【バレー】 秋季関東大学男子2部リーグ戦 対立大 昇格組相手に力の差を見せつけるストレート勝ち!
2017年度秋季関東大学男子2部リーグ戦
2017年9月16日(土)
大東大東松山校舎体育館
前節に今季初めてセットを落とした法大は今節、昇格組の立大と対戦。試合を通して相手の得点をロースコアに抑え、狙い通りのストレート勝ちで開幕からの連勝を4に伸ばした。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 15 | 0 立大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 13 | ||
25 | 3セット | 14 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
22 | 大村翔哉(営1) | WS |
6 | 森川航多(デザ工4) | MB |
18 | 藏田大輝(法2) | WS |
23 | 佐藤優弥(文1) | WS |
2 | 榎本京祐(法4) | MB |
19 | 西田寛基(営2) | S |
1 | 小林慎平(営4) | L |
20 | 白井乾太(営2) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
26 | 竹田将也(法1) |
11 | 渡邊和馬(文3) |
8 | 佐々木鴻輔(文3) |
17 | 三木裕人(文2) |
25 | 仲村将大(法1) |
戦評
3試合終了時点で6チームが全勝と、上位グループと下位グループがはっきりと分かれた今季リーグ戦。法大は前週の立正大戦で初めてセットを落としたが、第3週の相手はいずれも3部からの昇格組。リーグ後半の上位戦を見据えると、セットを落とさずストレートで連勝を伸ばしたいところだ。
藏田大輝(法2)のブロックアウトで法大の得点から始まった第1セット。しかし西田寛基(営2)のサーブが外れて立大にサーブ権が移ると、そこから2本立て続けに佐藤優弥(文1)が目測を誤ってノータッチエースを献上し1-3と幸先の悪いスタートに。相手のミスなどでブレイクを重ね一時は6-5と逆転するも、ブロックアウトで同点とされると自陣のミスも続き4連続得点を許してしまう。だが、藏田のスパイクで点差を詰め、8-10となった場面で、最終学年のゲームキャプテンが意地を見せる。榎本京祐(法4)が縦に回転をかけた落ちるサーブで2連続エースを決めて追いつくと、同じく4年生の森川航多(デザ工4)のフェイントなどで6連続得点。一気に主導権を握る。その後は開幕からオポジットに入っている大村翔哉(営1)の2連続エースもあり、相手を寄せつけずに25-15と大差でこのセットを取る。
連続エースでチームのリズムを取り戻した榎本
第2セットは森川のCクイックやサービスエースで3連続得点を奪った直後に3連続失点を喫するなど、第1セットの勢いを生かしきれない立ち上がりとなる。しかし11-10の場面で相手のスパイクミスから得点すると、1年生が躍動。レフトから佐藤がスパイクを決めれば、大村もライトからクロススパイクを叩き込み、立大の2度のタイムアウトを挟んで8連続得点。これで大勢を決めた法大、最後は森川のBクイックで25-13とし、セットを連取する。
立大スパイカーに立ちはだかる3枚ブロック(左から大村、森川、佐藤)
2セットを奪って勢いづいた法大は第3セット、大村のスパイクによる連続得点でこのセット最初のブレイクを奪うと、その後は一度も立大に追いつかせない。14-7の場面では、藏田がシュート回転での鋭いサーブで相手のレセプションを弾き飛ばして得点。これには観客席でもどよめきが起こった。セット後半にはレギュラーのメンバーを下げて、出場機会の少ない選手を次々に投入。トスが合わない場面もあったが、佐々木鴻輔(文3)のAクイックやBクイック、三木裕人(文2)のバックアタックで見せ場を作り25-14。試合開始からちょうど1時間で、狙い通り3-0のストレート勝利を収めた。
最後は三木のバックアタックで締めた
明日対戦する産業能率大は立大と同じく昇格組。失セット0で勝利することはもちろん、今節のように相手をロースコアで抑え、終始法大のペースのゲームを作ることが求められる。相手のリズムに合わせたゲームで失セットを重ねた春季とは異なる法大が、上位対決に向けて着々とその勢いを増し、1つまた1つと白星を積み上げていく。(小島雄太)
インタビュー
森川航多
―試合を振り返って
相手は下位のチームだったので、もちろん3-0で終わらせるっていうのと、自分たちのやってきた成果を出すっていうことをテーマに、今日だけじゃなくて明日もなんですけど、やっています。
―夏に取り組んだことは
ポジションがMBなので、個人としてはブロックの本数を増やしたいということで夏も含めリーグが始まってからもブロックを多く飛んでいます。
―下級生が多いチームですが、夏で最も成長した選手は
結果として大村がスタメンとして出続けているので、成長しているかなとは思うんですけど、あとはそのポジションでいかに頑張り続けるかが彼の課題かなと思います。
―森川選手は今季が最後のリーグ戦ですが
やっぱり最後に1部に上げて終わりたいという気持ちが強いので、1試合1試合大事なんですけど、最後の結果にこだわっていきたいと思います。
―昇格を目指す上で、チームの課題は
やはり今週来週でいかに失セットを少なくするか、できれば0で。これをしていけば自ずと気持ちの余裕が出てくると思うので、これが結果的には勝ちにつながってくるかなと思います。
―今後に向けて意気込みを
個人としてブロックを課題としてやってきたので、結果としてまだあまり本数が出ていないので、目に見える結果を出していきたいなと思います。
白井乾太
―試合を振り返って
(相手が)3部から上がってきて格下ということもあって、セットを落とさないだけではなくて、いかに点数を低く勝つかっていうのも大事なので、そういう面では点数を低く抑えられたので良かったです。
―夏に取り組んだことは
夏の間はリーグ期間じゃないので、基礎的なトレーニングだったり、あとは走り込みですね。それで精神的な面も鍛えられたかなと思います。
―春季リーグ戦はケガを抱えながらの出場でしたが
もう全然大丈夫です。
―この夏で成長した1年生は
大村なんかはかなり頑張ってますよね。調子がいい時と悪い時があるんですけど、自分なりに調整して頑張っていると思います。
―今後上位と当たる上で、チームの課題は
前半、特に1セット目の出だしが悪いっていうのは毎年言われていることなので、前半の出だしと。あとはサーブミスとスパイクミスだったり、相手が何もしないで、こっちのミスで点数を与えて、そこから崩れるということがあるので、ミスを減らしてこっちのリズムでバレーができれば十分やっていけるんじゃないかなと思います。
―同じリベロの小林主将は今季が最後のリーグ戦ですが
慎平さんは1年の春からずっと出ているので、1部を経験しているっていうのもありますし、本当に学ぶことが多いので、レセプションだったりディグだったり、まだまだ自分の持っていないものを持っている選手なので、あと引退まで3ヶ月くらいなので、いろいろ盗んでいきたいなと思います。
―今後に向けて意気込みを
毎年1部に上がると言って上がれていないので、今年こそは1部昇格して、みんなで笑えるように頑張りたいと思います。
フォトギャラリー
- 開幕からオポジットで出場を続ける大村
- 連続エースでチームのリズムを取り戻した榎本
- 立大スパイカーに立ちはだかる3枚ブロック(左から大村、森川、佐藤)
- 最後は三木のバックアタックで締めた
- 試合前、整列する選手たち
- バックトスを上げる西田
- この試合が今季初出場となった佐々木
- 鋭いスパイクとサーブでWS陣をけん引する藏田