【ラグビー】第8回関東大学春季大会 Bグループ 対拓大 前半の失点が響き悔しい敗戦… 好調FWが波に乗り切れず
第8回関東大学春季大会 Bグループ
対日本大学
2019年5月12日(日)
拓大グラウンド
先週の日大戦に勝利し、その勢いのまま拓大との戦いに挑んだ。秋のリーグ戦でも対戦するため何とか勝利し良いイメージで試合を終えたかったが前半の得点差を取り返すことが出来ず悔しい敗戦となった。
試合結果
トータル試合結果
33 |
14 |
前半 | 33 |
47 |
---|---|---|---|---|
19 | 後半 |
14 |
ポイント詳細
2/3 | T | 5/2 |
---|---|---|
2/2 | G | 4/2 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:高橋、大澤/根塚2、菊田、舘内 G:井上(2)/井上(2) |
※前半/後半
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 稲田壮一郎 | 社2 | 中部大春日丘 |
2 | HO | 濱野隼也 | 社3 | 秋田工業 |
3 | PR | 菊田圭佑 | 経3 | 仙台育英 |
4 | LO | 大澤蓮 | 現2 | 長崎南山 |
5 | LO | ウォーカーアレックス拓也 | 社4 | 東福岡 |
6 | FL | ジョーンズ杏人竜 | 社3 | 札幌山の手 |
7 | FL | 山下憲太 | 社3 | 長崎海星 |
8 | NO.8 | 村山和優 | 経2 | 法政二 |
9 | SH | 隠塚翔太朗 | 経4 | 東福岡 |
10 | SO | 館内倭人 | 経2 | 法政二 |
11 | WTB | 高橋達也 | スポ2 | 目黒学院 |
12 | CTB | 井上拓 | 社4 | 御所実業 |
13 | CTB | 坂口匡平 | 経2 | 大阪産大付属 |
14 | WTB | 斉藤大智 | 現3 | 黒沢尻北 |
15 | FB | 中島黎遂 | 社2 | 三好 |
16 | Re | 森口陽介 | スポ3 | 北園 |
17 | Re | 石原由大 | 社3 | 日川 |
18 | Re | 宮川優也 | 経4 | 仙台育英 |
19 | Re | 兼森大輔 | 経2 | 報徳学園 |
20 | Re | 粟飯原舜 | 経3 | 法政二 |
21 | Re | 横尾俊也 | 経4 | 法政 |
22 | Re | 根塚洸雅 | 経3 | 東海大仰星 |
23 | Re | 南部翔大 | ― | 京都成章 |
関東大学春季大会Bグループ 法大の今後の日程と結果
日付 | 対戦校 | 会場 | 結果 |
4月28日(日) 13:00 | 筑波大 |
筑波大ラグビーG |
●36-47 |
5月4日(土) 13:00 | 日大 | 稲城市総合G | ○54―31 |
5月12日(日) 13:00 | 拓大 | 拓大G | ●33―47 |
5月26日(日) 12:00 | 明大 | 明大G | ― |
6月9日(日) 13:00 | 青学大 | 青学大G | ― |
戦評
先日行われた日大戦で勝利を収めた法大。同じく関東大学リーグ戦1部リーグでの対戦相手である拓殖大学との試合は、パワーの差を見せつけられる結果となった。
前半10分、拓大の外国人選手の力強いヒットにも低く鋭いタックルで応戦する法大であったが、フォワードの合計体重が13kgの差で負けているスクラムが押されると、外にボールを回され、あっけなく先制トライを許してしまう。日大戦でも先制トライを許していた法大、この時点でギアを上げていきたいところであったが、徐々に外国人選手のパワーに圧倒される場面が目立ちはじめる。自陣での攻撃中にインターセプトをされると、さらに失点。前半15分、山下憲が危険なプレーによりシンビンになると、少しずつチームは押され始めてしまう。守備面では、昨年秋のリーグ戦で目立っていたダブルタックルが発揮されず、相手の食い込む攻撃により素早いプレーをさせる余裕を与えてしまう。攻撃面では、タックルをされた後のオーバーに手間取り球出しが遅くなるような、「詰まる」場面が見受けられた。なかなかうまく敵陣でプレーができない中、相手の一瞬の隙間を突いた高橋のアタックが功を奏し、7-26に。その後、スピードは足りないものの粘り強くアタックを繰り返し終盤に得点すると、前半を33-14で折り返した。
