【フィギュア】第44回東日本選手権 小林建斗&小林諒真『Wコバヤシ』躍進 全日本選手権の切符つかむ!
第44回東日本選手権大会
2018年10月26日(金)~28日(日)
青森県八戸市・テクノルアイスパーク八戸
12月に大阪・東和薬品RACTABドームで開催される全日本選手権への出場権がかかる今大会。シニア男子では東京選手権優勝の小林建斗(文2)が4位、同じく東京選手権で10位だった小林諒真が7位に入る躍進を見せ、二人の若き法大スケーターが全日本出場を決めた。ラストシーズンの宮田大地(文4)は15位に終わる。シニア女子ではルーキーの佐上黎(文1)が8位と健闘した。
試合結果
クラス | 選手名(学部・学年) | 順位 | SP | FS | 総合得点 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
シニア男子 | 小林建斗(文2) | 4位 | 55.41点 | 6位 | 116.61点 | 4位 | 172.02点 |
〃 | 小林諒真(営2) | 7位 | 56.45点 | 5位 | 107.50点 | 7位 | 163.95点 |
〃 | 宮田大地(文4) | 15位 | 44.93点 | 16位 | 86.93点 | 15位 | 131.86点 |
シニア女子 | 佐上 黎(文1) | 8位 | 44.19点 | 7位 | 79.29点 | 10位 | 123.48点 |
戦評
シニア男子SP
今大会、男子で最初に登場したのは宮田大地(文4)。今季が引退シーズンと明言している宮田にとっての自身3度目となる全日本選手権出場に向け、まずはSPで上位に食い込みたいところ。
会場も固唾(かたず)をのんで見守る中、冒頭の3ルッツで手をつくものの、2トウループまでなんとか繋げるやや苦しい立ち上がり。続く2アクセルは綺麗に着氷したものの、ステップやスピンで乱れる場面も見られた。後半の3フリップもエッジエラーと回転不足を取られ、思うように得点が伸ばせない結果となり、44.93点の16位でSPを終えた。気持ちの入った表情を見せ、懸命に滑った宮田だが、6分間練習でも腰を気にするしぐさも見せ、ケガの具合も心配される。逆転を信じ、フリーでの巻き返しに期待したい。(湯浅駿)
今月5日-8日の東京選手権で悲願の初優勝を果たした小林建斗(文2)。2年連続の全日本選手権に向けて着々と力を付け、その存在感を見せつけている。関東圏ではない、慣れないリンクには「公式練習は固くて慣れない感じがしたけど、本番前は全く問題は無かった」とすぐに適応。自分のペースで本番を迎えた。
SPの曲は『Anvil Chorus』。序盤の3トウループ+3トウループは持ち前の高いジャンプで成功させるものの回転不足があり減点に。ここで「少しビビってしまった」。緊張感から勿体ないことをしてしまったと振り返った。その後の3フリップは難なく成功。中盤のスピンも綺麗に決めたが、ステップに関しては「アクセルを狙っていったために固くなった」と本来の演技はできなかったと語った。終盤の2アクセルではまさかの転倒。最後にミスがあったがしっかりとまとめ上げ、演技を終えた。
得点は55.41点で6位。全日本選手権出場圏内に入ったものの全く満足はしていない様子だった。「今は崖っぷちのライン」と話し、「(FSは)ノーミスでなければ全日本に行けない。周りを気にせず自分ができることをやっていきたいなと思う」と、厳しい表情で明日の戦いに意気込んだ。(岡崎祐平)
法大男子3選手の最後に登場したのは小林諒真(営2)。
東京選手権から3週間、髪をさっぱり切り、心機一転。2週間前のウィンタートロフィー(国体スケート予選会)で優勝し、勢いに乗る小林諒は冒頭のコンビネーションジャンプを堪えながらもなんとか着氷。続く2アクセルもイーグルからの流れのある動きの中で丁寧に決めて、上々の滑り出しを見せる。演技中、特に印象的だったのはジャンプやターンの音ハメだ。今季より新たに採用した「Adiós Nonino」のピアノ音に合わせ、曲の世界観を彼らしく表現した。3フリップではエッジエラーを取られたものの、予定したジャンプは全て着氷。
