【水泳】第93回日本学生選手権 1日目 初日からメダルラッシュ! 内藤良太が男子200m背泳ぎで自己ベストを更新する泳ぎを見せ銀メダル獲得 女子200mバタフライの平野香緒里は悔しさ溢れる銅
第93回日本学生選手権
2017年9月1日(金)
東和薬品ラクタブドーム
今年もついにこの時期がやってきた。今年の競泳シーズン最後を締めくくる日本学生選手権(インカレ)。法大からは男女合わせて25人が個人種目で出場した。前回8位の男子200㍍背泳ぎの内藤良太(人2)は予選から自己ベストを更新し1位で決勝に進むと決勝でもさらにタイムを伸ばし2位で銀メダルを獲得した。女子200㍍バタフライの平野香緒里(人3)は3位で銅メダル獲得。また女子100㍍平泳ぎの神宮司瀬里奈(現4)は6位。女子4×100㍍フリーリレー(小松‐熊谷‐平野‐西尾)も6位。男子200㍍バタフライの馬場航平(スポ3)はスイムオフの末8位に入り、法大勢は初日からメダル2、入賞3の成績を挙げた。
試合結果
予選結果(女子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
50m自由形 | 14位 | 熊谷笑里(経1) | 26秒51 | B決勝進出 |
45位 | 大塚妃呂子(経1) | 27秒27 | ||
64位 | 浅野理子(経1) | 27秒62 | ||
400m自由形 | 11位 | 河田華佳(スポ1) | 4分19秒94 | B決勝進出 |
24位 | 大塚妃呂子 | 4分22秒92 | ||
33位 | 長濱瑠花(経2) | 4分27秒77 | ||
200mバタフライ | 3位 | 平野香緒里(人3) | 2分12秒05 | 決勝進出 |
200m背泳ぎ | 21位 | 白井早弥香(現2) | 2分17秒51 | |
42位 | 宮崎ひな乃(経3) | 2分21秒36 | ||
100m平泳ぎ | 3位 | 神宮司瀬里奈(現4) | 1分8秒63 | 決勝進出 |
16位 | 湯尻和佳(スポ3) | 1分10秒88 | B決勝進出 | |
54位 | 高橋ありさ(社2) | 1分15秒28 | ||
4×100mフリーリレー | 8位 | 小松桃子(人4)‐熊谷‐平野‐西尾奈那子(経4) | 3分50秒11 | 決勝進出 |
予選結果(男子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
50m自由形 | 24位 | 平沼晃多(経2) | 23秒47 | |
29位 | 森本祥之(経3) | 23秒65 | ||
33位 | 後藤和真(経1) | 23秒70 | ||
400m自由形 | 17位 | 市丸貴之(経2) | 3分56秒49 | |
45位 | 廣川剛己(経2) | 4分2秒01 | ||
53位 | 吉岡康樹(経2) | 4分4秒26 | ||
200mバタフライ | 8位 | 馬場航平(スポ3) | 1分57秒46 | 決勝進出を懸けたスイムオフへ |
13位 | 伊藤瑞輝(経4) | 1分58秒11 | B決勝進出 | |
17位 | 林孝晟(経3) | 1分58秒97 | ||
200m背泳ぎ | 1位 | 内藤良太(人2) | 1分59秒38 | 決勝進出 |
11位 | 津村航平(経3) | 2分3秒15 | B決勝進出 | |
23位 | 木下大輔(社1) | 2分4秒36 | ||
100m平泳ぎ | 19位 | 戸野本陽友(社3) | 1分2秒27 | |
29位 | 塚本悠太(社4) | 1分3秒05 | ||
4×100mフリーリレー | 9位 | 斉藤凌(経4)‐岡本拓巨(経1)‐赤羽根康太(人1)‐後藤 | 3分22秒75 | B決勝進出 |
スイムオフ結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
男子200mバタフライ | 1位 | 馬場航平 | 1分58秒01 | 決勝進出 |
