【サッカー】関東大学サッカーリーグ 第6節 対駒澤大 攻撃陣爆発!大量4得点で駒大に快勝!
JR東日本カップ2015 関東大学サッカーリーグ戦1部
第6節 対駒澤大学
2015年5月3日(日)
前節の勝利に続き今節も勝利し連勝を達成したい法大。今節の相手駒大は勝ち点で並んでいるという点からも勝利したい今日の試合。先制を許したものの大量4得点を奪い、見事勝利を手にした。
試合結果
トータル試合結果
2 駒澤大学 |
1 | 前半 | 2 | 4 法政大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 2 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
14分 | 駒澤大 | 菊池将太 | 平野篤志 |
21分 | 法政大 | 日影健太 | |
39分 | 法政大 | 山田将之 | 西室隆規 |
56分 | 法政大 | 永戸勝也 | 白石智之 |
59分 | 駒澤大 | 金大生 | |
69分 | 法政大 | ディサロ燦シルヴァーノ | 永戸勝也 |
メンバー
駒澤大学 監督: 秋田浩一 |
法政大学 監督: 長山一也 |
||||
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1 | GK | 積田景介 |
1 | GK | 富澤雅也 |
4 | DF | 嶋谷昇大 | 2 | DF | 山田将之 |
11 | DF | 新田己裕 | 4 | DF | 柳沢拓希 |
15 | DF | 宮坂瑠 →宮本(HT) |
9 | DF | 永戸勝也 |
39 | DF | 菊池翔 | 22 | DF | 田代雅也 |
6 | MF | 唐木沢真也 | 8 | MF | 青島拓馬 →鈴木歩(52分) |
7 | MF | 平野篤志 →伊藤(71分) |
10 | MF | 西室隆規 |
10 | MF | 中村駿 |
14 | MF | 白石智之 |
16 | MF | 吉岡雅和 | 7 | MF | 鈴木貴大 →上田(89分) |
17 | MF | 金大生 →室町(66分) |
23 | MF | 黒柳駿 |
9 | FW |
菊池将太 |
18 | FW | 日影健太 →ディサロ(61分) |
サブメンバー | |||||
21 | GK | 森建太 | 12 | GK | 林翔太 |
13 | DF | 竹澤昂樹 | 6 | DF | 伊藤航希 |
25 | DF | 種岡岐将 | 16 | MF | 富田亮輔 |
18 | MF | 児玉卓也 | 15 | MF | 上田慧亮 |
31 | MF | 安藤翼 | 26 | MF | 川崎雅哉 |
33 | FW | 安藤翼 | 20 | FW | 鈴木歩 |
37 | FW | 室町仁紀 |
31 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
戦評
晴天の中行われた駒澤大学戦。GW三連戦(5月3日、5日、9日)の初日でもあり、ここで前節の勝利の流れのまま次の二試合に繋げたいため選手たちにも気合が入る。
前半序盤からSB永戸勝也(スポ3)や山田将之(経3)を基点とした攻撃が展開される。10分にはFKを得るが惜しくもゴールならず。鈴木貴大(経4)の中央突破も相手DFに阻まれ決定機がつかめずにいると、14分。流れの中からゴールを決められてしまい、先制点を奪われてしまう。その後も、サイドから永戸がカウンターを仕掛け、良い形で日影健太(現4)に合わせるがボールはポストの上へ。しかし21分、「(チャンスを逃した場面はあったものの)焦ってはいなかった」という日影が、ゴール前の混戦を制し反転でゴールを決め同点に追いつく。再開後駒大に両サイドからのカウンターを受けるが、田代雅也(社4)を始めとしたDF陣が冷静にクリアした。その後どちらのチームともCKやFKを活かしてのゴールを必死に狙うが、決定機が作れない展開が続いた。相手の中盤に苦戦を強いられ、前半はこのまま終わるかと思われたが38分、西室隆規(現4)のCKから山田将頭で合わせ、勝ち越しに成功。法大が試合の流れを完全に掴み、鈴木の足技が光る場面や、青島拓馬(社4)がグラウンダーのボールでシュートを狙う場面など好機を多く作ったものの追加点はならず。先制点はとられたが個々の選手がそれぞれの持ち味を活かすことができた前半だった。
