【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 2・3年生コメント
東京六大学野球秋季リーグ戦 対立大4回戦
2017年10月31日(火)
神宮球場
6勝6敗の勝ち点3、3位という順位で今年度の全試合を終えた。立大4回戦をもって4年生は引退。優勝への思いは次代に受け継がれる。戦い終えた直後の選手たちに、お話を伺った。
選手コメント
菅野秀哉 投手 (5勝4完投の活躍 名実共に法政のエースへ)
ー今日の試合を振り返って
今日はとりあえず勝てて良かったかなと思います。
ー4年生との最後の試合となりました
4年生が最後ということもあったので、何としても勝って終わりたかったので、勝てて終われて良かったです。
ー熊谷(拓也,キャ4)選手が4年生として最後締めました
最後熊谷さんがしっかり抑えてくれたので、来年は自分もしっかりと抑えていけるようにしていかなくてはいけないなと思いました。
ー今季を総括してください
今季は良い部分と悪い部分がはっきりしたので、悪い部分をなくしていけたらいいなと思います。
ー来年は最高学年です
何としても優勝したいと思うので、この冬は優勝できるようなピッチャーになるためにしっかり練習していきたいと思います。
ー見つかった課題はありますか
打たれた球が失投だったので、失投を少なくすれば自ずと勝ててくると思うので、失投を減らしていきたいです。
ー最後にオフに向けて
オフは、次の春は負けなしで防御率も下げていきたいと思うので、死ぬ気で練習していきたいと思います。
小林満平 内野手 (キャリアハイの打率4割 来年は悲願の首位打者目指す)
ー今日の試合を振り返って
形はなんでもよかったですけど本当に勝ちが欲しくて、4年生が最後ということもあったので、なんとしても勝ちで送り出したいという気持ちで、今日は4年生のために僕はプレーをしました。
ー二塁打を放つなどの活躍を見せましたがなかなか得点に繋がらなかったその時の心境は
犠打だったり、自分たちがやるべきことをしっかりやれば点は取れていたのだと思いますけど、立大の田中(誠也)くんも中川(颯)くんも粘り強くて、本当に先に点を取られた方が負けだなという気持ちで今日は守ってましたね。
ーそんな中、みんなでつないだ1点は大きかったと思います
中山だったら絶対に打ってくれると思っていましたし、本当に4番らしい、頼もしい4番なので、あそこは絶対に打ってくれると思って、僕はなんとか中山まで回すという気持ちで打席に立ちました。
ー今日の試合では3盗塁の結果を残しました
盗塁4つで1位の人に並べるということも知っていたので、ここで差をつけたいなと思っていました。足は僕の1番の武器なので、そこで今日3つ盗塁ができたということは良かったと思います。
ー長かった立大戦を振り返って
春日本一をとったチームなので、簡単に勝てる相手ではないと思っていましたし、上手くいかないことが多かった中でも、粘り強く戦うことができたのが3年生以下にとっては来春に繋がる勝利だったと思います。
ー改めて今季を振り返って思うことは
結果的にいい結果は出ましたけど、それをこえる位の悔しさが僕の中ではありました。この1年はずっとグラウンドに立ち続けてチームを引っ張りたいという気持ちで2年生の冬の頃から練習をしてきたので、結果的にはよかったかもしれませんが、ずっとグラウンドに立ってチームを引っ張ることができなかったということは、とても責任を感じていますし、僕はより自分に厳しく練習をしようと思いました。
ー今日で4年生が引退ですが4年生率いる今年のチームはどんなチームでしたか
本当に下級生が多く試合に出ている中で、下級生がやりやすい環境を作ってくださって、龍馬(森,キャ4)さん以外はベンチを温める機会が多かった選手がほとんどだったと思いますが、本当に明るくいつも僕たちを鼓舞してくれて、本当に頼りになる4年生でしたし、来年はそういう4年生に自分たちがなれていたらなと。東大に負けてから、早稲田、立教戦の時は4年生の力をとても感じましたね。
ー4年生からどういったところを引き継いでいきますか
