【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第1節 法政大3-1駒澤大 エース・上田綺世が開幕から大爆発!悲願のリーグ戦制覇に向けて好スタートを切る!
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第1節 法政大ー駒澤大
2018年4月8日(日)
味の素フィールド西が丘
法大の開幕戦の相手は、前回対戦で辛くも引き分けに持ち込んだ駒大。試合は上田綺世(スポ2)が35分・51分に得点するなど優位に進め、65分には紺野和也(現3)も得点。試合終了間際には失点を喫したものの、危なげなく逃げ切り快勝。次節へ弾みをつけた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
1 | 前半 | 0 | 1 駒沢大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 1 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 | 1・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ3・ガンバ大阪Y | 1・0 |
16 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 1・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 1・0 |
31 | DF | 宮部大己 | 経済2・法政第二高 | 1・0 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y | 1・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 1・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 1・1 |
14 | MF | 平山駿 | 経済2・三菱養和SCY | 1・0 |
17 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 1・0 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 | 1・2 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 | 0・0 |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工2・東京ヴェルディY | 0・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 0・0 |
6 | MF | 長倉颯 | 経済4・横浜FマリノスY | 0・0 |
28 | MF | 田中和樹 | 社会1・浦和学院高 | 1・0 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY | 1・0 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福3・浦和レッズY | 1・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 順天堂大 | 3 | 1 | 1-0-0 | 4/0 | 4 |
2位 | 明治大 | 3 | 1 | 1-0-0 | 4/1 | 3 |
3位 | 法政大 | 3 | 1 | 1-0-0 | 3/1 | 2 |
4位 | 専修大 | 3 | 1 | 1-0-0 | 2/1 | 1 |
4位 | 早稲田大 | 3 | 1 | 1-0-0 | 2/1 | 1 |
6位 | 国士館大 | 1 | 1 | 0-1-0 | 0/0 | 0 |
6位 | 東京国際大 | 1 | 1 | 0-1-0 | 0/0 | 0 |
8位 | 流通経済大 | 0 | 1 | 0-0-1 | 1/2 | -1 |
8位 | 桐蔭横浜大 | 0 | 1 | 0-0-1 | 1/2 | -1 |
10位 | 駒澤大 | 0 | 1 | 0-0-1 | 1/3 | -2 |
11位 | 筑波大 | 0 | 1 | 0-0-1 | 1/4 | -3 |
12位 | 東洋大 | 0 | 1 | 0-0-1 | 0/4 | -4 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月8日 | 駒澤大 | ○3-1 | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月15日 | 東洋大 | 県立保土ヶ谷サッカー場 | |
3 | 4月29日 | 東国大 | 相模原ギオンスタジアム | |
4 | 5月3日 | 筑波大 | 柏の葉公園総合競技場 | |
5 | 5月6日 | 明大 | 前橋総合運動公園サッカー場 | |
6 | 5月20日 | 国士大 | 味の素スタジアム西競技場 | |
7 | 5月30日 | 早大 | 法大城山グラウンド | |
8 | 6月3日 | 桐蔭大 | 味の素スタジアム西競技場 | |
9 | 6月10日 | 専大 | 味の素フィールド西が丘 | |
10 | 6月17日 | 順大 | 佐倉市岩名運動公園陸上競技場 | |
11 | 6月30日 | 流経大 | 柏の葉公園総合競技場 |
マッチレポート
涙のインカレ決勝から3ヶ月。第92回関東大学サッカーリーグ戦が幕を開けた。長山一也監督は駒沢大との一戦に、加藤威吹樹(経3)や紺野和也(現3)、上田綺世(スポ2)といった慣れ親しんだメンバーに加えて、リーグ戦では初のスタメンとなる宮部大己(経2)を起用した。
試合序盤は、両者ともにチャンスらしいチャンスを作れないまま試合が推移していったが、ロングボールを多用するスタイルで知られる駒大相手に「自分たちのサッカーに持っていくことができた(長山監督)」と徐々にボールを持つ時間を増やしていった法大。
18分、自陣内でのパス交換から黒崎隼人(経4)が抜け出すと、一人で持ち上がりシュートを放つ。枠をとらえたこのシュートはGK角井栄太郎の好守に阻まれ得点には結びつかず。
