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【ラグビー】リーグ戦開幕直前‼ 勝負の秋に挑む クラブリーダー陣インタビュー

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【ラグビー】リーグ戦開幕直前‼ 勝負の秋に挑む クラブリーダー陣インタビュー

2018年9月2日(日)・4日(火)・14日(金)
法政大学多摩キャンパス

勝負の秋がついに幕を開ける。
関東大学リーグ戦1部が16日に開幕。法大は中大と初戦を迎える。2年連続の大学選手権出場を目指す法大の現状はどうなのか。
大学選手権出場枠が「4」から「3」に減った今季のリーグ戦をどう捉えているのか。
川越、長利、木村各クラブリーダーにインタビューを行った。

osarileader Rクラブリーダーの一人の長利は悔いなきプレーを誓う

インタビュー

川越藏クラブ兼グラウンドリーダー(現4)

―春季大会を振り返って
自分たちの攻撃ややるべきことが確立できたと思います。

―昨季の秋リーグ戦を振り返って今季はどのような戦い方を考えているか
やっぱり昨季の反省として、セットプレーの安定が必要だなと感じたので、昨季のチームと比べて今季はかなりセットプレーに力を入れたので、昨季よりも安定してるかなと思います。

―夏の期間に強化してきたこと
僕が私用で合宿に行けなかったのと、今実習で、今日練習に1ヶ月ぶりくらいに復帰するのでみんなが夏にどう成長したかは分からないんですけど、みんなが夏を終えてどう成長したか自分自身楽しみでもありますし、ちょっと不安でもありますし、今日どう成長したかを見ていきたいと思います。

―ここだけは負けないというチームの強み
サイズはどの大学に比べても小さいんですけど、その低さであったり、速さであったり、あとはチームの持ち味である展開力っていうのは自分たちの強みとして出さなければならないところだと思っています。

―注目してほしい選手、期待している選手
根塚洸雅(経2)です。ああいうU20に選ばれた若手のフレッシュな選手たちがどれだけフレッシュにこの秋シーズン戦ってくれるか、日本代表を経てこのチームにどういう風を吹かせているのか期待したいですし、U20に選ばれた子たちには期待したいです。

―個人、チームの目標は
個人としての目標は、立場的にリーダーということもあるので、今自分が離れてて多分チームとしてちょっと不安定な状況にあると感じているので、もう一回みんなで気持ちを統一させる面だったり、メンタルもそうですし、チームの方針だったり、そういうところを自分が統率を図って引っ張っていけたらと思います。チームとしての目標は、日本一という目標を掲げていて、一試合一試合自分たちにとって大切な試合になってくると思うので、その一試合一試合を大切にしながら、リーグ戦に3位に入って大学選手権に出場して日本一を狙えるチャンスを掴むためにも、まずはリーグ戦3位以内っていう目標を達成していきたいと思います。

―最後のシーズンとなるが心境はどうか
やるしかないっていう感じですね。(笑)あと半年もないですし、自分はこれでラグビーを引退するんですけど、自分が小さい頃からやってきたこのスポーツをここが集大成だと思うとやっぱり考える部分もありますし、個人的に燃え尽きるためにも頑張らないといけないなと思います。

―中大との初戦に向けての意気込み
多分ここがリーグ戦をいい結果にするためのターニングポイントになると思っています。初戦で中大を圧倒して、いい波、いいリズムに乗るためにも、ここはマストで勝たないといけないところだと思うので、しっかり戦っていきたいと思います。

(聞き手:春名結衣、写真:岡崎祐平)

kawagoeleader RFW、そしてチームを引っ張り、2年連続の選手権出場を決めたい

長利完太クラブ兼グラウンドリーダー(経4)

―現在の状態は
春季はケガと就活でチームに合流できなませんでした。しかし、夏合宿はケガなく過ごせてやっと、リーダーらしくチームに関われた。状態は良いかなと思います。

―BKの状態は
自分たちの強みは「BKの攻撃」だと思っているので、そこは去年に引き続き、土台を上積みしていくイメージを持っています。夏合宿は「判断」という面で、細かいところを練習しています。日本一に向けてはまだまだだが、シーズン開幕したときの完成度を上げられるようにしています。

