【ハンド】2017年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第2節 対筑波大 ラストプレーで見せた意地! 日本代表擁する王者から勝ち点奪う!
2017年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第2節 対筑波大
2017年4月16日(日)
日本大学八幡山総合体育館アリーナ
第1節の惜敗から一夜明けた今日の対戦相手は昨年の秋季リーグの優勝校、筑波大。前回の対戦では25-32で敗北を喫している。法大ハンド部、リベンジなるか。
高間がディフェンスの上から狙う
試合結果
トータル試合結果
34 法政大学 |
16 | 前半 | 20 | 34 筑波大学 |
---|---|---|---|---|
18 | 後半 | 14 |
スターティングメンバー
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
GK | 深井亮太 | 理工3・浦和学院 |
CB | 福本直也 | 経済3・法政二 |
RB | 内門竜之介 | 経済4・鹿児島工業 |
LB | 山本祐輝 | 社会2・浦和学院 |
RW | 竹野恭平 | 社会4・法政二 |
LW | 田島走 | 社会3・藤代紫水 |
PP | 下條輝 | スポーツ健康4・法政二 |
交代選手
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
LW | 高間アミン | 経済4・富岡 |
GK | 福本吉成 | 経済1・北陸 |
LB | 松岡寛尚 | 経済2・藤代紫水 |
CB | 山本晃大 | スポーツ健康2・大分雄城台 |
LB | 本田悠也 | 社会1・大分 |
GK | 仲村充 | 社会3・藤代紫水 |
戦評
体格の良さを際立たせるフォルム、伝統校の雰囲気を感じさせる水色のユニフォームに身を包んだ強豪・筑波大。実力は昨年の秋季リーグ優勝という成績で証明されている。格上相手にどれだけ戦えるか。
法大の攻撃は山本祐輝(社2)のレフトバックからのシュートで始まった。その後、高間アミン(経4)や、下條輝(スポ4)がチャンスを迎えるも、相手のGKがナイスセーブを見せ、得点には至らず。4分間の沈黙の後、福本直也(経3)がスコアを動かした。得点のみならず福本の積極的な攻めが日本代表・徳田新之介を2分間退場にまで追いやる。その2分間に連続得点し、盛り上がりを見せる法大。しかし、筑波大は常に法大の一歩前を歩いていた。強いフィジカルを生かし、法大のディフェンスに臆せず仕掛ける。18分が経過した頃、筑波大の果敢な攻めに耐えかねた法大はタイムアウトを要求。しかし、流れを変えることはできず、16-20と4点ビハインドで前半戦を終える。
後半開始から約5分間、4点差をキープ。タイムアウトの後、法大に火がついた。竹野恭平(社4)が角度がないところからの難しいシュート、高間が速攻から決める。さらにGK仲村充(社3)も相手の強烈なシュートを阻止。下條の2分間退場があったものの、怒涛の4連続得点を披露する。そして本田悠也(社1)のシュートで28-28の同点に。その後迎えたペナルティスローも、高間が冷静に決め30-30。しかし筑波大も速攻から得点し、一歩も譲らない。法大は松岡寛尚(経2)が2分間退場を宣告され、厳しい戦況を迎えるも、執念で守備を固めて数的不利の間を1失点で耐え凌ぐ。残り30秒33-34の状態でタイムアウトは法大。勝ちたいという全員の思いが重なった。主将内門竜之介(経4)の渾身のシュートが筑波大のゴールを捉えた。34-34。歓喜の声が会場を包み込んだ。
結果だけ見れば引き分けだ。しかし、相手が昨秋の優勝校だったこと、負けている状態から試合終了間際に追いついたことを考えれば価値のある引き分けだったと言えるだろう。今日の試合はこれからの法大ハンド部を勢いづける一戦となるに違いない。(高野茜)
選手インタビュー
仲村充
ー今日の試合を振り返って
前半に20点という大量の失点をしてしまったので後半、「チームでしっかり修正していつもの自分たちの雰囲気や練習でやっていることをしっかりやっていこう」という話をして後半に修正して勝てはしなかったんですけどなんとか引き分けにまで持ってこれたのでそれがすごく大きかったと思います。
ー前半点差が開いていたがその時のチームの雰囲気はどうだったか
点差が開いている状態で自分たちが落ち込んでいるともっともっとマイナスになると思ったので「なんとか意地でも盛り上げていこう」と割り切っていました。
ー秋季王者・筑波大に対しての対策は何かあったか
いや特にないです(笑)昨日の明大戦は勝てる試合で負けてしまったので切り替えてもう勝つしかないという状況だったのでみんなで一致団結しました!
ー引き分けだったことについて
自分たちにとっては引き分けですけど勝ったも同然でいい試合だったと思います。
ー次の試合へ向けて
このままの雰囲気をキープして最後まで行ければ入れ替え戦にはならないと思うのでしっかりと頑張っていきたいです。
高間アミン
ー今日の試合を振り返って
相手に徳田選手というすごい選手がいるんですけど、その左利きのほうを中心的に守っていこうという話をしていました。結局最後はそっちでやられてしまったんですけど、諦めないでついていけたと思います。
ー対戦相手の印象は
フローター陣が本当に強力なのと、あとフィジカルもあるチームでした。
ー接戦の場面でのPTを見事決めました
緊張はしたんですけど、いつも通り冷静に打つことができました。
ー今日は後半から調子が上がった印象を受けましたが
前半も後半もフローターの調子が良かったので、自分はそんなにやらないで、回ってきたら打つということを意識してプレーしていました。
ー今季の調子は
最上級生として、気持ちの面で慣れていない部分があるので、下級生だった時とは違った緊張があります。
ー新チームの雰囲気は
下級生も多く出場していて、フレッシュなチームだと思います。それを内門や自分などの上級生が引っ張っていけば、今日みたいに粘る事のできるチームになっていくと思います。
ー次の試合へ向けて
日体大は強いんですけど走り負けないようにして、今日は引き分けだったので、来週は勝ちたいと思います。
フォトギャラリー
- 攻守の要である山本祐
- 冷静にGKの見極める竹野
- クイックシュートを試みる山本晃
- 仲村は再三のナイスセーブ
- 体勢を崩しながらも豪快にシュートを打つ松岡
- 高間がディフェンスの上から狙う
- 内門が右から切り込む
- このタイムアウトで気持ちを入れ直し同点に追いついた