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【陸上競技】第95回東京箱根間往復大学駅伝競走直前インタビュー 第1回 田辺佑典、寺沢玄、鎌田航生

 

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【陸上競技】第95回東京箱根間往復大学駅伝競走直前インタビュー 第1回 田辺佑典、寺沢玄、鎌田航生

箱根直前インタビュー
2018年12月15日(土)
法大多摩キャンパス

 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根)まで残すところあと6日。箱根を2週間後に控える今月15日に、箱根への意気込みや想いを伺った。今回は田辺佑典選手、寺沢玄選手、鎌田航生選手のインタビューをお届けする。

 

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 2年生エースの田辺

インタビュー

田辺佑典

 ―エントリーメンバー入りを受けた率直な感想をお願いします
 嬉しいという気持ちが一番の素直な気持ちです。

―エントリーされた要因は
 上尾ハーフと富津合宿で10㎞と5㎞が結構走れたことなのかなと思っています。

―最近の調子はいかがでしょうか
 体が動いてきていて、箱根という大きな目標に向けて調子が上がってきています。

―今後の調整はどのようにされようと考えていますか
 時間が一ヶ月切っていて残り少ないので、体調管理を気をつけて本番を迎えれたらと思っています。

―2年生が弱い世代と言われていると仰っていました
 今回富津合宿へ行ったのは僕と糟谷だったのですが、来年はもっと多くの2年生が参加しエントリーメンバーにも沢山絡んでこれたらなと考えています。

―2年生から2人がエントリーされました
 寺沢が入ったのですが、自分としては入らないのかなと思っていたので驚きました。しかしすごく嬉しかったです。

―この1年間怪我に苦しめられました。そこからの立ち直りはどのようにされましたか
 トレーナーさんに補強などを教えてもらって、自分の弱い部分を鍛えて走りに繋げられるようにしました。

―1区志望と伺ったのですが、希望区間などありますか
 いずれは1区を走り法政の代表となれるようにと考えています。しかし、今は箱根に出ることが目標なので希望の区間などは特にないです。

―チームにどんな影響を与える走りをしたいですか
 先輩達は安定して走れると思うので、自分が走ることになったらレースを壊さないチームを勢いづけるような走りをしたいです。

―全国高校駅伝に出場されたりと、駅伝経験が豊富だと思いますが、緊張はされていますか
 大学に入ってから駅伝には絡まなかったので、今回のエントリーが初めてで緊張はあります。しかし高校時代には全国の舞台に立たせてもらう機会が何度かあったので、早く試合に出たい気持ちが大きいです。

―田辺選手にとって箱根とは
 大学での一番大きなイベントなので、一番楽しみな舞台です。

―走りで注目してほしいポイントなどはありますか
 一歩一歩のストライドが大きいところです。

―1年生のころ出場された立川ハーフでは1時間9分台でしたが、今年の上尾ハーフでは1時間4分台に縮められました。その要因はなんでしょうか
 高校時代長い距離をあまり走らなかったので、大学から長い距離を走り始めました。ハーフが得意でない中、そこまで乗り気ではなく立川ハーフに挑んでしまいました。しかし今年は大分長い距離に慣れてきて練習が積めてこれていることが要因だと思います。

―ロードへの適正はいかがでしょうか
 中学校や高校の頃の先生には向いていると思うと言われたので、そこは自信にしたいです。

―法政大学に入学を決めた理由は何だったのでしょうか
 関東に行きたいという気持ちがあったので法政大学を選びました。

―高校の同期だった塩澤選手(東海大)が活躍されています。刺激は受けていますか
 1年生の時からすごいタイムで走っていて、すごい尊敬していて刺激を受けています。

―箱根に向けた意気込みをお願いします
 箱根に出させて頂いたら、しっかりと結果を出して今後チームを引っ張っていけるような存在になりたいです。

―ファンの方に一言お願いします
 僕に注目して下さい(笑)

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田辺佑典(たなべ・ゆうすけ)
経済学部2年
1998年10月7日生まれ
180センチ・61キロ
出身校:伊賀白鳳(三重)
1万メートル自己記録:29分55秒19

 

寺沢玄

ー初のメンバー入りとなりました。今の心境は
 自分でもかなり驚いています。直前の富津合宿にも行かせてもらえなかったので、メンバー入りはないかなと自分では思っていました。それでメンバー発表の時にいきなり呼ばれてという感じだったので、とてもびっくりしました。

ー駅伝経験者の多い中でのメンバー入りとなりました
 出雲も全日本もメンバー争いに絡んですらいないので、すでにちょっとビビってるところもあるんですけど(笑)。夏合宿の上り坂の練習でトップを取れたことが要因かなと思います。

ーその上りを振り返って
 その時は5区のことも考えていなくて、とりあえずその上り坂の練習で一番になってやろうという気持ちで走った結果一番を取れました。それが終わって坪田さんから5区を考えてみるかと言われて、そこからようやく意識しはじめました。

ーメンバー入りされて周りからの反応などはありましたか
 同級生はすごく喜んでくれました。あとは青木さんからも「入ったじゃん」と言われました。みんなびっくりしている感じですが、喜んでくれたので自分もうれしかったです。

