【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦 第7週 明大2回戦 三浦圧巻の投球で1点を守り抜きシーソーゲームとなった接戦を制す!『血の法明戦』2連勝で今季を終える
東京六大学野球春季リーグ対明大
2018年5月27日(日)
神宮球場
『血の法明線』2戦目はシーソーゲームとなった。序盤に中山翔太(人4)の適時二塁打で先制するも、その裏逆転される。試合を決定づけたのは5回。4回から登板し好投を見せた三浦銀二(キャ1)が粘って四球で出塁すると、毛利元哉(法3)、相馬優人(営3)が連打で2点をもぎ取りこれが決勝点に。最後まで三浦が明大打線を寄せ付けない圧倒的な投球で今季最終戦を締めた。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 大 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 1 |
明 大 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 |
(法大)森田、〇三浦(2勝)-中村浩
(明大)石毛、●入江(1敗)、髙橋裕-篠原
[本塁打]中村浩1号ソロ(2回=石毛)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手 | 打 | 安 | 点 | 打率 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (7) | 毛利 | 5 | 1 | 1 | .182 | 三振 | ニゴロ | 左越え三安① | ニゴロ | 一ゴロ | ||||
2 | (4) | 相馬 | 5 | 1 | 1 | .280 | 二直 | ニゴロ | 中前安① | 中飛 | ニゴロ | ||||
3 | (8)9 | 向山 | 4 | 1 | 0 | .354 | 右前安 | 三振 | 遊飛 | 三振 | |||||
4 | (3) | 中山 | 4 | 2 | 1 | .380 | 中前二安① | ニゴロ | 二飛 | 左翼線二安 | |||||
5 | (5) | 福田 | 4 | 1 | 0 | .279 | ニゴロ | 三振 | 遊安 | 二邪飛 | |||||
6 | (2) | 中村浩 | 3 | 2 | 1 | .450 | 左越え本① | 三ゴロ | 中前安 | 四球 | |||||
7 | (9) | 宇草 | 4 | 0 | 0 | .111 | 三振 | 遊ゴロ | 一ゴロ | 三振 | |||||
8 | 大西千 | 0 | 0 | 0 | .167 | ||||||||||
8 | (6) | 川口凌 | 3 | 0 | 0 | .163 | 左飛 | 左飛 | 四球 | ニゴロ | |||||
9 | (1) | 森田 | 1 | 0 | 0 | .000 | 三ゴロ | ||||||||
1 | 三浦 | 2 | 0 | 0 | .000 | 四球 | 遊ゴロ | 三振 | |||||||
計 | 35 | 8 | 4 | .264 |
投手成績
回 | 球数 | 打者 | 安 | 振 | 球 | 責 | 防御率 | |
森田 | 3 | 62 | 16 | 7 | 1 | 2 | 3 | 3.00 |
三浦 | 6 | 95 | 19 | 2 | 5 | 1 | 0 | 2.77 |
計 | 9 | 157 | 35 | 9 | 6 | 3 | 2 | 3.34 |
ベンチ入りメンバー
10 | 向山基生(営4=法政二) | 22 | 古山侑杜(社3=法政二) | 25 | 清水俊作(文3=佼成学園) |
13 | 高田孝一(法2=平塚学園) | 27 | 中村浩人(営4=多良木) | 37 | 中山翔太(人4=履正社) |
14 | 朝山広憲(法3=作新学院) | 2 | 川口凌(人4=横浜) | 41 | 杉村泰嘉(文2=広島新庄) |
16 | 石川達也(キャ2=横浜) | 3 | 相馬優人(営3=健大高崎) | 1 | 大西千洋(営4=阪南大) |
17 | 菅野秀哉(キャ4=小高工) | 5 | 原田寛樹(法4=春日部共栄) | 8 | 斎藤卓拓(社4=大宮西) |