すると、35分には駒大にチャンスが訪れる。
前谷崇博(スポ4)がルーズボールの対応に遅れると、相手にボールを奪われ、PA内への侵入を許す。しかし加藤の的確なカバーリングで事なきを得た。
直後には黒崎が再び魅せる。ピッチ中央でボールを受けた紺野が左に展開。このボールを受けた黒崎が左サイドを突破すると、相手GKをかわし上田にラストパス。これを上田が難なく流し込み、待望の先制点をゲット。
1点リードで迎えた後半は、法大がさらに優位に試合を進める。
51分、上田のこの日2ゴール目で駒大を突き放す。CKを獲得すると、末木裕也(スポ3)からのボールを受けた上田が右足でシュートを叩き込んだ。
2-0としてからもディサロ燦シルヴァーノ(経4)を投入するなど攻撃の手を緩めない法大。
65分には、この日もドリブルからの仕掛けで再三チャンスを演出した紺野にも得点が生まれた。森俊貴が左サイドを突破して放ったクロスを受け、落ち着いて沈めた。
その後も駒大のロングボールを守備陣を中心に対処し、駒大のチャンスの芽を摘んでいたが、88分に一瞬の隙を突かれてん差を縮められる。スローインから去渡信吾がヘディングでボールをつなぎ、中原輝に左足で流し込まれ、クリーンシートとはならず。
しかし、その後は危なげなくボールを回し、試合終了。開幕戦で貴重な勝ち点3を獲得した。
駒大のストロングポイントでもある競り合いにおいてもほとんどの場面で優位に立ち、相手の倍以上となる10本のシュートを放つなどまさに完勝。次節は東京都サッカートーナメントで逆転負けを喫した東洋大との対戦。昨季は開幕から連敗を喫したが、昨季とは対照的なスタートを切ることができるか。(赤染徳光)
監督・選手コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
今日は開幕戦でしたのでしっかり勝ち点3を取ることが求められていましたし、その中で幸先よく点を取れました。「自分たちのサッカーをしよう」とミーティングでも話していて、そこはきっちり自分たちのサッカーに持っていくことができたからリズムを作れましたし、その中で追加点を取って3-0にするまでは勝ち点3をとるためにやらないといけないことはできていました。ただ、天皇杯予選では2試合とも後半45分過ぎに失点していて、今日も後半40分過ぎに失点しましたので、自分たちの課題や修正しないといけない点は修正できなかったのかなと思いますが、勝ちながら修正できる部分もあるので、そこは前向きに捉えています。
ー宮部大己選手をスタメンで起用した意図は
天皇杯予選の明治さんと駒沢さんの試合を見て、(駒大の)10番の中原くんが明治さんから2回PKを奪っていて、ドリブルもキレがあったので、そこで一対一の強い宮部を当てて、相手の特徴を消そうという狙いでした。
ー前回対戦では2-2のドローでした
あの後もインカレなどを経験して、それを経験した選手が今年も残っていますし、選抜だったりこの春先で色々な経験をした選手がいて、そこは自信を持ってしっかり勝つことができました。その中で選手の色をうまく出しながら、今日もお互いにプレーしやすい状況を作ろうと言っていたので、それができたから今日は勝てました。
ー次節に向けて
東洋さんは天皇杯予選で2-0で勝っていながら1分間で2点取られて、延長に入ってからも簡単に点を取られて負けているので、そのリベンジを果たしたいです。隙を作らず最後まで戦っていて連勝を目指します。
紺野和也
ー試合を振り返っていかがでしたか?
開幕戦で、かたくなるかと思っていましたたが意外にいい入りができました。チームとしてやろうとしていることが徹底できていて良かったと思います。
ーまずご自身で今日のゴールを振り返っていかがですか?
クロスがいいところにこぼれてきて、相手との一対一は絶対に勝てるという自信を持っていたので、決めることができたのは非常に良かったと思います。
ー昨シーズン終了後から開幕戦までの練習は何を行っていましたか?
チームとしては、ボールを大事にする法大らしく、ボール回しに注力してました。速攻だけでなく遅攻などいろんなパターンができるようになるための練習をしてました。個人としては、自分の長所であるドリブル力を高めることを中心にやってました。また今年は結果を大事にこだわっていきたいので、シュート練習もほぼ毎日やってました。
ーこれからのシーズンにおける個人の目標はありますか?
試合に出続けて、チームを勝たせる選手になることが一番の目標です。アシストやゴールという数字にこだわってどんどんチャレンジしていきたいです。
ー次節に向けて一言
(来週の対戦相手の東洋大には)天皇杯では悔しい負け方をしたので、絶対に勝てるように一週間準備して臨みたいです。
上田綺世
ー今日の試合を振り返って
ロングボールを多く蹴ってくる相手チームに対して徹底してボールを繋いでリズムをつくり指導権を握れたのが勝因だと思います。
ー1点目、2点目のシーンを振り返って
黒崎選手の縦のスピードはチームの持ち味であり1点目はその黒崎選手がキーパーをかわして中に折り返したのを自分が決めることができたのでフィニッシュが課題だったチームにとって良かったシーンだったと思います。
2点目は味方がニアでつぶれてこぼれたボールをしっかり決めることができて、それは練習からイメージしてきたプレーだったので良かったと思います。
ー3点目のシーン、前半からやり続けてたポストプレーがようやく得点に結びついたと思うのですが、今日の試合で1番意識して取り組んでいたプレーを教えて下さい
相手のCBが2人とも自分よりも大きかったんですけども自分がゴールを決められるようにその相手に対して競合いや1対1で負けないようなプレーを意識しました。
ー1年生の田中選手がリーグ戦デビューをしました。一緒にプレーをして感じたことを教えてください
田中選手はスピードがありドリブルも上手いので自分の持ち味を存分に出せるよう落ち着いてプレーできれば結果はついてくると思います。
ー次の試合に向けて一言
相手に隙を見せず自分が活躍してチームを勝利に導けられるよう頑張ります。
フォトギャラリー
- 上田を祝福するチーム
- チームの中核の役割を担う大西
- 黒崎は積極的な攻撃参加で勝利に貢献
- リーグ戦初スタメンとなった宮部
- ディサロは途中出場
- 紺野は得点でもチームをけん引
- ルーキー田中は途中出場でも確かな存在感
- 上田は昨季を超す活躍が期待される