前半苦戦を強いられたFWのスクラム
後半は勢いに乗って快進撃を見せたものの、前半の大量失点が響く苦しい試合となった。次の試合は昨年の王者明大。筑波大に圧勝している彼らにどれだけいつも通りの実力を発揮することができるか、期待したい。(小島周)
一年生で唯一出場した南部
選手インタビュー
ウォーカーアレックス拓也
収穫点はキックオフがある程度自信がついてきたというか、去年があまり良くなかったので、今年はいい感じでできつつあるのかなと思います。反省点はFWリーダーとしてチームをまとめきれなかったかなと思います。キャプテンの井上が抜けたあと、自分が引っ張っていかないといけない存在なのに黙り込んでしまった部分があったので、そこは4年生としてもう少し引っ張らないといけないと思います。
練習不足なのか、相手が身長高い選手が初めて出てきて、その中でやっぱり普段慣れない環境というか、シチュエーションの中でやっぱり自分たちのやらなきゃいけないラインアウトができていなかったのは自分たちの課題だと思います。
自分たちの1発目のタックルが弱くて、そのまま相手に乗っかられてる部分があったので、そこは乗っかられずに、1人目がしっかり低く入るというのをチーム内で話しました。
法政のいいところでもあり悪いとこでもあるかもしれないですけど、前半スクラムでふがいない感じになって後半修正できるというところがあるので、後半に調整できるのはいいことだと思うんですけど、やはりスタートから自分たちもスクラムを組まないと。前半何本かやられて初めて変わるていうのはもったいないので、1発目からしっかりやるべきだなと思います。
今回悔しい思いをしたので、次の明大戦は去年の優勝校で実力的には相手が上ですけど、自分たちは自分たちのできるラグビーをしっかりして結果を出しにいきたいなと思います。
菊田圭佑
前の試合からそうなんですけど前半を受け身のスクラムを組んでしまっていて後半は修正できているんですけどそれを試合開始から出来るようにするのがこれからの課題ですかね。
相手は上に姿勢を上げてくるスクラムの組み方なので自分たちの組もうとしている低く組むスクラムを組むために、相手を抑えこんで8人で押す意識が体現できたかなと思います。
対策は特にないですが、そのコンタクトレベルはたぶん僕たちが目指す日本一に近いものがあると思うのでそこに追いつかないといけないなと思いました。
個人、チームともに日大に勝って慢心や油断があったので次の明大戦ではしっかり引き締めて自分たちは挑戦者だという意識で取り組みたいと思います。
スクラムで優位にボールをとれず、BKに迷惑をかけた部分があるのでトライで貢献できてよかったかなと思います。そこで士気を高めることができたかなと思います。
自分たちのやるべきこと、ハードワークをするという部分にしっかり立ち返って次の試合も頑張りたいです。
舘内倭人
—今日の試合を振り返って
相手の外国人選手にやられてしまって足が止まってしまって、全然前に出ることができなかった試合でした。
—今日の試合を臨むにあたって決めていたこと
連取でやっていたのは前を見ながら横ともコミュニケーションを取るということで、それが課題でした。試合になるとコミュニケーションが取れなくなる場面が多くなってしまいました。
—ハーフタイムで声を掛け合ったこと
全員で前に出て低く当たろうということです。
—他に、アタックの面でバックスで話し合ったことなど
フォワードのオーガナイズをして、前半はフォワードを経由して外に展開する場面が多かったので、ハーフからバックスだけで外に振るということを声かけし合いました。
—今後のBKの課題
全体的に前に出るということをアタックもディフェンスも意識していきたいです。
—スタンドの位置からチーム全体を見て、今日の試合はどうでしたか
結構詰まる場面が多くて、いかに修正するのが大事かということもあるのですが、スタンドとしてオーガナイズ、指示をしたりできていない場面があったので、その辺を今後は意識して、チームを引っ張っていきたいです。
—今後の目標
明大は強いので、しっかり前に出て、アタックもディフェンスもしたいと思います。
フォトギャラリー
- 今季全試合先発の中島
- 前列に欠かせない存在となってきた菊田
- 名実ともに法大のエースとなった根塚
- 終盤追い上げを見せただけに悔しい敗戦となった