龍馬さんは本当に男気溢れるキャプテンで、誰からも応援されるような選手ですし、大崎(拓也,法4)さんだったり雄二(清水,法4)さんだったりはキャプテンを裏を支えていたのはそういった4年生の方たちだったので、誰がそういった立場になるのかは分かりませんが、僕はずっと試合に出てきて経験もありますし、そういうところでチームの役に立てたらいいなと思います。
ー来年に向けて
来年は優勝できればなんでもいいと思っているので、どういった形でも泥臭く、勝てればいいなと思っています。
ー最後に応援してくださったファンの方へ
2季連続3位という結果で、本当にファンの方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですし、なんとかこの低迷期と言われている時代を自分たちの代で打破したいと思いますし、打破できるだけの選手が揃っていると思うので、強い気持ちで冬練習をして、また頑張りたいなと思います。
中山翔太 内野手 (初の打率3割到達 全試合で4番を務める)
―試合前のコンディションはいかがでしたか
最高のコンディションでした。
―雨による延期で試合がいつになるかわからない状況が続いていましたが、調整などどういう風にされましたか
いつもやることは変わらないので、調整というよりレベルアップっていうことを意識してやっていました。
―最終戦ということでどんな意気込みで試合に臨まれましたか
絶対勝って4年生を送り出そうと思っていました。
―監督からはどんなお話がありましたか
応援してくださるファンの皆様にも勝つのが一番恩返しになるということを話していました。
―今日の試合では4打席目まで安打がありませんでしたがどんな心境でしたか
絶対にまたチャンスで回ってくると思っていたので、心の準備だけはしていました。
―打線が得点を取れていない中、先発の菅野投手の好投がありましたがどのように見ていましたか
気迫のピッチングで伝わってくるものがあったので、攻撃で絶対に菅野を楽にしてやりたいなと思っていました。
―10回の攻撃、チャンスが拡大していく様子をベンチやネクストでどのように見ていましたか
みんな必死に繋いでくれていたので、僕が何としてもここで打たないといけないという気持ちで打席に立ちました。初球を思い切り打ってやろうと思っていました。
―中川投手とは前の打席で対決がありましたが、印象はいかがでしたか
良い投手には変わりないですけど、僕のほうがやって来たことが絶対上回っていると思ったので、強い気持ちでいきました。
―打った球は
真っすぐです。打った瞬間抜けたと思いました。
―ベンチに帰る際は喜びを爆発させていらっしゃいましたが、チームメイトに迎えられてどのように感じましたか
みんな喜んでくれていたので、僕も素直に嬉しかったです。
―熊谷投手がピンチの場面から登板し無失点の投球を見せました
これまで調子は良くなかったですけど、しっかり4年生らしい投球をしてくれていたので嬉しかったです。
―チームは見事勝利を収めましたが、それについていかがですか
今シーズンは優勝は出来なかったですけど、最後の2カードを取ることができたので、いい形で来年に繋がるかなと思います。
―今年1年を振り返って、中山選手にとってどんなシーズンでしたか
終始あんまり状態は良くなかったですけど、それでも3割は一応残せたので、来年またこれより良い成績を残せるように頑張りたいと思います。
―終わりが良かったので来年は良いシーズンになると思います
そうですね(笑)。「終わりよければすべてよし」なので。来年爆発します。
―来年は4年生で4番という重責を担うことになりますが
自分が引っ張っていかなければならないと思っているので、プレッシャーとかはそんなにないですね。
―次に向けてファンの皆さんにひとことお願いします
優勝できていないので、チーム一丸となって僕がチームを引っ張って優勝したいと思います。
向山基生 内野手 (打率3割越えの好成績 来年は中山と共に中軸担う)
―延長戦での勝利となりましたが
なかなか、点が取れなくて、投手に助けてもらいましたが、最後は意地というか、野手でもぎ取った1点でした。良い形で終われてよかったです。
