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第43回東日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会 平良・平仲・赤松の3選手が優勝を飾るも・・・ 日大と16点差の団体準優勝

 

重量挙げ

【重量挙】第43回東日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会  平良・平仲・赤松の3選手が優勝を飾るも… 日大と16点差の団体準優勝

第43回東日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会
2015年7月4日(土)・5日(日)
上尾市スポーツ総合センター

 大学日本一を決める12月の全日本大学対抗選手権大会(全日本インカレ)前、唯一の団体戦である東日本大学対抗選手権大会(東日本インカレ)が行われた。優勝を狙った法大は全日本インカレ2連覇中の日大に敗れ、2位。法大は3人の優勝者を出したが、団体総得点で16点の大きな差をつけられた。悲願の日本一へ、各個人課題の残る大会となった。

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62kg級の黒佐はまさかの記録なしに終わる

試合結果

団体成績

大学名 順位 総得点
日大 優勝 163点
法大 2位 147点
早大 3位 116点
日体大  4位 104点
明治大  5位 102点
中大  6位 86点
平国大  7位 45点
東国大 8位 35点

  

※各階級で「スナッチ」「ジャーク」「トータル重量」の3種目で高重量を挙げた選手から、高い得点が割り振られる。(例)1位8点、2位7点…  
 団体戦では各大学8選手の個人総得点を足し、団体順位を決める

 

個人成績(丸数字は順位)

選手名 階級 順位 総得点 スナッチ クリーン&ジャーク トータル
黒佐 仁 62kg級  記録なし 3点 101kg⑥ 記録なし 記録なし
平良勇祐 77kg級 優勝 24点 131kg① 168kg① 299kg
 平仲浩也  85kg級 優勝 24点 133kg① 168kg① 301kg
 新海裕輝 85kg級 3位 18点 127kg③ 157kg③ 284kg
 赤松哲郎 94kg級 優勝 24点 137kg① 177kg① 314kg
 金城吉永 94kg級  3位  17点 127kg③  161kg④  288kg
 奥瀬大輔 105kg級  3位   19点   141kg②   162kg③ 303kg 
 野中雅浩 +105kg級   3位   18点   147kg③   181kg③ 328kg 

戦評

 12月の全日本インカレで団体優勝を狙う法大にとって、前哨戦となる東日本インカレ。他大学との戦力差を確認できる絶好の機会となった。

 法大のスターターとして62㌔級に黒佐仁(文3)が出場。スナッチでは2本目を失敗するも、3本目に自己試合新記録の101㌔を挙げる。その流れでジャークでの逆転が期待されたが、まさかの3本連続失敗。昨年のインカレに続いてスターターが記録なしに終わり、暗雲が立ち込めるスタートとなった。

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                  62kg級の黒佐はまさかの記録なしに終わる

 しかし、77㌔級では平良勇祐(営4)が期待通りにスナッチ、ジャーク共に1位。6月の全日本選手権3位の実力を発揮し、ジャークでは大会新記録の168㌔を挙げ、トータルで2位と19㌔の大差をつけた。着実に満点の24点を獲得する。

 85㌔級には主将の平仲浩也(法4)と5月の全日本学生個人選手権で優勝した新海裕輝(キャ3)が出場。1、2位独占で大量得点を狙いたいところだったが、平仲はスナッチでなんと2本連続失敗。後がなくなった3本目は「記憶が思い出せないくらい緊張した」という中、気持ちで挙げ、見事成功。1位となると、ジャーク・トータルでも1位となり、主将の意地を見せた。新海も1週間前に腰のけがをしてしまい、万全ではなかった中、3位入賞と最低限の仕事を果たした。

 2日目。94㌔級には4月の全日本学生選抜大会で優勝した赤松哲郎(キャ3)と金城吉永(文3)が出場した。赤松はスナッチ・ジャークで計3本のみの成功と成功率は良くなかったが、両種目で1位を獲得。一方、金城はスナッチ、ジャーク共に2本連続で成功し、堂々の3位に輝いた。2人で41点を奪い、チームに大きく貢献する。

