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【テニス】関東学生新進テニス選手権大会 3日目 男シングルス2回戦、男子ダブルス2回戦 シングルス4名、ダブルス1組が3回戦進出

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【テニス】関東学生新進テニス選手権大会 3日目 男シングルス2回戦、男子ダブルス2回戦 シングルス4名、ダブルス1組が3回戦進出

関東学生新進テニス選手権大会
2016年2月16日(金)
立教大学新座テニスコート、日本大学玉川上水テニスコート、青山学院大学緑ヶ丘テニスコート

新進3日目。この日、法大からは男子シングルス5名、男子ダブルス2組が出場した。結果、シングルスは4名、ダブルスは藤井俊吾(社2)・賀川稜太(社1)の1組が3回戦進出を決めた。ファイナルセットまで続く白熱した試合が多く見られた。

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タイブレイクを制して逆転勝利をした鈴木

試合結果

男子シングルス3回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
柚木武(スポ1) 2-6,7-5,6-3  今村昌倫(慶大)
前崎直哉(経3) 7-5,6-2  神田留尉(東学大)
鈴木保貴(スポ2)  4-6,7-6(2),6-4 日野勇人(駒大)
藪巧光(経2)  2-6,6-3,6-2 竹内聡有(日大)
楠原悠介(経2)  6-2,2-6,3-6 矢部馨(専大)

女子シングルス3回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
小谷野佑太(スポ3)・藪巧光(経2)  6-3,3-6,6-10 玉腰敬大・梶本竜汰(上武大)
藤井俊吾(社2)・賀川稜太(社1)  7-6(3),6-4 中村進之介・甲斐直登(慶大)
 

戦評

 

 立教大学新座コートでおこなわれた男子シングルス2回戦。柚木武(スポ1)は立ち上がり今村昌倫(慶大)のストロークに苦戦しファーストセットを2-6で落としてしまう。しかし、長身を活かした強烈なサーブがこの試合の流れを変えた。セカンドセットでは5ゲーム目にブレイクに成功し、セット数1-1でファイナルセットへ突入。ファイナルセットでは2ゲーム目にブレイクに成功し勢いに乗ると、続く3ゲーム目には3連続のサービスエースで相手を翻弄し、見事勝利。初出場ながらも3回戦へ駒を進めた。柚木の熱戦直後に行われた前崎直哉(経3)の試合。ファーストセットを7-5と辛くも奪取すると、セカンドセットは前崎が試合を掌握。相手の力強いショットに負けることなくコートを広く使ったテニスを展開。要所でのダウンザラインも決まり2セット連取で勝利した。同校対決を勝ち進んだ鈴木保貴(スポ2)。ファーストセットを落とすもここから本領発揮。セカンドセットをタイブレイクの末、制すとファイナルセットは疲れを見せた相手に畳み掛ける。攻め急ぐ相手に対してドロップショットを決めるなど冷静さを失わなかった鈴木。セカンドセットまでは4-6、7-6と苦戦したがファイナルセットでは2度のブレイクなど相手を圧倒し次に駒を進めた。日が暮れ始めると同時に藤井俊吾(社2)・賀川稜太(社1)ペアの男子ダブルス2回戦が行われた。相手は今大会第4シードである慶大の中村・甲斐ペア。ファーストセットは互いに前衛が積極的に攻撃を仕掛け、タイブレイクへともつれこむ。しかし藤井と賀川は冷静だった。相手のミスを誘うショットを織りまぜ、タイブレイクを7-3で奪取。続くセカンドセットは1ゲーム目にブレイクを許したものの、すぐに3ゲーム目でブレイクバック。そのまま流れを引き寄せて6-4で勝利。シードペアを打破し勢いづいた藤井・賀川ペアは3回戦突破を目指す。(梅原早紀、山崎志馬)

 日本大学玉川上水テニスコートでは、まず男子シングルスで藪巧光(経2)が登場。ファーストセットはミスが目立ち、ゲームカウント2-6で落とす。しかし、セカンドセットでは、積極的に前に出るプレーで相手を崩し、そこから試合の主導権を握る。5ゲーム目でブレイクすると、一気にファイナルセットまで得点を稼ぎ、勝利。長いラリーも多く見られたが集中力を切らさず、見事3回戦に駒を進めた。男子ダブルスでは、小谷野佑太(スポ3)・藪巧光(経2)ペアが登場。相手のミスを誘うプレーで順調に得点を重ね、ゲームカウント6-3でファーストセットを奪う。しかしセカンドセットから相手の力強いサーブに勢いがつく。3-1で法大がリードした場面からすぐにブレイクされ、徐々に崩される形となった。ファイナルセットもそのまま相手の勢いに呑まれ惜しくも敗戦。実力的には負けていない相手だったが、最後に流れを引き寄せられなかったのが敗因となった。(手島莉子)

