり良くなかった部分もあるので、その辺ではさっき言った、メンタルの強化というところもしっかりやってくれたと思います。まあ相手のデータもなかったというのも良かったと思います。まあ石ケ森が出るということは竹田の調子が悪いということなので、竹田にももっと自覚を持って残りの1週間くらいやってほしいなと思いますね。

―1年生が多い中、2部2位で終われたことについて
そういう部分ではかなりプラスな部分はあるとは思います。でもコートの中に入ったら上級生下級生関係なくやっていかなきゃいけないというのもあるし、ある程度練習で教えたことができている選手は1年生も伸びている選手もいれば、そのまま伸びることができていない選手もいるので、先を見ずに、下級生が多いですけどしっかり来週までに調整じゃなく、挑戦してやっていけたらと思います。

―入れ替え戦までに修正したい点は
技術の練習というよりも、どちらかというとメンタルの方を。厳しい指導をしてきたので、それを継続的にやっていかないと一発で終わってしまうし、春も皆そういう経験をしているので、同じ過ちをしないようにしっかり指導していきたいと思います。

―入れ替え戦に向けて
春(の入れ替え戦)はリードしていて負けてしまったので、それは忘れられないことですし、秋にもり返せたという部分をしっかり入れ替え戦に向けてチャレンジするということで、日々の練習を基礎練習もそうだし、しっかり時間を有効に使っていきたいと思います。

進藤涼 主将

―今のお気持ちを
とりあえずほっとしています。

―今日は試合の出だしが良かったように見えましたが
楽しもうってみんなで話したんで、硬くなりすぎずに入れたかなと思います。

―その一方で第2セットでは今季の課題である中だるみが見られましたが
1セット目取って、ちょっと油断じゃないですけど、そういうのが生まれて、やられたのかなって思います。

―第3、4セットで切り替えられた要因は
それはもう追い込まれてみんながやばいって思ったからじゃないかなと思います。

―今回2位駒大との直接対決でしたがチームの雰囲気は
別にいつも通りで、みんなけっこう気合入ってやっていたかなって思います。

―進藤選手自身、緊張などは
いや、なんにもないっすね(笑)

―最後のリーグ戦を2位で終えることになりましたが
この秋リーグっていうのは正直いいリーグではなかったんですけど、最後たぶん今までで1番いい試合だったと思うし、みんなの調子が1番良かった試合だったと思うので、この流れのままに入れ替え戦勝って、次につなげていきたいですね。

―途中出場した石ケ森選手については
先週ベンチのメンバーがいつでも代われる準備をしていなくて、それを監督も自分も怒ったというか、お前らがそろそろいける準備をしてこないから、メンバーチェンジで代えられないんだよっていう話をして、今日があったので、それが良かったのかなと思います。

―入れ替え戦までの2週間で取り組むことは
いやもう別に新しいことはやらないで、今までやってきたことを続けていればいいんじゃないかなと思います。

―入れ替え戦に向けて意気込みを
楽しみます。それだけです(笑)

石ケ森智哉

―今日の試合を振り返って
全体的にチームの雰囲気も良かったと思います。(入れ替え戦進出のためには)セットカウント3-1で取らなきゃいけないという厳しい状況でしたけど、練習の時から含めてチーム全体で雰囲気良く、試合の中でも声をかけ合いながらできたのですごく良かったと思います。
 

―石ケ森選手の出場で流れが変わりました
正直、自分的にはたまたまです。昨日も濱口さんとかに怒られたり進藤さんとかにもいろいろ言われたりしていたので、今日は中身としてはたまたまです。他の1年生とか榎本とか進藤さんとか(小林)慎平とかに助けられました。

―いつもと何が違いましたか
緊張感を持ってできていたというのと、声かけがより積極的にみんなでできていたところだと思います。

―途中出場となりましたが意識したこと
自分のやるべきこと、やってきたことだけをやれればいいかなと。ポジション的に点を取らなきゃいけないところだったので、どんな形であれ点は取りに行こうと、ミスしても切り替えて次のプレーで点を取りに行く意識でやっていました。

―負ければ入替戦行きがなくなる試合でしたがプレッシャーなどは
みんな意外と今日の試合を楽しんでいたのではないかと思います。自分は緊張しました(笑)。

―試合前の様子は
アップの時はいつもより盛り上がっていなくて、一人一人が静かに闘志を燃やしていて集中している感じでした。それは今までと違うかなと感じましたね。

―1セット目の出だしから雰囲気良くプレーできていましたが
1、3、4セット目と(セットを取られた)2セット目との違いって、やっぱり出だしで取れていたか取れていないかの違いなので。自分たちってスロースターターなのでとりあえず序盤取る、そこから段々と取っていくという形を取れたので良かったと思います。ただ相手のミスも結構絡んでいたので、相手に助けられた感じも否めないですね。

―駒大の印象は
逆にイメージがないというか、まんべんなくなんでもこなすようなイメージです。誰かがめちゃくちゃ打ってくるという感じではなくて、試合していて拾えないボールもあったわけではないですし、自分らがどうやったって点が取れないという相手ではなかったので、自分たちのやるべきことをやっていれば勝てる相手だろうとは思っていました。

―2位となりましたがこの結果について
とりあえず入替戦圏内なので、自分の中では一安心という感じですね。

―最後に入れ替え戦に向けての意気込み
今日はたまたま竹田の調子が悪くて自分が出たという感じなんですけど。竹田が調子悪かった時のためにいつでも準備して、竹田以上の活躍ができるように練習して頑張りたいと思います!

フォトギャラリー

  • 04022位に滑りこみ、見事入れ替え戦進出を決めた
  • 0403第3セットではノータッチエースを決めた藏田
  • 0405今季の伊元は攻守ともに活躍
  • 0404鋭いサーブを打つ伊藤
  • 0401ブロックを決め喜ぶ(写真㊧から榎本、進藤)
  • 0406今試合では得点に大きく貢献した石ケ森
  • 0407榎本は2つの賞を獲得した
  • 0408小林(写真手前)は昨季に続きリベロ賞、進藤も敢闘選手賞を受賞
 

 

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