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【水泳】竹鼻が50m自由形で法大新!三浦・鴨下世代から未来へ…/第100回日本学生選手権 4日目

第100回日本学生選手権 4日目
2024年9月5日(木)~9月8日(日)
東京アクアティクスセンター

決勝に挑む竹鼻

50m自由形で法大記録を更新した竹鼻涼太

大会最終日の4日目には、50m自由形に関東チャンピオン竹鼻涼太が登場。表彰台には惜しくも届かなかったが、法大記録の22秒57をたたき出した!団体では男子は8位と昨年に引き続きシード権を確保した一方、女子は10位と惜しくもシード権を落とした。

大会結果

予選結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
 

50m自由形

47位 井上さくら(スポ1) 27秒74
46位 中村菜々穂(現4) 27秒70
11位 森田眞心(現2) 26秒12 自己ベスト/B決勝進出
100mバタフライ 34位 太田煌(スポ1) 1分02秒21
 

200m平泳ぎ

49位 岡田百里(キャ2) 2分40秒39
51位 荻野萌子(現1) 2分41秒81
19位 川縁茜(現3) 2分32秒46
4×200mフリーリレー 9位 松野-石田-水上-岡村 8分15秒95 B決勝進出

予選結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
 

50m自由形

68位 テノリオ純(スポ2) 24秒27
7位 竹鼻涼太(スポ3) 22秒82 決勝進出
12位 山本麻尋(経3) 23秒11 B決勝進出
 

100mバタフライ

25位 荻野倖太朗(法3) 54秒16
9位 山崎寛史(経4) 53秒02 自己ベスト/B決勝進出
22位 丹保陸(人3) 53秒79
 

200m平泳ぎ

49位 渡邊凌(社3) 2分18秒52 自己ベスト
45位 山田辰哉(経2) 2分18秒26 自己ベスト
24位 中嶋蓮人(経2) 2分15秒43
4×200mフリーリレー 9位 桐山-三浦-吉良-羽尻 7分24秒38 B決勝進出

決勝結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
50m自由形 B決勝 1位 森田眞心 26秒06 自己ベスト
4×200mフリーリレー B決勝 1位 松野-石田-水上-岡村 8分13秒61

決勝結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
50m自由形 B決勝 3位 山本麻尋 22秒97 自己ベスト
50m自由形 決勝 4位 竹鼻涼太 22秒57 法大記録/自己ベスト
100mバタフライ B決勝 7位 山崎寛史 53秒64
4×200mフリーリレー B決勝 2位 桐山-三浦-羽尻-吉良 7分26秒09

Close Up

竹鼻涼太

目標としていた法大記録を更新したものの、悔しさの残る結果となった。関東インカレ50m自由形で1位となり、関東チャンピオンとして挑んだ今大会。関東王者として、何よりも「法大のエース」としてメダル獲得が1年間の最大の目標だった。

4日目チーム唯一、決勝進出を果たした竹鼻

午前中の予選では終始安定したレース運びで、全体の7位で決勝に進んだ竹鼻。午後の決勝ではスタートから終始メダル争いに加わると、後半も粘りの泳ぎでフィニッシュ。しかし結果はメダルには届かず4位。2位とわずか0.05秒差で涙を呑む結果となった。

この悔しさを糧に、来年はさらなる進化を目指し、優勝へ

4年生とは「お兄ちゃんみたいな存在でした」と語った竹鼻。2009年以来の同種目の決勝進出とは4年生へのプレゼントになったに違いない。この夏で大きな成長を遂げた竹鼻は、三浦から男子主将を受け継ぐ。最後のインカレはチームのために、今大会の雪辱を果たし、笑顔で終われる夏にすべく鍛錬を重ねていく。(松下天)

インタビュー

竹鼻涼太

ーー2位と0.05秒差での4位、やはり悔しい気持ちが一番か
そうですね。1年間インカレのことだけを考えてきて頑張ってきたんですけど、それでもやっぱり速いやつは速かったです。悔しいですね…

ーーカンカレから今日までの調整はどんなことを
細かい部分に重点を置いてきました。スタートからの浮き上がりやタッチの部分ですね。大きな部分は1ヶ月では変えられないので、細かい部分に絞って調整してきました。

ーー決勝前は仲間からどんな言葉を
法政の半フリ自体、2009年以来の久しぶりの決勝進出だったので、「任せたぞ!」と声をかけられました。ずっと法政のスプリントを強くするために自分がやらないといけないと思っていたので、仲間からの声援を力にレースに臨みました。

ーー4年生はどんな存在だったか
お兄ちゃんみたいな存在でした。

ーー次の1年はどこを目標にやっていくか
次は僕がキャプテンなのでチーム力を上げていきたいと思います。来年のインカレは、最低限今年より順位を上げて男女ともにシード権というところを目標に頑張っていきます。

(取材:野田堅真)

森田眞心

――自己ベスト更新で1位、今の気持ちは
順位とかはチームにとっては必要でしたが、とりあえず5秒台を出したかったので、ちょっと悔しいです。

――予選でもベストを更新した後のB決勝、予選からB決勝までの過ごし方は
特別なことはせず、しっかりとダウンやケアをして、いつも通りのアップをしました。

――シード権争いが混戦の中での貴重な8点、チームにとっても大きかったのでは
もともと半フリ(50m自由形)は、19位予想で点数がなかったので、1バック(100m背泳ぎ)でも点数取れなかったので、やってやろうという気持ちがありました。

