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【卓球】平成30年度秋季関東学生リーグ戦 2部 対慶大、日体大 歓喜の全勝優勝!見事な逆転勝利で2部優勝&1部昇格決定!

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【卓球】平成30年度秋季関東学生リーグ戦 2部 対慶大、日体大 歓喜の全勝優勝!見事な逆転勝利で2部優勝&1部昇格決定!

平成30年度秋季関東学生リーグ戦 対慶大、日体大
2018年9月16日(日)
所沢市民体育館

秋季リーグ戦のクライマックスとなる3日目。優勝と1部昇格を目指す法大は慶大、日体大との試合を迎える。3部からの昇格校である慶大との一戦では第4試合のダブルスを落とす。ここまで3戦連続でストレート勝ちのチームに初めての黒星がついたものの、第5試合を髙取侑史(法3)が制して4-1での勝利を収めた。続く最終戦の日体大戦は互いに4連勝で迎えた優勝決定戦。2-3と先に王手をかけられるものの、佐藤陽大(営1)の勝利で最終の7番手へ。最後は主将の大槻周瑛(法4)がストレート勝ちで締めくくり、劇的な逆転勝利で2部優勝を飾った。

20180916endR
激戦を制し、悲願の全勝優勝をものにした

試合結果

トータル試合結果:慶大戦

法政大学

4

シングルス

1

慶應義塾大学

0

ダブルス

1

 

試合結果

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 青山昇太(営3) 3-0(11-5、14-12、12-10) 久道涼太

2

中野優(法2) 3-0(11-1、11-3、11-6) 山口遥大
3 佐藤陽大(営1) 3-1(11-7、11-7、10-12、11-4) 林亮宏
4 佐藤・髙取侑史(法3) 2-3(6-11、10-12、11-5、11-8、12-14) 白井裕也・林
5 髙取 3-0(11-7、11-2、12-10) 白井
6 盛武大悟(国1) 窪田直希
7 大槻周瑛(法4) 漆畑拓馬
 

トータル試合結果:日体大戦

4

法政大学

4

シングルス

2

3

日本体育大学

0

ダブルス

1

 

試合結果

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 中野

2-3(7-11、7-11、11-5、11-7、8-11)

川上栞晴

2

青山 3-1(9-11、11-9、11-6、11-3) 内村英司
3 髙取 3-2(11-6、6-11、9-11、11-7、13-11) 藤田哲弘
4 佐藤・髙取 2-3(9-11、11-9、19-17、7-11、5-11) 内村秀平・内村英
5 盛武 0-3(5-11、6-11、7-11) 永田佳大
6 佐藤 3-1(15-13、11-4、7-11、11-8) 内村秀
7 大槻 3-0(11-9、11-8、12-10) 大谷和

戦評

慶大戦

 全勝優勝、そして1部昇格へ向けて絶好調の法大が4戦目に迎えたのは3部からの昇格校である慶大だ。

 トップバッターを務めたのは青山昇太(営3)だ。今季ここまで2試合で1番手を任され、いずれも勝ち星を挙げている青山は、今日も序盤から快調に得点を積み上げてゆく。相手の粘り強いプレーに苦労する場面も見られたが、3-0のストレート勝ちで今日も1番手としての仕事を果たす。続いて登場したのは今季初出場となった中野優(法2)だ。カットマンの相手選手だったが、圧巻のプレーで相手をねじ伏せて2戦連続でのストレート勝ち。3番手では今季ここまでダブルスでの活躍が光る佐藤陽大(営1)が出場。序盤から果敢な攻撃で流れをつかむ。途中1ゲームを失うものの、最後までペースを乱すことなく試合を締めて3連勝。続くダブルスでは今季全試合でペアを組む佐藤・髙取侑史(法3)のペアが今日も登場。今日も快勝が期待されたが、2連続でゲームを奪われ窮地に。ここから粘りを見せて2ゲームを奪い返すものの、最後はデュースの末に粘り負け。今季ここまで1試合も負けがなかった法大についに黒星がついた。初黒星を喫した法大が続いて送り出したのは髙取だ。ダブルスでの敗戦の影響を感じさせないプレーで相手を圧倒し、2ゲームを立て続けに奪う。3ゲーム目は先にセットポイントを握られるも、驚異的な粘りを見せて逆転勝利。ストレート勝ちで試合を締めくくった。今季初めての黒星がついた法大だったが最後は力を見せて試合を制し、最終戦は同じく4連勝の日体大との優勝をかけた1戦に決まった。(片山和貴)