B決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女子50m自由形 | 4位 | 熊谷笑里 | 26秒39 | |
女子400m自由形 | 4位 | 河田華佳 | 4分19秒18 | |
男子200mバタフライ | 2位 | 伊藤瑞輝 | 1分57秒59 | |
男子200m背泳ぎ | 2位 | 津村航平 | 2分2秒77 | |
女子100m平泳ぎ | 6位 | 湯尻和佳 | 1分10秒77 | |
男子4×100mフリーリレー | 2位 | 斉藤‐岡本‐赤羽根‐後藤 | 3分23秒13 |
決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女子200mバタフライ | 3位 | 平野香緒里 | 2分11秒16 | 銅メダル獲得 |
男子200mバタフライ | 8位 | 馬場航平 | 1分58秒65 | |
男子200m背泳ぎ | 2位 | 内藤良太 | 1分59秒22 | 銀メダル獲得 |
女子100m平泳ぎ | 6位 | 神宮司瀬里奈 | 1分8秒84 | |
女子4×100mフリーリレー | 6位 | 小松‐熊谷‐平野‐西尾 | 3分48秒73 |
男子総合順位(1日目終了時点)
順位 | 大学名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | 明治大 | 140.5点 |
2位 | 中央大 | 121.5点 |
3位 | 東洋大 | 107.0点 |
4位 | 中京大 | 99.0点 |
5位 | 早稲田大 | 96.0点 |
6位 | 日本大 | 74.5点 |
7位 | 筑波大 | 67.5点 |
8位 | 近畿大 | 59.0点 |
9位 | 法政大 | 56.0点 |
女子総合順位(1日目終了時点)
順位 | 大学名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | 東洋大 | 154.0点 |
2位 | 日本体育大 | 137.0点 |
3位 | 筑波大 | 109.0点 |
4位 | 中京大 | 109.0点 |
5位 | 神奈川大 | 99.5点 |
6位 | 法政大 | 67.5点 |
7位 | 近畿大 | 59.0点 |
8位 | 明治大 | 58.0点 |
戦評
男子
昨年シード権を奪還し、今大会はシード校としてインカレに参戦する法大男子。しかし彼らが皆、口を揃えるて言う言葉は「危ない」。昨年のインカレの得点源となっていた選手が抜け、今年の法大には大幅に得点を稼ぐ選手はいない。全員で取りこぼしを少なく確実に得点を積み重ね、シード権を守らなければならないという危機感がある。
そんな中、チームに追い風を吹かせたのが馬場。200㍍バタフライに出場した馬場は、予選で会心の泳ぎを見せ、自己ベストを大幅に更新。レース後にはガッツポーズを見せた。その後、決勝進出を懸けて筑波大の猪狩雄哉と争ったスイムオフでは、前半こそリードを許すも、残り50㍍で一気に追い上げ逆転。激戦を制し、決勝進出を決めた。決勝こそハイレベルなレース展開と、本日3本目のレースという疲労で、思ったようなタイムを残すことができなかったものの、しっかりと流れを作ってみせた。
そして唯一、男子で表彰台に上ったのは2年目の内藤。1年目から抜群の安定感を誇り、インカレの舞台でも決勝進出を果たすも結果は8位。昨年の悔しさを胸に、レースに臨んだ。予選ではただ一人2分を切り、1分59秒38の好タイムを記録。全体1位で決勝へと進んだ。決勝では序盤から積極的な泳ぎを見せ、最後は「憧れの選手の一人」である昨年王者の中大・砂間との一騎打ちにとなる。体半分ほどの差を詰め、150㍍のターンでほぼ並ぶも、最後はリードをもう一度広げられ、最後は2位でフィニッシュ。自身の結果を「出来すぎ」と謙虚に振り返るも、表彰台に上った内藤には、晴れやかな笑顔が光った。
