【アイスホッケー】平成28年度関東大学リーグ戦 対日大 7得点の快勝で4位早大は射程圏内に

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【アイスホッケー】平成28年度関東大学リーグ戦 対日大 7得点の快勝で4位早大は射程圏内に

平成28年度関東大学リーグ戦Div.I-A
2016年11月23日(水)
DyDoドリンコアイスアリーナ

慶大との痛み分けが尾を引く中、中2日で行われた試合。相手は今季、いまだ1勝にとどまっている日大だった。1Pで先制を許すが、直後に連続得点で逆転に成功。2P、3Pは着実に加点をしていき、7-1で勝利を挙げた。これで4位早大との勝ち点差は2に縮まり、4位争いは最終節までもつれ込むこととなった。

intoro R
ハイタッチをする松本(左)と佐藤

試合結果

トータル試合結果

7
(64)
2(21) 1P 1(7) 1
(22)
3(24) 2P 0(7)
法政大学 2(19) 3P 0(8) 日本大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。

ゴールデータ

チーム ピリ 時間 ゴール アシスト アシスト PP/PK
日大 1 15:58 7 皆川慎太郎 17 虎直人  
法大 1 17:23 47 佐藤佑亮 11 西口開羅 13 松本力也
法大 1 19:34 11 西口開羅 71 阿部拓斗 27 小堀健祐 KP
法大 2 02:23 13 松本力也 11 西口開羅 27 小堀健祐 PK
法大 2 17:56 14 松井洸 4 福島勇啓 13 松本力也 PK
法大 2 18:33 14 松井洸 4 福島勇啓 13 松本力也
法大 3 09:31 67 志田凌大 13 松本力也 19 三田村哲平
法大 3 12:37 10 鈴木翔弥 4 福島勇啓 13 松本力也

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。

メンバー

SET FW FW FW DF DF
1  23 沼田翔 48 小西遼  67 志田凌大  76 田畑秀也  27 小堀健祐 
2  10 鈴木翔弥 A 11 西口開羅  C 13 松本力也  14 松井洸  4 福島勇啓 
3 A 92 大野峻丈朗  71 阿部拓斗  47 佐藤佑亮  3 高橋魁人  2 今将駿 
4 77 岡野頌平  19 三田村哲平  44 船越準平     

※GKは#31吉田駿太が先発出場。控えに#25久保田雄樹 #44船越はDF

 

戦評

 目標の4位浮上を果たすためには、もう負けられない法大。最下位の日大に快勝し、最終戦の日体大戦に弾みをつけたいところだ。

 第1ピリオドは、開始早々から法大ペース。だが、攻撃のチャンスを数多く作り出したが、得点には結びつけられず。前回と打って変わって、遠目からのシュートを放つなど、攻撃に迫力は増したが、無得点のままで試合は進んだ。
 15分にはPK(ペナルティキリング)で数的不利に陥ると、皆川慎太郎が一瞬の隙を突き、シュートを放つ。パックはゴールネットに吸い込まれ、先制点を許した。
 しかし、この試合の法大は一味違った。PKが続く中で、17分に主将・松本力也(人4)のパスをもらった佐藤佑亮(人2)が左からゴールを決め、瞬く間に同点に。19分にも1人少ない中で、西口開羅(法3)が落ち着いてゴールに流し込み、逆転に成功。リードして第1ピリオドを終えた。

 第2ピリオドでも、法大優勢。開始直後こそ日大の攻撃に押される場面はあったが、GK・吉田駿太(文1)が落ち着いてゴールを守った。すると、PP(パワープレー)で数的有利になり、その中で松本が決め3-1。また、終盤にも松井洸(法1)が遠目からシュートを2本沈め、リードを大きく広げて、勝利に大きく前進した。

第3ピリオドでは、守備の乱れもあったが、吉田が冷静にセーブ。攻撃の手も緩むことなく、志田凌大(文1)と鈴木翔弥(営2)が1得点ずつ挙げ、最終的に7-1で試合を終えた。

 大量7得点を挙げ、快勝した法大。シュート数も相手を大きく上回り、内容でも圧倒した。前節では試合終盤に追いつかれ、痛い引き分けに終わったが、4位確保に向けて、最終戦に望みをつなげた結果であった。
だが、反則が多く、PKで自ら厳しい展開に持ち込んでしまう場面も数多くあり、改善が必要だ。来年1月に行われるインカレでは、1つのミスが敗戦につながってしまう可能性も考えられる。まずは最終戦をミスなく勝利で終えられるか、そこが課題である。最終戦は、4位の行く末から目が離せない。(橋爪優典)

 

選手コメント

佐藤佑亮

―今日の試合を振り返って
立ち上がりに失点を喫しチームの雰囲気もあまり良くなかったのです。ただ、1Pの間に逆転することができて、それ以降2P、3Pはいい流れでホッケーができたので良かったと思います。

―ペナルティが多かったが
早いうちにペナルティが何個か出てから、チームで気をつけていこうと話していたのですが、結果的にかなり多くなってしまいました。でも、PKでもしっかり声を掛け合って守れていたのでそこは良かったと思います。

―得点場面について
力也さんからいいパスを貰ったので、あとは冷静に決めるだけでした。

―引き分けの慶大戦から修正した点は
慶大戦で残り5分で決めた後に、ペナルティから失点して結果引き分けに終わってしまいました。でも、残り2試合で勝てばベスト4に入れるので、チームで一つになってプレーしようと声を掛けて練習しました。

―タイムアウト時の監督からの指示について
監督から3Pはいい流れでホッケーできて、点差も開いていたんが「まだ次の日体大戦も残っているので最後まで気を引き締めてプレーしろ」と言われました。

―ベスト4に向けても負けられない最終戦に向けて
日体大とは前半戦で引き分けているので、何としても勝って4位で終えて、インカレに向けてのいい弾みにしたいと思います。

satou R
好調の佐藤は2試合連続ゴール

 

志田凌大

―初ゴールおめでとうございます。ゴールシーンを振り返って
キャプテンの松本さんがいいシュートを打ってくれて、いいところにリバウンドが出たので、自分は流すだけでしたね。

―今日の試合全体を振り返って
出だしから足が動かなかったので、もう少し試合前の食事や運動からいい準備をしていきたいです。

―ペナルティが多く、PKの長く時間がなりましたが
無駄な反則を減らしていくことで、PKの時間を少なくしていきたいです。

―試合途中からセット内のFWが1年生3人になりましたが
同級生ということもあり、互いに言い合える部分もあるので、やりやすかったです。

―今日も失点を喫し、完封とはいきませんでしたが
たまに出る気の緩みが命取りになるので、気を引き締めていこうと思います。

―日体大戦へ向け
次も勝てば4位になれる可能性があるので、しっかり勝利をつかみ取りたいです。

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大学初ゴールを決め笑顔の志田

 

フォトギャラリー

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