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【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第4節 対東海大 首位の勢い止められず、力負けの完敗

ハンドボール

【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第4節 対東海大 首位の勢い止められず、力負けの完敗

2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 男子1部
第4節 対東海大学

2015年4月26日(日)
明治大学和泉体育館

3戦無敗と、例年になく好調の法大。今日の対戦相手は春季リーグ戦で唯一3連勝中の東海大だ。昨年の全日本学生選手権では延長戦の末、敗戦した法大にとってリベンジしたい相手だ。連勝中のチームを倒し、さらなる勢いに乗っていけるか。

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上からのシュートで得点を奪った内門

試合結果

トータル試合結果

17
法政大学
9 前半 9 23
東海大学
8 後半 14
 

法政大学スターティングメンバー

選手名 学年 学部 身長 ポジション 出身校
#20 高間 アミン 2 経済 178 LW 群馬・富岡
#7 遠藤 由陽 4 経済 177 LB 栃木・國學院栃木
#13 猪俣淳三郎 3 経済 168 CB 神奈川・法政二
#26 内門 竜之介 2 経済 178 RB 鹿児島・鹿児島工業
#2 立野 省吾 3 社会 170 RW 茨城・藤代紫水
#11 渡邉 大貴 4 社会 181 PP 茨城・藤代紫水
#1 仲村 充 1 社会 180 GK 茨城・藤代紫水

戦評

 今季無敗の法大。勢いに乗りたいのはもちろんのこと、現在首位を走る東海大に対し、昨季の全日本選手権での雪辱を晴らすべく緊張した面持ちで試合へ臨んだ。

 前半、開始直後東海大に先制点を奪われる。すぐに負けじと内門竜之介(経2)のジャンプシュートで同点に追いつくと、そこから一進一退のきっ抗した展開へ。遠藤由陽(経4)を中心にOF陣がゴールを狙うが、東海大の固いDFに阻まれてしまう。チャンスはあるものの、得点につなげることのできない法大。さらにノーマークシュートやパスのミスが重なった。DF面では東海大の突破力に苦しみながらもGK仲村充(社1)が奮闘。要所で好セーブし9-9のロースコアで前半を終えた。

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 後半、またもや先制は東海大。慌てることなく、猪俣淳三郎(経3)が冷静なボール回しの後DFの間をかいくぐりシュート。このまま流れを引き寄せたいところだが、直後に警戒していた東海大♯24津波古駿介(沖縄・興南)の猛攻をくらい連続得点を許してしまう。その勢いは止まらず、残り10分で5点のビハインド、完全に流れは東海大だったが、法大も意地をみせる。遠藤、高間アミン(経2)が積極的にゴールを狙い反撃する。得点はできたものの、あと5分というところで下條輝(スポ健2)がこの日3度目の退場で失格処分となりコートを去ってしまう。たとえ1人欠けたとしても、チーム全員が勝ちたいという気持ちは揺るがない。最後に立野省吾(社3)がDFからの速攻を決め、法大らしいプレーを見せたが、後半の相次ぐ退場が響き、挽回ならず。結果は17-23、6点差での完敗となった。

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 今回の試合はもちろん満足のいく結果ではない。しかし毎試合大量得点叩きだす東海大に対しロースコアで抑えた。そこに去年とは違う法大の成長もあるが、シュートの正確性などの課題も見つかった。優勝から一歩後退してしまったが、課題を克服し法大らしいハンドボールをすれば勝利への道は見えるはずだ。次戦の相手は国士大、全日本の強化合宿に選出された安倍竜之介(岩手・不来方)、玉川裕康(埼玉・浦和学院)擁する手ごわい相手だ。圧倒的な高さに対しどう対処するか。この敗戦から得た課題を克服し、気持ちを切り替えて臨んでほしい。(梶山麗)

監督・選手コメント

佐藤浩 監督

―試合を振り返って
試合の展開としてはロースコアで、法政のペースにはあったと思いますが、やはりどちらかというと今回はシュートミスを中心とした自分たちのミスで試合を落としてしまいました。

―退場者も多くなってしまいましたが
後半、特に下條が失格になってしまいました。点差が離れていっている中で、アクティブ、アグレッシブなディフェンスをしてボールを奪い速攻を仕掛けるという作戦ではあったのですけれど、それが悪い方向に行ってしまいました。そこはしっかり反省をして次の試合までにどうしていくかというのを考えたいです。

―オフェンスでの課題というのは
東海大のディフェンスというの、ボールをもっている選手に対してのいわゆるピストン、前へ出て、下がる動きが早くてですね、一見して0-6のディフェンスに見えるのけれど、極所の1対1はかなり高いところであたってきていました。それに対して法政としては1対1に一生懸命になりすぎてしまい、死んだ形で次にパスをするという展開になってしまいました。本来であれば、(相手のディフェンスを)広げて2対2、3対3という形を作りたかったのですが、今日の試合ではそれができていなかったというところです。

