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【フェンシング】第75回全日本フェンシング選手権大会(個人戦) 女子サーブルで尾﨑が決勝進出!男子サーブルでも吉田が3位入賞!今年も法大剣士が躍動!!

フェンシング

【フェンシング】第75回全日本フェンシング選手権大会(個人戦) 女子サーブルで尾﨑が決勝進出!男子サーブルでも吉田が3位入賞!今年も法大剣士が躍動!!

全日本選手権
2022年9月8日(木)、9日(金)、10日(土)
駒沢オリンピック公園体育館

3日間にわたって行われた第75回全日本フェンシング選手権大会(個人戦)。法大からは6種目総勢17名が出場。五輪経験者も参加する本大会。女子サーブルでは尾﨑世梨(法2)が11月に行われる決勝に進出、男子サーブルでは吉田多聞(営4)が3位入賞、武藤祐哉(営3)・小久保真旺(営2)が8強入り、男子フルーレでは中村太郎主将(法4)が8強入りと法大勢が活躍した。

男子サーブルで3位入賞の吉田

試合結果

種目 出場選手 順位
男子サーブル 吉田多聞(営4) ベスト4
武藤祐哉(営3) ベスト8
小久保真旺(営2) ベスト8
津森志道(営1) ベスト32
女子サーブル 尾﨑世梨(法2) 決勝進出
月野敬子(国文4) ベスト16
高橋千里香(国文3) ベスト32
男子フルーレ 中村太郎(法4) ベスト8
林祥蓮(文2) ベスト16
太田拓揮(デ工2) ベスト32
村上挙(文4) ベスト64
河村一摩(営1) ベスト64
女子フルーレ 橋本結(法3) ベスト64
男子エペ 浅海聖哉(法2) ベスト16
杉岡瑞基(文1) ベスト32
女子エペ 明石愛恵(国文2) ベスト16
鈴木詩(文4) ベスト32


準決勝では大接戦を制した尾﨑

(撮影:五嶋健、東夏紀)

選手インタビュー

中村太郎主将(法4・男子フルーレ)

ー今大会を振り返って
目標としては、決勝進出としていたので、悔しい結果にはなりましたが、全日本選手権は苦手としていた大会で、ベスト8に入れたのは良かったのかなと思っています。

ー3回戦では同校対決となりました
林(祥蓮)選手という、二個下の選手との対戦になったのですが、昨季のワールドカップで僕が負けていたので、今回は負けれないなと思って臨みました。前半かなりリードしていたのですが、後半追いつかれてしまって。でも4年生の意地があったのでそれで勝てたと思います。

ー準々決勝では東京五輪に出場した敷根崇裕選手との対戦となりました
敷根選手とは小さい時からの知り合いでした。敷根先輩は大分出身で地元が同じだったので昔から知り合いではあったのですが、なかなか大会で当たる経験がなかったです。去年も、僕がもう1つ勝っていたら当たっていたのですが、そこまで勝ち進めていなかったので対戦機会があまり無かったです。対戦した時には勝ちたいなと思っていたのですが、オリンピック選手の強さだったり、後輩には負けられないという敷根選手の意地だったりに気圧されて勝てなかったです。やっぱり勝ちたかったという気持ちは多かったので、次こそ勝ちたいです。

ーフェンシング部の主将として意識していることは
今の法政大学はかなり実力もつけていてタイトルが狙える部になっているので、改めて優勝できるよ、と意識させるというか、気持ち面での盛り上げを意識しています。

ー卒業後競技は続けられますか
まだ今はスポンサーを探す段階なんですが、続けられるなら続けたいなと思っているところです。

ー今後に向けて意気込みをお願いします
去年僕はインカレの個人で優勝しているので、最後の年ということもありますし、必ず優勝を取りに、2連覇をめざしていきたいと思います。団体戦に関しては、去年優勝できなかったので、関東インカレ、そしてインカレは必ず後輩たちに優勝をプレゼントしてあげられたらなと思っています。

吉田多聞(営4・男子サーブル)

ー今大会を振り返って
全日本選手権という、日本の中で1番大きな試合で3位という結果を残せたことが良かったなと思います。

ー今までの戦歴は
高校生の時に一度3位を取ったのですが、その後はコロナもあり大会に出ていなかったこともありますが、メダルを取っていないです。高校生ぶりに3位になれて良かったです。

ー接戦を制しての勝利が多くありました
大会の日は、予選の時からあまり調子が良くなく、自分の中で納得のいく試合がなかなかできなかった大会でした。シードで2回戦、3回戦と進んでいく中で調子が悪いなりに、自分のパフォーマンスを変えながら臨機応変に対応できたかなとおもいます。運もあったのですが、自分の中でパフォーマンスを変えていくことができたので、3位になれたかなと思います。

ーパフォーマンスを変えたとは
コーチや周りの法政大学の選手にアドバイスをもらいなから、客観的に見てもらい、そのアドバイスを実践できたので、コントロールできたと感じています。

ー自身の強みは
勢いに乗ったり、自分の流れを取ったりすると、連続で得点を取れるところです。流れを自分に引き寄せることができると思います。また、定期的に機動力を生かしたプレーをしていると思います。

ー卒業後競技は続けられますか
大学卒業してからも、競技は続ける方向で考えています。

ー今後に向けて意気込みをお願いします
自分が一番重要だと思っているのは全日本選手権だと思っています。今の男子サーブルのメンバーは非常に強い選手が多く、武藤選手、小久保選手、津森(志道)選手と、トップレベルの選手が集まっているので、優勝を狙えるとみんな思っています。全日本選手権の団体で優勝できるよう、頑張っていきたいと思います。

武藤祐哉(営3・男子サーブル)

