【重量挙】東日本大学対抗選手権 総力戦で準優勝も、ライバルとの差は大きく開く…
東日本大学対抗ウエイトリフティング選手権
2017年7月8日(土)、9日(日)
スポーツ総合センター(埼玉県上尾市)
12月の全日本大学対抗戦(インカレ)前の対抗戦となる、東日本大学対抗戦。法大からは8名の選手が出場し、3人の選手が表彰台へ上がった。116点で団体2位となったものの、ライバルである日大との差は40点近い。12月に向け、課題が多く見えた大会となった。
試合結果
団体成績
大学名 | 順位 | 総得点 |
---|---|---|
日本大学 | 優勝 | 161点 |
法政大学 | 2位 | 126点 |
東京国際大学 | 3位 | 116点 |
中央大学 | 4位 | 115点 |
日本体育大学 | 5位 | 96点 |
明治大学 | 6位 | 86点 |
早稲田大学 | 7位 | 83点 |
平成国際大学 | 8位 | 42点 |
個人成績(丸数字は順位)
選手名 | 階級 | 順位 | 総得点 | スナッチ | クリーン&ジャーク | トータル |
---|---|---|---|---|---|---|
古屋敷拓也(法2) | 62kg級 | 5位 | 11点 | 101kg⑦ | 136kg④ | 237kg |
渡邉竣(法1) | 69kg級 | 4位 | 14点 | 111kg④ | 141kg⑤ | 252kg |
大城翔吾(営4) | 85kg級 | 2位 | 20点 | 135kg③ | 160kg② | 295kg |
奥脇開斗(営2) | 94kg級 | 4位 | 15点 | 126kg④ | 157kg④ | 283kg |
雨宮玄剛(営2) | 7位 | 6点 | 118kg⑦ | 153kg⑦ | 271kg | |
福本龍馬(キャ2) | 105kg級 | 優勝 | 23点 | 141kg② | 170kg① | 311kg |
野中雅浩(キャ3) | +105kg級 | 優勝 | 23点 | 165kg② | 211kg① | 376kg |
宮城昌義(キャ1) | 5位 | 14点 | 143kg③ | 165kg⑤ | 308kg |
戦評
法大勢最初の種目、62kg級には古屋敷が出場。スタート重量を下げて確実に3本挙げる狙いだったが、度重なる腰のケガの影響もあり、スナッチの3本目、104kgを落としてしまう。ジャークでは気持ちを切り替え、3本全てを成功させたが、スナッチでの出遅れが響きトータル5位。得点も伸びず11点にとどまった。
けがに苦しみ、本来の試技とはいかなかった古屋敷
69㌔級に登場したのは、ルーキー渡邉。補欠繰り上げでの出場となった。最初のスナッチは早稲田の知念(勇樹)を意識し111㌔でスタートし危なげなく挙げたが、その後は2本連続失敗に終わる。C&Jも2本目の140㌔を失敗し流れが悪かったが、「スナッチもジャークも1本では帰れない」と気持ちで挙げ、3本目を成功させた。スナッチでの失敗が響き、意識した知念に表彰台は譲ったものの4位で大会を終えた。
大きな経験を積んだ渡邉。今後の飛躍が期待される
主将の大城が出場した85㌔級。スナッチのスタート重量を下げて挑むも、2本目の135㌔でまさかの失敗。スナッチで3位と出遅れる。しかしジャークでは3本成功を果たし、トータル295㌔で1つ順位を上げ2位となった。けが明けであったが、チームで最初に表彰台に乗って見せ、主将としての責務を果たした。試合後、結果には納得したうえで、チーム全体のレベルアップを誓った。
奥脇、雨宮の2選手が登場したのは94kg級。王者・日大の選手が出場していないこの階級では大量得点が期待された。しかし両選手ともにスナッチ、ジャークを1本ずつ落とし、獲得した得点も合わせて21点。2日目最初の種目での巻き返しはならなかった。
ジャークの3本目を失敗し、肩を落とす奥脇
105㌔級には成長株の福本が出場。今大会でも抜群の安定感を見せた福本は、スナッチを3本成功させ自己新記録をたたき出し、2位につける。続くジャークの1本目でミスがあり、目標としていた180㌔を挙げることはできなかったものの、170㌔を成功させ、逆転優勝を果たした。