後半も、前半と同じく両SBが攻撃の核をつくっていく。51分、山田将が中央の西室に落とし日影がフィニッシュを狙うも、惜しくもゴールを外れてしまう。その後青島が鈴木歩(現3)と交代し、サイド攻撃が厚みを増す。
両チームともお互いの出方を疑いつつ決定的なシュートを打てないまま時間がすぎるが、57分、永戸が角度の無い位置から右足でロングミドルシュートを決める。2点差になり、安心感が増えたのも束の間、そのわずか2分後右サイドからのスローインの流れのままヘディングシュートを決められてしまう。この流れのまま終わらせたくないと意地の追加点を狙う法大。60分、日影とディサロ燦シルヴァーノ(経1)が交代し、前線の運動量を増やしにかかる。両チームとも随所でFKのチャンスを得るが、冷静に対応するDF陣にクリアされあと一歩届かず。駒大のほうがシュート数は多いにもかかわらず、チャンスをものにできず相手のフラストレーションが溜まりつつあった69分。左サイドから永戸がシュートを狙い、そのシュートをディサロがワンタッチでゴールに収め、点差を広げる。その後も西室がピッチを自由自在に駆け巡り、攻撃の展開をつくっていく。鈴木と上田慧亮(現2)を交代し、追加点を狙いたい法大勢だったが、駒大に最後の猛攻を受ける。CKやFKなどでゴールに迫られたが、抜かりない守備を見せた。そのまま失点を2で抑え、結果4-2と最多点数での勝利となった。
失点したシーンはどちらも課題の残るものだったが、得たものはそれ以上だ。今までスタメンだったが決めきれなかった日影と期待の新人であるディサロが点を決め、攻撃から守備へのメリハリのあるプレーを見せてくれ、見事連勝することができたオレンジ軍団。二日後の試合も勢いこのままに、法大らしいサッカーをしてほしい。(宮下尚子)
コメント
長山一也監督
-今日の試合を振り返って
相手はハッキリとプレーしてくるというのはスカウティングで分かっていたんですけど、そこを簡単にやられすぎた場面があって、開始14分で失点していたので。ミーティングで「先に仕掛けていこう」とは話していたんですけど、先制されてそこから前半のうちに逆転できたのは良かったです。ただその後もう一点取った時にまた取られるという。もうちょっとゲームの流れを感じてもっと畳みかけるようなことができればもうちょっと楽にゲームを運べたかなとは思いますけど、集中力が切れやすい状況だった中で最低限のことはできたかなと思います。
-4得点は今年最多得点だが、今日の攻撃陣について
日影が今までディフェンスですごくチームに貢献してくれてた部分はあったんですけど、「そろそろ点を取れ」というような話はしていて(笑)。実際に取ってくれてたので良かったです。永戸のゴールに関しては、前節左足ですごいのを決めていたので、「左は警戒されているから右で狙っていけ」という話をしてて、それで実際にプレーで示したというのは大したもんだなというのはあります。
-ディサロ選手が初ゴールを決めたが
今日決めたことで彼もノっていけるとは思いますし、もっとできる選手だとは思うのでこれから連続ゴールしていってほしいです。今日みたいなゴール前での受け方だとかは良いものを持っているので続けてやってもらいたいなあと思います。
-鈴木歩選手が初出場だったが、特長は
運動量が豊富で、シュートもここ最近練習から良いアピールをしていましたし、クロスも良いクロスを持っています。もともとFWの選手なんですけど、運動量があるので最近はワイドで使っていて、今日入りはすごく悪かったんですけど(苦笑)、永戸の得点は鈴木が起点になってましたし、そういう選手がちょっとずつチームの力になってくれればと思います。
-次節に向けて一言
ある程度疲労のある選手に代えてフレッシュな選手を使っていきたいと思ってますし、今日の試合始まる前から3連戦はチーム全体で、チームにいる選手全員で戦っていこうっていのは話しています。今日連勝できましたけど、この連勝を続けて、今日でリーグ戦3勝3敗になったんですけど、3戦の中で勝ち越せるように、それを3連戦の中の目標として持っているので、それを達成できるようにやっていきたいと思います。
DF山田将之
-今日の試合の総括を
