【サッカー】総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 二回戦 法政大3ー0九産大 九州王者に3発大勝!最高の滑り出しで全国制覇へ!
総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 二回戦 法政大ー九産大
2017年9月4日(月)
ヤンマーフィールド長居
一回戦がシードの影響で、二回戦からの登場となった法大。ディサロ燦シルヴァーノ(経3)、長谷川元希(現1)の得点で九州王者・九産大を3-0で下し、準々決勝に駒を進めた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大 |
1 | 前半 | 0 | 0 九産大 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
32分 | 得点 | 法政大 | ディサロ燦シルヴァーノ | 1-0 |
37分 | 交代 | 九産大 | 満澤→岩村 | |
39分 | 交代 | 九産大 | 奥津→赤木 | |
66分 | 得点 | 法政大 | ディサロ燦シルヴァーノ | 2-0 |
68分 | 交代 | 九産大 | 藤井→國場 | |
72分 | 交代 | 法政大 | 上田綺→玉田 | |
72分 | 交代 | 法政大 | 紺野→森 | |
76分 | 交代 | 法政大 | 青柳→長谷川 | |
83分 | 交代 | 法政大 | 末木→土橋 | |
83分 | 交代 | 九産大 | 関→下川 | |
88分 | 交代 | 法政大 | ディサロ→平山 | |
90分 | 得点 | 法政大 | 長谷川元希 | 3-0 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高 |
2 | DF | 武藤友樹 | 社会4・八千代高 |
4 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・ガンバ大阪Y |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY |
24 | MF | 大西遼太郎 | 社会2・ジュビロ磐田Y |
13 | MF | 末木裕也 | スポ健2・ヴァンフォーレ甲府Y |
8 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高校 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済3・三菱養和SCY |
11 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高 |
サブメンバー | |||
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1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工1・東京VY |
23 | DF | 関口正大 | 現福1・新潟明訓高 |
6 | MF | 土橋優樹 | 現福4・川崎フロンターレY |
25 | MF | 上田慧亮 | 現福4・前橋育英高 |
14 | MF | 長谷川元希 | 現福1・大宮アルディージャY |
29 | MF | 森俊貴 | 情科2・栃木SCY |
17 | FW | 平山駿 | 経済1・三菱養和SCY |
31 | FW | 玉田晃太郎 | 経済4・桐蔭学園高 |
マッチレポート
法大にとって2年ぶりの総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント。初戦の相手は1回戦で高知大を3-0で下した九州王者・九産大となった。
前半序盤はお互いに攻め込む時間が続くも、徐々に相手にパスを回され、試合を支配される時間が続く。法大は右サイドの紺野和也(現2)と武藤友樹(社4)を中心に相手に攻め込むも、中とのタイミングが合わず、シュートには至らない。両者譲らない展開が続く中、試合が動いたのは32分。左サイドから、末木裕也(スポ2)のクロスをディサロ燦シルヴァーノ(経3)がヘディングで合わせ先制点を挙げる。先制点を奪われ、九産大も攻撃の要である赤木翼を投入して反撃に出るも、法大の粘り強いディフェンスもあり、失点は許さない。試合はそのまま法大1点リードで前半を折り返す。
後半に入ってからも支配率で上回る九産大。61分にはディフェンスの隙をみせた法大が右サイドから相手に攻め込まれ、最後こぼれ球を末永巧が強烈なシュート。危ないシーンだったが、吉田舜(社3)がしっかりとキャッチし、ピンチを逃れる。逆に66分、コーナーフラッグ付近からの青柳燎汰(現3)のボールに前谷がヘディングで反応。こぼれ球をディサロがボレーで押し込み今試合2点目となる追加点を奪う。勢いに乗った法大は、その後守備でも集中力を切らすことなく優位に試合を進める。