最後の+105㌔級は、野中と宮城が出場。最初に登場した宮城はスナッチは3本連続で成功させ、4位と1㌔差で3位につけた。しかし、C&Jで173㌔を2本連続失敗したことで、C&Jに強い他大の選手にトータルで抜かれ5位という悔しい結果に終わった。
一方の野中はスナッチから3位以下を引き離し、日大の村上英士朗と一騎討ちの展開に。スナッチは170㌔を失敗してしまい村上に1位を譲る。C&Jは村上が1本目から野中を意識した重量で勝負を仕掛けてきたものの、ケガの影響で2本目を終えた時点でまさかの棄権。ライバルのいなくなった野中は2本目の重量である211㌔を成功させたことでトータル大会記録での階級優勝を決めた。その後の3本目は、「211をやってみて重かった」と目標より3㌔低い217㌔に挑戦。それでもなかなか立ち上がれなかったが、意地で217㌔を持ち、立ち上がった野中には拍手が起こる。成功への期待が高まったが、惜しくも挙げきれず失敗。217㌔は成功ならなかったが、12月の全日本インカレへと期待のできる結果となった。全日本インカレでは、万全の村上に勝ち、優勝する姿が見られることを期待したい。
団体では126点を獲得し、2位となった法大。昨年から順位を一つ上げたものの、宿敵である日大との差は大きく、力の差を感じた大会となっただろう。主力として活躍する下級生の成長と、上級生が安定して結果を残すことが今後の鍵となるだろう。日大に加え、西の強敵が立ちはだかるインカレで上位にどこまで肉薄できるか。一回り成長した法大リフターたちの姿に期待したい。(小島雄太・中西陽香・阿部暁野)
監督・選手コメント
平良朝順監督
―今大会の総括をお願いします
強い4年生が抜けて戦力がダウンした中、団体2位ということなので、まあまずまずかなとは思います。でも我々の目標としてはやはり全日本大学対抗戦なので、今回の2位に甘んじてはいないです。優勝した日大との差は大きいので、それをクリスマスまでになんとか詰めなくちゃいけないなと。課題がたくさん見つかった大会になりました。中でも105㌔級の福本は1番になったということで。野中はあれくらいはできると思いますし、たまたま1番にはなったけど、まだ対抗戦で向こう(日大・村上英士朗)が一生懸命になってくると勝てそうにないですし、野中自身も慢心はしていないと思います。もっと強くならないと日大には勝てないですね。本当に課題の多い大会になりました。
―好調の福本選手について
今年の3月の全日本ジュニアから調子が上がっていて、大会のたびに良くなっています。なおかつ練習でも好調を維持というよりは強くなってきているので。スナッチは自己記録を5㌔アップして2番でしたけど、そこは仕方ないなと。ジャークで盛り返して1番になったということは実力がちゃんと発揮できる選手ということだと思います。まだ2年なのでね。全日本になると九州から強敵が2人来て、今の調子だと3番なので。まだまだ伸びしろもあるし、期待できる選手だと思います。
―野中選手はライバルである村上選手・知念光亮(沖国大)選手と個人戦での直接対決を経て、今大会を迎えました
馬力から言うと村上が一番あるし、上手さでいうと知念が上。まだ馬力もうまさも中途半端ですね野中は。ただ伸びしろはこっちのほうがあると思っているので、彼らが4年のうちに対抗戦では勝ちたいですね。そうしないと負けっぱなしになってしまうから。今日みたいに日大も優勝が決まっていたときなんかは向こうも無理はしてこないし、村上はユニバーシアードの代表もあるし。クリスマスの対抗戦までに鍛えなおしてきます。野中もユニバーシアードの国内で決めている標準記録は突破したんですが、各階級では2人ずつで知念と村上ということで。でも腐らずにやっていけば、国体だってあるし。クリスマスには雪辱を晴らさないと。やることはいっぱいあります。
―今後に向けて
一歩一歩着実に力をつけて、誰一人余裕のある選手はいないので。野中・福本・大城らは1番を狙って、全員が一つでも多く順位を上げて。着実にやっていきたいですね。
古屋敷拓也
―今回の試技を振り返って
今回けがをしてから調子が良くなくて、大会でも(スタートの)重量を下げていったんですけど、スナッチ3本目でプレスアウトしてしまって、それを取っていれば4位、5位くらいに入ってもっと点を稼げていたと思うと悔しいです。
―けがは腰でしょうか
4月にまたけがをして分離症で、6月から練習を再開したんですけど、そのまま大会を迎えてしまったっていう感じです。調子がいい時と悪い時があって。