ー今大会を振り返って
毎年行われている全日本選手権なんですが、自分が出場するのは高校生ぶりでした。この大会は国内でも1番レベルの高い試合なので、緊張していたのですが、予選から順調に勝ち上がることができました。自分の調子も良く、想像していたよりも良い結果で終われました。

ー実力者が多い中、ベスト8となりました
自分はシニアのカテゴリーの試合ではいつもベスト32だったので、初めてベスト8に入ることができてとてもうれしく思います。

ーベスト8に入ることができた要因は
大会の前に、法政のOBの方々が練習に参加してくださった日があり、そこにオリンピックに出場した選手やナショナルチームの方が来て下さりました。そこでの練習が行かされて結果につながったと思います。

ーその練習で得たものは
法政の今のサーブルチームの環境は、ほとんどの選手がナショナルチーム所属です。大学で練習している選手が男子は自分だけで、普段は女子選手と練習しています。それだとスピードが男子と違うので、いつもスピード面で負けてしまうのですが、OBの方々のおかげでスピードの感覚がつかめて、大会当日にもスピードに負けずに戦えたと思います。

ー自身の強みは
身長はそこまでないのですが、手足が長く、そのリーチを生かしたカウンターの攻撃が強みだと思います。

ー今後に向けて意気込みをお願いします
ナショナルチームのメンバーに負けないくらい頑張って、点を取っていきたいと思います。

小久保真旺(営2・男子サーブル)

ー今大会を振り返って
自分は、2年前に全日本選手権で優勝していて、優勝という頂点を知っているからこそ、プレッシャーはありました。メダル懸けの準々決勝で、日本で一番強い吉田(健人)選手と対戦した際に、前半はリードしていたのですが、後半追いつかれてしまい負けてしまったのが悔しかったです。

ー吉田(健人)選手との対戦経験は
日本で2回試合をしたことがあったのですが、2回とも勝っていました。

ー勝ちきれなかった原因は
15点先取の中、サーブルは8点とったら休憩なのですが、休憩の時点で8-4で勝っていて。そこで余裕を感じてしまったのか気が抜けてしまい、後半相手のペースに飲まれてしまい、負けてしまいました。

ー準々決勝までは、実力の差を見せる試合運びとなっていました
自分の方がランキングが高かったので、絶対に負けないように、殺す気持ちとまではいきませんがそれくらいの気持ちで戦ったので、圧倒できたと思います。

ー自身の強みは
猪突猛進な攻撃だと思います。

ー海外遠征をすると伺いました
海外の試合でも、トップに食い込めるように頑張ります。

ー今後に向けて
法政大学は、全国から力のある選手が集まっているので、みんなで力を合わせて優勝を狙いにいきます。

尾﨑世梨(法2・女子サーブル)

ー準決勝までの戦いを振り返って
最初の1試合目とかは自分の中で反省点が多いというか、最高の調子が出せていなかったんですけど、準決勝に行くにかけて徐々に反省点を改善しながら最高の調子に持っていけたかなという感じです。

ー準決勝は土壇場で連続得点を奪い逆転勝ちしました
前半は大差で負けていたというのがあって、途中の1分休憩の時に何でやられているかと改善点を考えて、後半自分のペースで試合を展開出来ました。最後一本勝負になった時にも連続得点していたので、自分の流れが来ているなと思っていたので、そのまま自信を持って最後の一本を取り切ることが出来ました。

ー準決勝の相手である高嶋選手は法政出身でしたが意識するところはありましたか
大学の先輩と言うこともあって、すごい強い選手なので、絶対勝つという気持ちもありつつチャレンジャーの気持ちと言うか挑戦する気持ちで戦いました。

ー決勝までに改善したいことは
決勝の相手の江村さんは世界チャンピオンですごい強い選手なので、今まで通り普通に戦うだけじゃ勝てないと思います。頭を使うフェンシングっていうのをこの1か月で意識してやっていきたくて、弱点を引き出して強みを相手に出させないようなプレーをするために、研究だったりとか対策をしっかり考えて、計画的に練習していけたらなと思います。

ー決勝に向けて意気込みをお願いします
決勝の舞台に応援しに来てくれる家族だったり友人がいるので、期待にこたえられるように感謝して思い切って楽しんで戦いたいと思います。

明石愛恵(国文2・女子エペ)

ー今大会を振り返っていかがでしたか
ベスト16に入れたというのは、自分の中でよかったなと思います。

ー今大会を迎えるにあたっての目標や戦略はどういったものでしたか
自分の実力で言えば、ベスト32かベスト16ぐらいだと思うんですけど、試合になったら自分の実力を出しきれないことが多かったので、今回は相手に合わせた戦略で試合ができてよかったなと思います。

ー今大会を通じて学べたことは何かありますか
私は身長が他の選手に比べて小さいので、大きくダイナミックな動きをして、 動きに強弱をつけて、そこで相手の懐に入り込むという戦術が1番当てはまっていると思いました。やっぱり自分から攻めるっていうのはすごく難しいことなので、 最初に1点リードしたら、もう守って守って、相手が焦ってきたところで返していくという技が1番合っているなと思いました。

ーご自身の強みはどういったところだと思いますか
相手の小手先や足、自分から1番近いところを突くのが得意だと思います。

ー現在の課題はどういったところですか
相手の懐に入るのって結構難しくて、 距離を間違えてしまったら相手に先にやられてしまうので、自分が相手を動かして、相手の動きを崩して入り込めるように今頑張っています。

ー今後に向けての意気込みをお願いします
まずは来月関カレがあるので、ベスト8に入ってインカレに進みたいと思います。

(撮影・取材:東夏紀、二瓶堅太、岩瀬智悟)

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