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【バドミントン】平成27年度関東学生バドミントン選手権大会 シングルスで男女アベック優勝!

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【バドミントン】平成27年度関東学生バドミントン選手権大会 シングルスで男女アベック優勝!

【バドミントン】平成27年度関東学生バドミントン選手権大会
  2015年7月5日(日)
  東海大学湘南キャンパス体育館

大会も最終日を迎え、各種目準決勝および決勝が行われた。女子シングルスでは、窓場由加奈主将(人4)が見事大会3連覇を達成。一方の男子シングルスでも、佐野拓磨主将(経4)がけがで泣いた春季リーグ戦での悔しさを晴らす活躍を見せ、自身初優勝を成し遂げた。また、2選手以外にも多くの選手が活躍を見せ、8月の東日本インカレに向けて勢いをつけた。

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窓場は女子シングルスで3連覇を達成した

試合結果

男子シングルス

選手名 結果 スコア
 佐野拓磨 優勝  準決勝:○2‐0松本康平(早大)(21‐12,21‐8) 決勝:○2‐0栗俣知弥(東海大)(21‐11,21‐17) 

女子シングルス

選手名 結果 スコア
 窓場由加奈  優勝 準決勝:○2‐0前田(法大)(21‐16,21‐12) 決勝:○2‐0中西貴映(早大)(21‐15,21‐16)
 前田悠希  3位 準決勝: ●0‐2窓場(法大)(16‐21,12‐21)
 宮浦玲奈  3位 準決勝: ●0‐2中西(早大)(17‐21,14‐21)

 

男子ダブルス

選手名 結果 スコア
 宇野友規・西川裕次郎 準優勝  準決勝:○2‐1駒井砂竜・畔上俊平(青学大)(19‐21,21‐15,21‐18)

戦評

男子

  シングルスでは佐野拓磨(経4)が完勝で初優勝を果たした。佐野は準決勝を難なく通過し、迎えた決勝戦でも強さを発揮する。序盤から5連続ポイントを挙げるなど着実に得点し第1ゲームを奪った。だが続く第2ゲームは中盤にミスが響き苦しい展開に。それでも緩急をつけたショットで相手を責めると、最後はバックアウトで決着。試合の主導権を一度も渡すことなく、ストレート勝ちで優勝を決めた。

 しかし佐野は優勝の瞬間を「嬉しい部分もあったが、こみ上げる感情はなかった」と振り返るように、満足のいく内容ではなかった。理由は決勝戦にある。自身の予想とは違った選手が決勝に進出し「逆に緊張してしまった」と語るように、勝たなければいけないという意識がプレッシャーにつながってしまったという。その結果、常に正確なショットからわずかなずれが生じ、相手に強烈なスマッシュを打たれる場面があった。佐野は「もっと修正しなければいけない」と決して満足はしていない。目標であるインカレを見据え、最後まで己を高めていく。

 一方、ダブルスでは宇野友規(国4)・西川裕次郎(社2)ペアが決勝で終始試合の流れをつかみきれず、惜しくも敗れた。準決勝を勝ち上がった宇野・西川ペアは、優勝を懸け岡村・山村ペア(日大)と対戦。しかし、苦手としている試合の立ち上がりに苦しんだ。波に乗れないまま2-11でインターバルを取られると、その後も相手ペアの強烈なスマッシュを決められ14-21で第1ゲームを先取される。巻き返しを図りたい第2ゲーム。「自分たちが押していると感じた」と西川が語るようにペースを持ち直し、相手のショットにも一歩も引かず積極的な姿勢を見せた。試合は両ペア均衡したまま終盤へと突入する。だが勝負所でのミスが響き、19-21で敗戦。「ファイナルに行ったら別の展開になったと思う」と西川は肩を落とした。悔しさの残る結果に終わったが、全日本インカレの出場権は手に入れた。この試合を糧に、8月から開催される東日本インカレとリーグ戦、さらには全日本インカレでの大暴れに期待したい。(井手一樹)

女子

  この日最初のシングルスの試合は窓場(人4)と前田(営2)との戦いで、同校対決となった。第1ゲームから、窓場は正確なショットや鋭いスマッシュが決まり21-16と調子の良さを見せる。第2ゲーム、前田はミスを連発しポイントを早々に取られてしまう。そのまま流れが窓場のまま2-0で試合を終えた。

 もうひとつの組で行われた準決勝では宮浦(国2)が登場した。序盤から、相手の鋭いスマッシュなど攻めに押され流れが掴めない。第2ゲームでは序盤、前に落としていきリードするも、インターバル後は相手も調子を取り戻していく。ここからコートの四隅に動かされ6ポイント連続失点を許してしまい21-14と1ゲームも取ることができなかった。

