【バレー】秋季リーグ戦 対専大 東日本インカレ王者撃破!
秋季関東男子1部リーグ 対 専修大学
2014年9月27日(土)
日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
今季9カード目の相手は東日本インカレ優勝の専大。フルセットにおよぶ激闘の末、軍配が上がったのは法大。貴重な勝ち星を挙げた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
18 | 1セット | 25 | 2 専修大学 |
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25 | 2セット | 23 | ||
25 | 3セット | 21 | ||
21 | 4セット | 25 | ||
16 | 5セット | 14 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|
#4 鈴木 克 | 法4 | レフト |
#1 村上 竜也 | 営4 | センター |
#7 木村 築 | デ工4 | ライト |
#5 久保田 雅人 | 営4 | レフト |
#11 田中 尚 | 法3 | センター |
#12 長谷川 優太 | 法3 | セッター |
#27 小林 慎平 | 営1 | リベロ |
戦評
第1セットはエース木村築(デ工4)のスパイクにより幕を開けた。そこからはしばらくシーソーゲームの展開が続く。しかし、4-4の場面から 失点を重ねるとたまらず、法大はタイムアウトを取る。それでも、法大は相手の守備を崩すことができず、16-21の場面で再びタイムアウトを取る。そこからは木村のネットすれすれのスパイクなどで攻めるが、点差を縮められずこのセットを落としてしまう。
続く第2セットは、木村の2連続得点で始まった。そこからはしばらく得点の奪い合いになるも、6-5の場面から3連続得点を記録。すると、専大はすかさずタイムアウトを取る。それでも、法大の 勢いは止まらず、田中尚(法3)の鋭いクイックや鈴木克(法4)のサービスエースを中心に得点を伸ばす。このまま法大がこのセットを取るように思われた。しかし、16-8の場面で再び相手がタイムアウトを取ると状況は一変。17-9の場面で3連続で相手にスパイクを決められると、20-15の場面でも相手の2枚ブロックなどで4連続失点を喫し1点差に詰め寄られてしまう。逆転の危機にあった法大だが、ここで田中のブロックアウトを起点に連続得点を記録し、再び優位に試合を進める。最後は木村が豪快なスパイクを決めこのセットを制した。
ここから勢いに乗りたい第3セット。法大は7-6の場面から相手の反則や長谷川優太(法3)のサービスエースなどで4連続得点とする。しかし、ここから法大はサーブミスなどのミスが目立ち始め、徐々に相手に追いつかれてしまう。それでも、第2セットの時と同じく20-19の場面で法大がタイムアウトを取ると、ここから相手のサーブミスに乗じ3連続得点を記録。ここで一歩リードした法大は最後まで集中を切らさず第3セットも連取した。
王手をかけた法大は続く第4セットでも、田中のブロックなどにより序盤からリードを広げる。しかし、相手が15-12の時にタイムアウトを取ると状況は再び一変。4連続失点により逆転されると、流れは完全に専大側に変わってしまい、法大は21-25でこのセットを落としてしまう。
勝負が決まる運命の最終セット。悪い流れを断ち切りたい法大は木村のブロックにより先制点を奪う。ここからは白熱した攻防となり、両者一歩も譲らぬ展開となる。そのまま試合が進み勝負はついに14-14のデュースへ持ち越す。ここで勝負を決めたのはエース木村。持ち前の攻撃で15点目を得ると、最後はブロックアウトで専大を撃破。見事3連勝を果たした。
この勝利により法大は8位に浮上した。次の相手は秋季リーグ戦から1部に復帰した国士舘大。リーグ戦で上位を目指すために、ここで確実に勝利を収めてほしい。(松本凌太)
コメント
濱口純一 監督
-今日の試合を振り返って
4セット目先にこっちがリードしているときに、取りきれず最後フルセットになってしまいましたが、先週から出ている鈴木くんが良い働きをし、4年生としてまとまってやってくれると思うので、そこが今日の良かったところかなと思います。
-各セットで中盤に連続失点をする場面がありましたが
失点はしていますが、良いスパイクやレシーブもあったので、それはどっちもどっちだったのですがエースの木村とセッターの長谷川のトス回しが良かったです。
-相手のレフトから真ん中に切り込んでくる攻撃が多くありましたが
川波くんをけっこう使ってくるというのは選手にも伝わっていたので、そこも上手くできたところとできなかったところがあり、できたときには良いゲームができたと思うし、上手く機能しなかったときは相手にやられてしまったかなと。あとはうちのサーブが良いところに入るのと入らないので、違ってきたのかなと思います。
