【卓球】平成28年度秋季関東学生リーグ戦 1部 対早大 昨季勝利を挙げた相手に手痛いストレート負け
平成28年度秋季関東学生リーグ戦 対早大
2016年9月1日(木)
港区スポーツセンター
昨季は3位とAクラス入りを果たし、今季は更なる高みを目指した臨んだ初戦。早大相手に1勝もできず、ストレート負けとなった。
試合結果
トータル試合結果
0 法政大学 |
0 |
シングルス |
3 |
4 早稲田大学 |
---|---|---|---|---|
0 |
ダブルス |
1 |
試合結果
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ● | 藤森文人(法3) | 0-3(3-11,9-11,9-11) | 高田直騎 |
2 |
● | 高取侑史(法1) | 0-3(4-11,7-11,6-11) | 上村慶哉 |
3 | ● | 村井桂(国4) | 2-3(11-6,8-11,6-11,12-10,4-11) | 竹岡純樹 |
D | ● | 高取・青山昇太(営1) | 2-3(14-12,9-11,11-3,6-11,9-11) | 上村・平野晃生 |
4 | – | 青山 | – | 硴塚将人 |
5 | – | 南波裕輝(営3) | – | 坂内拓也 |
6 | – | 矢野雅大(法2) |
– |
平野 |
戦評
昨季を34年ぶりの3位で終えた法大の新たなシーズンが始まった。初戦の相手は早大。昨季の対戦では最終7番手までもつれ込む大熱戦の末、勝利を挙げている。46年ぶりの優勝へ向けたスタートダッシュを決めていきたいところだ。
1番手は藤森文人(法3)。チームに勢いをもたらせるムードメーカーだ。まず1セット目は1点を先取するもそこから9連続失点で流れを失い、落としてしまう。2、3セットは中盤まで競った展開になるも勝負どころでのフォアの打ち合いに打ち負け、ストレート負けとなった。
続いては高取侑史(法1)。相手エースの上村慶哉に、「当たって砕ける」思いで挑んでいった。1セット目を大差で落とすと2セット目も5-3とリードした場面から7連取され落とす。そのまま3セット目もなす術なくストレートで敗れてしまう。
3番手は法大の言わずと知れたエース村井桂(国4)。昨季は優秀選手賞を獲得する活躍を見せていた。1セットは緩急を自在に用い、終盤に5連続ポイントを挙げて先取する。しかし、2、3セットは相手の勢いが勝り連続で落としてしまう。あとがなくなった第4セット。相手のショットを返しきれないまま先にマッチポイントを奪われた。だが村井はここで簡単には終わらない。相手のショットの勢いを殺した巧みなリターンでこのピンチを抜けるとそこから3連続得点で逆転し、このセット奪いを取る。迎えたファイナルセット。4連取されたあとに4連取で取り返すも、ここからまさかの7連続失点でセットを失い万事休す。ゲームカウント0-3で早大に王手をかけられてしまう。
ダブルスは青山昇太(営1)・高取ペア。追い込まれた状態での登場に「プレッシャーが大きかった」(高取)と振り返る。1セット目は一進一退の攻防でデュースになるも取りきる。2セット目は落とすも3セット目は開始から10連取という圧倒的な力の差を見せつけ、セットカウントは2-1に。4セット目は6-6の場面で5連取を喫し、取りこぼす。ファイナルセットも9-5とリードしていたが、ここから相手の粘りのプレーに屈し、6連続失点で逆転負け。法大の敗戦が決まった。
ストレート負けとなってしまったが、まだ7試合あるリーグ戦の初戦である。明日から気持ちを切り替えて勝利をつかみに行ってもらいたい。(飯田翼)
選手コメント
村井桂 主将
-本日の試合を振り返って
相手は3回くらい対戦経験のある相手で、お互い手の内がわかっている状態での試合でした。その中で自分の持ち味であるサーブから崩す展開が少なく、また相手の逆回転サーブのレシーブでも手こずってしまったのが敗因だと思います。
-自分の形が作れなかった要因は
サーブが利かないのは予想していたのですが、レシーブが上手くいかず、先に相手に仕掛けられ、態勢の悪い状態で打球することが多かったことだと思います。
-中盤カットも見られました
ドライブのミスが目立ったので、なんとか相手をかく乱しようとは思ったのですが、なかなか自分のリズムに乗れなくて、だめでした。
-第4セットは追い込まれた展開をものにしました
負けていて、レシーブも追い込まれている状況だったので、一か八か思いっきり自分のプレーをしようと心がけました。
-試合の中で気持ちの面はいかがでしたか
言い訳はしたくないですが、今大会から応援が制限されたことで、法政の持ち味でもあるベンチも一体となって盛り上げることができず、気持ちの面で乗れない人は乗れなかったと思います。
-チームの敗戦について
0-4で負けるのは予想していなくて、後半勝負という思いがあったので、ストレート負けについてはみんな引きずっているとは思いますが、1日目なので気持ち切り替えてやっていきたいと思います。
-インカレ後のチームの雰囲気は
インカレで上位進出できなかったことで、悔しさが芽生えてチーム一丸となってやってきたので、良い雰囲気ではあるので負けを引きずらずに、次に向けて頑張りたいと思います。
-今回のリーグ戦の目標は
春3位になったので、それよりも上をみんな目標にやってきたので、厳しい状況ですがそこはぶれずにチーム一丸となってやりたいと思います。
-明日の2試合に向けて意気込みを
筑波戦は春に負けているので今回は勝ちたいという思いがありますし、日体大は2部から上がってきたチームで勢いのあるチームなので、勢いにのまれずに2勝してAクラスにつなげていきたいです。
高取侑史
ーシングルスの試合を振り返って
相手の方が実力が上でした。「当たって砕けろ」という気持ちで挑んだが相手のボールやプレーが一枚も二枚も上手だった。そういった面で自分がやられていってしまった。
ーダブルスの試合を振り返って
1セット目は接戦で勝利し、良い流れでしたが、4セット目もリードした中で粘られてしまい、5セット目は9-5でリードしていたにも関わらず相手の粘りがすごく、自分たちが崩れてしまった。
ー今日からの団体戦が始まったがそれに向けてどういった準備をしたか
前回のリーグ戦では大事な場面でのダブルスで回ってくることが多かったので相方の青山選手と重点的に練習し臨みました。
ーダブルスは0-3で回ってきましたが心境は
プレッシャーもあったし、ゲームの流れやチームの雰囲気が今日は悪かったです。「1本でも多く点を取りたい」と思ったが追い込まれてしまい、それが出来なかった。
ー今後の団体戦に向けて
今日から試合が始まったのでまた切り替えて明日からの団体戦に臨みたいと思います。
フォトギャラリー
- 明日からの巻き返しに期待
- ストレート負けとなった藤森
- 相手エースに善戦するも力及ばず
- エース村井はフルセットの熱戦をものにできず
- 終始ペースを握りながらも敗戦
- ベンチに迎えられるダブルスペア