【水泳】第95回日本選手権 5日目 内藤2種目目の決勝進出!! 明日の決勝での活躍に期待!!
第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技
兼 第18回世界選手権大会 代表選考会
兼 第30回ユニバーシアード大会 水泳競技代表選手選考会
2019年4月6日(土)
東京辰巳国際水泳場
日本選手権5日目。宮本一平が200㍍平泳ぎ、内藤良太が200㍍背泳ぎで準決勝へと進出する。内藤は予選よりタイムを大幅に縮めて本命の200㍍背泳ぎでも決勝進出!宮本は前半ベストタイムに迫る奮闘を見せるも、全体11位で敗退する。日本選手権も大詰め。ラストスパートをかける!
試合結果
予選結果(女子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
200m平泳ぎ | 24位 | 斎藤涼夏(社1) | 2分31秒83 | |
800m自由形 | 24位 | 柏崎清花(営2) | 8分58秒66 |
予選結果(男子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
200m背泳ぎ | 8位 | 内藤良太(人4) | 2分01秒44 | 準決勝進出 |
200m平泳ぎ | 13位 | 宮本一平(人2) | 2分12秒79 | 準決勝進出 |
準決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
男子200m背泳ぎ | 6位 | 内藤良太 | 1分59秒73 | 決勝進出 |
男子200m平泳ぎ | 11位 | 宮本一平 | 2分11秒90 |
戦評
大会5日目、2人の選手が準決勝に駒を進め、うち1人が明日の決勝への切符をつかみ取った。準決勝に進出したのは、200㍍平泳ぎの宮本一平(人2)と、200㍍背泳ぎの内藤良太(人4)だ。最初に登場したのは宮本は、「前半は突っ込む」と語ったように、自己ベストを上回るタイムで泳ぎ、150㍍地点で2位につける。しかし、ラスト50㍍で粘りきれず、結果は全体で11位。本命の種目であっただけに、悔し涙を浮かべた。同じく準決勝に進んだ内藤は、快調の泳ぎを見せる。自身の思うままに泳ぐことができ、全体6位で見事決勝進出を決めた。「今までやってきたことを信じる」と語る内藤の決勝でのレースに注目だ。
この他に、ジュニアオリンピック出場の新鋭齋藤涼夏(社1)や、ここまで好成績を残す柏崎清花(営2)も本日出場。結果は振るわなかったものの、期待のかかる選手である2人にとって、成長の糧となったことだ。
今大会も残すところ後2日。来年はオリンピック選考会も兼ねるほど重要な、この日本選手権での結果は、各選手にとって大きなものとなる。最終種目となってくる選手たちにとって、収穫のあるレースになることを願う。
(吉田あゆみ)
選手コメント
内藤良太
-レースを振り返って
予選よりも上げようと思って、2分を切ることを目標にしていたので、切れてよかったです。
-レース展開は
前半のタイムが思ったようなタイムだったので、思ったとおりに泳ぐことができたと思います。
-100㍍背泳ぎでは順位が繰り上がっての決勝でした
9位で決勝に出れないと分かった時点でかなり落ち込みました。でも棄権した砂間さん(イトマン東進)から頑張れといわれたこともあり、砂間さんに失礼のないように、気持ちを入れなおすことができました。失うものは何もなかったので、ふっきれた気持ちで決勝を泳ぐことができたということもありました。
-200㍍は本命で100㍍背泳ぎから気持ちを切り替えていきたいと話していましたが
メンタルの面でもいい感じにリラックスできていたと思います。
-次のレースに向けて
今までやってきたことを信じるしかないので、あまり緊張せずに自分のレースをやっていきたいです。
宮本一平
-今のレースを振り返って
力不足という言葉しか出ないです。予選は、前半突っ込んで、後半どれだけ耐えられるかっていうレースで。準決勝ではその後半をしっかり泳げられればなって思っていたんですけど、そこが難しかったです。予選からタイム落として、決勝に進めれていないので、もっとトレーニングしないとなって思います。
-今日のコンディションの方は
アップの前とか、アップ中は体動いていたんですけど、やっぱりレースで動かないと意味無いので。
-日本選手権までどのように調整してきたか
年末年始と3月にメキシコに行って、高地トレーニングをして、心肺機能をすごい鍛えられたなって思うんですけど、本当につめの甘さというか、何かが足りていないんだなって思います。
-同種目において、コナミオープンで優勝しましたが手応えというのはありましたか
コナミオープンで肘がちょっと痛い中、11秒出ていたので良かったんですけど。日本選手権にそこから合わせてきて、でもやっぱりそれからのトレーニングが足りなかったのかなって思います。
-課題として見つかったものは
200㍍平泳ぎで勝負しようと思っていたので、これで結果出さないと意味ないですし、結果出せるようにトレーニングを積んでいきたいです。
-今年のタイム目標は
まずは2分10秒を割ることなんですけど、それ考えたら10秒は割れないと思うので、今年はしっかり2分8秒を出せるような力をつけていきたいと思います。
-最終日のレースに向けて
この1週間、長い日本選手権なので、最後まで自分の力を出せたらなって思います。
斎藤涼夏
-レースを振り返って
自分の中では結構はやく泳ぐことができているかな、と感じていたのですが、ベストタイムが出ませんでした。そこは少し悔しいです。
-後半から順位を上げていくレース展開でした
私は普段からコーチにスピードがないといわれていて、自分でも100㍍に苦手意識を持っています。200㍍平泳ぎの同レベルの選手の100㍍と比べてもタイムが遅いです。そのため100㍍ではどうしてもまだ勝てないので、後半に粘れるようなレース展開をいつも心がけています。
-本命の種目は
200㍍平泳ぎです。徐々に100㍍平泳ぎも強化していきたいと考えています。
-日本選手権を振り返って
3月にあったジュニアオリンピックではベストタイムが出たのもあって、今日も感覚的にはいい感じで泳げたと感じました。大学4年間で日本選手権の決勝に残りたいと考えているので、今日の目標は準決勝進出でした。まだまだ力不足です。
-大学生活について、今後の目標
海外の政治が日本に及ぼす影響といったことに興味があったので、社会学部に入りました。
競技だけでなく、学業の方もレポートを期限内に提出するのは当たり前、精度も求めて両立を目指していきたいです。競技面では1年生でインカレの決勝に残りたいと考えています。
-法政大学の水泳部について
法政の先輩方はわからないことがあったら聞いてね、と声をかけてくれたりと、とても優しいです。私も競技成績を残したうえで、気を使える先輩方のようになりたいと思います。
-次の試合に向けて
次は来週の春六なのですが、100㍍平泳ぎでジャパンオープンの制限タイムを突破することを目標としています。
フォトギャラリー
- 上がり調子の内藤
- 準決勝敗退に涙を飲んだ宮本
- 前半の泳ぎに課題が残る斎藤
- 前半はベストタイムを更新するペースで泳いだ柏崎