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【フェンシング】関東学生リーグ戦 男子エペ 最終戦で敗れたが優勝で王座決定戦へ 女子サーブルはエースが欠場の中、ニューヒロインが誕生!&アジア選手権代表に4名選ばれる!

フェンシング

関東学生リーグ戦

2018年5月14日(月)、15日(火)
駒沢オリンピック公園室内競技場

最終日のリーグ戦。男子エペは今年も優勝を果たし、全日本王座へと駒を進めた。女子サーブルでは団体戦のエースポジションである最後回りを1年の稲野邊が務めるなど昨年とはまた違った戦い方で3位入賞を果たした。

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1年ながら最後回りを務めた稲野邊

試合結果

種目 出場選手 試合詳細 順位
男子エペ

塩原智輝(生命4)、澤宏尭(営4)、村山健太郎(デ工3)、川北信海(文3)、沢村拓哉(営2)

○45-37中大○45-37早大○45-35日大 ○45-32専大●35-36慶大

優勝

女子サーブル 服部如冬未(法3)、和田佳奈(文2)、稲野邊南(国文1)、吉田真花(法1)

○45-37中大○45-44日大○45-43専大●25-45日体大●32-45東女体大

3位

フェンシングユニバ R R

男子エペ戦評

 1日目

 1日目には、昨年からのメンバーである村山健太郎(デ工3)、川北信海(文3)、沢村拓哉(営2)、団体戦では初登場となる澤宏尭(営4)が出場した。中大戦では僅差で法大リードの状態が続いていたが、2回り目の村山が点差を離し、そのリードを守り勝利。

また日体大戦では、リードを許した展開になるも、またも村山がリードする展開へと点差を離した。その勢いで川北と点を量産し、勝利をあげた。

3試合目では早大と対戦。2試合ともリザーブでの起用だった澤が出場。1回り目の村山が1-1で沢村に交代するもシーソーゲームの展開へ。澤がここで相手との距離を保ちながら両者一点も取らずに交代することを選んだ。

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ここから流れが変わり始めたのか、村山が1人で18得点を取るなど圧巻のプレーで試合を終わらせた。(京岡沙寿乃)

2日目

1戦目の専大では、1度もリードをされず、勝利を収めた。

2戦目は慶大。1回り目では村山・塩原が0-9で川北に交代するも川北も思うような点が取れずに終わる。リザーブだった沢村が塩原と交代し、5連続ポイントを取り逆転に光が見え始める。2回り目の村山で1度目の逆転に成功するが、慶大の意地で食らいつかれた。ここからシーソーゲームが続き最後回りへ。どちらも点差を離せないまま、ラスト5秒で試合が動き始めた。相手に3連続ポイントを許し後がなくなった村山は、最後に攻撃を仕掛けたが惜しくも相手と同じタイミングでアタックし、同時突き。両者に得点が入り逆転できずに惜敗を喫した。

しかし、4勝1敗で優勝を果たした男子エペ。これにより、全日本王座決定戦への出場、並びに男子の総合優勝が決まった。(京岡)

女子サーブル

 1日目

 女子サーブルには服部妃冬未(法3)、和田佳奈(文2)、稲野邊南(国文1)、吉田真花(法1)の4人で団体メンバーを構成し、試合に挑んだ。最初に行われた中大戦では試合の序盤は服部や稲野邊が積極的に攻めるも、相手の隙を突くプレーによって点差を広げることができない。しかし2回り目からベンチから「やることを絞って思い切りプレーしよう」というベンチから発せられた監督のげきが後押しとなった。連続ポイントで着実に得点を重ね、勝利を収めた。

続く日大戦では1回り目にリードを許すも、2回り目で挽回を試みる。全試合に渡り積極的なプレーが光ったが、特にこの試合では差を広げられまいと果敢に前へ踏み込み、相手が攻撃を仕掛ける余地を与えなかった。最後は1本勝負となり、服部のひと突きで試合をしめた。

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今日の最終戦となった専大戦は1年生ルーキーの活躍が目を引いた。接戦で迎えた最後まわりは1年生ルーキーの稲野邊。1年生とは思えぬ堂々たる突きで僅かなリードを守り、45-43で専大の追い上げをを交わした。(梅原早紀)

2日目

今日も最後回りを務めるのは稲野邊。昨日はリザーブでの出場だった吉田が1回り目から出場したが、1回り目からリードを許し追い付くことができず敗戦。

強敵の東女体大戦では、4点を先取された1回り目の和田だったがそのあとに5点連続ポイントを取るなど善戦。しかし3回り目で失点が相次ぎ、敗戦した。
結果3勝2敗となり総合得点と失点を加味し、3位という結果に終わった。

王座戦では、日程的にも絶対的なエースである髙嶋理紗(国文2)。が出場可能だったためになんとしても勝ち上がりたいところだったが、惜しくも3位という結果に終わった。だが稲野邊が1年らしからぬ物怖じしないプレーで活躍した。昨年までは女子フルーレの髙田を急遽サーブルチームに編入して団体戦を行っていただけに、今年は対戦校に合わせて選手のオーダーを変えれるだけの選手層の厚さが増した。

選手コメント

稲野邊南

—昨日の試合を振り返って
初めの団体戦でメンバーに選んでもらって、先輩たちと頑張れたらな、と思って必死に挑みました。

—専大戦からは最後回りを務めるとこになりました
本音は「最後回りが私でいいのかな」って不安だったんですけど、最後回りを任されたからには点を取りきって帰ってこようと思いました。