前回の東京ブロック大会から7点近く得点を上げて、SPを56.45の5位で終えた。「緊張するかもしれないが、やってきたことを出したい」とフリーでのさらなる活躍を誓った小林諒。初の全日本選手権出場をかけ、明日も彼らしい堂々とした演技に期待したい。(湯浅駿)
シニア男子FS
明らかに体調が万全ではない中、満身創痍でフリーに臨む宮田大地。今季での引退を明言しているだけに、何としても全日本選手権出場を決め、有終の美を飾るべく、巻き返しを狙う戦いとなった。
冒頭の3トウループは本来の彼の姿と言える高さのある大きなジャンプを見せたが、その後のジャンプはほとんどクリーンに降りることができない苦しいスケート。スピンやステップもレベルを下げてしまい、本来の彼の輝きは見られなかったかもしれない。しかしそんな中でも必死にリカバリーを試みる姿は会場のファンの心を打ったに違いない。演技後半にいくにつれ、腰の痛みからか表情は苦しくなっていく一方だったが、ファンの声援は鳴り止むことを知らなかった。会場が彼の持つ雰囲気で満たされていく中、宮田は苦しみながらも最後まで必死に滑りきり、観客からは惜しみない拍手が送られた。
全日本選手権出場で有終の美を飾る、とはいかなかったが、伸びやかなスケーティングや表現力は十分にフィギュアファンの心を魅了したと言って間違いない。演技後には「インカレでは自分のできる全てを出したい」と語った宮田。スケートリンクに立つ彼の姿を見ることができるのも残すところあとわずか。宮田大地というスケーターの姿をしっかりと目に焼き付けたい。(湯浅駿)
前日のSPで全日本圏内には入ったものの「崖っぷち」と語っていた小林建斗。東京選手権ではFSで2位からの逆転優勝を果たしただけに、今大会でも順位がさらに上がっていくことが戦前から期待された。「緊張はSPほどなかった」と話し、法大の若きエースとしてふさわしい演技を見せるべく自信を持って演技に臨んだ。
曲は『道化師』。最初の3フリップを持ち前の高さあるジャンプで難なく成功。続く3ルッツ、3サルコウも成功させ、良い流れをものにする。スピンは取りこぼしがあり詰めが甘かったと話したが、大きなミスのない演技で自分の世界を作り上げる。中盤の3トウループ+2トウループのコンビネーションジャンプも芸術的に決める。ステップも東京選手権時よりも安定させ、落ち着いて一つ一つをこなした。演技終盤、疲れも出る状況の中で集中力を切らさず、最後は手を前に突き出す迫真のポーズで力強く締めくくった。
得点は116.61点でFS4位。総合でも前日より1つ順位を挙げ、無事に2年連続の全日本選手権への切符をつかんだ。「やっとリベンジへのスタートラインに立てた」と少しほっとした表情を見せた小林建。前回大会ではSPで敗退となっただけにその先の景色を見たいという思いは人一倍あるに違いない。約2か月後、もう一度あの舞台に立ち、笑顔で終えられる演技を見たい。(岡崎祐平)
小林諒にとって初の全日本選手権がかかるFS。「自分でもびっくりするくらい緊張していた」とリンクに立つ前までは平常心を保てていなかったものの、いざ氷に降りると不思議と普段の自分を取り戻した。6分間練習ではジャンプの精度も高く、調子の良さを伺わせ、好演技の期待も高まる。
『Shogun』の勇猛なメロディに合わせ滑り始めると、冒頭の2アクセルを丁寧に成功させる。続く3回転のコンビネーションジャンプは堪えながらもなんとか形にした。本番になると「体が強張った」と演技後語った小林諒だったが、それを感じさせない体を大きく使ったスケーティングを披露。中盤のフリップがパンクしてしまうも、このミスは後半にコンビネーションにする事でリカバリーした。後半になるにつれテンポが上がっていく曲なだけに、後半のスタミナが課題だったが、それを物ともせずスピード感のある動きで観客の視線を釘付けに。オイラーを含めた連続ジャンプも華麗に決めるなど、エネルギッシュな動きで観客席を盛り上げ、最後まで滑りきった。
得点を待つ時間が普段より長いように感じる静寂の中、表示された得点は107.50点。この時点で5位(終了時7位)となり、初の全日本選手権出場を確定させた。誰が出場してもおかしくない実力の拮抗した今大会で、自分の手で全日本の切符を掴み取った小林諒。「全身全霊でこれからの練習に取り組みたい」と2ヶ月後の大舞台に向け、早くも闘志を燃やしている。(湯浅駿)
シニア女子
