【卓球】春季リーグ戦開幕前選手インタビュー ~1部リーグを駆け上がれ!~
2019年3月26日(火)
法政大学市ヶ谷キャンパス体育館
歓喜の2部リーグ戦優勝からおよそ半年。新たな戦力を加え、2季ぶりに1部リーグへと参戦する法大卓球部の選手の皆さんに、今季の目標など様々なお話を伺った。
選手インタビュー
髙取侑史 新主将(法4)・青山昇太(営4)
―昨季を振り返って
髙取:秋のリーグ戦では、大槻さんが主将としてチームをまとめてくれて、その結果みんないい雰囲気のまま最終戦にも臨めて、最終戦もその調子のまま勝てたので良かったかなと思います。
青山:春リーグで1部昇格できなかったので、それを目標に、秋に達成できたので良かったなともいます。
―昨年を通して成長を感じた部分は
髙取:技術的な成長はあまり自分の中では感じなかったんですけど、今年の2月からスウェーデンに行かせてもらって、その期間で慣れない環境で練習とか言葉とかを経験したおかげで試合でも私生活でも余裕をもって行動できるようになったという部分が大きかったなと思います。
青山:年下が増えたので、教えるということを今までやってこなかったんですけど、後輩が増えて教えていく中で自分にもプラスになったものがいろいろあったので、そういう部分でよかったなと思います。
―卓球部も新体制になりました
髙取:プレッシャーとかは特にないんですけど、自分は主将として、チームを盛り上げないといけないと思っているので、この間合宿もしたんですけど、その時はかなりい雰囲気で合宿できて、いい状態にできたので、今のままこの1年継続できたらなと思います。
青山:自分は副キャプテンなんですけど、副キャプテンに求められることはキャプテンに言いづらいこととかをまとめて、キャプテンと考えていくというのを求められていると思うので、そういったところを積極的にやっていこうかなと思います。
―相棒ともいえるお二人ですが、お互いの印象は
髙取:青山は私生活と卓球のオンオフがしっかりしていて、私生活はしっかりしているかはわからないんですけど、自分のやりたいことをしっかりやっているというイメージなんですけど、卓球になった時にはちょっと違ったところも見えたりしますね(笑)。
青山:髙取は7年間一緒にやっていて、一番思ったのは、隠れて努力をするっていうので、いい意味でも悪い意味でも人に見せないというか、裏でいろいろやっていて、腹黒いというか(笑)。でもそういうのを僕は知っているので、すごく信頼できますし、これからも頑張ってくれると思います。
―昨季からダブルスを解消し、お互いに新たなペアをスタートしました
髙取:僕が青山と組んでいるときは、どちらかというと青山に引っ張ってもらって、決めてもらったりとか、戦術とかもやってもらっていたんですけど、佐藤と組むようになって、自分が引っ張っていかないといけないということがだいぶ増えたので、そこが大分変わりました。
青山:盛武の特徴といえば、ガッツのあるスタイルと思ってて、僕は盛武のいいところを引き出せるようにサポートするっていう形でやっていて、今のところは盛武の良さはしっかり出せているのかなと思います。逆に髙取と組んでいるときは、少し遠慮というか上手く髙取の持ち味を出してあげられなかったので、そういうのを今後に生かしていければと思います。
―チーム全体として冬の全日本選手権から通じて好成績を残しています。現在のチームの調子は
髙取:以前のチームであれば、(個人戦の)全日本や東京選手権では結果を出したいっていうのは当たり前だったんですけど、神奈川選手権に対してあまりモチベーションは見られなかったんですけど、今年のチームはどの大会でも結果を残そうという貪欲な姿勢が見えるのがよくなっているなと思うので、この状態を維持していきたいと思います。青山:例年に比べて真面目になってきているのかなと思っていて、それはいい面もあれば悪い面もあると思っていて、組織として多様性というのも大事かなと思っているので、そういうのが失われつつあるのかなとも感じていて、今後はそういうのも上級生としてマネージメントしていきたいと思っています。
―お二人の今季の注目選手は
髙取:注目してほしいというか僕の中で期待をしているのは、手塚と盛武ですかね。理由として、手塚は新入生の中でも一番強いですし、法政に入学してどれだけ力を発揮してくれるのかが楽しみなのと、盛武に関しては、盛武はガッツを出してチームを引っ張ってくれる存在でもあるので、今年はどれだけチームを鼓舞してくれるかっていう部分にも注目してもらいたいなと思います。
青山:僕が一番注目している選手は髙取で、この3年間で髙取が実力をつけてきていると思っているので、今年はその3年間の集大成を見せてくれるんじゃないかなと期待しています(笑)。
―春のリーグ戦の目標は
青山:それはもうね、
髙取:そうね。
髙取・青山:全勝して、優勝です。
手塚元彌(営1)
―自己紹介をお願いします
手塚元彌です。経営学部の戦略経営学科に進学します。
―出身校は
静岡県の静岡学園高校です。
―アピールポイントは
小さいころから得意としてきた、バックハンド系の技術だったりとか、チキータとかが得意です。
―法大への進学理由は
他の大学と比べて、勉強と部活動の両方ができるというイメージが強くて、さらに髙取さんとか青山さんとかを中心にすごくよく面倒を見ていただいたので、進学を決めました。
―静岡学園高はすでに1部で活躍している選手を輩出しています