 迎えた決勝。窓場は最初から1本で決めていき20-6と好調だったが、相手もさすが決勝の相手となるとあっさり引き下がらない。そこから相手がスマッシュで得点を稼ぐと、窓場も焦りがプレーに出てしまい、一挙9ポイント取られ20-15となる。窓場は「ラケットを変えて一発打てば決まるかなと思った」とその言葉通り、次のショットをクロスで決め21-15で第1ゲームを先取する。続く第2ゲームの入りでは、相手の正確なショットに間に合わず苦戦する。しかしその後、相手に疲れが出始める。そこを窓場は見逃さず8-6の場面からノンストップでポイントを決めていき最後は21-6。2連覇王者の力を見せつけ、見事3連覇を成し遂げた。

 今大会シングルスは窓場が「周りを引っ張り」ベスト4に3人が進出することができた。それに対してダブルスは、昨年までダブルスを主力としていただけに、全員がベスト8以下と厳しい結果となった。この夏、シングルスだけでなく、ダブルスにも力を入れる練習を積み、東日本インカレで勢いづけて秋季リーグ、インカレ優勝に向けて力をつけていってほしい。(羽根田萌)

※掲載が遅くなってしまったことを深くお詫び申し上げます。

選手インタビュー

佐野拓磨主将

 ―優勝が決まった瞬間のお気持ちは
優勝したという実感はあまりなかったです。優勝しちゃったなというか、嬉しい部分もありましたが、こみ上げる感情はなかったです。

―決勝の相手に関して
決勝が中大の五十嵐だという意識が自分の中でありました。ですが逆の山の選手が上がってきたということもあり、勝たなければいけないという使命感を感じて逆に緊張してしまいました。

―試合中はプレッシャーを感じていた
そうですね。たぶん簡単なミスもしていたと思いますし、良いショットが試合の中で何本かしかなかったです。力んだところもたくさんあってダメでした。

―準決勝、決勝とありましたが自身の印象としては
内容はあまり良くなくて、もっと修正しなければいけないです。簡単にスマッシュを決められるのはその前のショットが甘いので、もっと奥に打ったり、もっと高く打ったり、試合の中で修正しなければいけなかったです。

―大学入学後個人戦初優勝となりました
正直嬉しい気持ちはありますけど目標は関東選手権ではなくてインカレなので、自身にしつつ、謙虚な気持ちで東日本やインカレにつなげていきたいです。

―今日の試合の展開について
とりあえず準決勝や決勝で当たると予想していた相手はラリーが長くなると予想していたので、先手を取って行かないと自分の流れになれないと思っていました。先手を取れるときは早めに仕掛けていこうと考えていました。

―東日本やインカレに向けて、取り組んでいきたいところは
試合の中で緊張してクリアやロブをあまり打てない状況は今日の試合も目立っていました。特にクロスにロブを打たれてからカットや逃げる球が多かったので、もっとしっかり入ってアタックや内分けやしっかり打てるようにすればもっとラリーも楽になると思います。バリエーションを増やすことや、フットワークを課題に練習していきたいです。

―正直優勝はうれしかったが、内容には満足していないか
自分のプレイスタイルは長いラリーをして、相手にミスをさせるプレイスタイルなので、それだけでは格上の選手には勝てないと思います。決めるショットや、しっかり入ってスマッシュを打ち続ければ、決まらなくても相手のミスにつながるのでそれを含めて課題です。

―今大会の男子勢の結果としては
ダブルスで2ペアがベスト8、1ペアは2位になり、自分の中では団体戦としてダブルスが去年まで良くないと言っていましたが、3ペアがベスト8以上に入れた結果には満足しています。今後の団体戦でも期待できると思います。シングルスは相手次第という部分がありますが、勝つべき選手が勝てなかったのもあって、シングルスの強化や、意識を上げていかないといけないと思いました。

宇野友規・西川裕次郎

―今日の2試合を振り返って
宇野:試合の出だしが得意ではないタイプですが、そこが決勝戦で出てしまったと思います。次の東日本までに修正しないといけないと感じました。
西川:同じなのと、勝てない相手ではないので、次当たるときは絶対勝ちます。

―決勝で対戦した相手について
宇野:若干格上だという風に自分の中で思って、気持ちは楽に臨めたんですけどね…。それが裏目に出てしまいました。

―少し相手ペアのスマッシュに苦しんでいるなという印象でした
西川:1セット目は、結構差し込まれた場面が多かったです。2セット目からはタイミングもあってきて、だんだん自分たちの方が押しているなという感じはありました。ファイナルに行ったら別の展開になったのかなと思います。
宇野:ファイナルに持ち込もうという時に、もったいないミスが出てしまいました。今まで結構終盤は得意だったんですけど、今回は押し切られました。実力はそれほど変わらないと思うので、あとは気持ちの勝負だと思います。

―2ゲーム目では西川選手がミスした後口惜しさをあらわにする場面が目立ちました
西川:勝てない相手ではなかったです。負けるのは悔しいので。

―お二人のペアとしての役割は
宇野:西川選手が自由に組み立てて、僕はサポートしています。おいしいところを持っていくだけです。最後ミスするのは珍しかったので、若干僕も困惑しました。でも、次は修正してくれると思います。