初日を終え、全体9位とシード権争いの渦中にある法大男子。8位の近大とは3点差と肉薄している。勢いそのままに全員で着実に得点を重ね、シード権を死守して欲しい。彼らの熱い夏は始まったばかりだ。(阿部暁野)
女子
インカレ初日。昨年、女子は悔しいシード落ちを経験し雪辱を果たすべく今大会に気合いを入れ臨んだ。まずは、熊谷と河田の1年生コンビが50㍍自由形と400㍍自由形で、それぞれB決勝に残る泳ぎを見せ法大勢に勢いをもたらす。それでもレース後には、悔しい表情を見せ他大会と違うインカレ独特の雰囲気に緊張した様子だった。女子100㍍平泳ぎでは神宮司が登場。予選では4年生らしい力強い泳ぎで自己ベスト更新となる1分8秒台を叩き出し,五輪出場経験のある渡辺香生子(早大)などを抑え全体の3位で決勝進出を決めた。その後、迎えた決勝では終始、順位を上げられることはできず6位入賞となった。それでもタイムが1分8秒台をマークしており、2日目以降のレースに期待がかかる。
200㍍バタフライでは今季好調の平野が出場し、予選では軽快な泳ぎで全体の3位となり決勝進出を決めた。前回のインカレでも表彰台の期待をされながら、緊張から思うような泳ぎができず決勝にすら残らなかった平野にとって、今大会は何がなんでも優勝を狙っていた。そして迎えた決勝。前半から伸びのある泳ぎで終盤までに上位3人の中に加わり、あとは残り2人を追いこすだけだった。しかし最後に伸びず、そのままフィニッシュ。悔しい銅メダルとなった。それでも「リレーも残っていたのですぐ切り替えた」と表彰台では笑顔を見せ、次のリレーでチームに影響が出なように努めることでメンタル面の成長も伺えた。初日の女子最後の種目となったのが4×100フリーリレー。予選では、全体の8位で辛くも決勝に駒を進めたが決勝では、チーム力の高さを見せつけた。入場前に笑顔で入っていこうと決めていたという西尾、小松、平野、熊谷の4人は予選よりも2秒近くタイムを縮め6位入賞と健闘した。大舞台であるインカレで、チームとして見事なスタートダッシュに成功した法大女子。明日以降もさらなる活躍が見られることだろう。(具志保志人)
選手インタビュー
内藤良太
―今日のレースを振り返って一言お願いします
全体的に調子悪いと思っていたので、大事なところで落とさないようには意識をしていました。
―予選ではただ1人タイムが2分を切りました
まわりのみなさんが、抑えているのかなとは思ったのですが、自分の力を信じて泳ぎ抜けたので良かったです。
―決勝で出された1分59秒22について
あまり出したことないですね。元々200㍍のタイムは速くなかったのですが、ちょっと出来すぎかなという感じです。まだ実感が湧かないです!
―好タイムを出せた要因は何だと思いますか
すごくいい練習をここまで積めていたので、あとは自分を信じることを一番の目標にして挑みました。
―予選1位での通過は、プレッシャーもかかったかと思うのですがどうですか
毎年僕は2本目にタイムを落としてしまうので、プレッシャーはありました。でも他の人に惑わされずに、自分のレースをしようと決めていました。
―決勝ではどのようなレース展開を考えていましたか
僕は一番通過をしていたので、自分のレースで前半からしっかりと攻めるという意識をもって、後半粘るというレースを描いていました。それどおりできたと思います。
―同じレースには、インカレ前回覇者の砂間(敬太=中央大)選手もいました
砂間さんは、僕にとって憧れの選手の一人でもあるので、胸を借りるつもりで、楽しく一緒に泳げることを喜んでというか、楽しみながら泳ぐことができました。
―明後日には「表彰台にのぼりたい」と仰っていた100㍍背泳ぎもありますが、どのように臨みたいですか
今日すごくいいレースができたので、明後日もそれに負けないようにというか、今以上のものを出せるように頑張っていきたいです。
―最後に残り2日の意気込みをお願いします
明日メドレーリレーと、明後日個人での種目があるので、みなさんの力になれるように精一杯泳いでいきたいです。
前回のインカレ王者、砂間敬太と熱戦を繰り広げた