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            94㌔級の赤松(中)・金城(右)はチームに高得点をもたらした

 105㌔級には、奥瀬大輔(法3)が出場。スナッチは3本連続で成功。3本目では141㌔の自己新記録を挙げ、優勝した多田佳弘(日大)を上回り2位。続くジャークでは1本のみの成功となり、順位を下げるも見事3位と表彰台を獲得した。

 +105㌔級には、団体戦初出場となった野中雅浩(キャ1)が登場。スナッチ、ジャーク共に自己新記録を更新し3位と、1年生ながら、インカレに向けて期待の持てる結果となった。

 62㌔級ではまさかの失格もあったが、それ以外の選手が全て入賞し、意地を見せた法大。だが優勝した日大に総得点が16点及ばず、2位という結果に。全日本インカレ2連覇中の王者・日大との力の差を痛感する大会となった。それでも多くの選手が今後の目標を12月の全日本インカレ優勝と口にした。今後は12月まで個人戦が続く。各個人が今大会で見つかった課題を修正し、更なる飛躍を遂げて欲しい。(八木下伸一)

 

監督・選手コメント

平良朝順監督

ー団体総合成績は2位という結果でした
普段から言っていた通り「今年も(優勝)いくぞ」ということで挑戦したんですが、スターター(62㌔級・黒佐)が失格してしまって、結果的には2位ということになりました。他大学の優勝候補の選手が2人体調不良で欠場していたので、日大の選手がその分順位が上がったので16点差をつけられてしまいました。結果論で言わせてもらうと、彼がトータルで出していても厳しかったかもしれないですね。62㌔の黒佐の他は皆予定通りか予定以上の成績でした。過去の成績でこれくらいは取れるだろうという成績はみんなクリアしたので。62㌔のところでつまづいたということですかね。

ー優勝した日大について
正直、戦前と予想とそうは変わらないんですよね。やはり今回は他力本願というか「よそがこうくるであろう」というところで、日大が有利な展開になりました。大差はつきましたが、それを含めても8人で戦うことを考えればそんなに差はないんじゃないかと思います。全日本大学対抗戦までにはなんとかできる範ちゅうかなと思います。

ースターターの黒佐選手については
昨年の全日本大学対抗戦でもスターターが同じジャークを失敗して、流れを悪くしてしまい、結果的に大きな負けの要因になってしまいました。今回2度と同じ鉄を踏まないように、スタート重量を下げました。本人のジャークのベストが140㌔なのですが、減量もあったとしても132㌔を落とすとは思いませんでした。

ー平良選手、平仲選手、赤松選手は期待通りに優勝しました
3人には24点しっかり取るように言っていました。2週間前から記録よりもしっかり点数を取るようにと話し、期待通りにやってくれました。

ー新海選手、金城選手、奥瀬選手、野中選手は3位入賞を果たしました
17点を取った金城は、今回15点くらいかなと見ていたのですが、1番点の伸びしろある階級なので、よく2点プラスしてくれました。
新海については、実は1週間前にスタート重量を挙げる調整段階で155㌔のジャークを挙げる時にぎっくり腰になってしまいました。なので1週間練習できませんでした。土曜日に大会にくる前にスナッチ110㌔のジャーク140㌔くらいまでやったのですが、一か八かでしたね。彼についてはけがをしてはいけないのですが、怪我をした後に諦めることなく頑張ってくれたので、心強かったですし、部員たちに与える影響も大きかったのかなと思います。
奥瀬についても、スナッチで日大の多田に勝ちましたね。アップ場では全然ダメだったので、スタート135㌔のところを125㌔まで下げたのですが、奮起してくれて141㌔の自己新記録をとってくれました。重量はああいうことがあるから面白いですね。なのでスナッチについては何も言うことがないですね。ジャークについては、本来やっているのは170㌔なので(失敗してしまった)167㌔を取って、171、2㌔の自己新記録を出してインカレになんとか結びつけたかったところですね。
野中は1年生ながら、クリーン・ジャークの2本で自己新記録を出してくれました。技術的にはジャークで180㌔を挙げる時のクリーンからジャークをする部分が弱点であるので、そこをインカレまでには直していきたいですね。1年生で3番を取って自己新を出したのは良かったですね。

