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【ハンド】2023年度 4年生引退インタビュー 第2回 杉山駿選手、松田大介選手、畑本有輝トレーナー、山口隼和選手、長尾尚英選手、布田航選手

ハンドボール

2023年12月10日(日)
法政大学多摩キャンパス

11月に行われた全日本学生ハンドボール選手権を持って、4年生が引退した。当会は試合から約1か月が経過した12月10日、4年生にインタビューを実施。選手やトレーナー、学生コーチにハンドボール部での4年間を振り返ってもらった。
第2回は、杉山駿選手、松田大介選手、畑本有輝トレーナー、山口隼和選手、長尾尚英選手、布田航選手のインタビュー内容を掲載する。

引退インタビュー

―まず、4年間全体を振り返っていかがでしたか
杉山:やはり試合に出られない中でモチベーションが下がってしまう部分もすごくあったのですが、最後はしっかりとやり切ろうと思っていました。最終的に試合に出ることはできなかったのですが、やり切れて良かったかなと思います。

松田:楽しいことより嫌なことの方が多かったですが、楽しかった思い出1つ1つと嫌な思い出1つ1つを比べたら楽しかった思い出の方が大きいので、全体的に見たら楽しくやれたのではないかなと思います。

畑本:トレーナーとして活動するのは大学が初めてだったのですが、先輩のトレーナーにも後輩のトレーナーにもすごく恵まれて一生懸命な選手を身近で応援できて良かったです。

山口:今考えると結構自分は試合に出させてもらったのですが、いろいろあってきついことの方が多かったかなと自分の中では思います。最終的な目標を達成できなかったところが一番心残りかなと思うのですが、後輩にも色々残せたと思うので後輩たちに頑張ってほしいと思っています。

長尾:最初の方はコロナとかで大変だったのですが、トータルで見たら良い4年間で楽しかったなと思います。

布田:まずはやり切れたというのが一番かなと思います。学生主体の中で、今まで経験したことのないような課題とぶつかったりしたのですが、そのたびに向き合えたというのが一番今後の糧になるのではないかなと思いますし、良い4年間だったと思います。

―最後の1年間は改革を掲げての1年間でしたが、その成果やチームの変化を感じたところはありましたか
杉山:僕はBチームにいることが多かったのですが、去年とか一昨年に比べて明らかにBチームの人たちが上に行こうという気持ちが現れていたりとか、あとは練習時間ではない時に自主的にウエイトトレーニングをやる選手が増えたりとか、そういう面での意識改革というのはこれからさらに浸透していったらうれしいのですが、今年(2023年)は達成できたのではないかなと思います。

松田:自分たちの1個上の代と比べてルールも明確化されて、ちゃんとチームらしくなったなというのはすごく感じて、結果的に目標は達成できなかったけど良いチームになれたのではないかと思います。自分たちが作ったルールも次の代のキャプテンがまねて引き継ぐとか、引き継いでダメだったところは新しく作り直してまたより良いチームにしようとしているので、今年航がやったチーム作りというのはすごく良かったのではないかなと思います。

畑本:目標設定を現実的な目標にしてやってきて、そこも現実感があって良かったと思うし、今までは応援の時も結構AとBが分かれるというのをすごく感じていたのですが、今年は応援もグッズを使ったりしてAとBというよりかは1つのチームとして戦えたのではないかなとは思います。

山口:今回の代で最初のルールとか規制を作って、そこに準じてやるというのは自分の中ですごく良いなと思いました。前の代までは結構努力していても出られないとか、4年生だから出るということにすごく重きが置かれていました。同期が出られないのは自分としてもやはり悔しい部分はあるのですが、そうしないと能力がある人が出られなかったりなあなあになってきてしまうので、自分たちでこうやると決めたことをみんなで前を向いてやれたというところが、今まで努力していた人が報われなかったというところもあったし、自分たちがちゃんとハンドボールに向き合おうという、その姿勢をちゃんと作れたかなと思っています。

長尾:部則を作ったり、選手主体の練習ができるようになってきたかなと思います。これからも続けてほしいなと思います。

布田:このチームはやはり価値のあるチームにしようというところから始まって、部則を設けたりウエイト改革をしたり、色々な改革をしてきました。その中でルールなど外側を固めるだけではなく、結果としては選手の意識という形で内側から変わっていったというのは一番自分が感じているところです。そういったところが来年にも生きていくのではないかなと思うので、ある意味で持続的な改革にも少しはなれたのではないかなと思っています。