―宇野選手が西川選手を落ち着ける場面もありました
宇野:珍しかったので。今度はぼくがサポートできるようにしっかり練習します。練習中の我慢であっあり、折れないように練習中でも我慢できるようにしたいです。そうすれば終盤でも相手についていけるし、逆転できると思います。

―インカレに向けて意気込みを
西川:団体戦は出られるかはわからないですけど、個人戦はもう決まったので、それに向けてまず東日本でしっかりある程度の結果は残したいです。宇野さんが最後なので良い結果を出せるように俺はサポートをしていきたいと思います。
宇野:引退試合がインカレではなくて、全日本総合で終われるようにしたいです。

窓場由加奈主将

ー三連覇達成した今のお気持ちは
三連覇というのはあまり意識していなかったです。この大会2回優勝していて、昨年はここから東日本インカレとインカレで低迷ぎみだったので優勝の勢いに乗って、次からしっかり勝っていけるようにしたいです。嬉しいですけど、そんなに。これからって感じです。

ー今日最初の試合、前田選手との試合をふりかえって
後輩で普段からずっと一緒に練習し合ってる相手なので、どのくらいやってくるかなって思ったんですけど、案外勝てました。練習のときはちょっと競ったり、大逆転みたいな感じで負けたことはない相手ですが、でも試合でどうかなと思ったんですけど。もう少し成長してほしいですね。

ー2試合めのスコアが21-15、21-6でしたが、その点についてはどのように感じていますか
1ゲームめ連続で9ポイントで取られて、このときちょっとやばいなと思っていました。とりあえずラケット変えて一発打てば決まるかなと思ったら決まりました。

ーこの大会にむけて調整してきたことはあまりなかったということでしょうか
そうですね。前日にウエイトをして筋肉痛を持ちながら挑んでいたくらいでした。その分逆に気持ちが楽にいけたんだと思います。

ーダブルスではベスト8という結果だったが
どちらかというとシングルスよりダブルスで優勝することの方が、チームの勢い、自信に繋がるなと思っていて、ダブルスの方が勝ちたいという気持ちが強かったです。宮浦が練習できない時期があって、そこの調整で自分がもう少しカバーをしてあげられたらなと思っています。優勝したところに負けたのですが、そのときにリードしてたところから勝ちきれなかったという点でそこが課題になったので、シングルスもだが、チーム全体的に力をつけて勝っていけるように、ダブルスもしっかり練習して頑張りたいです。

ー今大会を総括して、法大女子バドミントン部の結果についてはどのように感じていますか
自分はやっぱりシングルスが中心なので、シングルスの練習に関しては自分が周りを引っ張って上げられるのかなと思っていて、それがしっかりシングルスベスト4で3人残れたので結果につながって良かったと思います。ダブルスは全員ベスト8以下で今まで先輩方はダブルスで強かったので、そこのバランスを。 今回結果ではっきり見えたので、ダブルスも上をしっかり狙っていけるようにダブルスの練習方法をもう一度勉強し直して、勝ちにつながるダブルスのメニューを組んでやっていきたいです。

ー夏はどのようなことを中心に練習を行っていくのでしょうか
暑さとの戦いになるので、東日本だと1日3、4試合続くので、そこに見合った体力をひとりひとりつけていってやっていきたいと思います。基礎体力とその上で技術もしっかりついていけるように両立してやっていきたいです。

ーこれからの目標をお願いします
毎年ここから結果が出なかったり悩んだりしていましたが、今年は三度目の正直というか4年生で最後なので、残りの東日本インカレ、秋季リーグ、インカレでしっかり上を目指せるようにもう一度気持ちを入れ直して、切り替えてやっていきたいです。

宮浦玲奈

ー今日の試合展開についてはいかがでしたか
相手の球に押されて、ただ打つことしかできませんでした。そこが変わっていければもう少しどうにかなったのかなと思いました。まだ、筋力などが相手より上回っていないということを感じました。小さいのでそういうところで上回らないといけないので、そこを変えていきたいです。

ー2ゲーム目では連続失点が目立ちましたが、そこでどのように切り替えていこうとしていましたか
ここまでいったら思いっきりやるしかないので、気持ちの部分だけを意識していました。

ー今回の敗因は
やはり体づくりがまだ相手よりできていないというところだと思います。

ー相手のプレーで何か嫌な部分はありましたか
リバースカットがすごく嫌でした。

ーシングルスベスト4、ダブルスベスト8という結果で今大会を終えましたが、結果についてはどのように感じていますか
自分としては、ダブルスをどうしても優勝したいので、そのためにはシングルスの力が必要なのでシングルスの力を上げつつ、ダブルスで優勝したいです。

ーこれからの目標をお願いします
東日本インカレでしっかり優勝を目指していきたいです。

 

フォトギャラリー

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