-4勝4敗と成績をイーブンに戻しましたが
負けている時よりも練習の雰囲気だったり会話などもチーム内に増えています。そこをまた明日試合もありますので、しっかり良く休息して明日に備えてもらえればなと思います。
-明日の国士舘戦に向けて意気込みを
イーブンまで持ってきたので、本人たちが如何に相手に付き合わず勝てるかだと思うので、出だしからしっかりやっていければそんなに難しいゲームにはならないと思います。
木村築
―今日の試合を振り返って
個人的には最悪な日で、もう本当に身体に力が入らないというか、そんな感じでずっとタラタラやっていてみんなにちょっと迷惑かけてしまいました。ちょっとチーム的にも1セット目取られて2,3セット目を取って4セット目取り切れなかったというのは不味かったかなとは思うんですけれど、それでもフルセットで1勝できてとりあえずは良かったと思います。
―個人的にあまり良くなかったというのは疲労でしょうか
一応そうなんですけれど、クロスが決めきれていなかったですね。何本もふかす場面があったのでそれをちょっと明日修正していかないといけないかなと思います。その時に、ストレートも練習してきたので打てれば良かったんですけれど、そこで体のことも考えてちょっとストレートに打ちきれる体勢でもなかったので、本当にクロスだけで攻めて何とかやれた感じでしたね。
―3,4セット目ブロックアウトが多い印象でした
ちょっと上から打つスパイクっていうのが自分のスタイルだったんですけれど、本当に今日はジャンプができていなかったのでもう当てて何とか出すしかなかったです。
―4セット目の終盤あたりからトスが合わない様子でしたが
終盤になるにつれてセッターの長谷川も言っていたんですけれど、ドリブルとかする場面が出てきたりして。前の時はなるべくネット側に寄せてというのとバックアタックのライトの時はゆっくり打ちたいからトスを高く、とは言っていたんですけれど。そこが終盤合わなくなって、自分もフォローし切れる体勢じゃなかったのでミスが重なるという場面がありましたね。
―5セット目ラストはボールがかなり集められていましたね
あれはもう決めないといけないかなと思い、最後思いっきり、とりあえず自分だけに上がってくるとは思っていたので。そういう練習もしてきたので、自分で決めきるという練習をしてきた中でこういう状態というのは、チームにも何かしら影響してくると思うので、入りが悪かったわけではないんですけれど、今日は本当にダメでしたね。
―専大の印象は
専修は春にあたった時は向こうが崩れるというパターンで勝ったので、本当は東カレ優勝したように実力のあるチームで。自分たちは今日入る前はセッターの山本(湧)がうまいのでそれに振られないようにブロックにつければと思っていたんですけれど、結構ブロックは抜かれる場面はあっても(田中)尚が何本か止めてくれて助かっていたので、向こうもどうしようかなとなっている部分が試合の中でありましたね。
―次戦に向けて
あともう3試合なので、今日始まる前はあと4試合と思ってやり切ろうと思っていたんですけれど、こういう形になってしまったので、切り替えて。チームとしては状態が良いので、どれだけ今日みたいなミスをしないか、あとは苦しい場面で2段トスを打ちきれるかが自分のコンディションで決まってくるのでそこをしっかり明日1勝国士舘に勝って、次の2試合で連勝できるようにつなげていきたいと思います。
田中尚
―今日の試合を振り返って
1セット目、出だしが良くなかったんですけど、2,3セット目をとっていけたのがよかったです。でも、4セット目に逆転されてしまったので、そこが修正点かなと思います。
―ブロックをよく飛ばれていましたが
個人的にはセンターは止めたんですけど、サイドが止められなかったので、明日はサイドもしっかり止めていきたいと思います。
―今日の試合では全てにおいて好調でしたが
前にミーティングで、専修はこういうチームだ、というのを把握していたんで、それに沿ってできたんじゃないかな、という風に感じます。
―東日本インカレの王者である専大に勝利しましたが
春のリーグでもストレートで勝っていたので、相性はこっちの方がいいな、というのがわかっていたので、後は相手の調子次第だと思っていました。
―3連勝ということでチームの雰囲気はいかがですか
紙一重なのですが、1本のミスとかで流れが変わって(セットを)落としてしまうことが多いので、みんなが一生懸命やれば全部勝てるんじゃないかな、とは感じているんで、チーム一丸となってやるしかないです。
―次戦へ向けて
明日(の相手)は国士舘大学なので、格下ですけど、気を抜かずに頑張りたいです。
フォトギャラリー
- チームの生命線木村
- 守備の要、小林(左)&久保田
- 意気込む選手たち
- ブロックが光った木村(左)と田中
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