―法大勢のトップバッターとして出場しましたが
この後の選手に向けては自分が今回、得点計算から大幅に点数を下げてしまったので、頑張ってほしいって言ってもあれなんですけど、全力で応援するので、頑張ってほしいなと思います。
―次に出場する大会は
9月の東日本個人です。
―古屋敷選手自身としては今後に向けて
次に出る東日本個人で階級を上げて69kg級で出てみたいと思っていて、スナッチ110kg以上、ジャーク140kg以上挙げたいと思っています。
渡邉竣
―今日の試技を振り返って
スナッチの成功率が悪かったので、反省するところかなと思います。
―1年生ながらにメンバーに選出されての出場となりました
いいチャンスをもらえたと思うんですけど、少し個人的に納得できない結果となってしまいました。
―大阪の全日本学生からどのように調整されてきましたか
あれからまたベストがのびて、調子も上がってきていたんですけど、体調管理が上手くできなかった時期もあって、すこし調子を崩してしまって。
―ベストがのびたと仰っていましたが、具体的にどのくらいのびましたか
両方(スナッチもC&J)とも3㌔ずつくらいのびて。
―では、スナッチも120㌔ほどまでベストがあがったんですね
そうですね、ベストは120まで挙がっていたんですけど、今日は全然挙げられなくて。
―調子は良くなかった
はい、そうですね。
―スナッチは予定より4㌔下げての登場となりましが、何を意識してですか
早大の知念(勇樹)に勝とうという目標があって、監督さんもそれでいこうと。それで、知念が110㌔スタートだったので、1㌔上でスタートして。そこからいきたかったんですけど、スナッチが1本しかとれなくて負けてしまいました。
―2本落としてしまった要因はどこにあると思いますか
まだ技術面が足りないのかなと思います。
―ジャークは3本目で141㌔を成功させましたが、失敗してしまった2本目から何を切り替えましたか
ここはどうしてもとらないとまずいなと思って、スナッチも1本、ジャークも1本では帰れないので。
―トータルで4位という結果についてはどう思われますか
できれば、本当は3位を狙っていたので、もっとできたのかなと思います。
―他大学の選手については
早稲田の知念には勝ちたいな、と。でも階級をあげるので。もし12月の全日本に出るとしたら77㌔なので、ベストをのばして頑張りたいです。
―次に向けて一言お願いします
次回は(東日本)新人だと思うので、そっちでまた本数とって、リベンジを果たせたらいいなと思います。
大城翔吾主将
―試技を振り返って
去年のインカレ前にけがをして、そこからベストまで持ってこれたというのはまあまあかなと思います。本当はスナッチの2本目(135㌔)がスタート重量なので、それなのに失敗したことがこの結果につながったかなとは思いますね。
―ジャークは自信があった
いや(笑)。ジャークはアップで普段は取れる重量を失敗していて。まあ取れるだろうとは思っていたんですけど、いつもよりは重かったですね。でもそれでも取れたということは力がついているということなので、これからもしっかり力をつけていきたいですね。
―2位という結果については
今の実力かなとは思います。
―けがをしてからはどのように練習に取り組んだのでしょうか
肩をけがしてしまって、肩を使わない練習だったり、思い切って休んだりですね。6月の終わり頃から調子が戻ってきて、そこから2週間でここまで持って来れたのはいい収穫ですね。
―今後も85㌔級での出場となるのでしょうか
多分インカレでは85㌔級で出ると思います。
―主将としてチームの課題をどう見ていますか
全体的に力がないですね。1,2年生が伸びているので、3,4年もそれに負けないようにしていけばインカレでは戦えると思います。
―大城選手個人としての課題は
今体重が77㌔しかないので、あと8㌔くらい増やしたいですね。あとスナッチも全員が取り終わって自分が1本目を挙げるくらいの重量を取っていきたいですね。
―今後に向けて
とりあえず明日は後輩がしっかり点を取ってくれると思うので、明日終わってからまた仕切り直していきたいと思います。
奥脇開斗
―今大会を振り返って