ー春から「例年以上に団体戦を意識する」と言ってきた中で、実際に団体戦に臨んでみていかがでしたか
あくまでも目標は全日本大学対抗戦であるので、今回出ていない比嘉(翔矢)や篠原(航平)もいます。篠原は個人戦で69㌔に減量させたので、今回は出場しなくていいよと言いました。そういう意味で、本当の総力戦ではありませんでしたね。例えば黒佐と代わってどうなったかは別の話ですが。そういう意味でこの戦力で勝てるつもりできたのですが、敗因としては黒佐の失格と、他大学の想定外の試合展開の2つでしたね。他大の選手は全日本で失格になった人もいましたし、中央の選手も世界選手権のために無理をしない試合展開をしていたので。インカレ本番ではみんな必死になってくるので、言い方は悪いですが、法大にとって今回よりは日大に勝てるチャンスはあるのかなと思います。

ー本番の全日本大学対抗戦は12月ですが、それまでは個人戦が続きます。そこで選手に期待することは
今日これから帰って、各々本番に向けての反省点や取り組む点を出して、なおかつ監督として指示をします。まだ力が足りない部分と、技術的に未熟な部分があるので、そこを立て直せるようにしていきたいです。今年の夏の間は補強トレーニングをしっかりしていきたいです。やはり今回日大との力の差があったので、今回のような終盤で日大が有利になる展開にならないようにしたいです。もっと日大を焦らせる展開にしたいですね。ずっと負けっぱなしなのでそろそろ勝たないといけないなと思います。本番では頑張ります。

62㌔級 黒佐仁

ー今日の試合を振り返って
スナッチは試合新だったのですが、ジャークで失格と不甲斐ないことをしてしまいました。チームのみんなに申し訳ないです。記録なしになったのは初めてです。

ージャークは3本失敗してしまいました
クリーンから上手くいかなくて。でもアップ場で130㌔をやった時はいい感じだったので、いけると思っていましたが、132㌔と2㌔上がっただけで全然違いましたね。

ージャークの失敗が続いてしまった要因は
練習のスタートアップの時も全然挙がってなくて130㌔も挙がってなかったので、調子はあまり良くありませんでした。調子を良くする方法をこの1週間で考えていたのですが、見つからなくて…。いつもベルトを付けないのですが、ベルトをつけると腹圧で体が前へ出ないので、今回はつけてなんとかやれるかなと思ったのですが、それでも結局できませんでした。

ー法政のスターターとして初めて団体戦に出場されましたが
出場が決まったのが1ヶ月くらい前でした。5月の試合では結構調子は良かったのですが、そのあと練習で130㌔以上を取ったことがなくて。試合ではできると思ったのですが、できませんでした。今回はかなりプレッシャーがあったのですが、絶対に成功しないといけないと思っていて、最低5本は取りたいと思っていました。

ー監督からはどのように声をかけられていましたか
いろいろアドバイスをもらったのですが、活かせませんでした。今日は腕がぶれているから、ぶれないように体を残せと何回も言われたのですが、できなかったです。

ースナッチ・ジャーク共にスタート重量を落としました
それは順位が1つでも上がるように監督に考えてもらった最低の重量でした。

ー今回の試合で得た課題は
フォームを固めていつでも安定した重量を取れる状態にしないと、これからの全日本大学対抗戦に出ることもできないと思いました。これからフォームを固めていきます。

ー今後への意気込みをお願いします
記録を伸ばして、全日本大学対抗戦で団体優勝に貢献できるように、頑張っていきたいと思います。

77㌔級 平良勇祐

―今日の試技を振り返って
今回調子良かったんですが、スナッチを1本目失敗してしまったじゃないですか。本当はもっとスナッチ重量重いのをいく予定だったんですが、1本目失敗したことで、2,3本目相手の記録の1㌔上という自分の試技はできなかったんですが、この大会は東の対抗戦で、点数は満点取れてよかったかなと思います。