平野香緒里
ーレースを振り返って
やっぱり優勝を狙ってったましたが、リレーとかの疲労もあって自分の思うようなレースができなくて悔しいレースになったと思います。
ー自己ベストの2分10秒台を目安として意識していたのでは
目標は2分9秒とか8秒でした。調子としてはいけたと思うのですがやっぱりレース3本目っていうことですごいキツかったのと、最後粘れなかったが悔しいレースになった原因かなと思います。
ーそれでも表彰台では笑顔でしたが
すごい悔しい気持ちしかなかったのですが、リレーもあるしここで下を向いてちゃいけないなと思ってすぐリレーに切り替えました。
ー昨季まではプレッシャーに押し負けて決勝も逃すようなこともありましたが、今季に入って安定した成績を残せている要因は
今季は調子自体が良かったので、そんなに緊張しなかったのがあります。だけど今回は、身体がついてこなかったです。
ー法大女子勢をこれから引っ張っていく立場として、次への意気込み
来年もリレーとか出て、1日に何種目も泳ががないといけなことになると思うので、そこは練習して何度泳いでもベストコンディションで臨めるようにメンタルを鍛え直していきたいと思います。
表彰台では悔し涙をこらえるのに精一杯だった
神宮司瀬里奈
ー今のレースを振り返って
予選よりタイムを落としてしまいメダルを取りたかったのですが届かなかったので、すごい悔しいです。
ータイムについてはいかがですか
大会前までのベストの記録なので、タイムに関しては良かったかなと思います。
ー予選では自己ベストを更新する泳ぎも見せましたが、その要因は
インカレに向けてずっと決勝に残りたいという強い気持ちで練習してきたのが結果につながったのかなと思います。
ー最後のインカレですが、今までのインカレと違った心境だったりしますか
1年生から3年生までのインカレでは法政大学にあまり貢献することができなかったので、今回はメドレーも任され、シードも取り返さないといけないので、意識してやってます。
ー2日目以降に向けて
昨年、メドレーリレーは9位で悔しい思いをしたのでメドレーはしっかり決勝に残ることと200㍍の平泳ぎでもベストが高2からずっと出ていないのでベストを更新したいと思います。
馬場航平
―レースを振り返って
3本目だったということもあり、結構きつかった部分はあります。でも点を取らないとシードが危ないので、1点でも多く点を取りたいなという気持ちがあり、そこは悔しいですね。
―予選は会心のレースでしたが
インターDまであと0.3だったので、少し悔しい部分もあります。
―スイムオフは後半の追い上げで競り勝ちましたが
僕自身もそう考えていたんですけど、周りの方からも「相手は前半型だから、後半刺せばいけるぞ」という言葉をいただいていたので、作戦勝ちという感じですかね。
―今シーズンを振り返ると
1年の9割うまくいかないことだらけだったんです。ぜんそくになったり、日本選手権で結果がでなかったり。でもこのインカレでベストを大幅更新できたことは、やっぱり練習の成果がでたのかなとは思います。
―来年をどんな1年に
これで満足せずに。(伊藤)瑞輝先輩もいなくなってしまうので、自分が表彰台を狙っていかなければいけないなと思います。
―伊藤選手について
同じチームで、隣同士で競い合ってきたので、2人で残りたかったです。来年は同期の林孝晟と一緒に残れたらいいなと思います。
―次に向けて
来年は絶対に表彰台に上るので、応援よろしくお願いします。
女子4×100mフリーリレー
ー今のレースを振り返って
西尾:このインカレが引退する最後の大会で、この種目は1年の頃からずっと出場していて自分の中でも感極まっちゃう部分もあるレースでしたがギリギリ予選も8番で通れて、決勝で順位を上げることもでき、明日からの法政にいい流れをちゃんと作れたのではないかなと思いました。
小松:ギリギリ決勝に残ったのでやるしかないっていう気持ちと何としても上げようという気持ちで臨みました。
平野:個人で悔しいレースをした分、リレーでは足を引っ張らないように最後まで必死に泳ぎました。