―4年間で一番印象に残っている試合、エピソードを教えてください
杉山:僕は今年の秋リーグの日体戦がすごく印象に残っています。やはり今年は改革していくと言ってもっと強くなるということでやってきたのですが、去年までは勝てなかった日体大に今年は春勝てて、秋も前半は勝っていたのですが追いつかれてしまいました。良い勝負ができていた中で、最後に自分たちの詰め切れていないチーム内の目的意識といったところでボロが出て、1点差で負けてしまったというところがあり、それはやはりこのチームの良い部分と悪い部分が顕著に出た試合だったのかなと思ったので、それが今印象に残っています。

松田:最後の試合です。自分は試合に出られなくて、勝てばベンチに入れるチャンスもあったのですが負けて、ああ、これで終わっちゃったんだという感じでしたね。

畑本:去年の入れ替え戦です。個人的にその時期はあまり部活に行けなかったので、リーグ戦で全部負けていってチームが落ちてしまっているという話しか聞いていなかったのですが、その入れ替え戦では相手が順天堂大だったのですごく厳しい試合になるという予想もあった中で勝つことができて、チームに一体感というか、1つになれた感じがしてすごく印象的な試合だったなと思います。

山口:自分が1年の時の順天堂戦です。自分が大学に入ってから初めて出させてもらった試合なのですが、正直(その時の)自分のレベルでは太刀打ちできなくてこれが大学なんだなと思い知らされた部分と、自分の上にキーパーの先輩がいて、自分が出られないという状況は今までそんなになかったので、層の厚さというのも感じました。やはりここから上に上がって自分が能力をどんどん高めていこうというのを最初に思った原点がそこなので、自分が一番印象に残っている試合はそこだと思っています。

長尾:今年の秋リーグの国士舘大戦です。自分は3試合くらいしか出ておらず、最初の2試合はそんなに良い思い出がなかったのですが、最後に良い結果で出て良かったなと思います。

布田:自分は今年の春リーグの早稲田戦と秋リーグの明治戦です。その前までは結構負けが続いていて、チームとしてちゃんと準備して負けるというのを繰り返している中で、やはりそのチームの結束感がいつもだったら絶対落ちていたと思うのですが、そこで4年だけでなく下級生をはじめとして「もう1回頑張ろうよ」という、そこがしっかり固まった上で早稲田戦と明治戦を迎えて、しっかりと自分たちがやってきたハンドボールで勝てたというのがチームとして価値があった試合なのではないかなと思っています。

―最後の試合となったインカレを振り返って、出場しなかった選手は応援していて感じたことをお願いします
杉山:インカレに行くまでには僕自身試合に出られていなくて、就活が6月に終わったのですが、そこからあと半年もないくらいしっかりと一生懸命やろうということで、自分の中で筋トレや練習もしっかりと励んでいきました。その中でできることが増えていって、自分の中でも少し試合に出る希望が出てきたのではないかというところで、少し間に合わずにインカレを迎えました。やはりそういう気持ちの中で「自分が出られていたらな」という思う気持ちがある反面、やはり後輩たちも同期もすごく頼もしいですし、そういう選手たちには心の底から任せようと思えました。結果としては大差で負けてしまいましたけど、自分がしっかりと信頼をして「他の選手たちならみんなやってくれるだろう」ということで、終わった瞬間は「やっと終わった」という気持ちと「もっとやりたかったな」という気持ちが半々くらいでした。

松田:1試合目は試合に出て勝って良かったですが、2試合目は出られなくて負けて、 先ほども言ったのですが、「これで終わりなんだ」という悔しさと虚無感がありましたね。いつかは「こんなこともあったね」と話せるようになると思うし、実際高校3年生の一番最後の試合を今話そうと思えば話せるから、いつかそんな思い出になってくれれば良いかなと思う反面、まだ悔しさもあるかなと思います。

畑本:シンプルに悔しかったです。でもこういう悔しい思いをするのもこれが最後なんだと思ったら、良い4年間だったなと思いました。やはり負けることは悔しいですが、でもいつかは負けるし、それが今日だったと言っている選手の親がいて、その方の言葉を聞いて救われました。