―本日の目標は
スナッチで135㌔で、ジャーク173㌔を狙ってたんですけど、今回相手がいるのでジャークの方はスタート165㌔だったんですけど、相手が153㌔で終わったということで、155㌔スタートに下げて、そうしたら自分の思うような試技はできないので個人戦ではないのでしょうがないんですけど。点数満点取れたのは良かったかなと思います。

―スナッチも1㌔下げてのスタートでしたが
それも相手を見ながら、監督さんに言われた重量を挙げたという感じですね。

―スナッチ1本目を失敗した時の心境は
失敗しても挙がってきていて、後ろに振る失敗ってめったになくて、そこまで回すくらいだったらけっこう挙がってるなと思っていましたし、自分でもスナッチの方は自信があったので、2,3本目取れれば勝てるだろうと思ってて、今回は自己新とか出さなくても相手に勝てばいいので。

―全体としては5本成功ということで、成功率は良かったと思うのですが
結果を見ればそういう感じなんですけど、結局自己新記録も触って無いですし、ジャークは自己ベスト170㌔なんで、168㌔取っててもおかしくはないんですけど、成功率は良く、なおかつ大会新記録も取れたので良かったかなとは思います。

―ジャークの方は3本成功となりましたが
2本目で優勝決まって後は自分との勝負だったんですけど、ジャーク入って足の方がふらふらしてて、やばいなと思ってました。本当は自己新の171㌔をいく予定だったんですけど、監督さんも大会新記録だけでいいと、今日の状態見たらこの重量でいいかということだったので、168㌔をやりました。

―168㌔はいつ以来の成功ですか
去年のインカレ以来くらいだと思います。

―成功の要因は
全日本選手権終わって1ヶ月くらいしかたっていなくて、体重もそんなに増やさないで78㌔あたりをキープしていて、あまり減量がきつくなくて、その分もっといけるかなと思ったんですけど、結果こういう感じで終わってしまってちょっと残念ですね。

―記録についてはいかがですか
だめですね。全然だめです。

―先月の日本選手権での3位という結果については
初めて出て3番。自分は優勝狙ってたんですけど、腰のけがとかもあって、全日本選手権という大会で表彰台に上がれたというのは、自分の中では良かったかなと思います。

―その時の記録については
全然だめですね。ジャークも1本で終わってしまって。

―今後に向けて
いろんな試合があるとは思うんですけど、目指してるのは12月の全日本大学対抗戦。4年で最後なので、団体優勝する力をつけて個人、団体共に優勝したいですね。

―記録の目標は
スナッチ142㌔、ジャーク177㌔。177㌔は大学新記録なのでこれはやりたいなと思ってます。でも、団体戦なので相手との駆け引きもあるので、そこまでいけるかわからないんですけど、最後は狙いたいなと思っています。

85㌔級 平仲浩也

ー今日の試合を振り返って
スナッチが1、2本目取れなくて、最近の練習でも思うように挙がらないというのがありました。最後に調整で重い重量を挙げる日にもそれを忘れようと思っても、抜けませんでした。今日1本目を失敗した時点で、それをすごく思い出してしまって。自分からは考えないようにしていたのですが。もし1本目を取っていればそれが消えて2、3本目もいけたと思います。6月の中旬に日韓中のフレンドシップの大会が韓国であったのですが、そこでは1本目が取れて、調子良く2本目3本目もいけたました。ジャークは最近調子がいいので、その後も良い感じでいけました。結局、試合新で大会は終われました。そのイメージがなくなってしまったのが、今回残念です。フレンドシップで軽く挙げれていた重量が重く感じて、自分の中で「あれ、なにか違うな」という感覚が生まれてきていたので、それがなかったらもっと良い試合ができていたと思います。試合が続く時の練習をもっとやっていたら、こんな試合にはならなかったのかなと思います。ただほっとはしました。