 青山学院大学緑ヶ丘テニスコートに法大から登場したのは、楠原悠介(経2)。ファーストセットは、前に出る攻めたテニスを見せ圧巻の勝利を収めた。しかしながら、流れは一転。2ゲーム目でのボレーのミスが目立ち、相手のペースに引っ張られる展開に。巻き返しをしたかったファイナルセットでも、ブレイクをなかなか取ることが出来ず無念の敗退となった。(下石川愛実)

選手コメント

 楠原悠介(経2)

ー今日の試合を振り返って
 ファーストセットは思い通りのプレーが出来て、一応ミスがあったけどちょっとブレイクしてそこから一気にいけたから、ファーストセットはいい流れで行けたんですけど、セカンドセットに入って第2ゲームの自分のサービスゲームでのボレーミス2本でメンタルがいかれてあそこが良くなかったとこの試合を振り返ってみて思いましたね。ファイナルセットも頑張ろうと思ったんですけど、先にブレイクされてちょっとダメでした…。
ーセカンドセットよりもファーストセットはネットミスが少なくなったと感じました
 ネットミスが多かったので、ネットより高い軌道で打とうとしたんですけど、ちょっと向こうのトスとかが入った時に抜かれてあまり前でプレーできずにまた後ろでプレーしてしまって、向こうの流れになったかなと…。
ー本戦1回目の試合は長いタイブレイクもあり結構大変だったと思うのですが、いかがでしたか
 そうですね。タイブレイク入る前は、1-4で諦めかけていたんですけど、ブレイクができてから『ファーストセット頑張ろうかな』と思いました。タイブレイクに入って向こうのセットポイントが4点くらいあってそれを何回か凌いで自分のセットポイントとなって取りきれました。あのセット取られていたらたぶん負けていたかなと思います。
ー二次予選はいかがでしたか
 初めて二次予選から上がり、いつも二次杯とかで負けていたので二次予選はすごい緊張していました。でも、スコア的に結構しっかり取れていたので自分のプレーができたかなと。2次予選と本戦1回戦は全体的に集中してプレーできたんですけど、今日はもう集中力が…なかったっす。
ー来年度からのシングルスの目標は
 目標はまずは春関で2次予選からか本直かがまだ微妙なんですけど、2次予選からだったら2回戦またやってインカレをやっぱシングルスで出たいので春関でしっかり上位食い込んでいけるようにしてインカレでダブルスだけでなくシングルスでも勝ちたいと思います。
ー来年度からのダブルスの目標は
 インカレでベスト4だったので、ベスト4以上をまず目標にして次はインカレ優勝を目指して頑張りたいなと思います。

 鈴木保貴(スポ2)

ー今日の試合を振り返って
 今日の相手は試合を見たことがあって、聞いた話でもラリーを続けるしつこいテニスするというのは分かっていました。何でもできるプレーヤーなのでネットにも出てくるし、強いサーブも打ってくるということで今日は長い試合になるなと思っていました。なので昨日は早く寝て今日の試合に備えました(笑)。一昨日の小見山さんとはタイプが違うのでそこにちゃんと対応しなきゃいけないなと思っていました。

ーどちらのタイプが与し易いというのはありますか
 相手や日によるんですけど、どちらかというと小見山さんのようにガンガン来る方が良くて、今日の相手は少しやり辛かったですね。

ーどのセットも非常にタフなセットでしたが試合中の心境はどうでしたか
 第1ゲームでブレイクすることができて、次のゲームでキープすることができれば良かったんですけど、そこを取られてしまってその後にミスが続いちゃいました。セカンドは先にワンブレイクされて自分がキープしているだけじゃ勝てない状況になってしまったんですけど、この新進は今後の大会にも影響するどうしても勝たなきゃいけない試合ということで諦めずに戦いました。1年生の時は足がつってしまうことがあって、2年生でもそういうことがあったんですけど、今季のリーグ戦で単複戦ったことで体力勝負でも負けないという自信がつきました。その面では相手が辛そうになった時に自分もファイナルセットでも足とか辛かったんですけど、相手の方がキツいだろうと心に余裕を持つことができました。そこでファイナルセットに体がキツいということは見せないようにしように意識しました。そうしたら相手が攻め急いでくれたので良かったです。

