• HOME
  • 記事
  • バレー
  • 【バレー】第71回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 トーナメント2回戦 対関学大 関西リーグ準優勝校相手に粘りを見せるも…悔しい2回戦敗退

【バレー】第71回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 トーナメント2回戦 対関学大 関西リーグ準優勝校相手に粘りを見せるも…悔しい2回戦敗退

バレーボール

【バレー】第71回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 トーナメン2回戦 対関学大 関西リーグ準優勝校相手に粘りを見せるも…悔しい2回戦敗退

第71回全日本バレーボール大学男子選手権大会 2回戦 対関学大
2018年11月28日(水)
墨田区総合体育館

今年度最後の大会となる全日本バレーボール大学男子選手権大会(全日本インカレ)。トーナメント2回戦の相手は、関西1部リーグ秋季リーグ準優勝の強豪関学大だ。試合序盤から流れをつかみたい法大だったが、相手の猛攻に押され第1、2セット目連取されてしまう。3セット目を粘る相手を振り切り奪うものの、流れをつかみきれず4セット目を奪われ、敗北。今年度の戦いを終えた。

 

 

DSC 0336 R
来年はチーム力向上を目指す法大バレー部

試合結果

トータル試合結果

1
法 大
20 1セット 25 3
関学大
23 2セット 25
25 3セット 23
21 4セット 25

法政大学スターティングメンバー

背番号 選手名(学部/学年) ポジション
9 伊元幸正(営3) WS
8 前田隆二(営3) MB
16 佐藤優弥(文2) WS
15 大村翔哉(営2) WS
24 緒方悠大(法1) MB
12 西田寛基(営3) S
10 三木祐人(文3) L
20 大吉匠(営2) L
 ※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

途中出場選手

背番号  選手名(学部/学年) 
11 蔵田大輝(法3)
17 中田啓貴(文2)
19 竹田将也(法2)
21 村岡拓海(経2)

戦評

 インカレ2日目。2回戦へと駒を進めた法大に立ちはだかるのは、関西リーグ1部で準優勝に輝いた強敵関学大。格上相手にどこまで戦えるのか。

 序盤は、接戦を繰り広げるも関学大の多彩な攻撃に法大ブロック陣が乱され徐々に点差が開き15-22と7点差を追いかける展開に。タイムアウト後前田隆二(営3)が速攻を決めると続けてブロックを決める活躍を見せ、4点差にまで追い上げる。ピンチサーバーに村岡拓海(経2)を起用し畳み掛けるも中盤の失点が響き、20-25で第1セットを失った。
 
 佐藤優弥(文2)のサーブから始まった第2セット。序盤から試合が動く。佐藤がサービスエースを取ると続けて蔵田大輝(法3)のサイドギリギリのアタックを決まる。佐藤のバックアタックや大村翔哉(営2)と前田のブロックも決まり5-1とリードを広げた。しかし、ここから4ポイント連続で奪われ、すぐさま同点に追いつかれてしまう。中盤は、一進一退の攻防が続き20-20と互角の戦いをみせたが、相手の強力なジャンプサーブに崩されチャンスを相手に与えてしまう。相手のアタックを緒方悠大(法1)が手に当てるもボールは運悪くコート外へ。接戦をものにできず2セット目も取られてしまった。
 
 第3セット目に反撃に出る。緒方が連続で速攻を決め、さらに大村のダイレクトなどで、勢いづく法大。だが、強敵関学も食らいつき、引き離すことができない。中盤では、相手の高い壁に阻まれ連続失点。1セット目と同様に追いかける展開に。しかし、相手のミスと佐藤の鋭いアタックも決まり24-23とマッチポイントにまで迫る。最後は、相手のスパイクがブロックの右側を抜け決められたか思えたが、ネットタッチで法大の得点に。なんとか第3セットをものにした。
 
 セット数1-2で迎えた第4セット。緒方のブロックで先制するも両者ともに譲らないきっ抗したゲーム展開に。中盤には相手の無回転サーブに翻弄されレシーブが乱れ、蔵田にトスを上げるもブロックに捕まってしまう。連続で4ポイントを失い、追いかける形へ。流れを変えたい法大は、蔵田に変えて竹田将也(法2)を起用。竹田将が早速決めると長いラリーも緒方の速攻でものにする。まだまだ諦めない法大は、連続でポイントを奪取。21-23と点差を縮める。しかし、最後は相手の強烈サーブに腕を弾かれ2連続でサービスエースを取られ、敗北を喫した。
 
 2回戦敗退となった法大。西田寛基(営3)は「チーム力を上げる」と前を見据えていた。冬の間に各々の課題をクリアし新戦力も迎え、春季リーグでの1部昇格を目指す。(木庭優斗)

選手コメント

吉田康伸監督

ーこの全日本インカレを振り返って
(関学大は)関西の2位で、昨日よりも強い相手だったので、しっかり準備をして挑みました。やはり勝負どころで決めきれないという今年1年の課題がまだ解消し切れないところで結果が出なかったと思います。
 
ー具体的な関学大に向けての準備とは
秋のリーグの若干固定したメンバーからいろんなメンバーを使いながら、適材適所でレシーバーなどを入れて対策をしました。ただ、相手が一枚上だったかなと思います。
 