19 | 河野太一朗(文4=法政二) | 6 | 福田光輝(人3=大阪桐蔭) | 9 | 毛利元哉(法3=愛工大名電) |
21 | 森田駿哉(営4=富山商) | 7 | 小林満平(法4=中京大中京) | 28 | 宇草孔基(営3=常総学院) |
26 | 三浦銀二(キャ1=福岡大大濠) | 23 | 安本竜二(営3=静岡) | ||
20 | 鎌倉航(法4=日本文理) | 24 | 佐藤勇基(法2=中京大中京) |
リーグ戦結果(5/27現在)
立大 | 明大 | 慶大 | 早大 | 法大 | 東大 | 試合 | 勝 | 負 | 勝点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
立 | ―― | ○● | ○●● | ○○ | ○△○ | ○○ | 13 | 8 | 4 | 3 | .636 |
明 | ●○ | ―― | ●○● | ●○○ | ●● | ○○ | 12 | 7 | 6 | 3 | .538 |
慶 | ●○○ | ○●○ | ―― | ○○ | ○○ | 10 | 8 | 2 | 4 | .800 | |
早 | ●● | ○●● | ―― | ○●○ | ○○ | 10 | 5 | 5 | 2 | .500 | |
法 | ●△● | ○○ | ●● | ●○● | ―― | ○○ | 11 | 5 | 6 | 2 | .455 |
東 | ●● | ●● | ●● | ●● | ●● | ―― | 10 | 0 | 10 | 0 | .000 |
戦評
『血の法明戦』を制し、今季最終戦を勝ちで締めくくることができるか。2つ目の勝ち点奪取のためにも、絶対に負けられない戦いが始まった。
1回、2死から向山基生(営4)が安打で出塁すると、4番中山翔太(人4)のフェンス直撃の適時二塁打で先制。昨日のサヨナラ勝ちの流れを汲み、良いスタートを切ったかにみえた。しかしその裏、先発は今季復活登板を果たした森田駿哉(営4)が前回登板とは打って代わって早々に明大打線に捕まる。先頭打者の出塁を許すと3番、4番の連続安打で早くも同点に。続く5番森下智之の一ゴロの間に2点目を追加され逆転を許した。
立ち上がりに不安が生じた直後の2回、先頭打者の中村浩人(営4)がその不安を払拭するように左翼へ本塁打を放つ。すると森田も、2回は先頭打者を出しながらも次打者を併殺打に打ち取り、3回は先頭打者を外角高めの力のあるストレートでこの日初めての三振を奪う。四球が出て監督と中村がマウンドへ向かい声をかけるとすぐに併殺打で取り返し、この回を締めた。
逆転は5回2死からだった。3回に代わった明大の入江大生の前に連続で三者凡退していた打線。しかしこのまま負けるわけにはいかない。先頭の三浦銀二(キャ1)が四球で出塁すると、毛利元哉(法3)が初球をとらえたフェンス直撃の適時三塁打を放ち1点を追加。さらに、続く相馬優人(営3)も投手の頭上を抜く中前安打を放ち逆転に成功。3年生が意地を見せた。
6回にも福田光輝(人3)がヘッドスライディングで内野安打、中村浩が中前安打を放つなどして一時満塁となるが得点には至らなかった。8回にも中山がこの日2本目の二塁打を放ち好機を演出したが、後が続かなかった。
この試合の立役者となったのは4回から登板した三浦だ。
4回は低めに集めた投球で被安打1で奪三振は3、5回には変化球がよく決まった。また、これまで2つの盗塁を許していた中村浩も吉田有輝の打席で盗塁を刺すなど三浦を援護。その後も安定した投球を続け、9回にはまたも次打者を併殺打に打ち取った。6回を投げ、うち5回を3人で切る好投を見せた。
打つべき人が打ち得点し、投手がしっかり抑えた1戦だった。今日のような試合が開幕からできていればと悔しさの残る。開幕戦から連敗を喫し、今季も優勝を逃した法大。個人の成績よりも、全員でつなぐ野球が必要に思えた2戦だった。最終戦を勝ちで締めくくったが、課題は山積みである。しかし、投手陣にも野手陣にも成長した選手や活躍が期待される選手がいる。法大は終わっていない。それを来季は証明してくれることだろう。
(八木原綾乃)
クローズアップ:毛利元哉
1点ビハインドで迎えた5回表の2死一塁。打席に立ったのは今季初スタメンの毛利元哉(法3)だった。
