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【卓球】第90回全日本大学総合選手権 団体の部  早大の壁は厚く、悔しさの残るベスト16

卓球

【卓球】第90回全日本学生選手権 団体の部 早大の壁は厚く、悔しさの残るベスト16

2021年7月1日(木)~4日(土)
京都・島津アリーナ京都

大学日本一を決める全日本大学総合選手権・団体の部が京都で開催された。新型コロナウイルスの影響で、久しぶりの団体戦となった今大会。予選リーグを1位で突破し、決勝トーナメントに駒を進めた。1回戦は危なげなく勝ち上がったが、続く2回戦で早大に敗れベスト16という結果となった。

今大会全ての試合でダブルスを務めた佐藤・手塚ペア

決勝トーナメント試合結果

1回戦試合結果 対龍谷大

 3
法政大学
2 シングルス 0 0

龍谷大学

1 ダブルス 0

 

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 蘇健恒(デザ工2) 3-0(11-7、11-7、11-8) 西野伊織
2 佐藤陽大(営4) 3-0(11-9、11-5、11-9) 呂子韓
3 佐藤・手塚元彌(営3)
3-0(11-2、11-9、11-7)
西野・篠原明伸
4 盛武大悟(国4) 内田智也
5 手塚  篠原

2回戦試合結果 対早大

 
法政大学
シングルス

早稲田大学

ダブルス

 

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 0-3(7-11、6-11、9-11) 五十嵐史弥
2 手塚 1-3(13-11、9-11、7-11、9-11) 岩永宜久
3 佐藤・手塚
0-3(7-11、5-11、11-13)
五十嵐・川上尚也
4 佐藤 杉本和也
5 盛武  川上

戦評

決勝トーナメント1回戦は龍谷大と対戦した。1番手には先月に行われた関東学生新人選手権シングルスでベスト4入りを果たし、勢いに乗る蘇健恒(デザ工2)が登場。両ハンドが冴えわたり、1セットも取られることなく勝利。法大に良い流れをもたらし、1番手としての役割を果たした。続く2番手の佐藤陽大(営4)は相手のカットにうまく対応し、粘りのプレーで得点を重ねる。相手に流れを渡すことなく勝利を収め、ダブルスにつないだ。ダブルスでは今大会からペアを組んでいる佐藤・手塚元彌(営3)ペアが息の合ったプレーを見せる。第1セットを11-9で先取するとその後は相手を寄せつけず、決勝トーナメント初戦を突破した。


1番手としてチームに勢いを与えた蘇

続く2回戦の相手は関東学生リーグ1部に所属する強豪・早大。リーグ戦の目標であるAクラス入りに向けても、何としても勝ちたい一戦の1番手を任されたのは蘇だ。早大のキャプテンである五十嵐史弥と対戦し、実力者を相手に攻めのプレーを見せる。しかし相手の気迫あふれるプレーを止めることはできず、流れをつかめないまま敗戦。流れを変えたい2番手には団体戦の経験が豊富な手塚が登場。第1セットを先取し、このままの勢いでいきたいところだったが、勝負所で決めきれず逆転負けを喫した。後がなくなり、迎えたダブルスでも相手ペースの苦しい展開となる。第3セットで粘りを見せるも力及ばず、ベスト16で大会を終えた。
前回大会のベスト8に及ばず、悔しい結果となったが今大会で見つかった課題を克服し、秋のリーグ戦ではさらに強くなった姿を見せてくれるだろう。(板倉大吾、齋藤彩名)


チーム一丸となって戦った

選手インタビュー

 松山佳樹

-インカレを振り返って
昨年は春秋のリーグ戦とインカレさらに今年の春リーグも中止になり、今回のインカレで久しぶりの団体戦ができたことが嬉しかったです。他の大学の人たちの試合を久しぶりに見ましたが、どの大学もレベルが上がっていて、試合がない期間を有効に使っていたのだなと感じました。

-主将として意識したことは
ベンチの雰囲気を良くするようにしていました。ベンチの雰囲気が悪いと選手のプレーにも影響するため、なるべく選手が伸び伸びと試合をすることができるように心掛けました。