ー現在重点的に練習していることは
 まだハーフとかは実際にレースで走っていないので、長い距離に対応していくことを重点的に行っています。

ー現在コンディションは
 結構良い状態だと思います。

ー好調の要因は
 もともと寒くなってから調子が上がってくるタイプなので、逆に夏はヘロヘロで。多分この夏もチーム内で一番走っていないぐらい夏バテがひどかったです。

ー法政に入った経緯は
 もともと高校はスポーツ推薦で入ったのですが、タイムが出ず挫折してしまい、3年生の時に大学は一般入試で入ろうと切り替えました。とりあえず学力のある大学に入ろうと思い、MARCHを狙って法大に入りました。その時は大学で陸上を続ける気はなかったのですが、入学してから、中学生の時にライバルだった日吉陸斗(2)に誘われて、またやろうかなと思い陸上部に入りました。

ー市ヶ谷キャンパスということですが、普段の練習はどのように行っていますか
 基本は多摩に来て行っていますが、1限がある日の朝練は各自で行っています。また4限がある時には、皇居外苑などを使って走っています。

ー皇居外苑を使用するときはどのような練習を行っていますか
 練習メニューが出されているので、同じ距離を走っています。

ープラスになる点はありますか
 気分転換になるのでその点は良いことだと思います。それと少しアップダウンがあるので、良い感じで練習になっているかなと思います。

ーキャンパスが違うことで大変だと感じることはありますか
 移動が1時間半かかることは結構大変ですね。

ー市ヶ谷キャンパス生と言えば、前回大会で磯田和也選手(平29年度卒)が9区4位の好走を見せました
 磯田さんの去年の走りは自分の中で刺激になっていて、自分もいつか続きたいなと思っていました。まさか次の年に自分がメンバーに入れるとは思っていませんでしたが、いつか磯田さん以上の成績を残したいなと思います。

ー昨年は磯田選手と一緒に練習を行うことはありましたか
 少ししていました。1年生と4年生で授業のない時間がなかなか合わなかったのですが、何回か一緒に走らせてもらいました。

ー同じ市ヶ谷キャンパス生として磯田選手から何か言葉を掛けられましたか
 メンバーが公式に発表されたあとに、磯田さんから連絡が来て「よくやったね」という感じで言われました。それから「何あるか分からないから、補欠でも準備しておいた方がいいよ」と言われました。

ー大学に入ってから2年間で向上した点は
 我慢強さですね。高校の時は試合でもきつくなったらすぐ諦めることが多かったです。大学に入って粘り強さや、後半しっかり落とさずに持っていくことができるようになったかなと思います。

ーご自身の強みは
 自分はあまり物怖じしないと思っていて、大きい大会でも緊張しすぎずに臨めますね。

ー最後に箱根に向けての意気込みをお願いします
 今の時点では箱根の10人に入るとは思っていないのですが、補欠でもしっかり準備をしていきたいです。それから、今の4年生はすごく強くてお手本になる学年なので、4年生から沢山のことを吸収して勉強していきたいと思います。DSC 0116

寺沢玄(てらさわ・げん)
法学部2年
1999年3月1日生まれ
181センチ・69キロ
出身校:九州学院(熊本)
1万メートル自己記録:31分10秒06

 

鎌田航生

 ー1年生で唯一のメンバー入りとなりました。今の心境はいかがですか
 1年生でもメンバーに選ばれたからには責任を持ち、臆せず攻める走りでチームに貢献していきたいと思います。

ー全日本では三大駅伝初出場となりました。改めて振り返っていかがですか
 まだ自分では力不足な部分があると思いました。

ー全日本前と箱根前で心持ちは変わりますか
 チームのために頑張って走るという点ではあまり変わらないです。ただ箱根の方が距離が長いので、高校時代までにはなかった20キロへの準備は必要だと感じます。

ー距離への対応は
 練習でも長い距離が中心になってきて、全日本前とは違った調整になっています。

ーメンバー入りできた要因は
 全体的に今シーズンけがをしないで、夏合宿や富津合宿でもきっちりと練習を積むことができたことが要因かなと思います。

ー夏合宿で重点的に行ったことは
 一番は距離への対応ですね。30キロ走がメインでした。

ー直前合宿で重点的に練習したことは
 夏合宿ほど追い込むという感じではなかったですが、距離を踏みつつロードに慣れるということがメインでした。

ー現在のコンディションは
 悪くはないです。1年生ですが、箱根の10人に入ることもできなくはない状況です。

ー箱根に向けての調整は
 ここからは疲労を溜めすぎても良くないですが、ある程度の距離を踏んで20キロに対応していきたいです。まだ1年生で20キロの経験は少ないですが、先輩や監督、トレーナーに相談をして、調子を上げることに重点を置いていきたいと思います。

ー法大に入った理由は
 最近では法大が2年連続シード権を獲得するなど、勢いがあったことが一番の理由です。

ー高校と大学の練習の違いは
 高校も結構自分で考えるという面が強いチームだったので、そこまで大きな違いは感じていません。高校生は10キロまでということもあり、スピードを重視した練習が多かったのですが、大学では距離を踏むことが増えました。

ー大学に入ってから向上した点は
 やはり一番は距離への対応ですかね。10キロも普通に走れるようになりましたし、体力も向上したと思います。

ー箱根の希望区間は
 3区と4区です。神奈川県出身で地元が近いので、一番応援に来てくれる人が多いというのはあります。

ー最後に意気込みをお願いします
 1年生ではありますが、チームに貢献できるよう一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。

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鎌田航生(かまた・こうき)
社会学部1年
1999年5月5日生まれ
164センチ・50キロ
出身校:法政二(神奈川)
1万メートル自己記録:30分30秒84

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