(取材:松下天)

松野仁衣奈

――この大会を振り返って一言
4日間を通して9位とか10位が多くて、日々の詰めの甘さを感じました。

――800m自由形では5年ぶりにベストを更新、当時の心境は
ベストを出せて良かったのですが、インカレは決勝に残らないと見ている人たちも楽しくないので、そこは悔しかったです。でも、過去の自分を超えられたのは良かったと思います。

――関カレからどのような練習を
タフなレースになることは分かっていたので、一回一回の練習中、同じタイムで泳ぎ続ける中でメリハリをつける練習をしていたので、100mから800mまで泳げたのかなって思います。

――仲間からの応援は
入場した時から対抗戦なので、みんなが手を振って声援にこたえるのが選手の役目だと思います。サポートメンバーやスタッフ、選手全員で一丸となって戦うのがインカレのいいところだなって改めて思いました。

――来年は最高学年となるが、今後の展望は
最高学年として結果で引っ張っていかないとチームもまとまっていかないと思っています。なので、まずは新チームになってから何個かインカレまでの対抗戦があるので、その中でタイムを上げていきながらチームの仲を作り上げ、インカレに向けて一致団結していきたいと思います。

(取材:佐々木雪乃)

羽尻壮志

――法政大学の一員として最後のレースが終わったが、どのような心境か
これから自分の中で水泳がなくなってどうなるのかなという思いと寂しい思いもあります。でも後輩たちも頼もしいので、そこはちゃんと任せていいかなと思います。

――このレースを振り返って一言
予選は前半飛ばすつもりなかったのですが結構行ってしまって、後半ばててしまいました。決勝は前半抑えて後半上げていこうと思ったのですが、思ったより前半が遅くてトータルのタイムはそこまで良くなかったかなと思います。

――仲間からたくさんの応援を受けてのレースだったが、何か感じたことは
僕は今年になって8継メンバーに選ばれるようになって、関カレの時に応援のすごさを知りました。応援の声はやはりすごくエネルギーになりました。

――羽尻選手にとってインカレとは
4年生は集大成の人が多いと思います。でも、どんなに一年頑張ってきてもインカレという舞台では結果が出せない人も多くて、それがインカレなのかなって思います。結果で報われる人もいますけど報われない人もいるような厳しく難しい大会かなって思います。

――大学での競泳人生を振り返って一言
悔しいけど楽しかったです!めちゃくちゃ!

(取材:佐々木雪乃)

山崎寛史

――最後のインカレが終わった。今大会を振り返って
納得した結果を出せず辛かったですけど、大学4年間楽しく泳げて、本当に感謝しかないです。

――4年間切磋琢磨してきた同級生にはどのような声を。
本当に後輩も先輩もみんな、ここまで水泳に熱中することができたのは同期がいたからなので、一番の思いは悲しいです。一緒に練習した日々や、当たり前だった時間が無くなって、一緒の目標に同じ熱量で取り組むことができなくなることが、悲しいです。

――後輩に向けでのメッセージは。
僕よりも全然成績が上な後輩もいるので、後を任せて全然問題ないと思います。すべての時間に対して楽しんでほしいです。

――社会人でも水泳を続ける、大学水泳の経験をどのように繋げる。
今回1バタ(100mバタフライ)は最終日というのもあり、コンディションを合わせるのが難しく、あまり良くなかったですけど、社会人水泳では別の舞台になり、また厳しい環境で戦うことになりますが、楽しむ気持ちを忘れずに、自分なりの水泳を見つけたいです。

(取材:松下天)

三浦颯太

ーーインカレ4日間、どんな大会だったか
こんなに仲間の思いを背負って水泳をできることは本当に素晴らしくて、熱いことだなと感じました。こんなに最高な経験ができて幸せでした。

ーー4年間振り返るとどんな大学水泳人生だったか
全部が全部楽しいことや嬉しいこと、簡単にいくことでは無かったです。ただ先輩やコーチ、仲間からの力をもらって毎日水泳に熱中できた日々でした。主将という立場で最後はチームを引っ張ることができて嬉しかったです。

ーーともに泳いできた4年生はどのような存在だったか
僕ら同期は1年目から本当に苦しんできました。その中でも努力を重ね、互いに助け合って毎日泳ぎ続け4年間を終えることができたのかなと思います。同期なしではこんなに素晴らしい大学水泳生活を送ることは無かったと思います。

ーー後輩にはどんな言葉を伝えたいか
インカレはいい思い出ばかりではなく、チームとしても個人としても悔しい気持ちを抱えたまま大会を終える選手もいたかと思います。そういった思いを忘れずに今後も泳ぎ続けていくことがチームを強くする上で必要になってくるので、今日の気持ちを忘れずこの先の大学水泳生活を送って欲しいと思います。

ーー最後に改めて4年間を振り返って一言
最高に楽しかったですし、幸せでした!!

(取材:野田堅真)

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