【サッカー】第91回関東大学サッカーリーグ戦 第19節 法政大2-1東洋大 ディサロ燦シルヴァーノのAT弾で劇的幕切れ!東洋大を下し貴重な勝ち点3を獲得!
第91回関東大学サッカーリーグ戦 第19節 法政大ー東洋大
2017年10月28日(土)
山梨中銀スタジアム
雨の山梨中銀スタジアムで行われた一戦は、試合開始早々にビハインドを追うことになる。しかし、76分に途中出場となったディサロ燦シルヴァーノ(経3)のゴールで追いつくと、後半アディショナルタイムにもディサロがゴールを決め、3試合ぶりの白星を手にした。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大学 |
0 | 前半 | 1 | 1 東洋大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
7分 | 得点 | 東洋大学 | 小堀将人 | 0-1 |
HT | 交代 | 法政大学 | 上田慧→末木 | |
HT | 交代 | 法政大学 | 森→ディサロ | |
67分 | 交代 | 法政大学 | 青柳→長谷川 | |
76分 | 得点 | 法政大学 | ディサロ燦シルヴァーノ | 1-1 |
90+1分 | 得点 | 法政大学 | ディサロ燦シルヴァーノ | 2-1 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 14・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 10・1 |
4 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 13・1 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・ガンバ大阪Y | 14・3 |
30 | DF | 高木友也 | 経済1・法政第二高 | 3・0 |
24 | MF | 大西遼太郎 | 社会2・ジュビロ磐田Y | 10・0 |
10 | MF | 上田慧亮 | 経済4・前橋育英高 | 3・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高 | 17・0 |
11 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高 | 14・3 |
29 | MF | 森俊貴 | 情科2・栃木SCY | 7・0 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高 | 17・9 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高 | 5・0 |
5 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・サンフレッチェ広島Y | 12・1 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済3・三菱養和SCY | 16・4 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ健2・ヴァンフォーレ甲府Y | 10・0 |
14 | MF | 長谷川元希 | 現福1・大宮アルディージャY | 11・1 |
17 | MF | 平山駿 | 経済1・三菱養和SCY | 5・0 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福2・浦和レッズY | 12・4 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 筑波大 | 45 | 19 | 14-3-2 | 46/13 | 33 |
2位 | 順天堂大 | 43 | 19 | 13-4-2 | 35/22 | 13 |
3位 | 流通経済大 | 35 | 19 | 11-2-6 | 33/26 | 7 |
4位 | 東京国際大 | 30 | 19 | 9-3-7 | 29/29 | 0 |
5位 | 法政大 | 27 | 19 | 7-5-7 | 30/30 | 0 |
6位 | 明治大 | 26 | 19 | 7-5-7 | 26/27 | -1 |
7位 | 東洋大 | 24 | 19 | 7-3-9 | 27/24 | 3 |
8位 | 駒澤大 | 23 | 19 | 6-5-8 | 28/28 | 0 |
9位 | 桐蔭横浜大 | 19 | 19 | 5-4-10 | 27/36 | -9 |
10位 | 専修大 | 18 | 19 | 5-3-11 | 23/30 | -7 |
11位 | 慶応大 | 17 | 19 | 4-5-10 | 14/32 | -18 |
12位 | 日本体育大 | 14 | 19 | 4-2-13 | 24/45 | -21 |
後期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 9月16日 | 筑波大 | ○2-1(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
13 | 9月23日 | 慶應大 | ●1-2(詳細) | BMWスタジアム平塚 |
14 | 9月30日 | 流経大 | ●0-1(詳細) | 竜ケ崎市立たつのこフィールド |
15 | 10月7日 | 専修大 | ○4-2(詳細) | 法大城山グラウンド |
16 | 10月10日 | 駒澤大 | △2-2(詳細) | 法大城山グラウンド |
17 | 10月14日 | 明治大 | △1-1(詳細) | 法大城山グラウンド |
18 | 10月22日 | 桐蔭大 | ●0-1(詳細) | 東洋大グラウンド |
19 | 10月28日 | 東洋大 | ○2-1 | 中銀スタジアム |
20 | 11月4日 | 順大 | BMWスタジアム平塚 | |
21 | 11月11日 | 東国大 | 保土ヶ谷公園サッカー場 | |
22 | 11月18or19日 | 日体大 | 未定 |
マッチレポート
前節、悪天候の中で行われた桐蔭横浜大との一戦を落とし、3戦勝ちなしとなった法大。今節は山梨中銀スタジアムで東洋大と対戦した。