―判断や細かいプレーとは
パスだったら、どこに投げるのか、キャッチ、投げるタイミングなどの細かいプレーですよね。

―「リーダーらしい」とおっしゃっていますが、長利選手の求めるリーダー像は
自分は小学校1年生からラグビーを始めて、常にリーダーを務めてきました。これまでのリーダーは絶対的中心選手のようなリーダーという感じではなくて、部員たちがそれぞれ100%の力を出せるのかを考えて、サポートしながらまとめるようにしてきました。グラウンド内外でコミュニケーションとったりするようなことなどをしています。

―夏合宿で強化したことは
これまで、攻撃力は法大の強みだった一方、弱みはディフェンスでした。今年は特にディフェンスの強化に特化して練習していました。FW、BKの役割を明確にして、個人としてのディフェンス能力より、組織ディフェンスの強化を行いました。

―個人として強化したことは
たくさんあるんですけど、遠藤コーチとミーティング重ねて、自分に何が足りないかを表にしたんですが、そのなかで細かく何をするかを話しています。その表をもとに時間を作って、一つ一つ課題を潰してます。 1年間通して、フィジカルは自分の強みにしていかないといけないので、そこの重要性は高いですけど、それ以外は左足のキックです。左足のキックの精度や、CTBのパスする際の判断。さらにケガ明けだったので、アジリティ(機敏さ)、フィットネスなどを個人練習などしていました。

―ケガというのは
肉離れです。中学校3年生のときに、大腿骨を骨折していて、それ以来下半身のケガが多かったです。(両足の)筋肉のバランスとかうまくプレーできないこといっぱいあったので、今春で筋肉のバランスを戻しつつ筋力アップすることに取り組みました。そのおかげで、夏合宿では良いパフォーマンスが個人的には感じてます。

―コンディション不良だったんですね
春季は肉離れ何回もしてしまったので、2ヶ月時間を取って、もう一回自分の身体を見つめ直させていただきました。

―昨季大学選手権で敗れた京産大に夏合宿で勝ったことについて
素直に嬉しかったですが、正直そんなに満足はしていないです。自分たちが目指しているのは日本一で、京産大に勝つことがゴールではないので、まだまだチームとしての完成度は低いですし、これから煮詰めないといけない部分がたくさんあると思っていました。(勝ったことは)嬉しかったですけど、自分たちができる可能性、伸びしろはまだまだあります。

―夏合宿は同志社大に敗れたあと、京産大に勝利しましたがリーダーとして働きかけたことは
春季もそうだったんですけど、昨季の主力がケガで離脱していて、これまで試合に出れなかったメンバーが出場していました。経験が浅く学年が若かったりしたので、試合に臨む気持ちの部分でピークに持ち込めなませんでした。練習から気持ちの部分を試合と同じ気持ちになるように働きかけやチームを盛り上げていったりしました。

―今リーグ戦ですが、大学選手権の枠が一つ減り、上位3校をどこか倒さなければなりませんが
自分たちが目指す日本一に向かって、一戦必勝を目指しています。上位3チームを倒すよりか、自分たちが成長しながら一戦必勝することを思っています。

―リーグ戦ではどのようなプレーをしていきたいですか
学生ラグビーは最後になるので、ひたむきに現状に満足せず常に法大らしいアグレッシブな攻撃、ディフェンスをチーム全体として体現していきたいです。

―特に対戦したい大学は
結構今までやってきてしまったんですけど…。(笑)
大学選手権に出場して明大とやりたいですかね。それか、大学選手権で、もう一度京産大とやりたいですね。

―最後に意気込みを一言お願いします
悔いが残らないように最後笑って終われるように引退まで努力し続けて、ひたむきにやっていきたいです。

(聞き手、写真:藤原陸人)

osarileader RBKの絶対的存在としてチームを引っ張る

 木村啓人クラブリーダー兼寮長(社4)

―現在のチーム状況は
チームの成長を目標に掲げて、夏合宿で基礎練習や、合宿の最後の課題で京産大戦があって、良い試合ができて、チーム状態は良いです。しかし、自分が出場したジュニア(関東大学ジュニア戦)で下から上へ良いアプローチが出来ていないので、上のチームに刺激を与えつつ、シーズンを盛り上げていきればと思います。

―網走合宿ではどのようなことを強化したことは
特にタックルやブレイクダウンとか一個一個の基礎のところからやっていて、チームの戦術も絡めながら良い準備が出来ています。