山口:正直自分のせいで負けたかなとずっと思っています。1対1も止められなかったし、チームを救えなかったなというのはずっと感じていました。もう1回やりたいとは思いますし、すごく悔しさも残っているし、ふがいない気持ちもいっぱいですが人生はやり直せないので、この気持ちや経験をどこかで生かせるのであれば自分はすごく良い経験をしたなと思います。

長尾:最後はメンバーにはなれなかったのですが、同期の澤がメンバーに入ったり、けがをした(佐々木)一颯の代わりにサイドをしていた(大島)諒真とか、完全な状態ではなかったと思うのですが来年以降につながる良い試合だったかなと思います。

布田:日大は自分たちが春リーグ前にやった練習試合でボコボコにされて、2部上がりなのにこんなに強いんだ、自分たち大丈夫かな、と出鼻をくじかれた部分がありました。でも春リーグでは同点で、秋リーグではレッドカードが2枚出て2人いない状態での試合になり、インカレも対戦相手になった時には運命ではないかなと勝手に思っていたのですが、試合が終わってみたらつかみどころがないような試合になってしまいました。今こうやって振り返ると、練習の時に言わないでおこうと躊躇していた部分を嫌われても良いから言っていたら少し変わったのかなとか、そういった甘さ、弱さというのを捨てていたらまた少し違った結果になったのかな、と色々考えさせられた試合でした。多分それはもう後輩たちも感じているだろうし、インカレにかけて差が開いていったチームがあるというのを自分の経験としても残していきたいし、後輩としてもそれを頭の片隅にしっかり残して反面教師にしてやってほしいなと思っています。

―個人として、1年生の頃から変わったこと、逆に変わらなかったところはありますか
杉山:一番変わったなと思うことは、やはり副キャプテンを経験させてもらって、人の上に立つべき人間はどんな人間なのか、副キャプテンとして何をしなければいけないのかを考えるようになったところです。1年生の頃は自分がどうレギュラーになるかとか、どう活躍するかしか考えられてなかったのですが、チーム全体のことを見られるようになりました。チーム全体を見る中で自分のやりたいこととチームとして自分がやるべきことが全然違っていてもどかしさとかもありましたけど、やはりそういう視点を持てたことが一番変わったことなのかなと思います。変わらなかったこととしては良い面と悪い面1個ずつあるかなと思います。良い面での変わらなかった部分で言うと、高校生の時も大学生の時もずっと勝負に対して貪欲で、チームとしても勝ちたいしチーム内でも勝ちたいという気持ちがずっとあったので、そこは変わらずに自分の根本として確立されていたのかなというのは思います。悪い面で変わらなかったことというのは、負けず嫌いという部分がすごくあるのですが、その分周りの人にどうしてほしいというのもすごく言うのですが、結局その姿勢を言うだけで自分が体現できていない部分がすごくあって、結局口だけだと自分自身思うことが多かったので、そこはやはり大学4年間、最初から最後まで自分の中で変わらなかったなというのは思います。

松田:山口がいたからベンチから試合を見ていることが多かったのですが、高校の時の自分と比べてチームを盛り上げるような声を自然と出すようになっていました。高校の時は杉山にブチギレたりしていたけど、チームをプラスに持っていくような声かけが気づいたらできたかなというところが変わったところだと思います。変わらなかったところは背が伸びなかったところです(笑)。

畑本:知識の量です。1年生の時は知識もないし本当に分からなくて、ずっと先輩のトレーナーにひっついて聞いたことや、やったことをメモしてという感じでしたけど、学年が上がってくるにつれて勉強量も増えたし自分でできるようになったことは一番成長したかなと思います。

山口:メンタル面と技術面です。先ほども言ったのですが上の代にキーパーがいて、その先輩が信頼されていたので自分がそれを引き継げるかというのと、その先輩がやっていた分、自分が取れないと周りに呆れられるのではないかなというのはすごく思っていました。でも色々周りも協力してくれたし、メンタル面でも強くなったし、やはりその人を越えようと自分の中で思っていたのでその部分はすごく成長できたと思います。変わらない部分はハンドボールに対しての貪欲さとか、勝ちへの貪欲さかなというのは自分では思っています。手を抜いている人がいたら自分は怒っていましたし、やはり自分はキーパーでボールを止めなければいけなくて、シュートは自分で決められる時もありますけど基本的には託さなければいけない立場でした。いかに失点を抑えるかという部分で、やる気のない人がいたらそれが失点に直結してしまうし、という部分もあったので、やはり勝ちへの貪欲さであったり、自分がやるべきことをしっかり周りにも伝えられていたというところは一貫して4年間ずっとやってきたかなと思います。