―中山選手が適時打を放った瞬間はベンチは
自分もネクストにいましたけど、打った瞬間、1人は(返ってくると思いましたし、「この1点絶対守りきるぞ!」という流れになりました。
―今季3位という成績について
自分達は優勝しなければならない立場ですし、来年は本当に優勝しなければならないので、今日勝って3位というレベルの低い話ではなくて、常に1位になれるようなチームを目指してやっていきたいです。今季は反省しなければならないと思います。
―今季のご自身の個人成績を振り返って
開幕1番で起用していただいてから、少し調子も不安定でした。春季もケガしてましたし、もっとずば抜けた成績が欲しかったです。もっと、練習して春季に調子良くなって、帰ってきたいと思います。
―今日は4年生最後の試合でしたが、特別な思いはありましたか
そうですね。ベンチ入りしてる主将、副主将、他の方々は勿論ですが、バッティングピッチャーや、ボールボーイを4年生が後輩のために、お手伝いしてくれたので、その人たちにも感謝の気持ちを込めて「今日は絶対勝とう」と思いました。
―試合後、4年生と交わした言葉はありましたか
まだ、あまり話してないですが、龍馬さんには「来年絶対にお前らは勝たなきゃいけないから」と良い意味でプレッシャーをかけられました。
―1番お世話になった先輩は
本当に皆さんにお世話になったので、誰とは断定できないですが、龍馬さんは部屋も近かったので、よくご飯に連れていっていただいたりとか、コミュニケーションとっていただいたので、一番感謝してます。
―来季に向けて向山選手も幹部候補に上がっていると思います
リーグ戦を経験してるので、どんな役職になっても、チームを引っ張っていくことは当たり前のことなので、チームをしっかり引っ張っていきたいと思います。
―来季に向けて強化したいことは
今季は思ったような打撃ができなかったです。自分自身もっと打撃で結果を残さなきゃいけないので、長打も増やさなきゃいけないです。もっと成長して春季に帰ってきたいと思います
―来季に向けてファンに一言お願いします
毎年、下級生の時からずつと応援してくださっているので、毎年言ってるかもしれませんが、「来年こそは本当に優勝しなければならない」と思うので、今後とも応援宜しくお願いします。
相馬優人 内野手 (全試合でスタメン出場 六大学一番の遊撃手へ)
ー今日の試合を振り返って
全員で勝てた試合なので4年生をいい形で送り出すことができて本当に良かったと思います。
ー試合終了後に4年生に駆け寄る場面も見られましたが、改めて4年生に伝えたいことは
本当に4年生にはお世話になっていて特に龍馬さんと雄二さんには私生活でもだいぶお世話になっているので、伝えたいことはめっちゃありますけど、ありがとうございますと本当に言いたいです。
ー相馬選手にとって今季は苦しいシーズンだったと思います
今季振り返ってみてバッティングも守備も全くうまくいかずにそれでも監督も使ってくれているので何としても結果を出したいっていうのはありましたけど、チームに迷惑ばかりかけて申し訳ないなと思ってます。
ー昨季はベストナインを獲得したりオールスターゲームに選出されたりと盛りだくさんの1年でした
今年はベストナインだったりオールスターだったりいろんな経験ができて、自分にとって初めてのことばかりで新鮮ですごい楽しかったってのもありますけど、結局悔しい終わり方をしているので悔しさが残った1年だったと思います。
ー今後の目標は
次からは上級生なので今までは先輩たちに引っ張ってもらってましたけど、今度からは主力でやっていかなきゃいけないと思っているのでそういう面では責任を持ってもっと周りを引っ張っていくということを考えながらやっていきたいと思っています。ベストナインもたまたま1回取れただけって思われるのは嫌なので、次取ってこその実力だと思うのでまたここからベストナインを取っていきたいです。
ー来季に向けての意気込みをお願いします
4年生からバトンを受け取ったので4年生のためにも絶対優勝したいと思います。