-久しぶりの団体戦でしたが事前にチームで話したことは
事前に話していたことは特にはありませんが、1人1人が前回大会の結果を上回るベスト4を目指していたと思います。

-今大会の結果はどのように捉えていますか
前回大会と比べて1つランクが落ちてしまいましたが、悲観的に捉えずに秋リーグに向けてまたみんなで頑張っていきたいです。インカレに行った選手1人1人が試合をやったり、見たりして課題に感じた部分があると思います。その課題を克服することができれば、今よりもレベルアップすることができるので、結果よりもそういうところを大事にして欲しいです。

-秋のリーグ戦に向けて
インカレでは、早稲田大学に負けてしまいましたが、秋リーグでは必ずリベンジをし、リーグ戦Aクラス入りを目指してまた1から頑張ります。応援よろしくお願いします。

 佐藤陽大

ーインカレを振り返って
早稲田戦では力の差を感じた試合になりました。特にレシーブ、台上のプレーに力の差がまだまだあると感じました。

ー予選リーグの近大戦では2セットを先取されてからの逆転勝ちでした
シングルスの初戦ということで始めはプレーが固くなってしまっていたので、その後は落ち着いて足を動かしてプレーをすることを心がけました。

ー今大会の結果はどのように捉えていますか
前回のインカレではベスト8で今回はベスト16という結果になってしまい、満足のいく結果にはなりませんでした。

ー今大会を通しての収穫や課題は
今よりも一球の質を上げることと、打球点の高さを追求しなければならないと感じました。

ー今後に向けて
関東学生、秋リーグ、全日学と残り少ない試合の中で後悔のないよう各試合に向けて準備をしていきたいです。

盛武大悟

ー大会前の調子は
いい方だったと思います。

ー久しぶりの団体戦でしたがいかがでしたか
試合前の2分間の練習の時に身体がガッチガチでどうなるか心配しました。とにかく試合がしたかったので開催して頂けてありがたかったですし、学連の方が感染予防を徹底してくれたお陰で特に不安もなく過ごせました。

ー今大会を通しての収穫や課題は
収穫は強いて言うならばレシーブが前よりも良くなったかなと思います。課題は特に相手が下回転を打ってきたボールに対して小さいスイングでカウンターする技術を習得しないと上の選手には厳しいなと思いました。

ー今後に向けて
これまでお世話になってきた方々にいい報告が出来るよう積み重ねていきます!

手塚元彌

-インカレを振り返って
前回のベスト8に入れず悔いの残る結果になりました。

久しぶりの団体戦でしたがいかがでしたか
久しぶりに個人戦とは異なる団体戦の盛り上がりを感じることが出来て楽しかったです。

-佐藤選手とダブルスを組んだ経緯は
以前までは一昨年の卒業生が中心のダブルスでした。その後初めての団体戦ということもありダブルスをどうするのか迷いました。色々と試した結果、最もプレースタイルなどの相性も良く組むことになりました。

-大会前の調子はいかがでしたか
決して悪くはなかったのですが試合に向けた練習が足りなかったと思います。

-今大会を通しての収穫、課題は
久しぶりの試合で自分の課題が明確になりました。次の秋リーグ戦ではAクラス入りに向けて頑張ります。

蘇健恒

ーインカレを振り返って
今回のインカレは、自分にとっては初めての団体戦でした。1試合目の試合では、試合前から非常に緊張しました。そのあとの試合では、試合の感覚や会場の雰囲気など少しずつ慣れてきて、自分のプレーが発揮できるようになったので良かったと思います。

ー今大会を通しての収穫、課題は
今回のインカレを通し、収穫はたくさんありました。その中で1番大きかったのは、どんな不利な場合になっても諦めなかったことだと思います。2試合目は相手とかなり相性が悪く、自分のプレーが全くできなかったです。3セット目からはずっと相手にリードされていて、とても不利な場面になっていました。その時に一球一球を考え、ミスしても気持ちをすぐに切り替えて最後にようやく追いつくことができました。課題はサーブ、レシーブの種類が少ないことです。今後の練習は、サーブ、レシーブをもっと工夫して練習していきたいと思います。

ー今後に向けて
秋リーグでチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。

 

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