―特に後半は単発のプレーが多く見られたが
そうですね、実際それはあったと思います。やはり点を取らざるを得ない展開でしたし、しかも相手のディフェンスを崩すことができない場面でしたので、上から打つしか手立てがなかったといいますか、相手にそうさせられてしまいました。

―この敗戦を受けて、今後はどういった取り組みをしていくのでしょうか
やはり得点ですね。点を取らないと勝てませんので、負けているシチュエーションでいかに点を取るかというところを強化していきたいです。

―安倍、玉川選手ともにかなり大型のプレーヤーがいる国士舘大に対して対策は

その二人は全日本に選ばれいますし、もちろん警戒していて、特に相手のディフェンスですね。やはり簡単にはシュートを打たせてくれないでしょうし、そこはいかにセットで崩していくかというところです。こちらのディフェンスとしては安倍選手は非常に得点力も高いので厚く当たって行かなければいけません。

―GWは4日で3試合とかなりハードな日程になっているが
それに関しては日程が発表された時から、かなり難しい戦いになるというのはわかっていました。本来であれば、今日の試合に勝ってそのまま勢いに乗って連戦を迎えたかったのですが、今日負けてしまったことでその連戦というのは優勝するのに絶対に落とせないというふうになってきます。そこはみんながしっかり意識をして、一日一日の過ごし方が重要になってくるかと思います。まずは初戦をとって勢いに乗りたいので、次の試合は特に大事になってきますね。

―国士大戦に向けて
去年の秋も国士舘に対しては引き分けていて、向こうは背が高くてこちらは小さいという状態でもロースコア勝負に持っていけば、という試合ができると思います。うちの試合展開に持って行って、1点差でも良いのでとにかく勝ちたいです。

 

内門竜之介

―今日の試合を振り返っていかがですか
前半は良かったんですけど、後半は崩れてしまったので、次からは後半までしっかり集中を切らさずやっていきます。負けてるときにみんなで声を出して、チーム全体で盛り上がっていきたかったんですけど、今日はそれができずに、悪い流れのまま終わってしまいましたね。

―今日はいつもより声があまりなかったように感じました
今、負けなしってことでちょっと油断というか、そういう部分があったんだと思います。一回しっかり切り替えて、来週も試合に臨みたいです。

―ほぼフル出場でしたが
30分まではいけるんですけど、後半の30分に入ると攻めるネタがなくなってしまうので、60分間シュートまでいけるような技術やシュートを磨いていきたいなと思います。

―現在どんな練習をしているのですか
DFもOFもバランス良くやっていますが、ミーティングで対戦相手のビデオをみて研究などもやっています。

―2年生になって
1年生が入ってきたので、見本になるようにしたいです。しっかり仕事も教えて、引っ張っていければいいなと思ってやってます。

―今シーズンの目標は
けが人が多くて、自分も今DFで出させてもらってるんですけど、けが人が復帰してからも今日みたいに試合に出て、レギュラーもそのまま奪っていきたいと思います。

―来週の試合に向けて
頑張ります。

 

田島走(社1) 

―今回の試合の感想をお願いします
全体的に流れに乗れなかったのが良くなかったと思います。

―17-23とロースコアに抑えることができましたが
DFで相手のセンタ―の人に注意するって言ってたんですけど、そこで1対1で決まってしまってたのが、そこをもっと抑えられていたら競れたので。

―東海大への対策はあったのでしょうか
1対1が本当に強いので間合いとか考えて、マークとかしていこうと思ってたんですけど、2人で守ればいいところを1人で守って抜かれてしまいました。

―今日の敗因は
特にノーマークシュートなんですけど、自分も1本あってノーマークシュート決めきれなくて。

―反省点をいかして、どんな練習をしますか
練習中からノーマークシュート決めていくことと、基本のところをしっかり見直していきたいです。チームとして全体的にチームの雰囲気が良くなかったので。

―雰囲気が良くなかったのは
ノーマークを外しすぎてしまって、気持ち落ちちゃってて。

―ハーフタイムではチームで何を話しましたか
前半が同点だったので、後半ここからいけるぞみたいな。

―次戦に向けて意気込みをお願いします
誰かの交代とかででることが多いので、DFでノーマークシュートがきた時とかもちゃんと対応できるようにしたいです。少しでも役に立てるようにしたいです。 

フォトギャラリー

  • DSC 0738 R上からのシュートで得点を奪った内門
  • DSC 0751 R安定した活躍を見せるエース・遠藤
  • DSC 0682 R最後まで諦めず果敢に攻め続けた(立野)
  • DSC 0762 R渡邉大貴(社4)は試合後、悔しさをにじませていた
  • DSC 0714 Rこの日は自ら切り込むシーンが多かった猪俣
  • DSC 0787 R柿崎雅俊(デ工3)の完全復帰が待たれる
  • DSC 0829 R人一倍声を出し盛り上げたルーキー田島
  • DSC 0852 R下條は無念の失格処分でコートを去った

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