【水泳】ジャパンオープン2019(50m) 1日目 大会初日からこの男が魅せた!! 宮本が銀メダルを獲得する!!
ジャパンオープン2019(50m)
2019年5月30日(木)
東京辰巳国際水泳場
日本選手権から早二ヶ月、遂にジャパンオープンが開幕した。
初日から宮本一平(人2)が決勝に残ると勢いそのまま、決勝でも快泳を見せ銀メダルを獲得した。
その他の競技では、女子400㍍自由形で柏崎清花(営2)と柴田夏海(スポ2)がB決勝でに残ったほか、男子50㍍バタフライで赤羽根康太(人3)もB決勝進出を果たした。
試合結果
予選結果(女子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
400m自由形 | 10位 | 柏崎清花(営2) | 4分16秒95 | B決勝進出 |
16位 | 柴田夏海(スポ2) | 4分18秒75 | B決勝進出 | |
31位 | 長濱瑠花(経4) | 4分23秒44 | ||
32位 | 河田華佳(スポ3) | 4分24秒12 | ||
36位 | 大塚妃呂子(経3) | 4分24秒54 | ||
50mバタフライ | 48位 | 山川唯巴(法1) | 28秒26 | |
100m平泳ぎ | 30位 | 奈須田ゆうか(社2) | 1分11秒46 |
予選結果(男子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
50mバタフライ | 5位 | 赤羽根康太(3) | 24秒35 | B決勝進出 |
4位 | 菅原淳生(経4) | 25秒47 | ||
400m個人メドレー | 2位 | 宮本一平(人2) | 4分19秒31 | 決勝進出 |
100m自由形 | 23位 | 岡本拓巨(経3) | 50秒86 | |
37位 | 廣川剛己(経4) | 51秒28 | ||
46位 | 後藤和真(経3) | 51秒48 | ||
1500m自由形 | 31位 | 小野吏久人(経1) | 16分00秒94 |
B決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女子400m自由形 | 2位 | 柏崎清花 | 4分14秒16 | |
3位 | 柴田夏海 | 4分15秒28 | ||
男子50mバタフライ | 2位 | 赤羽根康太 | 23秒96 |
決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
男子400m個人メドレー | 2位 | 宮本一平 | 4分17秒53 |
戦評
強化期間明け初となる大会、ジャパンオープンがついにはじまった。おのおのが厳しい練習による疲れを滲ませる中、はじめにB決勝にコマを進めたのは女子400㍍自由形出場の柏崎(営2)、柴田(スポ2)の2人だ。レース後、2人ともコンディションが整わない中でのレースだったとしながらも、B決勝に残ったことは意義があると話した。柏崎が強化合宿後にくずれてしまった泳ぎを見直す中、柴田は200㍍自由形に向けて行ったキック練習で翌日も決勝を目指すと意気込んだ。
平泳ぎを得意としながらも、個人メドレーの練習をメインとし泳ぎ全体を強化した宮本(人2)は予選から気持ちよく泳ぐことができたと全体2位で堂々と決勝に進出した。迎えた決勝。ジャパンオープンという大舞台の決勝に臆することなく、タイムを予選から2秒近く縮め、2位でフィニッシュ。宮本自身初となるジャパンオープンでの表彰台に登った。体がきつい強化期間の練習の中、最後までキックを意識するなどもうひと段階上を目指せたと振り返った。
苦しい状況の中でも成長が感じられたジャパンオープン1日目。初日で苦戦した選手にも2日目、3日目の活躍に期待がかかる。まだまだ勝負は始まったばかりだ。
選手コメント
宮本一平
―レースを振り返って
この日本選手権に続いての日本の中で大きな大会のジャパンオープンでメダルを取れたというのは、素直に嬉しいです。
―レース展開は
400㍍個人メドレーで、長いところがあるので、これまで最後の自由形でキックが止まってしまうことがありました。今回はそこができていたので収穫だったと感じました。
―練習について
練習としては個人メドレーの練習をしています。メインとしているのは200㍍平泳ぎなのですが、個人メドレーも泳げればいいと考えています。具体的には+αで自由形のキックを入れたりと体がきつい中で、もうひと段階頑張るといった練習に取り組んでいました。
―調子について
調子も徐々に上がっていっているので、このレースが今回最後ではなく、メインとしているのが最終日の200㍍平泳ぎなので、残りの日数で合わせていきたいと思います。
―前回の日本選手権の400㍍個人メドレーでは前半のタイムはあまり気にしないと話していましたが
今回も前半のバタフライと背泳ぎでは気持ちよく自然に泳げるようにということは意識しました。
―予選について
予選からも気持ちよく泳げていたと思います。周りのみんなからも今回はメダルが取れると期待されていたので、それが実現できたのはよかったと思います。
―今回の200㍍平泳ぎは
まだ200㍍のレースに出場していないので、まだ何とも言えないところはあります。今回の400㍍個人メドレーでの感触はだいぶいいので、ベストタイムを出したいと思っています。
―次のレースに向けて
次のレースは200㍍個人メドレーなので、この前関東春季で出したベストタイムを更新できるように頑張りたいと思います。
柏崎清花
―レースを振り返って
日本選手権が終わってからジャパンオープンまでの間の練習ではどんどん良くない方向に行ってしまっていました。そんな中でこれくらいのタイムを出せたのはよかったのかなと思います。
―練習について
ゴールデンウィーク中にユニバーシアードの合宿があって、その疲労がなかなか抜けず、自分の泳ぎを見失っていました。合宿後でもまだ自分自身の泳ぎを探していた状態でした。体の調子が全然戻らないのが続いていました。
―レース内容は
トレーナーさんに見てもらったりして、予選よりは自分の泳ぎの感覚がもどってきたと感じました。