東京選手権で6位という好成績を残した佐上黎(文1)。ルーキーながら大人びた落ち着いた演技を見せ、上級生に引けをとらない安定した滑りで観客を自分の世界に引き込んだ。初めての東日本選手権は前大会より無かったと話し、気を引き締めて当日に臨んだ。
「ハレルヤ」にのせてSPの演技がスタート。序盤の3トウループ+2トウループのコンビネーションジャンプ、中盤の3サルコウでの回転不足で若干の減点はあったもののキメの細かい滑りを披露。最後まで集中を切らさずに安定した演技を続け、44.19点、7位という好成績で終える。翌々日のFSでの演技に向けて弾みをつける形にとなった。
FS当日、6分間練習などではリラックスできていたと振り返った。小林建も語った「氷の固さ」に慣れながらの演技になったが上手く適応させようと心がけた。曲は「サンセット大通り」。序盤の3トウループ、3ループが回転不足になり、減点。しかしスピン、ステップで上手くリカバリーし、悪い状況は免れる。スピード感ある演技でその後も大きなミスはせずに締めくくった。得点は79.29で全体の10位、総合は8位と健闘を見せた。「これからもたくさん滑り込んでいきたい」と話した佐上。全日本選手権出場とはならなかったが、11月に開催される東日本学生選手権など、今後に大いに期待していきたい。(岡崎祐平)
インタビュー
宮田大地
FS後
ー昨日のショートを振り返って
ジャンプの調子が上がらなかったんですけど、久々に試合で滑っていて楽しいと思えた瞬間で、その点は良かったと思います。スピン2つが点数なくなっちゃっていたので、残念だなと思いました。
ー6分間練習の時点で腰を押さえるような仕草が見られました。ケガの具合は
結構ずっと腰の痛みと付き合いながらやってきて、ここに来てちょっとひどくなったかなという感じです。
ーショートの後病院に向かわれたということですが
痛み止めは持っていたんですけど、もう少し処方してもらおうと思って行きました。今日は昨日よりましかなという状態で迎えました。
ーフリーを振り返って
まず最後まで滑れたことは良かったと思います。2年前棄権して逃げた形になってしまったので。今回ラストですし、内容は散々でしたけど、滑り切れて良かったです。
ー最初のトウループは高さもあって綺麗に決まっていました
最初はのびのびと滑れていましたね。
ー後半にいくにつれ、表情も苦しくなったように見えました
腰痛の影響で体が思うように動かなくなったというのはあったかもしれないです。
ー昨日はスピンで乱れがありましたが、今日は乱れなく回れていたように見えました
そうですね、頑張って回りました。
ー演技を終えた時の気持ちは
終わっちゃったなぁというのが一番でしたね。
ー最後まで観客の皆さんが大きな声援を送ってくださっていました
良い時も悪い時もずっと応援してくれて。応援してくれる方々がいたから続けてこられたのかなというのはすごく感じています。
ー全日本出場は叶いませんでしたが、今後については
インカレは出たいなと思っています。まずは腰の状態を治してという感じですね。
ー今シーズンが引退シーズンだということを明言されていますが、最後の大会となるインカレに向けて意気込みをお願いします
しっかりと体を治して、自分が出来る全てを出したいなと思います。
小林建斗
SP後
―今日の体調は
体調は東京選手権が終わってからも問題なく、良い状態で迎えられたなと思います。
―東京選手権が終わってからの練習
東日本選手権が終わるまでは安定感のある、要素は変えずにもっと詰めて、東京選手権以上に良い演技が出来るようにというモチベーションで練習をしてきました。
―2度目の東日本ですが緊張は
緊張したタイミングはいつもと同じで、予想通り来たなという感じはあったんですけど、大事なところで弱いですね(笑)。
―6分間練習での感触
観客席が片方しかお客さんが入れないようになっていたので、もっと人がいるイメージをしていたので、思ったより考え込まなくて大丈夫だと思いました。
―今日のジャンプを振り返って
最初のジャンプも降りたけど2番目のトウループが回転不足で、それは自分でも気づいたので、少しビビってしまったところはあったし、アクセルも練習から失敗が多いので、東京選手権の緊張感だったら跳べていても今日みたいな失敗が許されない試合にそういうのが出てしまうので、すごく勿体ないし悔しいなと思いました。