日体大戦

 リーグ戦優勝を争うのは、前の試合で国学大を4-3で下した日体大だ。

 慶大戦で調子の良かった中野優(法2)を一番手に起用したが、攻撃でのミスが響き、思うようなプレーができずフルセットの末に敗戦した。二番手は青山。今季は全勝だったが、今試合は序盤に展開の早いプレーに力負けで1ゲーム目を落としてしまう。2ゲーム目以降は、球に緩急をつけて、変化の富んだプレーでチームをイーブンに。三番手では、相手エースとの一騎打ちに。1ゲーム目では、得意のカウンターからの攻撃がうまくいったものの、速い球に相手が慣れてきたのか攻撃の決定率が高まった。しかし、最終セットではデュースを制し、フルセットで勝利した。ダブルスでは、前の試合にサーブレシーブでのミスが目立ったものがこの試合でも続いた。最後は力負けし、勝負の行方は1年生2人と主将の大槻に委ねられることとなった。4番手の盛武は相手に力負けして、完敗。5番手は佐藤陽大(営1)。ダブルスでの敗北を引きずっているのかと思いきや、落ち着いた様子で相手の攻撃をカウンターで揺さぶった。これが効果てきめんだったのか3-1で勝利を挙げ、勝負の行方は学生最後の団体戦となる主将の大槻へ。大槻は、最終試合のプレッシャーをものともせずに、セットカウント2-0と先行。サーブも相手の取りにくいコースへと運び、最後は3-0と安定した試合運びで1部昇格を決めた。(京岡沙寿乃)

監督・選手インタビュー

宮本勝典監督

―リーグ戦を振り返って
優勝できたことは非常にうれしいと思います。素直に喜びたいと思います。1部に上がってまたすぐに(2部に)落ちることのないように質の高い練習をしたいと思います。

―優勝の要因と監督が考えるMVPは
5勝0敗している青山と髙取がいるんですけど、その中で1年生の佐藤とかがいいところで勝ってくれて、誰か一人というと非常に難しいんですけど、みんなの力でしたし最後の試合も3-3のラストで主将の大槻が勝ってくれたってことはチームとしてもよかったなと思います。

―青山選手と髙取選手のダブルスが解散しました
彼らは高校時代から組んでいて名前も通っていたので、分けるということが私も難しかったんですけど、全日学の予選で負けたことをきっかけに新しい気持ちでそういうことをさせようと思ったら本人たちもそうしてもらいたいということで解散ということになりました。

―1年生も多く起用されました
部内で強い順から出すというのが私の基本方針ですので、学年ではなくそういう形で出しました。

―今季のオーダーの意図は
青山・髙取のダブルスを分けたことによって、前半に2人を並べて2勝、3勝できると相手に対してプレッシャーをかけていけるという考えでした。

―試合期間中のチームのムードは
とてもいいムードで戦っていけたかなと思います。

―日体大戦で7番手として出場した大槻主将には
とにかく自分自身の力を十分に出しなさいと。必要以上に力むことなく頑張ってくれと伝えました。

―大槻主将については
本当によく率先して練習してくれて、4年生になると就活とかいろいろあるんですけど、その中でもよく頑張ってくれたと思います。

―来季からは再び1部です
すぐ落ちることのないように質の高い練習をやって、出る選手も出ない選手もリーグ戦に向かって進んで行くような練習環境にしていきたいと思います。

大槻周瑛主将

—優勝おめでとうございます
春リーグでは悔しい思いをしてきた分、また最終戦は接戦になったところを勝ちきることができて嬉しいです。

—優勝の懸かった日体大戦では最終試合を任されました
僕は4年生なので学生最後の団体戦ですし、また主将として「勝っても負けても最後の団体戦だ」ということを言い聞かせてチームのみんなと思いっきり楽しみました。

—その際に緊張はありましたか
勝ってくれた後輩たちや、惜しくも負けちゃった子もフルセットで負けたりしていたので、雰囲気は悪くなかったので緊張しないで試合に挑めました。

—春リーグと変わった点は
やっぱり青山と髙取のダブルスを解散したことですかね。そのおかげで青山と髙取が前半で団体戦に出ることができるようになりました。強い2人なので、流れがいいままオーダーの後半にいけるようになりました。だから4-0で勝ちきれる試合が今回は多かったんだと思います。

—学生として最後の団体戦でした
僕はずっと1年生の時から試合に出させてもらってたんですけど、勝ち数よりも負けてる数の方が多くて。チームに迷惑ばっかりかけてきたので、最後は勝って終わりたいなと思っていたので勝ててよかったです。

—次の主将に期待することは
まだ主将はきちんと決まってないんですけど、法政は元気とかチームワークの良さを崩さないで、また1部で勝てるように新しい技術にもチャレンジしていって欲しいです。