相手の疲労もあってか、パスが回り始めた後半終了間際89分。青柳に代わって後半途中から投入された長谷川元希(現1)がドリブルで切り込み強烈なシュート。これが入り、試合を決定づける3点目を挙げた。最後まで攻めの姿勢をみせる九産大の攻撃に対しても、危なげない守備をみせ試合終了。ベスト8進出を果たした。
次節は6日に行われる。次節の対戦相手はプロ内定者3人を擁する阪南大。強豪相手に勝利を収め、ベスト4進出を狙う。(濱口隆太)
監督・選手コメント
長山一也監督
—試合を振り返って
アミノバイタルカップが終わってからの期間で、うまくチームを作ることができました。ある程度自信を持ってピッチに立てる状況は作れたと思います。簡単な試合にはならないと思っていましたが、ディサロが決めてくれて、後半は我慢しながらセットプレーで追加点、交代選手で試合を決めるという試合運びができました。チーム全体で戦うのが大事だとよく話していますし、それができたのは良かったと思います。
—九産大の赤木選手への対応が、徐々に修正された印象がありましたが
サイドバックとセンターバックの間に嫌な感じで立っていましたので、もっとはっきりプレーしようと伝えました。後ろ(センターバック)が余るのではなく、もっと前に出てくれればハッキリできる状況だったと思います。余るというのは安全策ではなく、逆に行ってくれた方が安全ですので。そこは後半の立ち上がりにやられていて、指示を出した通り修正してくれたのは良かったと思います。
—まずは初戦突破です
僕が1年目の時は準優勝で、もう評価されるのは優勝しかないと思っています。それを選手にも言っていますし、一つひとつ戦っていくだけだと思っています。それをしっかりとやっていきたいです。
前谷崇博
—試合を振り返って
初戦というのもあって、難しい試合になると思っていました。先制してからは良い流れで試合を運べたので良かったです。守備の部分では、最初少し気合が入りすぎてしまって、空回りした場面もあったのですが、ゼロで終われたのには満足しています。
—九産大の情報としてはどの程度持っていましたか
映像は初戦のものを見ていました。そこまで相手を意識するのではなく、自分たちのサッカーをやることが大切だと考えていました。能力の高い選手もいましたが、うまく戦えたので良かったです。
—2点目のアシストの場面については
右サイドからボールが入ってくるときに、相手が下がったのが見えました。マイナスに折り返せば誰かが走りこんでくれるだろうと考えて、レレ(ディサロ燦シルヴァーノ)は見えていなかったのですが、得点までの流れは狙い通りでした。
—監督も仰っていましたが、相手の7番への対応はどう変化させましたか
特に後半の途中辺りからボランチの横のところが使われるようになりました。左サイドバックの黒崎と話して、僕が前で潰すようなポジション取りに変えました。やられそうにもなりましたが、最後のところで粘れたので、ぼちぼちという印象です。
—関西での試合は、前谷選手にとって特別な部分もありますか
高校まで大阪で過ごしているので、それを思い出して泣きそうになったりもしました(笑)。またここで一つ結果を残せれば良いと思ってこの大会には臨んでいます。アミノバイタルカップから試合に出続けてここまで来れたので、その気持ちはより強いです。
—次節に向けて
まだ相手は決まっていないですが、自分たちの実力を出せれば勝てると思っています。今から良い準備をして、全員で戦っていきたいです。
長谷川元希
―試合を振り返って
チームが調子いい中で、まだ自分はパフォーマンスが悪くて。今大会はベンチスタートだったんですけど、途中出場することは常に考えていたので、上手い形で試合に入ることができて良かったです。
―自身の得点シーンについては
相手が1人少なくなって左サイドがよく空いていると分かっていました。相手よりもフレッシュな状態だったので、そこに飛び出して自分のパターンに持っていけてよかったです。
―得点後、再度同じようなシチュエーションがありましたが
得点を決めたことよりも、2本目に点を取れなかったのが悔しいというか。もう1点取りたかったっていうのはありました。縦にしか突破できない状況だったんですけど、そこでタイミング外したりっていう工夫ができたらなと思います。
―前期リーグ戦での脳しんとうの影響は
その後の試合は全部出れなかったんですけど、今は影響はないです。
―夏のトレーニングで意識したことは
守備の連動っていうのを練習からやっていて、監督に言われる「守備から入ることで、攻撃に繋がる」という意識は持って取り組んでいます。
―次節に向けて
チームの調子もいいですし、自分も得点を決められたことで自信にも繋がりました。今日やったことは変えずに、チャレンジャーという意識で「まず守備から」という法政の特徴を生かして戦いたいと思います。なおかつ前線には良い選手が沢山いるので、自分もいつでも出れる準備をしていきたいと思います。