熊谷:予選では一人タイムが遅くてチームの足を引っ張ってしまったので、決勝ではもっと上げようと思って、うまく上がったので良かったと思います。
ー決勝に向けて4人で話し合ったことや意識したことはあったりしますか
西尾:リレーメンバーは、前日からこのメンバーで予選も決勝もいくと決めていて決勝前にみんなに一言、力を出し切れたらいいなとは言いました。
小松:笑顔で臨もうとは言ってました。
平野:4年生が2人いたので、みんなで笑顔で終われればと言っていました。
熊谷:笑顔で入場することです。
男子4×100mフリーリレー
―レースを振り返って一言お願いします
斉藤:予選は僕の失敗で決勝を逃してしまったので、B決勝に早稲田がいましたが、そこに食らいついてレースができたかなと思います。
岡本:予選からラップタイムを落としてしまったのが悔しいんです。ただ、今年のインカレで初日から2本泳げたということは、明日以降にも繋がっていくと思うので、気持ち切り替えて頑張りたいと思います。
赤羽根:僕はバタフライメインでやってきたので、フリーはあんまり自信なかったですが、本当に周りの仲間に助けられてB決勝を泳げたので、明日で終わりですが、明日もメドレーリレーがあるので、そこでしっかり結果が出せるように、このフリーで成せなかったことを自分の得意種目でできたらと思います。
後藤:引き継ぎベストでは泳げましたが、チームに貢献するにはあと0.5秒くらい足りなかったと思うので、あと2日間、1年生ですが、ちゃんと得点に絡めるように泳ぎたいです。
―レース前に4人でどのようなレース展開にするか話し合ったりしましたか
斉藤:僕以外が1年生なので、正直全力でやって、こいつらにはこの緊張感を味あわせてあげることしか僕にはできないと思っていました。ただ思った以上にこいつらもやる気があって、予選終わった時点でB決勝にはなったのですが、やる気はあったので、レース展開に関しては特に何も言わずに、”自分の今できることをやる”ということしか話していないです。
―最後に、インカレはあと2日ありますが、初日を振り返って一言お願いします
斉藤:明日は僕のメインレースがあるので、リレーも含まれてきますが、自分は4年という意地を見せて、必ず4本泳いで、法政のシードのために1点でも多くとりたいと思います。
岡本:明日に、僕も斎藤さんと同じ200㍍自由形というメインレースが待っているので、先輩と二人で決勝に残って少しでも法政のシード獲得のために動けたらなと思います。
赤羽根:初めてのインカレでしたが、自分のやれるべきことはまわりに流されずにちゃんとやれました。残りはあと明日だけですが、しっかり個人で自分の目標を達成して、決勝に残って、それが更にチームにタイムとして、また結果として反映されるように、今日ゆっくり疲れをとって明日のラスト、死ぬ気でやりたいと思います。
後藤:個人種目が1つあったのですが、そちらもパッとしない結果で、リレー2本を残す形になってしまいました。今日はそれしかないので、それに懸けようと思って泳いだ結果がこれなので、3日目に100㍍自由形の個人があるので、そこでこのリレーの引き継ぎのタイムを越せるように泳ぎたいと思います。
伊藤瑞輝
―今日のレースを振り返って一言お願いします
予選で慌てて、150㍍までベストラップより速かったペースからラスト50㍍で引いてしまいました。B決勝で2回目のチャンスがあるということで、ベストではなかったのですが、スタート台に上がって、自分自身に「落ち着け落ち着け」と言い聞かせていた結果、ベストに近い57秒台で泳げたんじゃないのかなと思います。有終の美は飾れなかったのですが、後輩の馬場が決勝に進むスイムオフを勝ち抜いてくれたので、ちょっとでも良い順位で繋げられればという思いでいました。良い感じで背中を見せられたんじゃないかなと思います。
―B決勝では最初8位でスタートでしたが、最終的に2位まで追い上げました