今季の序盤は結果が出ていなかった毛利。リーグ開幕前には「スタメンで出たい」と語っていた中で、代打でも結果が出せず一時はベンチも外れた。だが、「あまり深く考えなかった」と焦って新たに何かに取り組むことはなく、いつもの練習を淡々と重ね、1番左翼手でスタメン入りを果たした今日の試合。常に、平常心を保ち自身がやるべきことを続けたことがスタメン入りにつながった。
そして今日、チームは3回、4回と三者凡退に終わり、追加点が欲しい場面。しかし、毛利は気負わずに打席に入った。 「ランナー一塁だったので、打てたら良いなくらいの気持ちで」。その初球、入江大生(明大)の投じた低めへの直球を振りぬいた。打球は「風のおかげで伸びてくれた」と左翼手の頭上を越える長打に。その間に一塁走者の三浦銀二(キャ1)が本塁へ生還し自身も三塁へ。貴重な追加点、そして次の相馬優人(営3)の逆転打へつながる一打となった。
「秋はファンの人も楽しめるような試合をして優勝したい」と語る毛利。昨季衝撃的なデビューを果たしファンを楽しませ、今日も勝負所で三塁打を放ち試合を盛り上げた毛利ならやってくれるに違いない。秋は開幕スタメンに名を連ね、魅せる野球でチームを勝利に導くだろう。
監督・助監督インタビュー
青木 久典 監督
ー明大カードを振り返って
勝ち点が取れて良かったなと思っています。
ー接戦を落としてきた中で接戦を連勝できた要因は
要因というのは、選手全員が勝ちにこだわったというところが要因だと思います。
ー明大戦では先発ローテを変えてきましたが
理由は、高田が一番勝てる確率が高いというところじゃないですかね。
ー森田選手の起用もありました
森田に関しては、1勝もしたし、彼のね4年生の踏ん張りを、意地を見せてもらいたいなと思って。
ー今日でリーグ戦全日程が終了となりますが総括をお願いします
総括したら良くないシーズンでしたね。本当に(ファンの方には)申し訳なく思っております。
ーその中で中村浩選手はシーズンを通し首位打者も現在圏内の活躍を見せました
本当にそのキャッチャーとしてピッチャーも大変なところでしっかりリードしながらね、バッティングの方でああやって打率を残せるというのは、よく頑張ったなと思います。彼の頑張りだと思います。
ー来季への課題は
一番はピッチャーの整備じゃないですかね。
ー最後に今季応援してくださったファンの皆さまへメッセージをお願いします
今年こそ今年こそと、今シーズンこそ今シーズンこそと言いながらいい結果が残せずに本当に申し訳なく思っております。本当に毎試合毎試合たくさんの方が応援席に来ていただいてることは本当に励みになって、選手たちが最後の最後まで頑張れたのはみなさんのおかげだと思っております。本当にありがとうございます。
真木 将樹 助監督
—今日の試合を振り返って
本当にようやく明大相手にしっかりとした野球をやって勝てたなという、そんな試合だったと思います。
—先発を森田選手にした理由は
すでにうちは優勝争いからは離脱しているけど、勝ちにこだわってやっていく中で秋を見据えてすでにやっている部分もあるので、森田がしっかりとチーム内での信頼を勝ち取って秋の戦力として(の位置を)勝ち取ってもらうためのステップと言ったらおかしいですけど、神宮で自信をつかむ試合にしてくれたらなという思いでしたね。
—1、2試合目ともに菅野選手の登板はありませんでした
菅野に関しては、今シーズンは決して満足できる成績ではないんですけど、彼の場合はこの4年間よく投げてきていますし、菅野に続く投手というのがもっともっと出てきてもらわないといけないので、菅野がダメで投げさせなかったというよりは、他の投手陣が秋に向けて明大戦でどういう投球ができるかというところを一番に考えていました。
—今日は三浦投手がロングリリーフで好投しました
三浦は入学前からもちろんそうですし、入学してオープン戦を含め、春のリーグ戦でもしっかりと投げてくれていて、期待できる投手というのは感じてはいるんですけど、彼もまだ1年生の春なので、神宮で良い場面でも今シーズンは投げましたし、もちろん昨日にしても今日にしても勝利投手が付くような働きができている訳なので、夏場でもう一回り大きくなってもらって、秋にはスタートから先発で食い込んで来るくらいのチーム内での競争をまずは勝ち取ってほしいと思います。
—今季の投手陣の総括を
