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【重量挙】第61回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会 古屋敷、奥脇、福本が表彰台を獲得!

重量挙

【重量挙】第61回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会 古屋敷、奥脇、福本が表彰台を獲得!

第61回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会
2016年10月21日(金)〜23日(日)
上尾市スポーツ総合センター

法大からは1年生4人、2年生1人が出場した今大会。優勝者は出なかったものの、古屋敷拓也(法1)が準優勝、奥脇開斗(営1)と福本龍馬(キャ1)が3位入賞を果たした。また、古屋敷と粟辻悠太(社1)がスナッチ、福本はクリーン&ジャークで自己新記録を出し、今後に期待の懸かる結果となった。

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スナッチで自己新記録を出した古屋敷

試合結果

個人成績(丸数字は順位)

選手名 階級 順位 スナッチ クリーン&ジャーク トータル
古屋敷拓也 69kg級 準優勝 110kg② 135kg② 245kg
平仲康太郎 77kg級 8位 105kg⑪ 140kg⑤ 245kg
粟辻悠太 85kg級 19位 95kg⑱ 108kg⑲ 203kg
奥脇開斗 94kg級 3位 115kg⑥ 147kg③ 262kg
福本龍馬 105kg級 3位 125kg② 161kg② 286kg
 

戦評

 今大会初日、69㌔級といつもより階級を上げて出場したのは古屋敷拓也(法1)。スナッチでは100㌔からスタートし、3本とも成功。110㌔と自己新記録を出した。対してクリーン&ジャーク(以下ジャーク)では135㌔に挑むも2本失敗。最後の1本でなんとか決め、トータル245㌔と準優勝を果たした。

 2日目、男子77㌔級に登場した平仲康太郎(法2)は体調が万全でない中での出場。スタート重量を5㌔下げて臨んだが、スナッチで2本、ジャークで1本を落とし、表彰台に絡むことはできず、8位に終わった。
 85㌔級に出場した粟辻悠太(社1)は、入学後初の公式戦となった。スナッチではベストを更新。入賞には至らなかったものの、しっかりと自分の中で経験値を積むことができただろう。今後は体重をさらに増やし、挑戦する重量を上げていきたいと語った。

 最終日、東日本新人で2位に入った94㌔級の奥脇開斗(営1)はジャークが今大会でも冴えた。スナッチでは思うような試技とならずに6位と出遅れ、ジャークでも1本目を落としてしまう。しかしそこから立て直すとジャーク3本目では自己ベストを2㌔上回る147㌔を成功。3位に入り、2大会続けての表彰台となった。
 105㌔級に出場したのは福本龍馬(キャ1)。試技時間が45秒だった今大会、試技が時間ギリギリになる場面も見られたが、スナッチでは125㌔を成功。得意のクリーン&ジャークではベストとなる161㌔を挙げ、表彰台に上った。階級を上げ、成長著しいルーキーに、更なる成長が期待される。(安藤優花、小島雄太、阿部暁野)

監督・選手コメント

平良朝順 監督

―今大会を振り返って
1番になったのが1人もいないということで、これは近年にないことなので、大変寂しいことです。2位になった古屋敷はあえて自分の階級じゃない上の階級に出ての2位なので、それは評価できると思います。もしあと2㌔弱くらい減量しておけば、下の階級では楽勝だったと思うので、それを考えるとあんまり悲観することはないかなと思います。12月の大学対抗戦を考えると減量はさせたくなかったし、本人もしたくないということだったので、それはそれとしても、古屋敷も減量をしないで自己新記録を出しました。77㌔級の平仲は記録は出なかったけど、85㌔級の粟辻もスナッチで自己新、94㌔級の奥脇も自己新が出たので、最後の福本もスナッチ、ジャークで11㌔自己新を出して3位に食い込んだということは評価していいかなと思います。当然に練習でやっている重量も本番でなかなか出せないので、そういうところから言うと順位こそ2番、3番ですが、日頃の練習の成果、本人たちの取り組みの成果は出たのかなというようには評価します。

―12月の大学対抗戦には今回出場した選手は出ますか
古屋敷がレギュラーになれるかどうか。団体8人ですけど、8人目に食い込むか食い込まないかというところですね。

―現在の選手全員の調子などは
10月の上旬に国体があったんですが、その時に5人出たのかな。そのうちの94㌔級の4年の赤松がスナッチ154㌔で学生記録、1番最後に+105㌔級の野中がジャークで213㌔日本ジュニア記録を出したので。それで帰ってきてからも継続して頑張っているので、他の選手たちもものすごく良い影響が与えられていると思います。取り組んできたことがちゃんと出るんだなということを、今日出た選手たちも自信にもつながるし、学生記録出したりジュニア記録を樹立したということが好影響を与えているかなというところもありますね。練習量も間違いなく(12月の大学対抗戦の)メンバーであろうという選手たちが良い練習をしているので、あと2カ月ちょっとくらいありますから、もう1段ギアチェンジして、今のところだと3番くらいなので。九州国際大学、日本大学、その次に法政なので、ギアチェンジが上手くいけば、ひょっとしたら優勝争いできるかもしれません。争うだけじゃ面白くないので、勝たないと、というように思っています。とても良い雰囲気でね、練習しています。

69㌔級 古屋敷拓也

―今日の試合を振り返って
スナッチは自己新記録を取れたんですけど、ジャークで始めに2本失敗して、皆さんに迷惑をかけてしまって申し訳ないなと思いました。

―ジャークは3本目での成功でしたが、練習のときは
いつも62㌔級なんですけど、69㌔級に上げて、いつも練習している体重でやったんですけど、思ったよりもうまくできなくて悔しかったです。

