【テニス】全日本学生テニス選手権大会 男子単複・女子シングルス1回戦
全日本学生テニス選手権大会
2016年8月8日(火)
岐阜メモリアルセンター
今年も熱い戦いが繰り広げられる。法大からは男子8名、女子3名が出場。5月に行われた春の関東学生トーナメント大会(春関)では悔しい結果となった。岐阜の地で挽回なるか。
※8月7日に予定されていた男子シングルスは雨天のため8月8日に延期された。
試合結果
男子シングルス1回戦
勝敗 | 選手名(学部・学年) | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 前崎直哉(経3) | 6-2,6-4 | 山下雄大(東北大) |
○ | 岡垣光祐(経1) | 6-1,6-2 | 千村直(信州大) |
○ | 藪巧光(経2) | 6-4,4-6,6-1 | 高木修(近大) |
● | 寒川雄大(スポ4) | 1-6,3-6 | 田中凛(中大) |
男子ダブルス1回戦
勝敗 | 選手名(学部・学年) | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 太田悠介(経4)・前崎直哉 | 6-0,6-1 | 伊藤昇・山本裕太(北学大) |
女子シングルス1回戦
勝敗 | 選手名(学部・学年) | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 竹内あやか(社1) | 6-4,4-6,6-4 | 岸上歌華(姫路大) |
○ | 江見優生乃(社4) | 6-0,6-2 | 木原阿花利(島根大) |
○ | 下地奈奈(社2) | 6-2,6-1 | 高祖真美華(福島大) |
戦評
男子シングルス
寒川雄太(スポ4)は初戦から、同じく関東地区の田中凛(中大)との試合で、厳しい戦いを強いられる。初めから相手のペースにのせられ、寒川自身のテニスをさせてもらえず第1セットを落とし、さらに第2セットでも0-4とかなり追い込まれてしまった。しかし、このまま負けるわけにはいかない寒川も力強いサービスエースや粘り強い守りでなんとか3-5まで迫る。だが、相手のペースを崩しきれず、1-6,3-6でゲームセット。悔しさを滲ませた。
シングルスで勢いのある選手の1人、藪巧光(経2)の初戦は、接戦だった。第1セットは相手を揺さぶる攻めが功を返し6-4で勝利を収めるも、第2セットは後半で相手に失点を許しファイナルセットを迎える。そんな中、主将の太田悠介(経4)を始めとする仲間たちからの声援を受けると持ち味の反応の良さを取り戻し、巻き返しが始まった。その結果6-4,4-6,6-1で明日への出場権を見事獲得した。
前崎直哉(経3)は、序盤から上々の滑り出しを見せ、第2セットでデュースを何度も迎えたが6-1,6-4で圧巻の勝利を収め、次に繋げた。
センターコートでは岡垣光佑(経1)が躍動。1年生とは思えないほど堂々とプレイし、自分のペースを完璧に掴んだ。6-1,6-2でストレート勝ち。
男子ダブルス
太田悠介・前崎直哉は上級生らしい安定した試合運びを見せた。太田の強いストローク、前崎の反応の良さを生かしたボレーで相手を圧倒。ファーストセットを6-0、セカンドセットを6-1で取り、好調さを披露した。息の合ったプレイで3回戦進出なるか。
女子シングルス
昨年は江見優生乃(社4)のみの出場だった法大女子テニス部。今年は下級生も活躍を見せ、出場選手が3人となった。急成長・法大女子テニス部のインカレは全員白星発進となった。
厳しい暑さの中でもシードの余裕を見せたのは江見優生乃(社4)。1ゲームも相手に譲らず、6ゲーム連取。完全に試合を掌握した。セカンドセットも強烈なスマッシュ、バックを連発。6-0,6-2で2回戦への切符をつかんだ。
下地奈奈(社2)は華奢な体からは想像もできない強いストロークで相手のミスを誘い、6-2,6-1で試合を制した。セカンドセットは何度もデュースをむかえたが、落ち着いてラリーに持ち込み、ポイントを積み重ねた。2回戦も下地の落ち着いたテニスに期待したい。
竹内あやか(社1)は1年生ながら今日1番の熱戦を繰り広げた。6-4でファーストセットを先取。しかし、相手の前後左右に狙いを定めたショットに翻弄され、3-6でセカンドセットを落としてしまう。勝負のファイナルセット。相手のショットに粘り強く応じ、ラリーを続けた竹内。なんとか第2ゲームをブレイクした。ゲームカウントは5-2。このまま試合が終わるかと思われた。しかし、相手が最後の意地を見せた。負けられないという気持ちが足を動かし、ミラクルショットを連発させた。竹内も負けられない。チームメイトの声援を背に受け、粘り強くボールを追った。最後はノーミスでのラブゲームで締め、ファイナルセットを6-4で試合を終えた。(下石川愛実・高野茜)
選手コメント
寒川雄太(スポ4)
ー今日の試合を振り返って
去年も同じ大会で1回戦勝てたんですけどね。自分の思うようなテニスができなかったっていう思いが1番強いです。
ーファーストセットから苦しい展開が続きましたが
苦しかったですね。本当に苦しい。就職活動で半年間くらいテニスをやっていなかったっていうのもあって。単複あるので体力と練習量が足りてなかったです。
ー予選について
予選勝ち上がってきて最後の予選決勝で早稲田の(松本貫太郎)選手とファイナルまでもつれたのもあって、体力的にきついなと思いました。でも自分がしっかりプレーすれば本戦に上がれると思っていたので強気で頑張りました。
ー就職活動について
第1希望のところに内定をいただいて、いい形で就職活動を終えることができたことがテニスにもながったと思います。インカレ本戦に出ることができて良かったです。
ーテニスは続けますか
実業団の方からもお誘いは来たんですけど16年間以上テニスを続けてきてやりきったっていう気持ちがあったのでテニスで培ってきたことは他の形で生かしていけたらいいなと思います。
ー最後のインカレシングルスでしたが
2年生の時からインカレ本戦に出場していてベスト8くらいは入りたいと目標として思っていたんですけど結果は出せなかったので悔しいという気持ちはあります。でも悔しさ以上にインカレ本戦に出れたっていうのは良かったです。
ーダブルスにむけて
ダブルスは優勝します!第3シードなのでシードを守ることもそうですけど結果を出したいです。インカレインドア(全日本学生室内選手権大会)で全国準優勝したので次は優勝したいです。
フォトギャラリー
- 激戦を制しガッツポーズの竹内
- 単複初戦突破の前崎
- 藪はファイナルセットまでもつれるも快進撃を見せた
- 最後のインカレで結果を残せるか(江見)
- 寒川はダブルスで上位進出を狙う
- 上級生ペアで圧勝(前崎㊧・太田)
- 期待のルーキーが全国でも活躍(岡垣)
- 下地は得意のラリーで勝利をつかんだ