―ステップやスピンは
スピンはすごく丁寧にできたと思いますし、最後のコンビネーションスピンも加点が付くくらい軸のぶれない早いスピンが意識してできたので、スピンはいいかなと思いました。ステップはアクセルに向けて少し自分が狙っていってしまったので、後半の部分が固かったかなと思います。
―リンクとの相性について
公式練習ですごく硬くて慣れない感じがしたんですけど、6分間では慣れた感じで乗れていたので、全く問題はなかったですね。
―得点は55.43でした
全然、東京で60点台を出しているので情けないなとは思いました。多分、アクセルが降りられていてもコンビネーションで回転不足が取られたと思うので、58くらいで60には乗らなかったかなと思います。
―明日のFSに向けて
今、結構崖っぷちのラインにいると思うので、ノーミスでなければ全日本に行けないと思って、周りを気にせず自分ができることをやっていきたいなと思います。
FS後
―FS滑走前の気持ちなど
今朝の公式練習があまり良くなくて、自分自身を追い込んでしまった部分があって、ノーミスでいかなきゃとか全日本に行かなきゃとか、その気持ちが逆に狂わせてしまって、コーチにはまず自分を知っているスケートをやれば考え込まなくて大丈夫だという話をして、良い緊張感で滑れたかなと思います。思ったより昨日は早く寝られたので(笑)、疲れは大丈夫でした。
―6分間で感じたことは
SPの時との緊張感が全然違っていて、FSは自分に余裕が持てるような程よい緊張感の中で練習できました。
―今日のジャンプの精度を振り返って
所々はまだ自分らしいジャンプができていなかったので、もっとしっかり跳べば加点もたくさん付く良いジャンプになるので、まあまあ大きなミスは無くて良かったです。
―ステップ、スピンは
ステップは東京選手権の時にうるさく滑ってしまった部分があったので、そこを気をつけて滑って、スピンは取りこぼしが目立ってしまって、思ったより点も伸びなかったので、そこは詰めが甘いなと思いました。
―終盤の疲労は
疲れは感じていましたけど、やっぱりミスが無く流れのままにいけたので、いつもより疲労は無かったし、アクセルとかも危なかったですけど、落ち着いてできたと思います。
―116.61点で前回よりも2点ほど上げました
東京選手権の時に2つ失敗したジャンプを今回は2回跳んで、それても2つとも微妙だったんですけど、2点しか点差が無いというのはまだ滑りやスピンで足りないと思ったので、ちょっと低いなとは思いました。
―2年連続の全日本選手権出場、今のお気持ちを
やっとリベンジへのスタートラインに立てたなと自分では思っています。去年の自分にリベンジするためにも、あとは来年の枠のためにもそこは自覚を持って出場していかなければならないなと思いました。
―法大では同学年の小林諒真選手も全日本出場をつかみ取りました
正直本当にうれしいです。やっぱり諒真も試合でしか会わなかったけど、いつも頑張ってるんだろうなと演技を見て思っていて、自分の同期がこうやって全日本という最高峰の舞台に行けるというのは誇らしいです。
―来月は東日本学生、そして全日本と続きます。意気込みを
最初に組んでいた予定の構成に戻してしっかり詰めて練習して、波はあると思うんですけど、ストイックに一日一日を大事にして、万全の状態で頑張っていきたいです。
小林諒真
SP後
ー今日の演技を振り返って
全体的にまとまっていて良かったと思います。
ーウィンタートロフィーも優勝しましたが、最近の調子は
2週間空いたので、自分の中で調整しながらできたと思います。
ー予定構成通り着氷しました
降りることが1番なので良かったと思います。
ー最初のコンビネーションジャンプはやや詰まりながらも大事に大事に飛んでいる印象を受けました
失敗したら意味ないので、とりあえず身体を締めてパンクだけはしないようにと思って大事にいきました。
ージャンプやターンの音ハメが印象的な構成ですが意識していることは
東京ブロック大会から演技構成点があまり出ていないと感じていたので、ジャッジの方々を見るように意識をして滑るようにしました。
ーイーグルからのアクセルの流れがとても滑らかに感じました