ー勝因としては相手を冷静に分析できた冷静さにあるのでしょうか
 そうですね。自分が1、2年生の時に足をつることがあったので自分がされて嫌なことはわかっているので、相手の体力をもっと奪えるような仕草をしたつもりです。

ーこの大会はどのような目標で臨まれていますか
 僕は学生の大会で一回戦は緊張感とかも保てて負けたことがないんですけど、あいてが二回戦の方が弱い時でも勝てないといことがよくあってそれはやはりメンタル的な部分が多いのかなと思っていました。なので今回は自分にプレッシャーをかけて緊張感を保ったまた試合をしようと思っていました。そこが目標というか今大会で試したい部分ではありました。自分でそういった分析をしてどこまで実行できるのかも楽しみでしたね。そういった意味でも決勝には行ってみたいです。

ー今年度を通じてメンタル面のほかに成長できた部分はありますか
 前半の春関やインカレでは体力負けすることが多くて、リーグ戦でも単複両方に出て3セットを二回戦うということは無理だと思っていました。それでも、トレーナーや部の人に勧められてリーグ戦の2戦目から単複で入って最後まで戦い抜けたというのはとても大きかったです。なので今年度の収穫でいうとリーグ戦の単複に出れたことですね。

ー次の試合に向けて意気込みをお願いします
 次の相手は同期の藪なので絶対に負けられないです。頑張ります。

小谷野佑太(スポ3)・藪巧光(経2)

ー今日の試合を振り返って

小谷野:ファーストセット、6-3でツーブレイクして、自分たちのサービスゲームはしっかり取ってリターンゲームで思い切ってやっていくというダブルスの基本的な形は昨日からよくできていて、ファーストセットもその形が出来ていたのでよかったです。でもセカンドセットは3-1でリードしたところですぐにブレイクされたのがこの試合では少し痛かったです。あの部分が鍵だったんじゃないかなと思います。結局3-1からは5ゲーム連取されて、かなり相手にも押されていたので、セカンドセットのその1ゲームはかなり勿体無かったかなって思います。

藪:ファーストセットは形的には良くて、相手もミスが多かったですね。でもセカンドセットでやっぱり3-1の時に2、3個あったポイントを取れなくて、流れが相手に行ってそのまま応援の流れとかにも押されてしまいました。実力的には負けていないような相手だったので、もっとポイントで取れていたら僕達が楽に勝てる試合だったのかなって思います。

ー今回の試合で課題は見えましたか

小谷野:ブレイクポイントで取りきれなかったところですね。試合の中でしか経験できないことなので難しいとは思うんですけど、やっぱり練習中からしっかり意識しないと大事な時に取りきれないと思うので、そこは一つ意識しないといけないところですね。あと、ダブルスの形として自分たちは、ストロークとボレーでうまく決めていくという形でやっているんですけど、今日はかなりボールが浮いて決められることが多かったですね。そこでうまく沈めて前の人にチャンスボールがまわせるような配球ができればよかったなと思います。

藪:僕は器用にできるタイプではないので、小谷野さんに決めてもらうという形を作っていって、自分から攻めていくよりもラリーをしっかりしてペアを生かすような感じなんです。だからログとかを器用にうまく使えないこととかは、まだまだだなって思いました。もっと器用にできるように頑張っていきたいです。

ー最後にひとこと

小谷野:昨日ダブルスで勝って、先のところまで目線は向いていたので、もっと上のところまで行きたかったのに悔しい結果になってしまったので、またもっと練習したいです。就活もあるので大変だとは思うんですけど、夏に繋げられるようにしっかりまたやっていきたいと思います。

藪:自分はシングルスの方が得意なんですけど、最近ダブルスを頑張りたいなと思っていて、今回は昨日勝って良い形で入れましたね。僕のスポーツ推薦の同期が4人いて、シングルスはそんなことないんですけど、他の3人がダブルスがすごく上手くて置いてかれている感がすごかったんです。だからダブルスは同期のみんなに追いつきたいなって思っていたので、今回勝てる試合をものにできなかったのはすごく悔しいです。課題というか、いけないところとか、良かったところもこの大会で多かったので、次は取りこぼしのないようにもっとダブルスを極めていきたいです。

フォトギャラリー

  • yuzuyuzu R1次予選から勢いが止まらない柚木
  • maesakimae R2セット連取で駒を進めた前崎
  • yabuyabu R長いラリーを制し勝利した藪
  • kusukusu R惜しくも自分のペースを崩された楠原
  • yabuyabukoyakoya Rアウェイの環境で苦戦した小谷野と藪
  • kagawahuzii R相性抜群ペアの藤井と賀川は3回戦進出

 

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