今日は団体戦ということで、1本目2本目をしっかり取っての3本目という中で、1、2本目を取れたのは良かったんですけど、3本目の勝負というところで、取れなかったので悔いが残る試合になってしまったなと思います。
―スナッチはベストタイの128kgが挙がりませんでした
3回目で日体の松浦(優哉)さんと競って、ベストを狙ったんですけど取れなくて。そこで予想の得点より1点多く取れたら良かったんですけど、落としてしまって、やっぱり悔いが残りました。
―スナッチ、ジャーク、トータル全てが4位という結果でしたが
自分たちが予想していた得点は取ることができたんですけど、やっぱり表彰台にのぼるっていうのは競技をしている以上、目標になっているので、次の試合で取れるように。
―前回大会では法大の赤松哲郎(平28年度卒)選手が94kg級を制しましたが、初めての対抗戦で緊張などは
そうですね。今年は赤松さんが抜けて、戦力が落ちてしまったんですけど、それでも雨宮さんもいるんですけど、自分がやらなきゃいけないと思っているので。また12月にも全日本の対抗戦があるので、そこでは赤松さんくらいの活躍ができるようになりたいです。
―今後狙っていく記録は
大きいかもしれないんですけど、スナッチ140kg、ジャーク175kgを目標にしています。
―次戦の東日本個人に向けて
東日本個人も(今大会と)同じ選手が敵になると思うんですけど、その人たちに少しでも追いついて追い越せればなと思っています。
雨宮玄剛
―今日の試技を振り返って
点数の予想を下回って、とるべき点数を落としてしまったので。あと、調整不足もあって、課題の残る試合となりました。
―具体的に課題とは
目標はいい感じに伸びていっているんですけど、フォームが上手くいっていないので、フォームを改善して、冬のインカレまでには修正して伸ばせるようにしていきたいと思います。
―今回の大会に向けて大阪からどのように調整してきましたか
上体を強化してきたんですけど、ジャークが上手くいかなかったので。ですが、試合近くなってからフォームが崩れてしまって、フォームをあんまり意識せず練習してしまったので。そこで、フォームがついてきてないせいで、バラバラになってしまったので、そこがダメなところだと思います。
―今回が初めての対抗戦でしたがどのような気持ちで臨まれましたか
とにかく1点でも多く点数がとれるように、チームに貢献できるようにというのを考えていたんですけど、やはりいざ試合となると自分のことばかり考えてしまったので、(全日本)インカレではしっかり点をとれるように頑張ります。
―スナッチの118㌔という結果についてはどう思われますか
ベストより全然下なので、まだまだという感じですね。
―目標にしている数字は
今のところは130㌔なんですけど、フォームがまだ全然なので、フォームを改善して頑張ります。
―ジャークの2本目の失敗について
やはりそれですよね。とれる重量だったんですけど、焦ってとりにいきすぎて、逆に空回りしてとれる重量も落としてしまったので、かなり課題です。
―大阪で”成功率をあげていきたい”と言っていた中で、両種目2本ずつの成功でしたがそのことについて
まだまだですね。やはり6本とるのが一番のベストなので、今のままじゃダメですし、団体戦では成功率が一番カギになってくるので、挙げられるに頑張ります。
―次に向けて
次は、全日本大学対抗戦もすぐなので、冬まで。そこまでにしっかりフォーム修正をして記録を伸ばして、もっと点数をとってチームに貢献できるようにしたいです。
福本龍馬
―試技を振り返って
スナッチは自己新も出て良かったんですけど、ジャークは絶対取らなくちゃいけない1本目を失敗してしまったので、情けないですし、残念ですね。
―やはりジャークのの1本目がポイントになった
そうですね。1本目が成功していれば、次に175㌔やって180㌔まで取れたんじゃないかなと思います。
―今季から非常に自信を持って取り組めている印象がありますが、精神的に変化はありますか
練習から全然落とさなかったので、そこは自信につながったんじゃないかなと思います。
―23ポイント獲得となりました
嬉しいですけど、欲を言えばスナッチも1位で24点取りたかったというのもあります。
―今後の課題は
自分はスクワットとかが全然弱いので、そこを中心に強化して、全日本大学対抗戦までにはもっと記録を伸ばして出場したいなと思います。
―今後に向けて