―隣のレーンは後藤真由子さん(Jaked)でした
前半がとても速い選手なので、それについていったら焦って余計に泳ぎを見失うので、前半は気にしないように泳ぎました。最後だけ、真由子さんを目指して泳ぎました。
―ユニバーシアード獲得おめでとうございます
今回は400㍍個人メドレーで選ばれました。自分としては200㍍自由形で狙っていたところがあったので、代表には入れたということはとてもうれしいことなのですが、ちょっと予想外の出来事でした。
―次のレースに向けて
明日は本命の200㍍自由形で出場します。このコンディションの中でどれだけベストタイムに近づけられるかということが鍵になってくると思います。
柴田夏海
―レースを振り返って
今シーズンはキックを強化していたので後半の200㍍であがっていけるようなイメージで行きました。調子が悪い中だったのですが、思っていたよりは泳げていたと思います。
練習の時のタイムがよくなかったのでとりあえず2回泳げてよかったと思います。
―予選について
自分自身、もとから予選でタイムが出ない傾向にあるので、それが今回も出てしまったと思います。予選後は2回泳げるということもあって順位を意識して泳ごうと思いました。
―練習について
私の持ち味は後半なのですが、日本選手権ではそこが活かせなかったので練習ではキックでそこを強化しました。メニューでキックを多く取り入れ、陸上トレーニングでは体感トレーニングやバイクなどを行っていました。
―次のレースに向けて
今回も悔いの残るレースだったので、明日の200㍍自由形では、決勝に残って2回いいタイムで泳げるようにしたいです。
長濱瑠花
―レースを振り返って
自分の中ではあまり調子がよくないと思っていましたが、選手権の時とあまり変わらないタイムで泳げたのはよかったと思います。
―選手権からの練習
選手権が終わってから、ゴールデンウィークの強化合宿をはさんで、みんな体がきつい中のレースです。強化合宿では主に距離を泳ぐので、そこは400㍍の練習になるので、強化合宿で得たものを活かせるように意識して、練習や調整をしました。
―次のレースに向けて
明日明後日とメインの200㍍、100㍍自由形のレースがあります。今回はA決勝に残ることを目標に、明日明後日頑張っていきます。
大塚妃呂子
-レースを振り返って
はじめてジャパンオープンに出場しました。朝いちのレースでしたが、思い切って泳ぐことができたと思います。
-ジャパンオープンにむけた練習について
私は日本選手権に出場することができなかったので、前回の大会からしばらく時間が空いていました。短水路でベストを出してからは長水路でもそのタイムを出せるよう、スピードを維持する練習をしてきました。3年間学校の長水路のプールで練習してきているので、長水路での記録をのばしたかったのですが、まだ結果には繋がっていないと感じています。
―次のレースに向けて
来週にレギュラー選考のかかった試合を控えています。そこまでには今日くずれてしまった後半、ラスト100㍍でペースを上げられるように詰めていきます。また、200㍍自由形に向けたスピードの面も調整していきます。
河田華佳
―レースを振り返って
もともと調子は悪くないと思っていたのですが、今回のレースは自分のレース感がわからなくなってしまいました。前半も後半も全体的に遅かったです。
―大会に向けた練習について
合宿が終わった後、ペース配分の練習など距離を落としていきました。練習の時からあまりスピードが出ていないなと感じていたのですが、それがそのままレースに出てしまった感じです。
―次にレースについて
次は800㍍自由形なので、最低限今回の400㍍自由形のタイムで前半を泳げないと話にならないです。切り替えていきます。
菅原淳生
―レースを振り返って
はじめてのジャパンオープンだったので、緊張してしまいました。自分の実力を思うように発揮できなかったと感じています。空気に飲まれてしまいました。
-レース内容について
得意な前半の35㍍まではノーブレスでいって、そこで一回呼吸をしてからスピードに乗っていこうと考えていました。しかし、後半でスピードに乗れず、最後は失速して終わってしまいました。
―練習について
5月のはじめの強化合宿では主に距離の練習でしたが、ジャパンオープンの2週間前くらいからはより実践的な練習をしていました。おもに飛び込みから50㍍を泳いで、レースに近い形で練習を行っていました。
―次の試合に向けて
次の試合はインカレのレギュラーのかかった大事な試合なので、そこに向けて頑張りたいと思います。
廣川剛己
―レースを振り返って
今回はじめてジャパンオープンという大会で100㍍自由形に出場することができました。泳いだ感じとしてはリラックスして泳げていたと思います。
―組内トップでした
あの組の中では自分がトップで泳がなければいけないことはわかっていたので、そこは納得できます。しかし、自分としては50秒台中盤を目指しているので、タイムとしてはあまりよくないです。ただ、はじめての出場で、メインではない100㍍だったので、感触としては悪くなかったです。
―今回はベスト更新でした
もともとのベストタイムがとても遅くて恥ずかしい限りなのですが、そこよりは格段に成長できたのでそこは安心できました。
―練習について
主にスピード強化の練習をしていました。しかし、メインの200㍍自由形の方でスピードがもたなくなっているので、一緒に練習しているコナミスポーツの方と自分の苦手が克服できるように普段頑張っています。
―次のレースに向けて
次はメインの200㍍自由形なので、そこでしっかりとインカレの点数につなげられるような泳ぎをしたいと思っています。
フォトギャラリー
- 表彰台で笑顔を見せる宮本
- 調子が上がらない中でのレースとなった
- 200㍍自由形での雪辱を誓う柴田
- 力強い泳ぎを見せた(赤羽根)
- 朝一のレースだったが思いっきり泳げたと振り返えった大塚
- 調整に苦しんだ河田
- 初のジャパンオープン出場となった菅原
- 泳ぎ化堅くなってしまったと語った奈須田