自分が高3の時に、大学1年生の活躍を見ていて、高校の時と比べても、さらに大学で強くなっているいるなというのを感じて、自分も高校の先輩に追いつけるようにこの大学でもっともっと強くならなければいけないなとと思いました。
―高校時代と大学の違いは
高3の時とかに高校の先生やコーチから、大学では自分自身の努力ですべてが決まると言われていたので、高3の最後の時期から自分でしっかり考えて練習して、何が足りないかとかを自分で知らなければいけないなという意識ではあります。
―大学生活の楽しみは
高校と比べて大学は規模が大きくて、建物ひとつとっても、高校とは比べ物にならないくらい大きいので、そういった大きな世界でたくさんのことを経験できたらいいかなと思います。
―春リーグへ向けての抱負は
リーグ戦は、高校時代の先輩とかも活躍しているので、自分もそういうところで結果を残せるようにして、高校時代の先輩にも、大学の先輩にも、追いつけるように頑張っていきたいです。
三浦空(法1)
―自己紹介をお願いします
三浦空です。法学部法律学科に進学します。
―出身校は
宮城県の聖和学園高校です。
―法大に進学を決めた理由は
1回練習に来させてもらった時に、練習の雰囲気がとてもよく、先輩方も優しくて、ここなら4年間頑張っていけるなと思ったのと、法大で勉強と卓球がどちらも頑張りたいなと思ったからです。
―高校時代と大学での違いは
高校は、先生の指示で練習をしたりしていたんですけど、大学は全部自分でやらなきゃいけないので、自分で考えさせられることが多くなりました。
―仲がいいチームメイトは
同級生はみんな仲がいいですし、1個上の佐藤さん、盛武さん、松山さんとかは結構いろいろ教えてくれたりして、お世話になってます。
―大学生活の楽しみは
授業がまだ始まっていないので何とも言えないんですけど、自分で受けたい授業とか決まられるので、そこは結構楽しみですね。
―今後へ向けての抱負は
まずは関東新人があるので、新人戦でシングルでもダブルでもランク入りをしていけたらと思っています。
天野宏哉(国文1)
―自己紹介をお願いします
天野宏哉です。国際文化学部国際文化学科に進学します。
―出身校は
湘南工科大学付属高校です。
―高校時代と大学での卓球面での違いは
高校では決められた時間で決められたメニューでやることが多かったんですけど、大学は授業が始まれば授業によって練習時間も変わってくるので、そういう面で自由だけど、自分で決めなければならないことが多いと感じています。
―大学生活でやってみたいことは
高校の時は夏休みとか、長期休暇でもずっと練習だったので、大学では高校よりは自由な時間も増えてくると思うので、そういう時間を楽しみたいなと思います。
―仲のいいチームメイトは
みんな仲がいいです。
―大学の選手たちの高校生に比べてすごいと思うところは
高校の時はいやいや練習していたり、暗い雰囲気でやらされている感があったんですけど、法政はめっちゃみんな明るくて、やっててこっちも気分が上がってくるような雰囲気なのがすごいなと思います。
―髙取主将と青山副主将のすごいところは
髙取さんはキャプテンとして今回の合宿で、今までは試合がメインだったらしいんですけど、それを髙取さんがメニュー決めて、練習多めにしようというのを決めてくれたり、キャプテンとして指示とかを出してみんなを引っ張っていってくれているので、リーダーシップがすごいなと思います。青山さんは、今就活とかで忙しいとは思うんですけど、いろんな大会で結果を出していて、高校の時からすごい選手だったので憧れです。
―最近のマイブームは
今までは家でゴロゴロしていることも多かったんですけど、こっちに来てからは先輩とか同期とかといろんなところに遊びに行くのが最近楽しいです。
―今後の抱負は
まずは全日学で予選を通過すること、まだレギュラーとして団体戦に出していただくことはないかもしれないんですけど、出場できたときに恥ずかしくないように、しっかりプレーができるように、しっかり準備をしていきたいと思います。
※学年は令和元年度の各年数で記載しております。
取材後記
今年も、昨年と同じく3人が法大卓球部に入部を決めた。
静岡学園高出身の手塚、湘南工科大付属高出身の天野、聖和学園高出身の三浦だ。
中でも手塚は5月3日、4日に行われた関東学生新人選手権シングルスで法大史上初となる、シングルス優勝の快挙を成し遂げるなど、リーグ戦での活躍にも大きな期待がかかる。さらに、天野と三浦もフレッシュなプレーで3季ぶりの1部リーグを戦う法大に新たな風を吹き込んでくれるだろう。
最上級生となる髙取、青山の両エースに加え、佐藤、盛武の2年生コンビの活躍などで、法大の課題であった選手層の薄さは解消され、今や新たな武器へと変わりつつある。
新主将の髙取は、春を迎える法大にどんな色を付けるのだろうか。新生法大卓球部に注目だ。
フォトギャラリー
- 新主将としてチームを引っ張る髙取
- 市ヶ谷キャンパスの体育館で行われた練習にお邪魔させていただきました
- 練習前の和やかな雰囲気から一転、練習が始まると集中したムードに
- 青山は今季も主力選手としてチームをけん引する活躍が期待される
- 法大史上初めて関東新人シングルス優勝の快挙を達成した手塚
- にこやかな笑顔が印象的なサウスポーの三浦
- 新戦力として大きな期待がかかる天野
- 言わずと知れた名コンビの大学最後の1年に注目だ
- チーム一丸となって1部リーグを戦い抜いてほしい