長尾:基本的にそんなに変わった部分はないかなと思っていますが、一般入試組なので最初はハンド部に入るか迷っていたり、入部してからもちゃんとハンドボールについていけるかなという不安はありました。でも入ってみたら意外とできて、そこが自信につながったので、それを今後にもつなげていきたいなと思います。

布田:変わった部分は、キャプテンをやる中でここは責任を取らなければいけないなとか、すぐ言わずに1歩待って本人の成長を促すというか、なんでもかんでも自分が関与しないというのは、やはりキャプテンになって変わったところかなと思いますね。変わらなかったところは真面目さです。やはり大学に入るとみんな手を抜き始めたりとか、ハンドに向かう姿勢とかが変わっていく中で、そこはやはりぶらさずに、周りから見ればダサかったかもしれないですが、やり抜けたというのが自分の中では本当に大きかったなと思います。

―法政のハンド部として過ごした4年間で得たこと、今後の人生で生かしたいことは何かありますか
杉山:今思いつくのは2つあって、1つ目がやはり先ほどの変えられなかった部分、変わらなかった部分というのとつながるのですが、やはり自分自身の甘さというのがすごく出て、最後は詰めの甘さをはっきりと自覚できたので、こういうところは社会人になっても自分はそういう性格があるからもっともっとやらなければいけないというのは気持ちとしてできると思いますし、そういうところはしっかり生かしていきたいなと思います。あともう1つは、大学では今まで出会ってきたことのないような個性的な人たちや色々な人たちと出会って、副キャプテンという立場にさせていただいたことで1人1人どうやって接していけば良いのかとか、あとは1対1ではなくて組織の一員としてどう動いていけば良いのかというのを少しは分かったと思うので、そういうところは社会人になっても組織に属する上で生かせる部分なのかなと思います。

松田:自分は、後輩に「プレーではこうした方が良いのではないか」とかキーパー目線で言っていて、そういった言葉を何気なく言っていたつもりだったのですが、この(引退試合後に渡された)メッセージカードに意外とそういうことが書いてあって、(後輩の)みんなに残っているんだなというのを実感しています。そういう何気ない声かけというのは社会人になっても言ってあげるようになれたら良いなと思います。

畑本:トレーナーとしては1つのけがに対しても一概にこれが1つの原因だと言えなくて、こういうことがあってこういうことがあるから、と色々な面からアプローチしていくことがけがだけではなくても今後の人生でも生かせるかなと思うので、何か壁にぶつかった時に色々な面からアプローチしていきたいなと思います。

山口:これはハンド部に入ったからというわけではないですが、親への感謝かなと思います。金銭面だったり、自分がハンドボールに集中できる環境を作ってくれたのは、振り返ってみるとやはり親だったかなというのはすごく思っていて、これから進路を自分1人でやっていくというときに今まですごく頼りきりな部分がすごく自分の中ではあって、自分の中では本当に感謝しているし、助かっています。そこを自分がどれだけ今まで頼ってきた部分をやるのかということであったり、自分が迷った時や助けが必要だという時に自分から助けてほしいとちゃんと言えるようなことがすごく学べたかなと思います。

長尾:先ほどの回答とほぼ一緒なのですが、入部前にあった不安が入ってみて自信につながるということがあったので、今も社会人になる前で不安が大きいのですが、そこを自信につなげられたらなと思います。

布田:約50人部員がいるのですが、その50人をどうやってまとめるかという組織を運営する難しさというのと、あとは50人に対して言うのではなくて1人1人に対して言うという、組織を回す上ですごく大事な部分というのを学ばせてもらったなと思います。