結局は開幕してから立大戦、慶大戦で勝ち切れていないというのが、まず試合で勝つ投手というのが出て来ないといけないかなと。防御率だったり四死球の数だったりとか、そういったこともあるんですけど、それより何より最終的には勝てる投手っていうのが絶対的に必要というか、そこを求めないといけないので、チームを勝たせることができる投手を(確立するのが)、この春はなかなか序盤は思うようにはいかなかったのかなと。そんな中で高田(孝一、法2)がしっかりと試合を作るというか勝てるゲームを作れるように終盤以降はなっていってくれたので、菅野の実績や新しく高田がゲームを作れるようになったりという収穫はあったと思います。そしてこの秋でまだまだチーム内競争をしてもらいたいと思います。
—三浦選手などの新戦力の活躍も目立った今季でしたが、その他で成長したと思う投手は
今季が良かったのか悪かったのかは置いておいて、この5カードで投手陣の入れ替えというのがほとんど無くきたんですよね。大体7人がベンチに入って、そのまま最終カードまできて。あんまり大きな入れ替えは無くきたので、この7人に関しては本当に全員が役割をしっかり果たしながら戦うことができたと思うので、朝山(広憲、法3)や石川(達也、キャ2)にしても三浦にしても、今までリーグ戦経験がない中で、1シーズンをきっちり投げてくれたと思います。
—チームは勝ち点2で今季を終戦しました
この春のリーグ戦というのは勝ち点5を取って優勝ということを目標にももちろん持っていましたし、それが実現できる選手もチームにはそろっているという風には見ているので、それが結果として勝ち点2しか取れなかった。特に立大、慶大とスタートの2カードで0勝のまま終戦したような形なので、その時にチームの中で個々の能力だけでなく、野球はチームとして試合に勝つことが大切なので、(勝つには)何が必要なのか、何が足りないとそれができないのかということを慶大戦が終わってから選手たちとも向き合ってミーティングをしたり問題提起をしたりということはしたので、本当に個々の能力だけで驕(おご)ることなく、秋に向かってこの3か月間でもう一度1からチーム作りをする必要があると思います。
—秋リーグでさらに上への挑戦になりますが、助監督として意気込みを
秋に向けての3か月というのは、長いようであっという間に過ぎるので、この3か月をいかにひたむきに、春の結果を全員がしっかりと受け止めて、『喉元過ぎれば』ではないですけど、そういったことにならないように、まずは足元から固めてっていうことを地道に継続する力というのを、選手たちを含め全員がそれを徹底してやっていけるように指導していきたいと思います。
選手インタビュー
向山 基生 主将
ー今日の試合を振り返って
最後のゲームにしたかったので、入りからいいかたちでいこうと昨日と引き続きやって、勝てたのはすごいうれしいですね。
ー今日もチーム初安打で先制のホームを踏みました
2死からでしたけど、2死から点を取っている試合も何試合かあったので、とりあえず出塁する気持ちでいきました。
ー5回に逆転の場面がありました
それも2死からだったので、3年生がすごい勝負強くいってくれたのでうれしかったです。
ー『血の法明戦』を制しました
やっぱり絶対負けられない試合だったのでなんとか勝ててよかったです。
ー今季を振り返って
最初つまづいてしまった部分があって。毎度のことなんですけど。ここからまた秋に向かって3ヶ月、死ぬ気で練習してまずは最初の1カードを絶対勝てるようにやっていきたいです。
ー今季のご自身の打撃を振り返って
3番、1番を打ったりいろいろな役割をやりましたけど、毎試合安打が出ていたことがよかったと思います。やっぱりまだまだ野球の流れの部分とかわかっていないところもあったのでそういうところはしっかり直していきたいです。
ー今後に向けての意気込みを
秋は最初のカードからみんながベストの状態でいけるように頑張りますので、また変わらぬご声援をお願いします。
中村 浩人 捕手
ー今日の試合を振り返って
1点差で勝てたのは大きかったと思います。
ー2回の本塁打を含め、2安打でしたが
昨日のサヨナラヒットの勢いのまま、今日も打てたかなと思います。
ー首位打者の可能性も残っています
本当にあとは結果を待つのみですね。
ー今季打撃が好調の要因は
今までと打撃の意識を大幅に変えたことと、青木監督やバッティングピッチャーをしてくれたチームメイトに感謝しています。