一応プラスがもらえるようにあの入りにしているんですけど、自分でもイーグルを滑ってその後のアクセルを跳べているので、流れもあって良いかなと思っています。
ーSPを終えて5位と前回大会に比べ得点も伸びています
一応もうちょい欲しかったんですけど、そこは自分の課題だと思うので。今のできることはやったので満足しています。
ー現時点では小林建斗選手より上の順位です
勝ちたい気持ちはあるんですけど、2人で全日本に行くことが1番かなと思うので。
ー全日本出場の圏内で明日のフリーを迎えます。意気込みをお願いします
緊張はもちろんするとは思うんですけど、それでも自分がやってきたことを全部出せるように頑張りたいと思います。
FS後
ー全日本出場。今の素直な気持ちを聞かせてください
ただホッとしています。自分でもビックリするくらい昼寝も出来ないくらい緊張していて、どうなるかなと思ったんですけど、氷の上に乗ったら緊張より普段の気持ちが強くなってきたので良かったと思います。
ー今日のフリーを振り返って
ジャンプが乱れたりしたことはあったんですけど、それでも最後まで滑り切れたのは良かったです。
ーフリップとルッツ以外ほぼ完璧に決めきりました。ジャンプの出来を振り返って
6分間練習では体がいい感じに動いていて、そのまま行こうと思ったんですけど、本番は体が強張っている感じがしました。それでも一回きりなので、やるしかないと思って、3回転のコンビネーションは無理にでも繋げにいきました。
ー採点を待つ時間が少し長かったように感じました。その時の心境は
1つミスはありましたけど、やりきったのでどうなのかなという不安はありました。
ーフリーの出来には満足していますか
ほぼ満足ですね、足りないとしたらジャンプのミス、ステップスピンのレベルが取れていないところだと思うので、まだまだやるべきことはたくさんあると思います。
ー小林建斗選手と2人での出場です。喜びもひとしおかと思います
昨日のショートが終わってご飯食べている時に、一緒に行こうと言っていたのですごいうれしいです。
ー今後の調整は
あと2ヶ月くらいあるとおもうので、全身全霊で練習して最高の演技をしたいと思います。
ー最後に全日本への意気込みをお願いします
去年悔しい思いをしてやっと立てた舞台なので、納得のできる悔いのない演技をしたいと思います。
佐上黎
FS後
―東日本に向けてどういう練習をしてきたか
ループを課題としていたので、SPとFSで降りることの練習と、スピンが結構大事だと思っているので、レベル4を取るためにどういう風な形にするとか何周するとか、そういうのを意識して練習してきました。
―SPを振り返って
ループが調子が悪かったのでサルコウに変えたんですけど、トウループもサルコウも回転不足だったので、そこが点が伸びなかったのかなと思います。
―八戸のリンクとの相性は
悪くはないけど少し固いかなという感じがしたので、膝をよく曲げないと弾かれると思っていました。
―FS前の6分間練習で感じたこと
結構よくリラックスして動けていたと思うし、ジャンプも力まずに良い感じでした。
―緊張は
東京選手権ほどは無かったですね。今年は多く試合に出ているので、慣れました。
―FSのジャンプの精度を振り返って
確率が高いジャンプ、サルコウやトウループでサルコウは2本失敗したのは大きかったと思うんですけど、ループは入ったのでとりあえず良かったかなと思います。
―スピンやステップは
スピンは回転数を数えて、ステップも大きく動けていたと思います。
―点数は72.29点でした
もうちょっと出るかなと思っていたんですけど、回転不足とかスピンで落としがあったかなと思いました。
―来月も大会が続きますが意気込みを
東日本学生は大学に入って初めてなので、インカレには絶対に出たいので、あと2週間くらいFSの練習をして、たくさん滑り込んでいきたいと思います。
フォトギャラリー
- 宮田SP①
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- 宮田FS①
- 宮田FS②
- 小林建SP①
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- 佐上FS③
- 同学年「小林」コンビが全日本に挑む!