全日本大学対抗戦に向けて、もっともっと記録を伸ばして頑張ります。
野中雅浩
―大会を振り返って一言お願いします
団体戦ということで、いつも皆で予想をたてているんですけど、予想の点数を下回る選手とかもたくさんいて、自分たちが考えている以上に自分たちの力が通じてないっていう感じの大会だったかな、と思います。
―5月の全日本選手権について
スナッチが168㌔で、ジャークが205㌔をあげました。
―今大会2位の日大・村上選手と全日本で優勝だった沖縄国際大学の知念光亮選手について
二人とも高校の頃から意識してきた選手だったので、ずっと目標にしていて、倒したい選手でもあります。大学出ても(卒業しても)2020オリンピックまでもずっと競いあって勝っていかないと、国際大会に出たりとか、やはり1位にはなれないし、いずれは越して、自分が最後はオリンピックに行けるような感じになりたいと思います。
―全日本と今大会の自身の試技を振り返って
全日本は自分があと、ジャークを1本とっておけばユニバーシアードは自分が出れて。見ればそういう結果だったので、自分の力のなさを痛感した大会であって。今回も、選考会は終わったのでそういうのは特に何もなかったんですけど。村上選手はケガしているっていうのもあって、こういう試合展開になったんですけれども、もし向こうがベストな状態だったら勝てていないだろうと思います。なので、また夏に力をしっかりつけて、次戦うとしたら国体なので、国体はトータルでは点数がつかなくて、ジャークは有利な種目になり、去年も自分が優勝しているので、頑張りたいと思います。
―今日のスナッチのスタートを下げたのは、安全圏を狙ってのこと
そうですね、3位以下の選手が少し離れていたので、団体戦ということもあり、1本目はしっかり下げてとり、2本以降は勝負にいこうかなという試合展開になりました。
―ジャークは211㌔でしたが、この結果について
2本目に何㌔いこうか迷って、1本目で団体2位が確定したので、どんなにやっても(団体)1位はなかったので、何㌔で出てもよかったんですけど。最初は215㌔いこうと思ったんですけれども、しっかり211㌔をとってから、と。希望は220㌔だったんですけれども、211㌔をやってみて重かったので、3本目は217にしました。
―トータルは大会記録での優勝でした
そんなに大会記録意識していなかったので(笑)。でも、嬉しいです。
―次に向けて
最後12月に全日本大学対抗戦があるんですけれども、そこでやはり自分が、法政大学が、+105㌔級で優勝して終われるように、団体も優勝できるように、皆で12月に向かって頑張っていきたいと思います。
宮城昌義
―今大会を振り返って
今大会は大学入ってから2回目の大会で、練習の調子も良くて、結構上を狙えるんじゃないかと思っていて。スナッチでは自己ベストに並ぶ143kgで調子よく3位に入れたんですけど、ジャークではベストの15kg下の165kgしか取れなくて、5位という結果になってしまって。法政大学のために点を取れなかったことが悔しいです。
―全日本個人では体重コントロールに苦戦していましたが
今回は体重も安定していて、練習もスタートの時と同じ体重でいい感じでした。
―優勝した日大との差はどのような部分でしょうか
ウエイトリフティングは個人種目なので、個の力が強くないと勝てないと。日大はそこの力が強くて。個の力だけでなくメンタルの部分でも、法政には足りていなかったのかなと。
―1年生ながら対抗戦に出場しましたが
プレッシャーはかなりあって、自分が落としたら大学の点数も落ちるということで、緊張もしていたのですが、ジャークの時に緊張に負けてしまって、自分の試技ができなかったかなと思います。
―次戦の東日本個人での目標は
スナッチで確実に150kgを狙っていって、ジャークでは今回3位になった上野(祐脩=明大)さんの192kgを目標にやっていきたいです。
―今後への意気込みを
これから夏休みに入って、練習とかも自分でコントロールしてしっかりとした練習を積んで、東日本個人でまた入賞できるように頑張りたいです。
フォトギャラリー
- 主将の大城はけが明けながらも2位に入った
- 62㌔級 古屋敷
- 69㌔級 渡邉
- 94㌔級 奥脇
- 94㌔級 雨宮
- 105㌔級 福本
- +105㌔級 野中
- +105㌔級 宮城