相手の蹴ってくるプレーとかはある程度想定していたので、全体的にはしっかり対応できたと思うんですけど、失点のシーンや取られる時間帯などの細かいところを詰めれればもっと締まった試合になったんじゃないかなと思います。
-失点しやすい時間帯での失点だったが
前線と後ろの選手の温度差があって、後ろは「引こう」前線は「前から行こう」という感じだったので、真ん中にスペースができてしまって。失点した後にそこを修正できたのが相手の追加点を防げた要因だと思います。
-今日は攻めあがる場面が多かったが
相手がちょっと引き気味で前にスペースがあったので、自分は守備の選手ですけどできる限り攻撃の面でも貢献できればと思ったので、(攻め上がりを)意識してプレーしました。
-4得点は今年最多得点、そのうちの一点を決めたが今日の攻撃面は
失点してしまっても前が点を取ってくれれば試合は勝てるし、前線の2人が2点とってくれて良かったです。そういう意味で自分もセットプレーで点を取れたということは自信にもなりますし、4得点というのは胸を張って良いと思うので、次の早稲田戦でも得点できればと思います。守備はもちろん0でシュートの意識を持って行ければと思います。
-今日は気温が高かったが、SBという運動量を求められるポジションでのプレーはキツいのでは
けっこうキツいです、だいぶ(笑)。けどその中で行くところと行かないところ、相手が疲れてきている中で勝負をかける時間帯というのを90分通して考えて意識してプレーするようにしているので、これからどんどん暑くなっていくんですけど、基礎体力も必要ですけど、そういう考えたプレーだったり、意図を持って試合に臨みたいと思います。
-次節に向けて一言
個人的には今日のように得点してチームに貢献するということと、全体的にもまだまだ甘い部分がたくさんあるので、次も勝てるように、3連勝できるように頑張っていきたいと思います。
DF永戸勝也
-今日の試合、まず前半を振り返って
相手がどんどん前に蹴ってくるというのは知っていたのに、失点してしまったんですけど、早い時間帯だったので失点した後もすぐプレーでチャンスつくれたので全然やれるかな、と思ったら、うまく日影とヤマ(山田将)がとってくれて、逆転簡単にできたので。失点はあれですけど、全然悪くはなかったかなと思います。
-では前半の失点の際チームの雰囲気が悪くなってしまうことはなかったか
そうですね、いつも言ってるんですけど、先制点とらえても相手へのプレゼントだと思ってやっているので。しょうがないっていってみんなでやってます(笑)。
-後半は
後半は2-1だったので先にとられるとキツイのは分かっていたので、もう一点とりにいこうってうまく自分が点とれたのであれは良かったですね。でもすぐまた失点しちゃって、ああいうのはいつもなしでいこうって言ってるんですけど。 line-height: normal;”>取られちゃったのはあれですけど、そこからまた一点とれたので、今日は結構点取れたので課題は克服できたのかなと思います。
-永戸選手がアシストしたディサロ選手のゴールは狙えなくもなかった位置だったと思うが
狙いました(笑)。ミスキックなんですけど。ミスっていうか、二つ、ゴールとレレ(ディサロ)が見えていたので思いっきり蹴ればどっちかいくかなと思ったので、レレのほうにいってうまく決めてくれたので。それは良かったです。
-今日意識して戦ったこと
相手が前に蹴ってくるので、常に守備は準備しようと思っていたし、逆に(駒沢大の) サイドの守備は穴だというのは分かっていたので、 そこをうまく突こうとはずっと思っていましたね。
-今日の勝ちで連勝
やっと五分なので、3勝3敗で、 勝ち越ししていけたらなと思います。
-次の試合まで中1日ですが明日はどう過ごすか
明日ちょっと動いて、向こう行きます(笑)。なので、 ゆっくり今日から休みたいと思います。
-次節、早稲田戦に向けて
やっと五分なので、また新しい スタートだと思って。今日で前期も折り返しに入るので、 しっかり勝って3連勝して土曜日も勝てるように良い流れをつくっていきたいです。
FW日影健太
-今日の試合を振り返って
FWディサロ燦シルヴァーノ
-今日はMVPの活躍だったが試合を振りかえって
フォトギャラリー
- この日は法大の集中応援の日
- 今年初ゴールを決めた日影
- MF西室隆規
- MF白石智之
- FW鈴木貴大
- DF山田将之
- MF青島拓馬
- MVPのディサロ