—今日の2連敗の要因は
初戦の日体大戦では余裕を持ちすぎてしまって、思ったより接戦になってしまってみんなが焦ってしまいました。そこでチームが崩れたと思うので、もっと落ち着いて行ければよかったな、と思います。
東女体大と戦ってる時は、もともと強い相手だったので、勝てたら嬉しれしかったですけど、これが今の実力なのかなと思います。

—大学で初めての団体戦でした
高校の時はチームみたいなのがなくて、団体戦も出ることはなかったので。初めてのチームのメンバーとして団体戦に出て、めちゃくちゃ気合いが入りました!(笑)
先輩方が後ろにいてくださるのが本当に心強くて、団体戦ってやっぱりいいなと思いましたし、これからも頑張ろうって思いました。

—他の大学のチームと比べて
私が法政に入る前から知っている先輩方がいらっしゃるので、最初から仲良くしていただいてます。チームの団結力というか、雰囲気はめちゃめちゃ仲良いので他の大学には負けてないと思います。

—今後の目標は
関カレやインカレで今回取れなかった優勝を先輩方と団体で取りたいです。

村山健太郎

ー今日の試合を振り返って
昨日同様、チームの流れがすごいよくて、みんなが調子よくて誰かが点を取れなくても他の人が点を取るっていう展開が続いていて、途中まですごく良かったと思います。ただ、最後の試合で、相手のチームが全敗していて1勝はしてやろうと言う気があったんだろうと思うんですけど、それに対してどうにかこっちも全勝してたんで勝ちたかったんですけど、勢いに飲まれて、中盤まですごいやられちゃって最後1点ビハインドで回ってきて、最後回りとしてはそこで勝ちたかったんですけど、僕としても団体の最後が初めての経験なんでそれで勝てなかったというのは悔いが残ります。ただ、また次王座があるのでそこに向けて調整して、最後1点勝ちきれるようにしたいなと思います。

ー開幕前の心境は
すごい緊張していました。去年は4年生の先輩が最後回りをしていて、その人がムードメーカーみたいな存在で、その人が抜けたら自分たち3人でやっていけるか不安で、緊張して最初はうまく動けなかったんですけど、それに対して応援とか沢村とか川北が点を重ねてくれたり、声出してみんなの雰囲気をよくしてくれて、だんだん緊張がほぐれてきたって感じですね。

ー昨日は塩原選手が不在でした
塩原先輩がポイントゲッターの1人ではあったんですけど、いない状態でどういうゲームを作っていくかをすごく考えていました。沢村がすごい守りが強いので、沢村が粘って自分たちが点を取るという展開を考えていたんですけど、意外と沢村が点を取ってくれて、塩原先輩がいなくてもいい感じでゲームを進められました。

ー今日の試合前は
昨日全勝したんで、今日も2勝して全勝して勝ち切って気持ちよく終わろうと思っていましたね。

ー慶大戦の勝敗を分けたポイントは
最初の回りで僕と塩原先輩が合計マイナス8を食らって、流れが悪くなってしまいました。今まで勝ってた試合は最初の回りでリードしてそのままの流れでどんどん勝つというのがあったので、慣れない状況に陥ってしまったのが敗因の1つです。あとは慶大の田村さんが対策をしてきたのに対して、こちらがあまり対応できなったっていうのが敗因の1つですね。

ー男子エペ、男子総合共に優勝となりました
少し複雑ではあるんですけど、前の4勝があったから優勝できたんで、率直に非常に嬉しいですね。男子も総合優勝できて、他のフルーレとかサーブルが繋いでくれた順位に対して自分らも結果で答えることができてよかったです。

ー来月には王座戦が待っています
多分王座で1番大きな敵になるのは中大だと思います。ただ、中大の選手が今は2人遠征で不在で王座には戻ってくるので、今回の中大に対する対策じゃなくて、その2人を入れた中大にどう戦っていくかが重要かなと。

ー今年の目標と抱負は
今回優勝したんで、このまま王座も勝ってインカレ関カレと全日本と5冠を目指していきたいなと思います。

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世界へ羽ばたけ法政フェンサー

6月17日から22日までタイのバンコク市で行われるアジア選手権に現役生4名、OG・OBから3名が選出されました。

 種目  名前 所属先(卒業生のみ)
 男子フルーレ  敷根崇裕(法3)  
   西藤俊哉(法3)  
   鈴村健太(法2)  
 男子エペ  見延和靖(平21年度卒)  NEXUS
 男子サーブル  吉田健人(平26年度卒)  警視庁
 女子サーブル  福島史帆実(平30年度卒)  (株)セブテ―ニホールディングス
   髙嶋理紗(国文2)  

※選手等のケガにより新たに法大選手が選出された場合はまたご連絡させていただきます。

【テレビ出演】

5月19日(土)16:25~放送のテレビ朝日系列「Dream Challenger」に西藤俊哉選手が、出演されます。

フォトギャラリー

  • S 7955783238855 R1年ながら最後回りを務めた稲野邊
  • P5140759 R初の団体戦ながら活躍を見せた沢村
  • P5140798 R今年はチームの得点源となる川北
  • P5140850 R最後回りを今年から務める村山
  • P5151266 R大活躍した稲野邊
  • P5151669 Rサウスポーの吉田
  • P5151448 R男子エペチームのチームリーダーの塩原
  •  19 R最後回りの大役を勤め上げた稲野邊をサーブルメンバーが取り囲む

 

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