 髙取侑史

ー日体大戦のシングルスは熱戦でした
シングルスに関しては、自分から攻めていかないといけなかったんですけど、相手の方が攻める気持ちが強かったです。その中で苦しい展開が続いてしまいました。でもそこで勝ち切れたのは、自分の成長につながったと思います。

ーシングルスでは今季全勝でした
シングルスでは全勝しなければいけないと、自分では思っていました。それがクリアできたので良かったです。

ー今季の佐藤選手とのダブルスを振り返って
2敗したんですけど、この2敗は別に悪いものではなかったです。むしろ自分たちのレベルを知ることができたと思っています。負けた中でもいい部分が沢山あったので、いいところはどんどん伸ばして、悪かった部分は2人で相談し合って練習していこうと思います。佐藤が速い、いいボールを打てるんですけど、そこで僕が台上にきたボールに対して、凡ミスや甘いレシーブだとかをしてしまいました。それで佐藤の良いところを活かせないことが多かったです。そこで僕が丁寧にいったり、佐藤が思い切って攻めれるようになれば、もっと良くなると思います。

ー3日間で単複合わせて10試合と大活躍でしたが疲労は
しんどいですね(笑)。最初の方はメンタル的にも大丈夫だったんですけど、最後の試合らへんからもう、死にそうでした。

ー日体大戦の佐藤選手のシングルスを観て
佐藤は今まではああいう場面で、結構テンパったり、ボールが見えなかったりとかが目立っていました。でも今日の試合ではそういう部分が全く見えなかったです。雰囲気に慣れたというのもあると思いますけど、大学に入ってからの成長を感じられたので、自分の中ではすごく嬉しいです。

ー日体大戦では大槻主将が最後に決めてくれました
大槻さんに回せば勝てると思っていました。キャプテンらしく自分でどんどん攻めていて、ああいう場面ではなかなか自分らしいプレーはできないんですけど、それができていてすごいなって思いました。勝ってくれて感謝しかないです。

ー今後へ向けて
全日学が10月にあるんですけど、僕はダブルスが落ちてシングルスだけです。そのシングルスでランクに入れるように、今回悪かった点を見直していって、結果を残したいです。

佐藤陽大

―今日の試合を振り返って
今日はシングルス初出場だったんですけどしっかり勝てました。でもダブルスは負けてしまって次のシングルスに影響あるかなと思ったんですけど、前半は良い流れで回ってきてて、ダブルスは4セット目に自分がもったいないミスをしてしまって、流れが変わってしまい負けてしまったのですが、自分が勝ったら(7試合目の)大槻さんは絶対勝ってくれると信じてたので、自分の試合に集中して勝とうと思って頑張りました。

―シングルス5試合目中の心境
相手のペースでしたし、2-3で後が無かったので焦っても良くないと思い、1ゲーム目からしっかり粘りました。試合相手も緊張していたのでしっかり取れて、途中脚がつってしまい3ゲーム目は厳しかったのですが、4ゲーム目は良い流れで点数取れて勝てたので良かったです。

―リーグ戦の感想を
今回はダブルスとシングルスで2回ずつ使ってもらえたので、どちらも落とすのはチーム的にだめだと思ったので、2敗しないことを心掛けていました。

―春リーグと比べて成長したことは
春は自分はミスが多かったのでそこを反省して秋までにしっかり克服して、今回は決めることができたので良かったです。

―1部リーグに向けて今後の課題
1部リーグは2部リーグと違ってレベルが違ういますが、シングルス・ダブルスで使ってもらえるなら、ダブルスもしっかり修正して、シングルスも上級生の足を引っ張らないように勝ち星を重ねていきたいです。

 

フォトギャラリー

  • 20180916aoyama1R青山は今日も抜群の攻撃力を見せた
  • 20180916aoyama2R切り込み隊長としてチームを鼓舞した青山
  • 20180916nakanoRキレのある両ハンド攻撃を見せた中野
  • 20180916takatoriR抜群の安定感が光った髙取
  • 20180916otukiR重圧をはねのけチームの優勝を決めた大槻
  • 20180916doublesRダブルスは勝利とはいかなかったが今日の経験は来季にも生かされるだろう
  • 20180916moritakeR気迫のプレーを見せた盛武
  • 20180916satou2R今日は4試合に出場と存在感を見せた佐藤
  • 20180916satou1R日体大戦終盤、佐藤は驚異的な集中力を見せた
  • 20180916endR激戦を制し、悲願の全勝優勝を決めた
  • 20180916syugoRチーム一丸となったことが歓喜をたぐり寄せた
  • 20180916aoyama3R今季、大車輪の活躍を見せた青山は殊勲賞にも輝いた
 

 

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