ースナッチは2本失敗後、3本目はなんとか耐えて成功しました
記憶が思い出せないくらい緊張しました。あそこはがむしゃらというか、気持ちで挙げるしかなかったです。挙げられる力はあるのですが、どうにかして挙げないといけなかったので。ちょっと記憶がなくなるくらい重量を取ることの一心でした。それで取れたのだと思います。周りから見たら、前に落とすと思われてたみたいですね(笑)そこでしっかり気持ちは持ててたのだなと思います。

ージャークでは3本連続で成功しました
スタートも下げていたので。本当は165㌔から出るつもりでした。練習最終日で思うように触れなかったのですが、一応ジャークの練習はできていたので。自信を持って試技できました。何事もなく3本ちゃんと取れて良かったです。あそこで落としていたら、心が弱すぎるので。普通にできたので良かったです。

ー先ほどお話ありましたが、日韓中フレンドシップではスナッチ140㌔・ジャーク171㌔の好成績を残しました
この時のジャークは自己新記録でした。国際大会でそんなにできるとは思ってなかったので、狙おうと思ってはいましたが、びっくりでした。移動がすごく大変で、飛行機で到着してすぐにバスに乗ったので、気持ちが悪くなりました。疲れましたが、韓国の現地に着いたら、逆に吹っ切れてました。大学の名前を背負っておらず、自分の好きなように試合ができるのはこんな時しかないので、思い切ってやろうと思ったら、以外と自己新・試合記録が出ました。いつでもこうできれば良いのですが。

ー4月の大会(全日本選抜)よりはコンディションは良かったのですか
4月の時点では膝が壊れていたので、ウエイトリフティングというよりひざの治療に専念したい思いが強かったです。全日本選抜とこの大会で1番を取っておきたかったので、自分のできるベストをやった感じです。フレンドシップではきちんと調整ができたのですが、試合が続くと調整の仕方もわからなくなってきてしまいました。スクワットや補強のパワー系の種目よりも、試合が近いとどうしてもスナッチ・ジャークを優先させてしまうので。試合前に触らないと不安ですから。今回で補強をしっかりしていないとスナッチジャークができないのがわかりました。もうちょっと余裕を持って試合に臨もうと思います。前期これが最後の試合で今から1ヶ月間試合がないので、ちょっとゆっくりして、一度心をリセットしてしたいです。チームとしては1人記録なしになってしまいましたが、明日以降、その選手が成功していれば優勝できたと言えるくらいの成績を残して終わりたいですね。最後までしっかり応援していきます。

ー団体戦に臨むにあたってチームの雰囲気はいかがですか
今年初めての団体戦だったので、自分たちの部で決めたのが、個人戦でもみんなで高め合えるように団体戦だと思ってやろうと話していました。それでも、一人ひとり調子が良かったり、悪かったりしました。思うような試合もできていませんでした。今回もコンディション的にいいんだろうなという気持ちだけで来てたので、前半戦このような結果になっているので。なので団体戦を意識して練習できているのですが、それが自信が過信になってきてしまっていると思います。みんなができているから、自分もできると思ってしまって、個人個人でちゃんと団体戦に出るという気持ちができていなかったのが今回の欠点なのかなと思います。今、気がつけたのでまだ良かったかなと思います。これから更に意識改革をして、頑張ろうかなと思います。

ー今後への意気込みをお願いします
もう明日から自分は応援に専念するので、出る人は予想以上に点数をとって欲しいです。あとはこれからにつながる試合展開を見せて欲しいです。全日本大学対抗戦本番さながらの試合を見せてもらわないと、なんでここでやらないのとなってしまうので。もっとしゃかりきにやって欲しいです。それが全日本大学対抗戦までにできていれば負けることはないと思います。

