【サッカー】総理大臣杯関東予選(アミノバイタル杯)順位決定戦 法政大1-0拓殖大 飯島陸の決勝弾で雨中の激闘制し大阪行きを決めた!
【サッカー】総理大臣杯関東予選(アミノバイタル杯) 順位決定戦 法政大ー拓殖大
2019年6月15日(土)
RKUフットボールフィールド
悪天候の中で総理大臣杯出場を懸けて行われた一戦。法大は23分ににロングスローから生まれたこぼれ球を飯島陸が押し込み先制に成功する。強烈な向かい風に立たされた後半は守勢に回ったがチーム全員で体を張って拓大の猛攻をしのぎ、1-0で勝利。大阪行きの切符を手に入れた。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大 |
1 | 前半 | 0 | 0 拓殖大 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
18分 | 得点 | 法政大学 | 飯島陸 | 1-0 |
62分 | 交代 | 法政大学 | 下澤→鳥居 | |
62分 | 交代 | 法政大学 | 飯島→田中 | |
72分 | 交代 | 法政大学 | 竹本→森 | |
85分 | 交代 | 法政大学 | 橋本→佐藤(大) | |
90+2分 | 交代 | 法政大学 | 松澤→平山 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
21 | GK | 長島卓哉 | スポ4・東京ヴェルディY |
23 | DF | 関口正大 | 現福3・新潟明訓高 |
24 | DF | 宮部大己 | 経済3・法政第二高 |
5 | DF | 加藤威吹樹(cap) | 経済4・サンフレッチェ広島Y |
3 | DF | 高木友也 | 経済3・法政第二高 |
10 | MF | 下澤悠太 | 社会4・柏レイソルY |
6 | MF | 大西遼太郎 | 社会4・ジュビロ磐田Y |
11 | MF | 橋本陸 | 経済4・西武台高 |
17 | MF | 竹本大輝 | 経済3・成立学園高 |
30 | MF | 飯島陸 | 経済2・前橋育英高 |
9 | FW | 松澤彰 | 現福4・浦和レッズY |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
1 | GK | 長島卓哉 | スポ4・東京ヴェルディY |
4 | DF | 蓑田広大 | 現福2・青森山田高 |
22 | DF | 鳥居俊 | 理工3・東京ヴェルディY |
7 | MF | 末木裕也 | スポ4・ヴァンフォーレ甲府Y |
8 | MF | 紺野和也 | 現福4・武南高 |
14 | MF | 森俊貴 | 情科4・栃木SCY |
19 | FW | 平山駿 | 経済3・三菱養和SCY |
20 | FW | 佐藤大樹 | 経済2・コンサドーレ札幌Y |
28 | FW | 田中和樹 | 社会2・浦和学院高 |
マッチレポート
3回戦で筑波大に敗れ、順位決定戦へ回る事となった法大。残された総理大臣杯出場の枠を懸ける相手は拓大。関東2部所属ながら1部の桐蔭横浜大に4-1で勝利し、中大とも接戦を繰り広げた難敵との「八王子ダービー」に臨んだ。
この日のRKUフットボールフィールドは人工芝に溜まった水溜まりと強風によってショートパスもロングパスもまともに機能せず、互いにいつもとは違うサッカーへの対応が求められるゲームとなった。法大は自陣でリスクを回避しつつ前線めがけてロングボールを蹴り、飯島陸をはじめとした2列目がルーズボール拾いに行く戦法をとる。16分、そのロングボールから相手GKがファンブルしたところを松澤彰が押し込み先制ゴールかと思いきや惜しくもハンドの判定。試合が動いたのは18分。ロングスローから松澤がフリックし、ゴール前の混戦に反応した飯島が押し込んで先制に成功した。37分には拓大MF青木義孝のシュートを長島卓哉が好セーブ。先発起用に応えるパフォーマンスを発揮し、1-0のまま試合を折り返した。
後半は向かい風に立たされたことによって前半の生命線だったロングボールもクリアが精一杯というシーンが続き、法大にとって厳しい時間帯が続いた。68分に関口正大がオーバーラップからシュートを放つなど、要所でゴールを脅かしながらも基本的には自陣に重きを置く「割り切ったサッカー」で時計の針を進めていく。交代枠も使いながら最後まで拓大の猛攻をしのぎ、大阪行きを告げるホイッスルがピッチに鳴り渡った。総理大臣杯出場を決めた法大は本大会の組み合わせを懸けて7月21日に順大との5位決定戦を戦う。
連覇こそ果たせなかったものの、法大が誇る選手層の厚さを今大会でも遺憾なく発揮。上田綺世が代表招集で離脱した後の筑波戦で松澤と佐藤大樹が、そして拓大戦では飯島がゴールを挙げてエース不在を感じさせない戦いぶりを見せた。ユニバーシアード競技大会招集のため上田と紺野和也を欠く天皇杯2回戦に向けた熾烈なポジション争いに目が離せない。
そのヴェルディ戦を見据えて長山一也監督は「法政の学生さんも応援に来てもらいたいですし、プロと公式戦で試合する機会は天皇杯くらいしかないので是非たくさんの方に応援に来てもらいたいです」と語った。7月10日は味の素フィールド西が丘に足を運び、法政大学がJリーグ初代王者を驚かせる姿を目に焼き付けてみてはいかがだろうか。(岩瀬斗真)
監督・選手コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
雨風が強い中で割り切ってサッカーする面を徹底できたので勝てたと思っています。飯島(陸)が出て期待に応えてくれたというのはチームにとっても大きいと思います。
ー上田選手が不在のなかFW登録の選手が結果を残しています
これから大事になってくるところで、綺世が抜ける状況も常に考えなくてはいけないですし、彼らがチャンスを感じ取って結果に結びつけているのは今後法政が強くなるためにも必要だと思うので良い事だと思います。
ー総理大臣杯に向けて
5位決定戦で勝てばベスト4まで関東勢と当たらない良い組み合わせに入れるのでまずはそこを目指して残り1戦準備していきたいです。本戦では去年1回戦で敗退しているので今年は王座を奪還できるようにやっていきたいなと思います。
ー天皇杯に向けて
「Jリーグのチームを倒そう」というのも今年の目標の一つなのでしっかり準備していきたいです。法政の学生さんも応援に来てもらいたいですし、プロと公式戦で試合する機会は天皇杯くらいしかないので是非たくさんの方に応援に来てもらいたいです。
フォトギャラリー
- 一丸となって大阪行きの切符を掴んだ