それはもう計画通りですね。前半どんなに置いていかれようが、落ち着いて、まわりの選手の腰元あたりをキープしていれば、後半は自信はあるので、練習してきたので、別に焦りもしなくて。予定通りですね。1つ予定通りじゃなかったことと言えば、1位じゃなかったことですね。
―2位という結果についてはどう思われますか
もちろん悔しいです。でも、インカレまでやってきた頑張りが、このレベルだったということで、根本的な考えが甘かったんじゃないかとは思います。
―明日も1500㍍自由形のレースが控えていますが、どのように臨みたいですか
ぶっちゃけ200㍍バタフライのことは全然考えられず、1500㍍自由形のことで頭がいっぱいで、実際200㍍バタフライに集中できていなかったというのはあるので、200㍍バタフライでこういう結果でしか終われなかった分、1500㍍自由形は後輩の市丸、吉岡と一緒に1点でも多くの点数を取れるように、全力で最後の引退レースを飾りたいなと思います。
―明日で水泳人生最後となりますが、そこに向けて意気込みをお願いします
1点でも多くとって、自分の中で有終の美を飾れたらと思います。
津村航平
―レースを振り返って
調子が良かっただけに、結果が悪かったので残念な部分もあります。これが今の自分の実力だと真摯に受け止めて、100㍍につなげていきたいと思います。
―予選は1組目でしたが
波が少なくて泳ぎやすいかなと思って1組目を選んだのですが、周りがあまりにもいなかったので、ペースが乱されてしまったのが反省点かなと思います。
―B決勝ではいつも通り後半の追い上げが光りました
B決勝だったのでタイムにはこだわらずに、B決勝の1位を目指そうと思ってました。でも最後に刺しきれなかったので、それはちょっと悔しいですね。
河田華佳
ー今のレースを振り返って
悔しかったです。
ー初めてのインカレでしたけど雰囲気はいかがでしたか
今まで出場してきた大会と違って、何か怖いなって感じました。
ー予選よりはタイムを上げれていましたが
あまり嬉しくはないです。
ー次の800㍍自由形に向けて
800はもっと修正できるようにしたいです。
熊谷笑里
―今のレースを振り返ってどうでしたか
予選から思ったようなタイムが出なくて、B決勝でちょっとタイム上がってたのですが、やっぱり予選から出したかったなと思いました。
―初めてのインカレでしたが、どのような雰囲気を感じましたか
結構緊張感とかドキドキとかしたんですが、楽しめました。
―インカレにはどのような目標を持って挑まれましたか
必ず何かで決勝に残るっと思ってやっていました。
―インカレに向けてどのような取り組みをされましたか
自分がショートなのでショートの練習をしてるのですが50㍍の15㍍とかのハードを意識してスピード系を上げて意識してやりました。
―最終日に100㍍が残っていますが
100㍍は50㍍より少し苦手意識があるんですけど、ギリギリB決勝には残れるように全力を尽くしたいと思います。
湯尻和佳
―レースを振り返って
ブレストに関しては全然満足のいくほどの練習を積めていなかったですが、明日につながるレースをしようとコーチと話し合って、今できる全力は出し切れたんじゃないかなと思っています。
―専門外に挑戦することに不安はなかったのでしょうか
泳ぎ方とかペース配分とかも全く定まっていないですし、ちょっと不安要素はありましたが逆に気負わずに力まずチャレンジ精神100パーセントでできたんじゃないかなと思います。
―その中でB決勝進出と、手ごたえを感じた部分もあったのではないでしょうか
関カレで10秒台を出すことができて少し手ごたえを感じていたので、インカレでは最低でもB決勝に残ろうと思っていました。最低限の目標はクリアできたんじゃないかなとは思って今日のところはホッとしています。
―(B決勝の次に行われた)神宮司選手の平泳ぎ決勝を見て
私は高1まで平泳ぎを専門としていて、瀬里奈さんと同じ組とかで競ってきました。今回決勝に瀬里奈さんが残っていて、同じチームとして凄く応援していますし、見習いたいなと思いました。
―今大会の印象は