85㌔級 新海裕輝

―本日の試技を振り返って
試合の1週間前に練習中にぎっくり腰をしてしまって、出場できるかの瀬戸際で、たくさんの人に迷惑かけて、みんなに気を遣ってもらいました。今回の大会はそんなに調子がでなくてもいいからみたいなことを言ってもらったんですけど、選ばれた身からしたら、結果出さないといけないなと思っていました。なんとか試合に間に合うように調整して、順位的には予定の1位下なんですけど、やることはやったかなと思います。

―本日の目標は
スナッチ、ジャーク共に3番を自分の使命だと思ってやっていたのですが、全てで3番になってしまったのが悔いの残る結果ですね。

―5月の大会の結果から考えても、低めからのスタートだったと思うんですが
腰の状態をみてのスタートだったので、その点に関してはしょうがないかなと思う面もありつつ、腰のけがをしなかったらもっと楽に試合できたのかなと思います。

―試合中腰の痛みの方は
何も感じないように気合で乗り込みました。

―記録については
あと1本、ジャークで取って、スナッチも2本目落として、ちょっともったいなくて、もうちょっといけたかなというのはありますね。順位については、反省します。

―2位とは1㌔差でしたが
2位になることで初めて自分の仕事が達成されたので、それができなかったのが残念です。

―試技で4本取ったという成功率については
良くないですね。6本取りたかったです。

―今後に向けて
前期の大会がこういう風に終わってしまったので、本番は12月のインカレなので、その時は自分と平仲さんで1位2位を取ってしっかり仕事したいと思います。

―目標の記録は
もちろん今より上を狙わなきゃいけないですし、けがをしてる暇もないのでもっともっと改善していきたいと思います。

94㌔級 赤松哲郎

-今日の試技を振り返って
まず1つは団体のために点数を満点の24点とるつもりで、それは達成できたんですけど、やっぱり自分の目標である自己新記録(148㌔)を取った上で153㌔の大学新記録を取りたかったです。今日はちょっと体が思ったより全然動かなくて落としちゃいました。

-6月の全日本の大会より記録が低くなってしまいましたが
やっぱり今回の試合は前回の2週間後とかで、調子がちょっと落ちてて、今普通の状態に戻ってきた感じでした。スタートは前回よりも5㌔ずつ下げて確実に取れるようにしてきて調整しました。

-6月の大会では2位という結果でしたが
その日の試合では勝てる試合だったので、やっぱり取れてないというのが自分の中での心の弱さかなっていうのが1つありますね。

-4月から記録が下がっていますが、コンディションなどは
いや、でも練習とかでは普通に調子は良いんですけど、やっぱり試合での本数ですね。段々成功率が悪くなってきて、触りたい重量が触れなくて。だから結果としては下がってきてますね。でも触っている重量は段々上がってきてますね。

-見つかった課題などは
やっぱり足の弱さっていうのが1つあるんですけど、そこをしっかり鍛えていって、やっぱり今日の試合みたいに2本目、3本目が取れないってならないようにしていきたいです。

-次の大会に向けて意気込みを
次の試合は来月で大学の試合とは関係ないものなんですけど、九州ブロックがあって、そこで1階級上げて出ます。105㌔級として選んでもらったので、やっぱり表彰台に立って貢献しないといけないなと思います。

94㌔級 金城吉永

 ―本日の試技を振り返って
最低取らなきゃいけない点数は取れたので、その点では良かったんですけど、最後詰めが甘かったですね。

―その目標点数は
4番で見積もっていて、ただ設定は設定なので、それよりも上を取らないとインカレでは全然だめなので、もっと取って次に繋げられるようにしなきゃいけないなと思います。

―スナッチは5月の大会に比べると低かったと思うのですが
5月は個人戦だったので、ばんばんあげれたんですけど、今回は相手より1㌔でも人の上にのせていかないと、点数多く取れないので、2本目までは低くても仕事したかなという感じです。3本目しっかり取ってたらもっと得点取れたかなと思うんですけど。

