【アメフト】「法日交流戦2019」直前特別企画 法大×日大選手インタビュー②(DL編)
「法日交流戦2019」直前対談インタビュー
2019年5月23日(木)
法政大学市ヶ谷キャンパス
今月9日に富士通スタジアム川崎にて行われる春季オープン戦の対日大戦は、「法日交流戦2019」と称し、学生自主運営で開催される。この試合に先立ち、法大・日大両アメリカンフットボール部協力のもと、大学の垣根を越えた対談形式でのインタビューを敢行。第2回はDLの山岸達矢(社3)と伊東慧太(日大)にお互いの大学の印象や意気込みを語っていただいた。
選手インタビュー
DL対談 法大・山岸達矢×日大・伊東慧太
ーお二人は以前からお知り合いですか
山岸:今日が初めてです。
ー第一印象はいかがでした
山岸:でかいなぁ(笑)。
伊東:かっこいいな(笑)。
ービデオなどでお互いにプレーなどは見られますか
山岸:そうですね。
伊東:そうですね。山岸くんは以前から名前とか知ってて、そういう意味で尊敬してます。
山岸:伊東くんのことは1年生の時から見ていて、甲子園ボウルでサック決めたりとか、同じ学年の人が活躍してて「すごいな」と思っていて、「自分も負けられないな」と感じています。U19(日本代表)とかにも選ばれていて、法政から選ばれた人から話を聞いても強いしでかいし、春の試合でもそれが見受けられています。
ー具体的に「うまいな」と感じるプレーは
伊東:今年の関学対法政の試合なんですけど、やっぱりファンダメンタルというか基礎的なところがすごいできていて自分に足りないところとかも、(山岸は)サイズも小さい方だと思うんですけど、自分も小さい方でその中でインサイドディールやってて、見習うべきところはいっぱいあるなと勝手にライバル視したりもしてます。
山岸:日大さんもウエイトトレーニングとかもすごいハードなものに取り組んでいて、前もファンダメンタルという話もあったんですけど、ファンダメンタルもすごいですし、ウエイトトレーニングした成果というか1対1で圧倒できる強さを感じています。
ーでも同じポジションとしてここだけは負けたくない、というところは
伊東:自分は思い切りの良さだけは負けたくないです。
山岸:法政のディフェンスとして『ダイハード』って掲げてて、進まれても進まれても最後は止めるということを掲げています。なので、絶対最後までやりきるというのは負けたくないです。
ーお互いの大学の印象としては
伊東:法政大学オレンジさんは一昨年に新体制になってからフットボールを広める活動などもしていて、それに伴ってウエイトトレーニングとかしっかり計画的に組まれている印象です。新しい大学アメフトのあり方を変えてくれている良いイメージがあります。
山岸:日大さんは選手個人の能力もすごい高くて、オフェンスだったらQBの林(大希)君は肩良いですし、川上(理宇)君とかは一人でもプレーをこわせるようになっていますし、ディフェンスにしてもDBも身体能力高いですし、選手個人の能力が高いですね。
ー危険視してるプレイヤーなどは
伊東:特には。誰が来ても全員止めます。その時その時で1人だけ要注意というのはなく全員要注意です。
山岸:今言った通り、みんな能力高いのでみんな注意をしています。僕個人としてはRBの川上君に高校時代、佼成学園戦で最後負けてしまった相手なので、悔しい想いとかはあるので彼を止めたいという気持ちがあります。
ー法日戦といえばアメフト界のライバル対決ですが
伊東:山岸君と同じ3年生なんですけど、今の1、2、3、4年生代までみんな法政に勝った経験がないので、一昨年も負けてますし、そういうところで今年は勝ちたいです。
山岸:1年生のとき試合では勝ったんですけど、やっぱり甲子園ボウルには行けてないので、甲子園ボウルに行くために絶対に倒さなければいけない相手という意識はしています。
ー最後の試合は法政の勝利でしたが、伊東選手は試合に出場しましたか
伊東:出ていました。
ーその時の印象は
伊東:組織的にもしっかりチームが機能しているというイメージで、勝負所でちゃんと決めてくるとかゴール前とかでもちゃんと取ってくるイメージでした。勝負所で強いイメージです。
ー今回はリベンジということになりますが
伊東:自分らの目的としては今シーズンは春も全部勝って秋も入れ替え戦まで行って勝って、来年、最短での日本一を目指しているので、ここだからということはないですけど、負けないように全部勝つつもりで行くつもりです。
ー山岸選手は法政の勝利について思い出などは
山岸:僕個人としては、試合のまわしというか、出たり最後まで見てたりはしなかったんですけど、見たときは日大のOLさんはうまいというか、ブロックがうまくて、行けそうなのに行けないという感じでした。OLのコンビネーションとかすごく良いと思います。
ー今年の母校の魅力は
伊東:やはり新体制になって、今まではガチガチに縛られてプレーしていたり、精神的にもいろいろあったんですけど、今は選手たちが『自主性』というテーマを掲げて、自分たち自身が取り組んでいく、自分たち自身が変えていこうというふうにやっています。魅力としてはチームワークとフットボールのスキル的に言ったらオーバーパワー、オーバースピードでフィジカル的に相手を倒していく、1対1では絶対に負けないそういうチームだと思います。
山岸:法政も改革をして3年目で、世界基準のフィジカルというのを掲げているので、そういう部分では3年目で年々試合中のけがとかも減ってきていますし、そういう部分も着実に成果が出ているのでその成果を出しつつ、冬春と取り組んできたファンダメンタルをしっかりと見せて行きたいです。
ー法日交流戦への意気込み
伊東:DLでプレーを全て壊して、チームとしても良い流れに持っていけるように全力を尽くします!
山岸:やっぱり法政と日大はライバル校なので絶対に負けてはいけない相手として一人一人がしっかり勝負に勝つということを意識して、ディフェンスであれば一人一人の役割をしっかり徹底してその中で自分は役割を全うしつつも相手のプレーを壊して圧倒したいです!
ーお互いに宣戦布告を
伊東:ちょっと汚い言葉になっちゃうんですけど、わけわからないくらいボコボコにして、「日大舐めるなよ、復活してるぞ」とビビらせるくらい圧倒するのでよろしくお願いします!
山岸:法政大学のプライドを背負って日大を圧倒したいと思います!
ー最後にファンへ
伊東:シンプルに応援よろしくお願いします!
山岸:新シーズン始まった時にSNSとかでも発表させてもらったんですけど、見ていて応援したくなるチームを目指しますので、応援よろしくお願いします!
(取材:須藤大樹)
山岸達矢(やまぎし・たつや)
法政大学社会学部3年
法政二 / 170㎝98㎏
伊東慧太(いとう・けいた)
日本大学スポーツ科学部3年
日大豊山 / 176㎝106.2㎏