―62㌔級から69㌔級に変えた理由は
自己新記録を取るために、次の全日本大学対抗戦に向けて少しでも力をつけていくためです。

―今後の課題や目標は
今後の目標は12月に全日本大学対抗戦があるんですけど、そこには今回の69㌔級ではなくて62㌔級で出るので。出られるかはわからないですけど、スナッチ120㌔、ジャーク150㌔を挙げられるように頑張りたいと思います。

77㌔級 平仲康太郎

―今大会の試技を振り返って
まず本調子じゃなかったっていうのもあるんですけど、しっかり万全の体調で挑めなかったっていうのがあって、そこも実力不足なので改善していきたいなと思います。

―スタートがいつもより軽い重量でしたが
練習でもそこまで重量をできてなかったので、高い重量から出ても…ということで下げてやったんですけど、それでもできなかったので。練習からしっかりできていなかったのが今大会はダメでした。

―スナッチ105㌔、ジャーク140㌔、トータル245㌔という結果については
今の自分ができる重量はこれくらいなので、つぎの試合にはしっかり準備して挑めたらなと思います。

―東日本インカレでは69㌔級でしたが77㌔級に戻った経緯は
もともと77㌔級なので、その階級で出ただけです。よほどのことがない限りはたぶん69㌔級で出ることはほとんどもうないと思います。

―全日本インカレまでの2カ月で取り組むことは
今のままだと団体優勝する点数を取るのはちょっと厳しいと思うので、しっかり練習で積んで、少なくとも今の10㌔上の重量はやらないといけないので、それをできればなと思います。

―全日本インカレに向けて
もう3年連続で負けているので、日本大学さんに。今年こそは、優勝しないといけないというよりは、できない理由はないので、しっかり練習に取り組んで、チーム一丸となって優勝できればなと。優勝します。

85㌔級 粟辻悠太

―試技を振り返って
今日は記録的に上位を狙える重量は挙げられないので、自分の記録を伸ばすことを意識してやっていました。

―大学入学後初の試合となりました
緊張はしました。検量の前とかは凄く緊張していて。夜もあまり眠れず、バタバタしました。

―ベストは
スナッチが95㌔、クリーン&ジャークが110㌔です。スナッチは今日更新しました。

―調子は
そうですね。スナッチはあんまり悪くはなかったです。ジャークも悪くはなかったんですけど、最後に記録を高めに狙いすぎてしまったところがあったと思います。

―今後の課題は
足というかスクワットが弱いので、ちゃんと筋トレをして足を強化して。体重も増やして、自分の身長と体重に見合った階級で記録を伸ばしていきたいです。先輩方や監督さんからも体重を増やすことは言われていて、僕にとっての今後の一番の課題になると思います。

―次に向けて
今年はないと思うんですけど、次は3月の六大学の試合があると思うので、そのときには今以上に階級も記録も伸ばして出られるように頑張っていきたいと思います。

94㌔級 奥脇開斗

―今大会の試技を振り返って
大事なとこで成功させることができなかったのが、自分にとってはあまりいい試合ではなかったのかなと思います。スナッチの3本目と、1本目はちゃんと取らなきゃいけないんですけど、ジャークの1本目でミスしてしまったので。

―ジャークのスタート重量を予定より上げた理由は
スナッチでこけてしまったので、ジャークで勝つために上げました。

―ジャーク1本目を失敗してから修正した点は
1本取らないと始まらないので、とりあえず1本取るように頑張りました。

―3位で表彰台獲得となりましたが
周りのライバルたちがこけてくれたから表彰台に上れただけで、全然実力としてはまだまだなので、これからも頑張りたいです。

―東日本新人に続いての表彰台ですが調子は
今回あまり調整できなくて、ちょっと体調を崩して、体重も落としてしまったので、調子的には上手く調整できなかったかなと思います。

―今回の記録については
まだまだですね。全然ダメです。ジャークは一応自己新記録ですね。

―今後の課題は
両種目ともしっかりともっと重量を上げられるようにしないと通用しないので、謙虚に頑張ります。

105㌔級 福本龍馬 

―試技を振り返って
今日はジャークで触ったことのない重量がとれたので、そこは本当に大きかったと思います。
 

―表彰台は狙っていましたか
そうですね。一応最後の161㌔をとった時点で2番だったんですけど、2番の人がその上を取っちゃったので。

―5月の全日本学生個人戦から階級を上げられた理由は
減量が大変だったので。105㌔級のほうが使えるかなと。今後も105で。

―今大会は試技時間が45秒でした
少ないですね。高校のときも30秒とかはほとんど間に合ってなかったです。

―スナッチにおける今後の課題は
全体的にまだフォームが汚いので、フォームを意識して。もっと良くなれば記録も伸びるかなと思いますね。

―次に向けて
次は2位か1位を狙いたいですね。

フォトギャラリー

  • 102101スナッチで自己新記録を出した古屋敷
  • 102102階級を上げたなかでも準優勝を果たした(写真㊧古屋敷)
  • 102201体調が万全ではなく8位に終わった平仲
  • 102202粟辻は入学後初の大会出場
  • 102301奥脇はスナッチ、ジャーク1本ずつの失敗に抑えた
  • 1023022大会続けての表彰台だ(写真㊨奥脇)
  • 102303福本はクリーン&ジャークで自己新記録を出した
  • 102304次はさらに上の順位を目指したいと語った(写真㊨福本)
 

 

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