―3本目は重めの重量だったと思うのですが
そうですね。自己ベストより4㌔上くらいですね。ちょっと勝負に出たという感じですね。

―3本目ベスト(165㌔)更新の懸かる重量を持ってみての感想は
重かったです(笑)。はあはあ言ってましたね。

―記録については
2位の記録に比べて全然離れているので。しかも、拓殖大学の2人が記録なしで終わったので3位になれたので、良くはないですね。

―3位という順位については
対抗戦で、点数にこだわってる点では予想点数より上なので結果的に良かったかなと思うんですけど、最後狙った重量取れなかったのがまだまだですね。

―調子はどうでしたか
悪くはなかったですね。

―4本挙げたという成功率については
普通ですね。最低限度取らなきゃいけない本数ですね。

―1本目、2本目成功したことで3本目やりやすかったのではないですか
そうですね。流れがよくなったので、勝負かけやすくて、途中までは良かったかなと思います。

―今後に向けて
12月のインカレに向けて、どんどん記録伸ばして赤松と1、2番取れることを目指していきたいと思います。

105㌔級 奥瀬大輔

ー今日の試技を振り返って
スナッチは3本取れましたが、実はアップ場で落としてしまったので、本来のスタート重量からだいぶ下げてスタートしてしまい、そこが詰めの甘い点だなと思いました。また、苦手であるジャークのさしでまた失敗してしまったので、改善されてないなと思います。総合的に見てあまり良くない試合だなと思います。ただ、予想していた点数より1点多く取れたので、そこは良かったところかなと思います。

ースナッチでは3本目に141㌔を挙げました
自己新記録だったので、良かったです。

ージャークでは2,3本目の167㌔を挙げられませんでした
自分の自己ベストより4㌔低かったので取ってもおかしくない重量でしたが、いつもより重く感じてしまったので、気持ちの持っていき方が下手だったなと思います。

ー3位という順位については
順位については嬉しいのですが、1、2位との差がありすぎるのと、この試合は東日本の大会なので、全日本では西の強い選手も入ってきて、そうなると3位にもなれないと思います。もっと練習していきたいです。

ー団体戦メンバーとして試合に出場して
昨年もこの大会のメンバーに選ばれたので2回目ですが、今年も緊張はありましたが、練習できなくないくらいの緊張ではありませんでした。このままだと全日本に出してもらえないので、記録を上げていきたいです。

ー全日本大学対抗戦でもメンバーに選ばれるには何が必要だと思いますか
足りないのは自分の記録なので、特にジャークが点数を取れないので、ジャークを根本的に変えて、また1からやりたいと思います。

ー今後への意気込みをお願いします
全日本までにスナッチ150㌔、ジャーク185㌔以上を挙げられるようにして、表彰台に上がれるように頑張ります。

+105㌔級 野中雅浩

-今日の試技を振り返って
スナッチ、ジャークの2本ずつの成功だったんですけど、とりあえず自分の仕事が1点取るっていうことだったんで、これを両方1本目で決めることができて良かったと思います。2本目も両方1㌔ずつの自己新記録なので良かったと思うんですけど、まあ欲を言えば3本目も取りたかったなと思います。

-今日のコンディションは
絶好調っていう訳ではなかったんですけど、そんなに悪くもなくできたと思います。

-初めての大学対抗選手権でしたが緊張などは
いや、そうでもないです。そんなにガチガチに緊張するわけでもなく、いつも通り始められたと思います。

-見つかった課題は
12月に全日本の対抗戦があるので、そこで自分達が団体戦で勝てるようにしっかり力付けていきます。

-次の大会に向けて
今度は国体のブロック大会に出るんですけど、その大会も団体戦なので、自分の仕事ができるようにしっかり成功率を高めていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0167平良は着実に優勝を飾った
  • DSC 034285kg級では平仲・新海の2人が表彰台へ
  • 2赤松はスナッチ・ジャーク両方で大会記録に臨んだが、届かず
  • 317点を獲得し、チームに貢献した金城
  • 5奥瀬はスナッチで自己ベストを挙げ、2位に
  • 7野中は自身の記録を更新した
  • 83位入賞の野中
  • 9準優勝に終わった悔しさは、12月の全日本大学対抗戦で晴らしたい

 

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