【アイスホッケー】平成29年度関東大学リーグ戦 Div.I-A 対明大 1回戦 魔の1P再び 序盤のビハインド響き追い上げ及ばず2連敗
平成29年度関東大学リーグ戦 Div.I-A
2017年9月18日(月)
ダイドードリンコアイスアリーナ
春の王者、明大との対戦となったこの日も1PでPKから先制を許すと1Pだけで3点差を付けられる。3Pでは小堀健祐(法2)の公式戦初ゴールなどで追い上げるも届かず2連敗を喫した。
試合結果
トータル試合結果
2 (33) |
0(10) | 1P | 3(14) | 5 (25) |
---|---|---|---|---|
0(11) | 2P | 1(6) | ||
法政大学 | 2(12) | 3P | 1(5) | 明治大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
明大 | 06:15 | 11 京谷充洋 | 10 高橋瞬 | 13 松本昂大 | PK |
明大 | 08:48 | 93 池田涼希 | 21 桂川涼 | 25 壬生康太 | ― |
明大 | 12:12 | 23 府中祐也 | 93 池田涼希 | 25 壬生康太 | PK |
明大 | 34:03 | 93 池田涼希 | 23 府中祐也 | 21 桂川涼 | ― |
法大 | 52:21 | 27 小堀健祐 | 29 石田和哉 | ― | ― |
法大 | 58:27 | 29 石田和哉 | 80 澤口迪弥 | ― | ― |
明大 | 59:33 | 10 高橋瞬 | ― | ― | EN |
※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | 67 志田凌大(文2) | 91 土田啓太(法1) | A 29 石田和哉(営3) | A 14 松井洸(法2) | 76 田畑秀也(法2) |
2 | 10 鈴木翔弥(営3) | C 11 西口開羅(法4) | 72 土屋光翼(法1) | 18 川上朝日(法4) | 4 福島勇啓(文2) |
3 | 19 三田村哲平(営2) | 80 澤口迪弥(営4) | 23 沼田翔(法3) | 7 上村光輝(営3) | 27 小堀健祐(法2) |
4 | 47 佐藤佑亮(人3) | 13 南陽向(法1) | 81 工藤将一郎(法3) | 44 船越準平(法3) | 1 新田谷兼翔(人1) |
※GKは#33伊藤崇之(法3)が先発出場。2Pから#39中島康渡(法1)。
9月16日時点順位表
順位 | 大学名 | 勝‐GWS勝‐GWS敗‐敗 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝点 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 明大 | 4-0-0-0 | 25 | 6 | 19 | 12 |
2 | 中大 | 4-0-0-0 | 21 | 6 | 15 | 12 |
3 | 東洋大 | 4-0-0-0 | 16 | 2 | 14 | 12 |
4 | 早大 | 3-0-0-1 | 14 | 10 | 4 | 9 |
5 | 法大 | 1-0-0-3 | 7 | 16 | -9 | 3 |
6 | 慶大 | 0-0-0-4 | 7 | 19 | -12 | 0 |
7 | 日体大 | 0-0-0-4 | 3 | 16 | -13 | 0 |
8 | 日大 | 0-0-0-4 | 7 | 25 | -18 | 0 |
試合経過・日程
順位 | 日付 | 対戦相手 | 結果/練習開始時間 |
---|---|---|---|
1 | 9月9日(土) | 東洋大 | ●0-5 |
2 | 9月10日(日) | 早大 | 〇4-3 |
3 | 9月16日(土) | 中大 | ●1-3 |
4 | 9月18日(月) | 明大 | ●2-5 |
5 | 10月1日(日) | 日大 | 17:30 |
6 | 10月8日(日) | 慶大 | 17:30 |
7 | 10月14日(土) | 日体大 | 14:30 |
8 | 10月21日(土) | 東洋大 | 14:30 |
9 | 10月28日(土) | 早大 | 14:30 |
10 | 11月3日(金) | 中大 | 15:00 |
11 | 11月5日(日) | 明大 | 15:00 |
12 | 11月12日(日) | 日大 | 12:30 |
13 | 11月23日(木) | 慶大 | 10:00 |
14 | 11月26日(日) | 日体大 | 12:30 |
戦評
試合開始わずか1分、土屋の反則によりPKとなる。このPKは志田、小堀の執ようなチェックが奏功し無失点に抑えると流れは法大へ。土屋が右サイドを突破すると最後は中央の土田がシュートを放つ。これは明大・磯部裕次郎の前に阻まれるも、この日の法大からはDFも含めてシュートで攻撃を終えるという意識が見られた。6分、澤口の反則によりPKとなりその直後、明大・京谷のシュートがリフレクションになりゴールへ不運な形で先制を許す。この日の先発GK伊藤は続く8分に股を抜かれるシュートを決められ、さらに12分にも得点を許し1ピリオド終了時にベンチへ下がった。
3点ビハインドで迎えた2P。このピリオドでは途中から沼田を1セット、南、石田を3セットに組み替え攻撃に変化をもたらす。さらに、敵陣でウイングの沼田、土屋らのパスコースを読んだターンオーバーが頻発しシュート数も増え始める。しかし、明大のGK磯部は大学一とも目されるGK。強力なスラップショット、コースを狙ったリストショットをことごとくはじき返す。一方のディフェンスはシュート数6本と抑えるも少ない機会を生かされ、2Pから入った中島から1点奪われ4点ビハインドで3Pへ。
