【スキー】第91回全日本学生選手権大会 全日程終了!!インカレ総集編!
秩父宮杯・秩父宮妃杯 第91回全日本学生選手権大会
2018年2月28日(水)〜3月6日(月)
野沢温泉スキー場
スキーのインカレも全日程が終了。男子は、総合7位、女子は総合5位と堂々たる戦いぶりを見せてくれた。今回は、総集編として選手たちの活躍をプレイバックしていく。
大会結果
男子1部総合順位
順位 | 学校名 | SG | GS | NH | 30㎞Cマス | SL | NH+10㎞F | 10㎞F | リレー | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 0 | 8 | 6 | 24 | 3 | 19 | 21 | 11 | 92 |
2位 | 東海大学 | 10 | 22 | 12 | 0 | 19 | 5 | 4 | 7 | 79 |
3位 | 日大大学 | 8.5 | 3 | 9 | 1 | 7 | 6 | 14 | 9 | 57.5 |
4位 | 明治大学 | 0 | 2 | 29 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 51 |
5位 | 専修大学 | 0 | 0 | 0 | 11 | 0 | 3 | 12 | 8 | 34 |
6位 | 近畿大学 | 1.5 | 9 | 0 | 0 | 11 | 0 | 0 | 2 | 23.5 |
7位 | 法政大学 | 4.5 | 7 | 0 | 0 | 8 | 2 | 0 | 1 | 22.5 |
8位 | 東京農業大学 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 6 | 16 |
※上位8校のみ掲載
女子1部総合順位
順位 | 学校名 | SG | GS | NH | 15㎞Cマス | SL | 5㎞F | リレー | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 5.5 | 22 | 0 | 24 | 20 | 20 | 11 | 102.5 |
2位 | 日本大学 | 4.5 | 1 | 5.5 | 15 | 5 | 24 | 9 | 64 |
3位 | 東海大学 | 3 | 20 | 4.5 | 9 | 0 | 7 | 6 | 49.5 |
4位 | 日本体育大学 | 7.5 | 5 | 0 | 8 | 10 | 4 | 7 | 41.5 |
5位 | 法政大学 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17.5 |
6位 | 慶應義塾大学 | 0 | 8 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 14 |
7位 | 同志社大学 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 9 |
8位 | 京都産業大学 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 |
大会総括
6日間に及ぶインカレを終えた法大スキー部。男子総合7位、女子総合5位と堂々たる戦いぶりを見せてくれた。アルペンでは男女ともに表彰台を含めポイントを稼ぐも、クロスカントリーではポイント0と収穫と課題がはっきりとした大会だったと言える。
☆昨年に続き強さを見せたアルペン部門
法大の得意種目であるアルペン部門。今大会も磐石の強さを見せた。男子では蔦有輝(経3)が3年連続入賞となる3位で表彰台に登ると、塩入資(社2)も2年連続の入賞で得点に貢献した。また女子でもSLで林鮎子(現3)、齊藤実祐(社1)が2位、3位と同時に表彰台へ上がった。
さらに4年生以外がポイントを稼いでいる点に注目したい。強い選手が活躍することで、力のある新入生の勧誘に成功。そのため長年に渡って安定した成績を残せている。これからもアルペンは、法大のお家芸となるだろう。
しかし課題も残った。序盤の種目ではDNFが続出。女子は最終種目のSLまで0.5点しか得点できず、2部落ちの危機にさえ立たされた。来年も同じ会場となるインカレ。今年の失敗を教訓に最初からポイントを稼げれば、さらなる上位進出も見えてくる。
男子のエース蔦は、来季のインカレで優勝へ期待がかかる
林と齋藤は、表彰式で喜びをかみしめた
☆底上げが求められるクロスカントリー部門
アルペン陣の活躍の一方、大きく後退してしまったのが「ランナー」と称されるクロスカントリー陣。表彰台はおろか、個人種目での入賞者0とブレーキとなってしまった。
大きな原因としてあげられるのが「夏場の練習の甘さ」と近藤監督は語る。スキー部は、資金面などによる環境の都合上コーチが付きっきりで指導することが難しい。そのため日頃の練習は、部員だけによる自主練習がメインだ。チーフと呼ばれる選手が練習メニューも1から考える。選手自身が一番必要と考える練習が行える一方で、手を簡単に抜けてしまうのが現状だ。今のクロスカントリー陣には、それが悪い方向に行ってしまっていた。
「レベルアップしていく」リレー後、悔し涙が止まらなかった若松龍貴(経2)は力強く話した。力のある選手は少ないクロスカントリー陣。だからこそ春からの練習メニューの改善が急務となる。法大スキー部の浮上は、間違いなく彼らに託された。
主将としてチームを引っ張った小林
☆歴史を作ったコンバインド部門
『復活』近藤監督は、昨年から選手の窓口を広げるためコンバインドやジャンプ専門の選手を招待へい。20年近く不在だった部門に法大の選手を送り込んだ。その2年目。村上純人(社2)が9位入賞を果たした。3,4年計画で強化していく予定だった監督もゴールの瞬間思わず「想定外」と声をあげるほど嬉しい誤算となった。
村上は、昨年前半のジャンプで入賞圏内である10位につけたものの、後半のクロスカントリーで失速し総合14位。大粒の涙を流して悔しがった。あれから1年。課題としていたクロスカントリーを強化し続けてきた村上。最後は、その苦手なクロスカントリーで5位の好走を見せ入賞を大きく手繰り寄せた。
「新しい法政のスタート」近藤監督はコンバインド部門の活躍について、そう語った。チームとしてさらなる躍進のため、アルペンだけの力では限界がある。次は、表彰台へ。その先に、間違いなく法大総合優勝への道が見えてくる。
村上は、念願の表彰台へ来季に向けて始動していく
フォトギャラリー
- インカレを笑顔で締めくくった
- これぞエースという滑りを見せてくれた(蔦)
- 高い技術力を見せつけた林
- 齋藤は、法大の新たな顔となっていくだろう
- クロスカントリー陣は、来季の飛躍に期待(若松)
- 来季は、男子の主将となる蔦
- 最後は校歌で締めくくった
- 今大会をもって引退となる4年生