ーチームとしては2連勝で勝ち点を挙げました
この戦いをしっかり秋につなげて、秋に優勝できるように頑張ります。
ー副将として、今季を振り返って
最初ふがいない戦いで、自分も副キャプテンとしてもっとできることがあったと思うので、この経験を秋につないでいって、より良いチームにしていきたいと思います。
ー見つかった課題は
人間力だったり、やるべきことを全然できていなかったり、野球以外の部分をしっかり見つめなおさないといけないのかなと思います。
ー来季に向けて
最後は優勝しかないと思うので、そこに向かって全力でいきたいと思います。
中山 翔太 内野手
ー今日の試合前の意気込みは
2戦で絶対に勝ち点を取るぞという、強い気持ちがありました。
ー昨日の試合から感じた明大の印象は
どんな展開になってもしぶとく最後まで粘ってくるので、そこにやりずらさはありました。
ー1打席目、走者一塁の場面ではどんな意気込みで打席に入りましたか
先制点を取って先発の森田を少しでも楽にさせてあげたいという気持ちでした。
ー結果は左中間への適時二塁打。打った球種や感触は
打ったのは真っすぐで、リラックスをして捉えられたかなと思います。
ー今日は二塁打2本の活躍。打撃を振り返って
いい打席も凡打の打席もあったので、そこを秋までに修正していけたらいいなと思います。
ー今季の打撃を振り返って
3割5分は目標にしていてそれはクリアできたんですけど、打点とホームランは全然クリアできていないんで、そういうところはダメだったと思います。
ー春は本塁打1本という結果になりましたが、秋に向けてどんなことを心がけていきたいですか
力いっぱい振るというのはダメだということはもうわかったので、そこをしっかり修正していきたいと思います。
ー最後に秋に向けて意気込みを
秋は自分にとって最後のシーズンになるので、優勝することしか考えていないです。
森田 駿哉 投手
ー今日の投球を振り返って
自分的にはいい内容ではなかったのですが、結果的にチームが勝てたので良かったです。
ー1年春以来の先発登板となりました
3年振りというのもあって、はじめは少し緊張したのですが、投げさせていただいたことに感謝して投げました。しっかり結果を出したかったのですが、出せなかったので、結果を出せるようにやっていきたいと思います。
ー先発登板はいつ告げられましたか
前日の試合後に監督から言われました。自分的には「やっとか」という気持ちだったのですが、結果が残せなかったので悔しいです。
ー今後修正していきたい点は
もう少し変化球の精度を上げていけば、もっといい投球ができると思うので、秋に向けてあと3ヶ月間やっていきたいと思います。
ー2番手の三浦投手の好投もあって、チームとしては勝ち点を奪取しました
1年生ながらいい投球をしてくれて、三浦のおかげでチームも勝てたので、すごく頼もしいなと思いますし、自分も負けないように秋までにやっていきたいなと思います。
ー今季を振り返って
あと1シーズンしかないので、絶対に優勝しないといけないと思いますし、いい意味でも悪い意味でも色々なことを経験できたシーズンだったので、絶対に秋、優勝するためにやっていきたいです。
ー来季に向けて改めて意気込みを
優勝するために、自分自身レベルアップして、もっと投げさせてもらえるような信頼を勝ち取ることと、チームとしてももっと強くなって、絶対に優勝して卒業したいなと思います。
相馬 優人 内野手
ー今日の試合を振り返って
血の法明戦ということもあって何としても負けられない試合だとみんなで言っていたので、2連勝出来て本当に良かったと思います。
ー勝ち越された後の5回に一気に逆転しましたがチームの雰囲気はどうでしたか
悪い雰囲気も無く、イケイケなムードでいけたと思います。毛利もつないでくれたので何としても打ちたい気持ちでいました。
ー今日は1安打でしたが、これが貴重な決勝タイムリーになりました。ガッツポーズも飛び出していました
すっごい嬉しかったですね。
ー三浦投手もロングリリーフで明治の攻撃を食い止めていました
寮や私生活でも仲良くしているので良いピッチングをしてくれて素直に嬉しかったです。何としても勝ちをつけてあげたいなと思っていました。
ー声をかけにいく場面も多く見られました
1年生という事もあるので、試合慣れしている僕が落ち着いて投げられるようにと思って声がけしていました。内容というより何とか色々声をかけていましたね。