―最後に、同期と後輩、それぞれに向けてメッセージをお願いします
杉山:一言で表すと結構ありきたりな言葉になってしまうのですが、本当にこの同期で良かったなと思います。他のチームだと試合に出ているか出ていないかで仲良い悪いが決まってしまうチームもある中で、このチームは本当に、良い意味でも悪い意味でもになってしまうのですが、試合に出られていなくても居心地が良い環境でした。本当に仲が良くて、そういう仲間に会えたというのは僕自身振り返ると本当に楽しかったなと思うので、本当にありがとうございましたという感じです。後輩はやはり、法政のハンド部というのは監督がちゃんと定まっていないような状況で、自分たちで色々組み立てていかなければいけないという中で航を中心となって今年は色々な改革をしてきたので、その良かった面と悪かった面を少しずつアップデートしていって良いチームを作ってもらえたら良いなと思います。それも勝ち負けとか関係なく、自分はそういうところをしっかり応援したいなと思います。

松田:同期にはありがとう、4年間楽しかったですというのが一番で、本当に4年間は楽しいことより嫌なことが多かったけどやってこられたのは同期の存在があったからだと思うので、本当にありがとうというのが一番大きいです。後輩へのメッセージは、自分たちの代の良いところを受け継いで、悪かったところはまた変えていって、また今年も目標を立てると思うので、その目標をまずしっかりと達成できるようにしてほしいです。4年生は1年間意外とあっという間で、「もう終わりなんだ、もう1年経ったのか」と思ったので、引退した時にやりきったなと思えるように1年間頑張ってほしいなと思います。

畑本:同期は本当に仲が良くて、すごく平和主義者な人が多くて、みんな頼りがいのある同期で、私は本当にこの学年でトレーナーができてすごく良かったなと思います。ありがとうございました。後輩には、とにかくインカレベスト8を達成したかったから、今年のチーム目標がインカレ優勝ということを聞いたので優勝を目指して、最低でもベスト8はいけるように AとかBとか関係なくチームみんなで頑張っていってほしいなと思います。応援しています。ありがとうございました。

山口:同期に関しては、自分は高校からスポーツ推薦で入ったのですが経歴としてはすごく弱かったので、正直周りと馴染めるかなというのはすごくありました。法政二高だったり推薦だったりで全国常連校の方々がいっぱいいて馴染めるかなとずっと思っていたのですが、みんな良いやつで素直に話を聞いてくれるし、逆にぶつけてくれるし、4年間やってきて4年間何事もなく終わっていったなと思います。すごくいざこざがあったりとか喧嘩があったりとかもなく、みんながみんなちゃんと相手のことを考えて行動できたから、航がこうしたいと言った時にみんなもちゃんと前を向いて航を支えたり、「航と一緒にやろう」と思ったのかなというのはすごく思っているので、本当にありがたい人たちです。後輩に対しては、自分は正直勝ち負けに関しては自分が試合に出てないと結構興味ない人なので勝ち負けに関しては何も言えないですが、やはりちゃんとみんなで言い合える関係になってほしいなというのはあります。毎回言っているのですが、4年生が一番上で後輩が意見を言えないとか、これからキーパーの子も1年生で自分から意見を言いづらい環境にあると思うのですが、勝ち負け以前にまずは自分たちの意見をちゃんと言ってそれをみんなで示し合わせていこうというところが重要かなと思うので、そこを意識してほしいです。後輩たちがどういう目標を持っているか分からないですが、目標に向かってひたむきにやってもらいたいなと思います。

長尾:同期は本当に優しい人ばかりで4年間ありがとうというのと、これから進路はみんな違うのですが頑張ってほしいなという思いがあります。後輩はなかなか試合に出られない人もいるのですが、活躍できる機会だったり力というのはあると思うので、僕を見習って真面目に頑張ってほしいなと思います。

布田:今年の改革というのは4年生の同期なくしてはあり得なかったと思うので、まずは本当に感謝したいなと思います。後輩に関しては本当に、今年のチームはもうさんざん後輩に助けられてきた部分もあるので、そういった意味で楽しみな部分と、来年のチームは素晴らしいキャプテンと、副キャプテン、そして選手がそろっているので、本当に楽しみですし悔いのないようにやっていってほしいなと、すごく楽しみなチームだなと思います。一言送らせてもらうとすれば、「目標は達成するためにある」と、しっかりと今年の経験を踏まえて伝えたいなと思います。

(取材:岩瀬智悟)

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