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【ラグビー】関東春季大会 対帝京大 痛感させられた実力差、大学最強チームに完敗喫する

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【ラグビー】関東春季大会 対帝京大 痛感させられた実力差、大学最強チームに完敗喫する

関東春季大会 Aグループ 対帝京大
2015年4月25日(土)
帝京大グラウンド

新チームの腕試しとなる関東春季大会が開幕。法大は昨年の関東リーグ戦で3位となったことにより最上位であるAグループを戦う。強豪ひしめくこのグループで、いきなり対戦するのは昨季、大学選手権6連覇という偉業を成し遂げた帝京大だ。昨季の大学選手権では15-98と大敗を喫している。全国7連覇を目指すシーズンとなる王者を相手に、新生法大ラグビー部はどこまで食い下がることができるだろうか。

b
PRとして出場した川地

試合結果

トータル試合結果

 

0
法大

00

前半 50 121
帝京大
00 後半

71

 

ポイント詳細

0/0 8/11
0/0 G 5/8
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0

※(カッコ内)は前半/後半表します

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学部/学年 身長(cm)/体重(kg)
1 PR  黒田圭汰  社2 177/95 
2 HO 前島利明    174/108 
3 PR 川地光節  社4   180/107
4 LO 牧野内翔馬  経3    189/103 
5 LO 吉村公太朗  経4  185/99
6 FL 増田和征  経2   177/90 
7 FL 堺光弘  現4   169/87 
8 NO.8 西竜徳  181/88
9 SH 根塚聖冴   163/67 
10 SO 林修平  3 168/80
11 WTB 北島遥生   現2   174/78 
12 CTB 井上史也  現4   165/77 
13 CTB 杉本悠太郎  経2   171/88
14 WTB 藤崎匠   171/65
15 FB 和田源太   178/89
16 Re 金子崇  社2     176/102
17 Re 小谷将之     171/86 
18 Re 小笠原智樹     177/123
19 Re 大塚翼  3    187/83 
20 Re  西松大輝 3   175/88
21 Re 坂本泰敏     171/80 
22 Re 新谷大樹      179/86 
23 Re 萩原蓮     170/77

 

※(カッコ内)は交代の時間を表します

 

戦評

今年の仕上がりが試される関東春季大会。初戦は、昨季の王者帝京大との試合となった。

試合は法大のキックオフで始まった。昨季の覇者相手に必死にボールを守るも、自陣でオフサイドとなり帝京ボールとなる。すると帝京大は、ゴールライン手前でのラインアウトからモールで押し込みそのままトライし先制。相手に勢いをつけたくない法大だったが、6分にはターンオーバーから左につながれ相手ウィングにトライを許し、13分には法大ゴール前でのスクラムから押し込まれた。前半中盤には、自陣からパスをつないで敵陣へ攻めこむなど、法大ペースのシーンもあったが惜しくも得点にはつながらない。一方の帝京大はその後も法大のミスから得たボールを丁寧につなぎ大量得点を重ねていく。法大ディフェンスを悠々突破していき、完璧なラグビーでトライを量産。終始帝京ペースで試合は進み、0―50と大差をつけられ前半戦を折り返した。

後半、何としてでも反撃に出たい法大。しかし、帝京大が後半開始直後から攻撃に出る。法大のタックルをものともせず、一気に敵陣へ攻め込んだ帝京大は、ライン際への巧みなキックパスからトライ。開始1分で得点を決めた。その後も前半同様、パスをつなぎディフェンスラインを突破すると独走状態でトライを決めるという圧倒的な強さ見せつけた。試合終了間近には法大も粘りを見せ、敵陣ゴールライン際で攻防を繰り広げる。しかしあとひと踏ん張りというところで、またも帝京大にボールを奪われる。そして正確なパスとランで法大陣へ攻め込み42分にトライ。結果、0―121でノーサイドとなった。昨年の大学選手権セカンドステージでの対戦相手に、またも大敗を喫した。

19トライを決めた帝京大に対し、1得点も挙げることができなった法大。春季大会は完封負けでのスタートとなった。しかしこの試合では、SH根塚が1年生ながらスタメン出場。また、全国を制覇した東福岡校出身の同じく1年の萩原も途中出場した。ルーキーの試合出場は法大にとって次につながる要素だろう。
今後も、明大、早大などの強豪校との試合が続く。その中でどのようにレベルアップし、秋のリーグ戦へつないでいけるか。法大の戦いは始まったばかりだ。(菅野響子)

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帝京大の強力なブレイクダウンからターンオーバーを許した 

監督・選手のコメント

谷崎重幸 監督

―大差となったこの試合ですがどう捉えられていますか
去年はここ(大学選手権の帝京大戦)で終わって、今年はここから始まるんだと思ってはいたんですけどね。U-20代表の選手がいないとか色々あるのは帝京さんも一緒ということで全力で望んだのですが、良い学びにしないといけないですね。春ということで方向性を定めるためにいくつか決まりごとを持ってやってはいたのですが、そうなると帝京さん相手には厳しかったですね。

―試合前にはどんな言葉を選手達にはかけたのでしょうか
まずチャレンジということですよね。あとは我慢、今までやってきたことしかできないわけですから。

―前半は後半の内容と比較すればボールをつないで攻める時間もありましたが
その点、後半はキックオフから競りにいかなくなっていましましたね。そういうところが準備不足でした。あとは駆け引きにおいてオーソドックスにぶつかっていくとこうなってしまいますよね。立ち会いでかわせというわけではないのですが、横綱に十両が真っ向勝負という感じでしたよね。

―Aチームの公式戦で初出場を果たした選手も多くいましたが
やっぱり良い経験にしてほしいですよね。学べることはあったと思いますしね。

―来週の明大戦に向けて
切り替える、ではなくてどこを学んで徹底していくかですよね。一週間しかないので。でも去年リーグ戦で3位になったということで上位と当たることができるので大事にしていければと思います。

 井上史也(CTB,副将としてフル出場)

―強豪の帝京大との対戦に際して考えていたことは
相手にこだわらずに自分たちの芯を作るというか形を作ろうというように今までやってきたので、それを出すだけだとみんなで臨みました。帝京大相手ということはあまり気にせずにやろうと話しました。

―ではあまり気負わずに臨んだということですか
チームとしてはそうですね。まあ正直、個人的には去年のリベンジのつもりで熱い気持ちがありました。気負わず法政のやりたいことをやろうとは言っていたんですけど、たぶんみんなも気持ちはかなり入っていたと思います。規律の面などでは気持ちが入りすぎて裏目に出た部分もあるかなと思いますね。

―やりたかったこととは
ディフェンスでいうと、個人の勝手な判断でプレーせずに規律を守るという風にみんなで言い合っていました。アタックでいうと、一気に外に振ったりせずに刻んでブレイクダウンでどんどん勝負していくというようなことです。

―今年の帝京大の印象は
シンプルに強いです。でも同じ学生なので負けたくないですよね。まだ春の初戦なので今日の0-121という得点をひっくり返せるかどうか挑戦していきたいですね。

―明大戦に向けて
リーダーという立場を考えると、体を張るとか落ち着いてプレーするとか自分のことだけに精一杯にならずに、周りに気をかけながらやっていきたいと思います。今日は帝京大を気にしすぎて規律が乱れたので、次は相手を気にせず規律を守って自分たちのラグビーをしていきたいです。

 

フォトギャラリー

    • bPRとして出場した川地
    • c少なかった攻撃機会も帝京の堅いディフェンスに阻まれた
    • d最後のチャンスも得点につなげられず
    • e
    • f苦い表情の選手たち

 

 

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