3Pも法大の猛攻は続く。44分、石田のシュートがゴール上部をかすめ、こぼれ球に澤口が反応するも得点ならず。すると52分、ブルーライン手前で小堀がパスを受けとり、ゴール左隅を狙ったシュートが決まる。小堀の大学初ゴールで3点差とする。さらに左サイドを突破し中央へ抜けると混戦から石田が今季リーグ戦初ゴールを挙げる。1分30秒を残して点差は2点。ここで法大はGKを下げて6人攻撃を仕掛ける。松井、石田ら攻撃的な選手で得点を狙うがリンク中盤で高橋瞬にパックを奪われると無人のネットに打ち込まれ万事休す。終盤の追い込みもあと一歩及ばなかった。
この敗戦により昨季Aクラスとの一巡目を1勝3敗で終えた。PK時の失点や得点力不足などが課題に挙げられるが、昨季も対戦校は同様で4試合終了時の失点数は23、今季は16と上位との差を縮めてきている。次戦から始まるBクラスとの戦いで勝ち点3を確実に取ることが上位進出の鍵になりそうだ。(山崎志馬)
選手インタビュー
小堀健祐
ー今日の試合を振り返って
1Pで反則が多くそこで3失点してしまったのが一番いけなかったと思います。
ー公式戦初ゴールですがそれについては
狙った所に決められて良かったです。
ー途中から南選手が出場しましたがその意図は
今日はけが人とかが多く、出れない選手もいたのでそういった理由だと思います。
ーオフェンス力のある明大ですがその対策は
向こうはドンドン前に来ると思ったのでこっちも前に詰めてスペース無くそうと考えていました。残り時間が少なくなったら引き気味で守るようにしていました。
ー5失点でしたがそれについては好意的に捉えているのでしょうか
そうですね。でも、終わってみれば5点ということでまだ改善の余地はあると思います。
ー次戦に向けて
次は下位ということで絶対に落とせないので、勝って順位を上げていきたいと思います。
福島勇啓
―今日の試合を振り返って
最初の反則と失点が痛くて、毎試合そこで立ち上がりが悪いので、そこを修正しないと駄目だなと思います。
―第1ピリオドでは反則からの失点で苦しい展開となりました
そこを何回も注意されて自分たちも意識しているはずなのですが、立ち上がりが悪いというのはどこかで油断している部分もあると思うので、徹底して次からの下位との対戦では油断しないでスタートからいい立ち上がりができるように頑張っていきたいです。
―一方で後半は得点も入りましたしいい動きだったと思いますが
それもやっぱり毎回のことで、途中から足が動くということは最初からでも足が動かせるということだと思うので、その前のアップからもっと意識してスタートで2P、3Pの動きができれば試合全体がいい動きでできると思いますしいい試合ができると思います。
―福島選手自身、今日は攻守にわたって顔を出していました
攻めれてはいたのですが、チャンスでシュートが打てなかったりとかいいシュートが打てなかったので、もっとチャンスを生かしていかない行けないですね。折角のチャンスを潰していたので、個人的にはチャンスで決める意識を持っていかないといけないと思います。
―明大のFW陣は強力だと思いますが、対峙しての印象は
今日はあまりプレッシャーが強いイメージがなかったので、もっとガツガツ来られていたら押し込まれていたかなとは思いますけど、そこは落ち着いてできたのでよかったかなと思います。
―今日の試合で出た新たな課題は
新たに出た課題というよりは今までの課題がそのまま出たので、この課題をどうにかして克服していきたいです。5on5でいい試合をしていけば勝ちも見えてくると思うので、そこの課題をどうにかするしかないですね。
―次戦の日大戦に向けて意気込みを
次からは下位との対戦になるのですが、そこを油断しないでしっかり最初からいいプレーをして絶対に勝ちたいと思います。
土田啓太
―試合を振り返って
1Pで反則が多く、3点入れられました。2P3Pは持ち直したのですが遅かったので1Pの反則がなければいい試合ができたと思います。次の試合からは反則をなくしていい試合をしたいと思います。
―1Pから波に乗れない原因は反則ということですか
必要な反則ではなく、要らない部分での反則が多いので、そこを無くしていければいいと思ってます。
―相手の印象は
明治は大学の中で1番パス回しが速くテクニック面でもスピード面でもNO.1なので、そこで勝負しても無理だと思いました。きれいなホッケーではなく泥臭くゴールに向かって1点を取りに行きました。泥臭いプレーで勝つしかないという感じがしました。
―セットの組み替えについて
春からセットが変わっていないので、監督が組み替えてどんな形になるのか試していたのだと思います。
―頬のけがの具合は
まだ腫れてはいますが痛みも取れてきているので、次の試合からもいつも通りのプレーができると思います。
―次の試合まで期間が空きますが、修正していくべき点は
PKで決められているのでPKを直していく必要はあると思います。それからシュートが枠を外れているので決定率を上げていきたいと思います。
―次の試合への意気込み
もっとハードワークを見せて、ゴールに向かっていきます。そしてシュートも枠に入れて、泥臭くプレーしたいと思います。
フォトギャラリー
- 果敢にゴールに向かった西口
- 持ち前のハードワークに磨きのかかった志田
- 主力としての風格の漂ってきた土田
- 思いっきりスティックを振り抜く福島
- 公式戦初ゴールを放った小堀
- 澤口(左)から手荒い祝福を受ける
- 待望の今季初ゴールの生まれた石田
- 相性の悪い明大に苦しんだ伊藤