高校が大阪で、ここが第二のホームプールみたいな感じなので、地方の試合と比べるとリラックスして臨めてはいます。ただ、3回目ですけどインカレはやっぱり独特の雰囲気があるなっていうのは感じていて、2年間その雰囲気に吞まれていて結果を残すことができなかったです。3年生になってもうすぐ女子主将になるなかで、先輩方が安心して卒業できるような結果を残したいなと思っているので、明日はまた気持ちを入れ直して頑張っていきたいと思います。
―明日に向けて
今日は最低限のいい手ごたえだったので、毎年予選でうまく泳げなくて決勝に残ることすらできなかったですが、予選からしっかりと集中して、確実に決勝に進めるように。メドレーリレーでは、皆調子も上がってきていると思うので、(青木)智美(平28年度卒=現あいおいニッセイ同和損保)さんの分もカバーできると信じています。決勝でも表彰台に乗る位置にいるんじゃないかなと思うので、出来るところまで挑戦していきたいなと思っています。
森本祥之
―レースを振り返って
調子は良かったですが、思うような結果になりませんでした。ただ悔しいです。
―力が出し切れない原因は
大きい大会になると委縮してしまい自分らしい泳ぎができないのだと思います。
―男子の中で一番手として出場し、他の選手も続々出てきます。期待することは
1人でも多くの人がベストを出してB決勝、決勝に残ってほしいです。
―ラストシーズンへの意気込み
あと1年しかないので日本選手権、ジャパンオープン、来年のインカレでしっかり良いタイムを出して最後をいい形で終われるようにしたいです。
浅野理子
ー今のレースを振り返って
今季の調子が悪く今のタイムも悪いので、とりあえず来年こそはベストを出して決勝に残れるように今から来年に向けて頑張りたいと思います。
ー初めてのインカレはいかがでしたか
高校と違い応援がプールの真横なので雰囲気が良くて、まだ始まったばっかりに終わってしまいましたが、これから応援やサポートを頑張りたいと思います。
ー不調の原因は
体調を崩してしまうことがあり、体調管理をできなかったのが原因かなと思います。
ーこれからに向けて
しっかり来年に向けて頑張っていきたいと思います。
大塚妃呂子
―今のレースを振り返って
本当はもっと大きくベストタイムをを更新したかったですが、最後に凄くバテてしまいました。皆の応援に答えられなくて残念です。
―先ほどの50㍍のレースについて
あっという間だったんですけど、ベストが出たのは400㍍につながると思って前向きな気持ちになりました。
―初日の序盤に2本のレースがありましたが
関カレでも同じ日程でやって、そこは大丈夫だと思っていたので疲れとかは全然平気でした。普通に練習したうえでの実力不足だと思います。
―400㍍は専門外だと思いますが泳いでみていかがでしたか
もともとは100㍍と200㍍なのであまり泳がないですが、400㍍の練習をするうちに400も好きだなと思ったので、これからもちょくちょく泳ぎたいなとは思います。
―初めてのインカレですが、雰囲気はいかがですか
ここに来るまでの方が緊張していて寝られなかったりしましたが、来てみたらわくわくが上回ったので、楽しむことができました。嬉しい気持ちと悔しい気持ちがどっちも味わえたので、来年以降につながるいい試合になりました。
―大学入学後1年目はどんなシーズンになったでしょうか
バタバタしてて、いろんなことがあったが、先輩や同期が優しくて、良いチームだなと思いました。
―次に向けて
まずはインカレでサポートをしっかりやって、また次のシーズンに向けて1から頑張っていきたいと思います。
フォトギャラリー
- 自己ベスト更新で銀メダルを獲得した内藤
- 悔しい銅メダルとなた平野
- 出遅れが響き6位に終わった神宮司
- 自己ベスト更新にガッツポーズをする馬場
- 予選よりタイムを上げるも悔しさをにじませる女子4継チーム
- ラスト200㍍バタフライを飾れなかった伊藤
- 前回6位も今回は決勝に進めなかった津村
- 明日に得意の800㍍自由形を残す河田