試合は、東洋大が積極的な入りを見せる。7分、法大は自陣ででボールを奪われると、小気味の良いパスワークで崩され、エリア内でフリーになっていた小掘将人にボールが渡る。これを小掘が落ち着いて決め、先制を許した。出鼻をくじかれた法大は紺野和也(現2)や黒崎隼人(経3)を起点に得点を狙うも、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。 しかし、時間の経過とともに相手陣内でプレーする時間を増やした法大。上田綺世(スポ1)がシュートまで持ち込む場面も見られたものの、決定機までには至らず。 前半終盤にかけては再び東洋大にペースを握られるが、関口亮助(経4)の好セーブもあり、1点差で前半を終えた。
後半から上田慧亮(経4)と森俊貴(情2)に代え、末木裕也(スポ2)とディサロ燦シルヴァーノ(経3)を投入した法大は、50分に決定機。黒崎が右サイドを突破し、クロスを放つ。これを上田綺が打点の高いヘディングでゴールに迫るが、ポストに阻まれた。 75分には高木友也(経1)からのボールを受けたディサロが再び決定機を迎えたが、頭で合わせたボールは惜しくもバーを越した。 立て続けに訪れた決定機を決めきることができなかった法大だったが、貪欲な攻めの姿勢がついに実を結ぶ。 76分、上田綺のセンタリングを受けたディサロのダイビングヘッドで、ゴールネットを揺らした。 その後もディサロが相手GKと1対1になるチャンスを迎えるなど相手ゴールに襲い掛かる法大は、勢いそのままに逆転。90+1分、高木からのクロスを受けたディサロが巧みなボレーで合わせ、ゴールに突き刺した。逆転後は危なげなくボールを捌き、試合終了を迎えた。 前半序盤を「最悪の入りだった」と振り返る長山一也監督だったが、大胆な交代策が奏功し、後半は試合を完全に支配。劇的な幕切れで次節の順大戦に向けて弾みをつける結果となった。(赤染徳光)
選手・監督コメント
長山一也監督
―試合を振り返って
最悪の入りでしたが、最後の最後でしっかりと決めてくれて、勝ち点3を目指して戦ってくれたので良かったです。
―失点シーンは小黒将人選手をフリーにしてしまいました
失点シーンもそうですが、その前から立ち上がりのところでふわっと入っていました。今日はアグレッシブにということをより強調して選手を送り出しましたがそれができておらず、守備から入ることができなかったので失点を生んでしまったのだと思います。
―前半は相手に試合を支配されながらも後半で逆転できた要因は
前半の入りを経てダメなところが出ていたので、交代選手に対してももう一回アグレッシブにというのを伝えました。守備を含めて攻撃に行きながらボールを奪って、後半は相手陣内でプレーする時間が長かったので逆転することができました。
―黒崎選手は右サイドでの起用が続いていますが
左サイドでは(黒崎)隼人がボールを蹴るより左利きの高木の方が質の良いボールを蹴れますし、もともと隼人は右利きで右サイドの選手ですので彼の特徴を活かせると思って右サイドで使っています。
―次節に向けて
順位を1つでも上げないといけないですし、今日は東洋大に勝つことができたので連勝できるように準備したいと思います。
ディサロ燦シルヴァーノ
―試合を振り返って
今日の試合はサブだったので、前半は外から見て後半入るときのイメージをしていました。序盤にやられていて、出番はあるなと感じていたのですが、予想していたよりも早く後半開始直後に投入されました。最終的に巻き返して勝てたので良かったです。
―投入時に指示などは
特に指示はなかったのですが、僕が入ることは「点を取れ」ということなので、その意図は汲み取って入りました。
―途中出場でしたが、意識したことは
特には。出たときに数字でチームに貢献していくだけです。
―得点シーンについては
後半に入ってかなり押し込んではいたのですが、なかなか最後のところで押し込められなくて。謙虚にがむしゃらに狙おうと思っていたら、(1点目は)折り返していいところにボールをくれたので後は頭で合わせるだけでした。2点目は高木からクロス、たぶん狙ってなかったと思うんですけど、来たボールをトラップして打とうということだけでした。ボレーはミートすることだけを意識して蹴りました。
―今節はコンディションの面も良かったですか
良くはなかったですね。チームのメンバーの差がほとんどないので、1試合ダメだったらすぐベンチのような感じで。今週に関しては良くはなかったのですが、自分のできることをしようという心掛けが最終的に結果に繋がったと思います。
―次節に向けて
(リーグ戦も残り)3試合しかないので、なるべくインカレにいい順位で臨めるように頑張っていきたいと思います。
前谷崇博
ー今日の試合を振り返って
前半は自分自身の出来も悪く、失点してしまいましたが、後半は前に行く意識を持って逆転することができて、チームとして成長しているのを感じました。
ー先週に続き雨の中の試合でしたが
それについては相手も同じことなので、あまり気にしてはいませんでした。ただ、我慢してやるということは心がけていました。
ー失点の場面については
前半を通して全体的に下がってしまっていた印象があって、失点の時は人数が足りなくなり、スライドが間に合わなくなって失点してしまいました。
ー自身のプレーで良かったところと悪かったところは
後半では、前を潰すところだったり、声を出したりしていたところは良かったんですけど、前半ではさっきも言ったように下がってしまったところが悪かったと思います。あと、前後半を通してハイボールやロングボールの処理はあまり良くなかったと思います。
ーこれで3戦ぶりの勝利となりました
今日は勝てて良かったのですが、内容的にはまだまだのところがあるので、この勝ちに満足せずに勝ち続けられるようにしていきたいです。
ー次節に向けて
まずは今日なぜ勝てたのかということを思い返して、次は練習の入りから今日の悪かった前半のことを想定しながら、集中して準備していきたいと思います。
フォトギャラリー
- 紺野は劣勢の中でもチャンスメイク
- 前谷は失点時の対応が悔やまれる
- この日も右サイドでプレーした黒崎
- 長谷川は青柳との交代で出場
- 高木はアシストで貢献
- 雨で冷え込むピッチでの試合となった
- 3試合ぶりの勝利に歓喜
- ドッピエッタの活躍を見せたディサロ