ー昨季はエラーの多さを悔やんでいましたが、今季は安定した守備が光っていました
1回エラーがあった思うんですけど、相馬のところに飛べば安心できると思ってもらえるように冬の練習をしてきたので、目標に近づけたと思います。
ー今季はセカンドを守りました。川口凌選手とのコンビネーションはどうですか
2年間部屋も一緒でしたし、私生活でも仲良くしてもらっています。相性はどこの大学の二遊間よりも抜群だと思います。
ー今季は勝ち点2で終了しました。チームの収穫としては何が挙げられますか
最後の明治戦での試合運びとかはすごくチームにとって収穫のあるものだと思いました。普通にやればこのくらいの力は出せると思うので、それが分かった試合だったと思います。
ー今後はどんなことを中心に練習していきますか
守備は0エラー、打撃では波がすごいあるのでこれがなくせるように練習していきたいです。
ー最後に秋のシーズンへの目標、意気込みをお願いします
毎回言っていて実現出来ていないので、本当に何としても優勝できるように頑張ります。
毛利 元哉 外野手
ー今日の試合を振り返って
明治戦で2連勝できたということがまず大きいですね。自分はスタメンで使ってもらって勝てたので良かったのかなと思います。
ー接戦を勝ち抜いて連勝となりました
この接戦を勝ち抜いたというのは自信になるので、秋につなげられたら良いかなと思います。
ー同点の適時打を放ちましたがどのような気持ちで打席に入った
ランナー一塁だったので、あまり考えてはいなくて打てたら良いなくらいで。そうしたら良い結果につながったので良かったです。
ー打った瞬間は
打った瞬間は捕られるかなと思ったんですけど、意外と風のおかげで伸びていってくれました。
ーご自身は今カードが今季初スタメンとなりました
本当はもっと早く使っていただけたら良いなとは思っていたんですけど。でも結果が出たので良かったです。
ー監督からは
何も言われてないです。当日にスタメン発表されたときに自分が一番でレフトでした。
ープレー面などで変えたことなどは
プレー面ではないですけど、バットは変えました。(自分のバットが)合ってないのかなと思って、普通にチームのバットを使って昨日は打てたんですけど。今日はずっと打てなくて、自分のバットに変えたらたまたま(笑)。
ー今季はこれで終わりになります。ファンの方へ
今年は早い段階で優勝がなくなってしまったので、秋はまたファンの人も楽しめるような試合をして、優勝できたら良いなと思います。
三浦 銀二 投手
—6回無失点の好救援でした
「どうにか相手に流れをやらないように」と思った結果、良い方向に転んでくれて勝てたので良かったです。
—今日登板する予定は試合前からありましたか
「先発が点を取られてその変え時が来ればいくぞ」と言われていたので、ある程度準備はできていました。
—投げる上で意識したことは
長いイニングはあまり投げるつもりはないというか、今までも長くて3イニングとかだったので、本当に全力で腕振って投げようと思っていました。
—4回には150㌔をマークしました
今日が自己最速ですね。あの一球で球場を支配できたと思うので良かったです。
—ルーキーながら大活躍のシーズンでしたが振り返って
シーズンを通して投げるということを目標にしていました。全試合でベンチにも入れたし、その中でも結果が残せたので、そこは1つ自信にしていいかなと思います。
—収穫や通用すると感じたことは
真っ直ぐ腕を振って、しっかりスピンが効いた球を投げられれば甘く入っても打ち取ることができていたので、そこは得られたことかなとは思います。
—修正したい点は
あとは変化球の精度だったり、セットポジションの時の制球とか、球威ですね。秋まで3ヶ月あるので、そこをしっかり修正してまた秋に挑めるようにしたいです。
—今季を踏まえた今後の目標は
この春のシーズンで2勝できたので、秋は先発として勝利を挙げられるようにしたいなと思っています。
フォトギャラリー
- 森田は約3年ぶりの先発復帰を果たした
- 2戦連続1回に先制打を放った中山
- 2回に本塁打を放った中村浩
- 昨日に続き笑顔で神宮を駆け抜けた
- 6回無失点の好投を見せた三浦
- 同点打を放った毛利
- 逆転打を放った相馬
- 試合に勝利し抱き合う三浦(手前)と中山