ーインカレまでに特に強化した点は
一旦チームを崩して、全員満遍なく練習するようにして、誰が調子がいいかというのも含めて、この大会に臨みました。メンバーチェンジもピンチサーバーだけではなくて、本当に途中で起用する形でやりましたので、ベンチ入りしている者全員を試合に使うようにしました。
 
ー来年も主力選手が抜けることなく、チームの戦力を維持できることが予想されますが
メンバーが変わらないので、チーム自体は変わらないと思いますが、逆にいうと勝てないメンバーがそのまま残ることでもあります。やはり一人一人が自分のプレーや課題をしっかり確認して変えないとまた来年同じことになってしまうと思うので、そういったところを監督含めて、選手一人一人がどう変えていくかというところが課題になると思います。
 
ーメンタル面の強化も課題となっています
メンタルも大事だと思いますが、終盤の競っている場面で力が発揮できないのは、技術力なのか、体力が足りないのか、メンタル面の集中力なのかはまだわからない部分はまだあるので、一概にはメンタルだけとは言い難いところがあります。やはり、もう一度技術面、体力面を特に12月は試合がないので、一人一人の課題と来年どうすべきかというのを一旦見直して、スタートを切りたいなと思います。
 
ー最後に応援してくださっている方々に向けて
今年1年、まず2部から1部に上がることを目標にインカレでも上位を目指しました。内容に関してはかなり手ごたえは感じていますが、結果が伴わないということに関しては、応援してくださっているご父兄や学校関係者には申し訳ないと思っています。来年は今年以上に結果にこだわってやっていきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願い致します。

西田寛基

ー今日の試合を振り返って
相手がガンガン攻めてくるなかで、自分たちの流れを1セット目からつかむのが出来なくて、相手のスパイカーに対する対応が甘かったので、ブレークも取れなかったですし、反省点は色々あると思います。
 
ー3.4セット目は粘りをみせました
 レシーブを相手に負けないくらい頑張って、繋ぎの部分とかを意識して、相手を上回れるように頑張りました。
 
ー秋季リーグ戦から全日本インカレまで取り組んだことは
正直一人一人の意識そのものを変えなければいけないという話をしていて、今回こういう結果になりましたが、さらに意識を変えていかなければ、春と同じような結果になってしまうので、そこをみんなで話し合うようにしました。
 
ー来年から最上級生としてどのようなチームにしたいか
当たり前のことなんですが、選手一人一人が全員同じ方向を向いて、同じ意識を持って、高い意識で切磋琢磨していくようなチームにして、チーム力を高めていきたいと思います。
 
ー来年への目標をお願いします
春必ず1部に上がって、自分たちの代は最後なので、秋は1部でプレーしたいです。

前田隆二

ー今日の試合を振り返って
やっぱりこの試合勝って早大戦に行くことを目標にしてたので、その目標に行く前に負けてしまったことは悔やまれます。

ー相手のサーブについては
サーブで攻められる中で何本か上がるボールもあったので、その上がったボールをしっかり決めなくちゃいけなかったんですけど、そこを決め切れなかったのはセッターを含めてアタッカー陣だったのでそこを修正していきたいと思いました。
 
ー今大会の反省点は
今回自分の調子が上がってくるのが終盤になってしまったのでやはり序盤からチームに貢献できるように自分のメンタル面含めて調整していきたいです。
 
ーその課題としていたメンタル面については
やっぱりメンタル面に関しても、緊張感のある練習をしたつもりだったんですけどやっぱり最後どうしても自分たちがミスを出してしまって最後相手に点差を詰められるという展開がまだあったのでやはりそこは来年以降も目標としてやって行くべきだと思いました。
 
ー今年度の総括を
色々努力してきたが結果という結果を残すことができなかったので、来年は今以上の努力をしてちゃんとした結果を残せるようにしていきたいです。
 
ー来年に向けて
来年は立てた目標をしっかり達成して結果を残せるようにやっていきたいと思います!

竹田将也

—関学大対策は
ビデオを見てどんなプレーをするのかとか時間差のパターンなどを研究して対策を行ってました。

—実際に戦ってみて
思ったよりもクイックが当たっててサイドアウトをよく取られてたのでそういったところを対応しきれなかったと思います。

—警戒していた選手などは
14番の左利きの選手ですね。ビデオを見てる限りすごく当たってたのでマークはしてました。

—ご自身のプレーを振り返って
インカレまでの練習期間では特にレシーブの方を練習していたので、レシーブに関しては納得できるものだったと思います。アタックに関しては、決まってはいたんですけど最後の勝負どころで決めれなかったのでそういうところがダメでしたね。

—法大と関学大の差は
サイドアウトをしっかりと取れているか取れていないかの差ですかね。

—来季に向けて
春季リーグ開幕まで残り3、4ヶ月あるのでサイドアウトを取るなどの課題をクリアして春の入れ替え戦で勝って1部昇格できるように頑張ります!

フォトギャラリー

  • DSC 0336 R来年はチーム力の向上を目指す
  • DSC 0181 R大村のサイドアタック
  • DSC 0379 R途中出場の竹田将(右)
  • DSC 0258 R得点を決め喜ぶ前田
  • DSC 0171 R相手を崩す西田のサーブ
  • DSC 0409 R蔵田のバックアタックは威力抜群
  • DSC 0351 R相手の高いブロックに苦しめられた
  • DSC 0385 R得点し叫ぶ西田
 

 

関連記事一覧