―FWの強化したことは
FWはセットプレーが一番やったことです。昨季の(大学選手権)京産大戦は最後のスクラムとラインアウトモールでやられていたので、スクラムとラインアウトモールの強化を図っていました。スクラムが強い大学と合同練習を通じて成長できたと思います。

―昨季に負けた京産大に勝てた要因は
一人一人の意識や、そのときのメンバーは「やり返す」という思いが強かったので、メンタルの面では昨季より「やってやる」というメンタルが強かったと思います。

―京産大に勝つ前には同志社大に負けていたがその間やったことは
ディフェンス、ブレイクダウンのコミュニケーションがなくて、FWとBKのディフェンスの声掛けや、FW間でのスペースなど、ディフェンスの課題が多くて、そこでディフェンスの練習が多くて、そこで改善できたからということがあります。

―木村選手個人として練習をしたことは
チームが「基礎と成長」を掲げているので、自分が基礎をできるように、ラグビーの理解力を深めるとともにリーダーなので引っ張れるように頑張ってきました。

―プレー以外のサポートをリーダーとしてどのように行動していたのか
一年間「悪い上下関係」をなくすということで、仕事を分担したり、寮生活も負担がないような生活を心掛けて、上級生、下級生が平等な負担で生活できているかなと思います。負担はないのかなと思います。

―寮長として大変なことは
合宿中だとコーチの目が入るので、予定とか決まってますし、寮生活に比べれば、緊張感あったので、この緊張感を継続していかないといかないなと思っています。寮だとだらけるようなことが例年あるので、なくしていきたいなと思います。

―現在ジュニア戦に出場している木村選手がBチームを引っ張る際に心掛けていることは
僕らもAチームに対して練習しているので、Aに上がりたいという意欲とともにAに刺激を与えないとAも試合想定した練習ができない。なので、練習台になるわけではないが、自分たちもAチームにチャレンジする、Aチームをライバルだと思うことは忘れないようにしています。

―具体的に行っていることは
ジュニア戦のメンバーは下級生が多くて、話せなかったり、沈みやすいことがあるんですけど「エナジーアップ」というキーワードをあげて、元気にハードワークするということを意識しています。

―大学選手権の出場枠が1つ減りましたが
昨季終了後から分かっていたことで、必ず下の4チームには勝って、東海、流通経済大、大東文化大のどこかに勝たないといけないという意識はある。上位3チームは外国人選手がいるので、外国人選手を想定した低いタックルを強化していかなくてはならないなと思います。

―日程では秩父宮ラグビー場で3戦連続昨季の上位校と戦います。リーグ戦で重要な試合は
昨季は初戦だったので、流通経済大に僕らもスタミナやパワーがあった状態で戦えたんですけど、今季は最終戦なので、疲労がたまってきたなかで、最終戦という意気込みが強いなかで、どれだけフレッシュにタフに戦えるのかが重要だと思います。

―外国人選手同時出場枠が3人になりました。その影響を感じることは
京産大に1人外国人選手がいるんですけど、純也(=FL吉永、経2)とか低くタックルしたり、何枚もタックルしていたので、外国人選手の大きさに負けずにタックルにチャレンジしていくようにすれば劣るところはないかなと思います。

―初戦の中大戦までに強化したいことは
下のチームからのプレッシャーや、僕らがどれだけAに食い込めるかだと思うので、下のチームから上げていきたいと思います。

―木村選手個人の目標は
ジュニア戦も残り3戦勝つことと、自分もAチームに食い込めるように努力することですね。

―チームとしてリーグ戦の目標は
シーズンになるとケガ人が多くなるので、ケガせず夏合宿の成果を出せるようなチームになれるように頑張ります。

―最後に意気込みをお願いします
残り日数少ないなかで、日本一を狙っていくので、応援してくれる人に日本一というかたちで感謝を伝えられるように頑張ります。

(聞き手・写真:藤原陸人)

kimuraleader Rジュニア戦のメンバーたちを引っ張る木村

関東大学リーグ戦1部 法大の試合日程

日付 対戦校 会場
9月16日(日)12:30 中大 長野Uスタジアム
9月24日(月)12:30 専大 上柚木陸上競技場
10月6日(土)14:30 拓大 秋葉台公園球技場
10月20日(土)14:00 日大 セナリオH三郷
10月28日(日)14:00 大東文化大 秩父宮ラグビー場
11月10日(土)11:30 東海大 秩父宮ラグビー場
11月25日(日)11:30 流通経済大 秩父宮ラグビー場

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