【バレー】2016年度春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦 対国武大 今季4度目のストレートで勝利を収める!
2016年度春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦
2016年5月14日(土)
慶応義塾大学日吉記念館
2016年度春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦、8戦目の相手は国武大。現在リーグ戦1位の法大は1セット目からミスを連発し、危なげな試合運びとなる。続く2セット目でもデュースに持ち込むほど苦戦する展開に。それでも最後は粘りのプレーを見せ、今季4度目のストレートで勝利を収めた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
25 | 1セット | 20 | 0 国際武道大学 |
---|---|---|---|---|
26 | 2セット | 24 | ||
25 | 3セット | 18 | ||
― | 4セット | ― | ||
― | 5セット | ― |
法政大学スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|---|
9 | 榎本京祐 | 法3 | WS |
1 | 進藤涼 | 文4 | MB |
26 | 伊元幸正 | 営1 | WS |
4 | 緒方賢史 | 法4 | WS |
10 | 石ヶ森智哉 | 営3 | MB |
29 | 西田寛基 | 営1 | S |
14 | 小林慎平 | 営3 | L |
※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
途中出場選手
背番号 | 選手名 | 学部/学年 |
---|---|---|
6 | 伊藤正義 | 法4 |
12 | 神谷翔 | 法3 |
21 | 渡邊和馬 | 文2 |
戦評
第1セットは法大のサーブから始まった。西田寛基(営1)のサーブから切り返してきたスパイクを、進藤涼(文4)と伊元幸正(営1)のブロックでシャットアウト。主将の雄叫びがコート内に響き渡り、幸先の良いスタートに見えた。しかし、試合は簡単には進まず序盤からミスの嵐。さらにスパイクミスが重なり、楽に得点を与えてしまう苦しい展開となる。結果的に相手のミスに助けられ、25-20でなんとかセットをものにした。
第2セットも進藤の得点でスタートした。相手の時間差攻撃をブロックすると、伊元のスパイクは相手ブロックにピシャリと封じられ、両者譲らない立ち上がりとなる。石ヶ森智哉(営3)のAクイックが決まるなど、波に乗りかかった法大。しかしサーブ権を得るたび、サーブミスを連発する。第1セット同様、自分たちのミスからリズムを崩し始める。相手に傾きかけた流れを断つため早めのタイムアウトを取るなど策をとるも相手も粘り、思うようなバレーができない。ズルズルと試合が進むと終盤でサイドアウトの取り合いになり24-24。ここで伊元のスパイクがブロックアウトとなると、続いて緒方賢史(法4)のスパイクも決まり26-24。苦戦を強いられるもセットを連取した。
勝負を決めたい第3セット。序盤はシーソーゲームの展開となる。1、2セットでなかなか調子を上げられずにいた榎本京祐(法3)がスパイクを決めるとチーム全体も波に乗り、3連続得点。前セットで目立ったミスも改善され、連続得点を重ねる。相手に主導権を渡さずそのままの勢いで25-18で勝利。ストレートで試合を決めた。
今日の試合を受け、8戦全勝は法大のみとなった。しかし今後はさらに上位との戦いが続くため油断は許されない。明日は法大に次ぎ暫定2位につける慶大との一戦。この試合を勝ち取ることで入れ替え戦、そして2部優勝が現実味を帯びてくるだろう。明日こそ、法大バレーの強さを見せるとき。(川畑あかり)
選手コメント
石ヶ森智哉
―今日の試合を振り返って
自分たちのミスが響いた試合でした。2セット目は本当に自分たちのミスだけで競った展開になってしまったので、もう少しミスを減らせば(相手を)15点とかで抑えられた試合だったと思います。
―3セット目は前のセットに比べてミスが抑えられたと思いますが
2セット目のサーブの連続ミスがあったから、ミスしない程度に攻めるというのをチームで心がけました。みんなで声かけをしたわけではないですけど、一人一人がそう思ったと思うのでそれがミスなくできたとことにつながったと思います。2セット目は結局サーブミスから自分たちのリズムが崩れた形だったのでサーブやスパイクのミスを見直して(3セット目は)できたので良かったです。
―相手の印象は
やりやすいかやりにくいかで言えばやりやすかったです。レフトからの攻撃がほとんどだったので、レフトにブロックが飛んでワンタッチを取って切り返して決めるという形ができたので、今日の試合はミスが目立ちましたがその点に関しては良かったと思います。
―クイックがよく決まっていたと思いましたが
いや、3セット目の最後の方に(小林)慎平に「自分のやることをちゃんとやれ」と怒られました(笑)。本当であればターンして打つように濱口さんとかにも言われているんですけど、最後の方になってクロス方向に打ってしまって決めなければならないところを決められなかったです。そこを慎平に怒られたので、決まっていたには決まっていたんですけど、そういう自分の詰めの甘さを感じました。
―ここまで全勝で1位ですが
これから上位としか当たらないですけど、とりあえず1戦1戦集中して勝てるように頑張っていきたいです。
―明日は慶大との大事な試合になると思いますが、意気込みをお願いします
神谷くんのサーブに期待したいと思います!(笑)
小林慎平
―今日の試合を振り返って
今日はちょっと自分たちのミスが多くて、たぶん本来普通のバレーをしていれば、もうちょっと簡単に勝てたのかなって思ったんですけど、ちょっとミスが多くて、苦しい試合展開になっちゃいましたね。
―これまで11回のデュースのうち8回競り勝っていますが
今年はやっぱり粘り強いチームになったというか、自分たちでそういう風になろうって決めたので、チームの方針としてそういう練習をやってきたので、結果が出て嬉しいです。
―アップ時のチームの雰囲気は
今年は4年生がけっこう明るいので、アップからみんな楽しくというか、法政らしくわいわいアップしています。
―相手の国武大の印象は
簡単なバレーをしてくるんですけど、けっこう粘り強くて、僕らもあんなバレーを目指す部分もあるかなっていうバレーをしていましたね。
―明日の慶大戦に向けて
慶應はまあ(会場が)ホームなんでね。今日慶應は1敗して、ちょっと死に物狂いで来るんじゃないかなと思うので、そこをしっかりねじ伏せて、来週につなげたいと思います。
西田寛基
前回の青学大戦では出だしでキャッチが乱れて、その時に自分が全然コンビネーションができていなかったので、それが今の自分にとっては課題なんですけど、前回の試合よりかは全然良かったと思います。実際自分には課題がまだたくさんあるので、もっと頑張らなきゃいけないなという印象の方が強いです。
―今日は全体的にミスが多かったですが原因は
せっかくつないでくれているんですけど、自分のトスミスで近かったり離れたりしたので、スパイカーも良い状態で打てていないので、良い状態で自分がトスを持っていけばもっとブレイクできると思うので、そこは自分がもっとやるべきだなと思います。
―国武大の印象は
オーソドックスな攻撃なので、まあつなぎの印象が強かったです。
―現在法大は1位ですが
慶応が今日負けて、明日絶対負けないという気持ちで来ると思うので、それに負けずに自分たちの法政らしいプレーをやり切るだけです。
―明日の試合に向けて意気込みを
どんな状況でも皆が勝ちたいんだという気持ちを全面に出して、自分たちも最高のプレーをしたいと思います。
フォトギャラリー
- ストレートでの勝利は今季4度目
- クイックの決定率が高かった石ヶ森
- どんな攻撃もカバーする小林
- 課題はまだ多いと語った西田
- ピンチサーバーとして活躍する神谷
- 上級生として経験を生かしたプレーを見せる緒方
- 本調子ではなかった榎本
- ブロックを決める伊元(左)と進藤