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【馬術】第89回関東学生馬術争覇戦 抜群のチームワークで8年ぶりの2部優勝!結束力が高まり、確かな自信を得る大会に

馬術

【馬術】第89回関東学生馬術争覇戦 抜群のチームワークで8年ぶりの2部優勝!結束力が高まり、確かな自信を得る大会に

第89回関東学生争覇戦
2019年9月1日(日)
津久井馬術競技場

 一昨年、去年と最下位で終わってしまっている関東学生争覇戦。リベンジを果たすべく、今大会は3年生1人、2年生1人、1年生2人という下級生中心のメンバーで臨んだ。チームとしての結束力の高さがうかがえた今大会。終始良い雰囲気の中それぞれが走行をこなした法大は、練習の成果をしっかりと発揮。見事8年ぶりの2部優勝という最高の結果を手にした。

DSC 9692 R800見事8年ぶりの優勝を果たし、表彰式で笑顔を見せる杉村

試合結果

2回戦 トータル試合結果

2
法政大学
総減点 2
拓殖大学
52 58

 

2回戦 詳細スコア

出番 選手名 馬名 タイム タイム減点 障害減点 総減点 勝敗 対戦相手
2 太田直希 セレステアルスター 76.12 3 4 7 薬師豪太郎
4 杉村茉美 法雪 63.63 0 4 4 佐藤美緒
5 山畠未早希 紅翔 67.58 1 16 17 柳瀬虎太郎
7 柴田祐紀 紅華 95.30 8 16 24 井野倫果

決勝戦 トータル試合結果

2
法政大学
総減点 2
東海大学
 881 1037

決勝戦 詳細スコア

出番 選手名 馬名 タイム タイム減点 障害減点 総減点 勝敗 対戦相手
2 杉村茉美 ZERO 80.39 4 12 16  赤澤冬佳
4 太田直希 セレステアルスター 3反E 17 402 419 小原優平
5 山畠未早希 海奉 3反E 17 154 171 鈴木康介
7 柴田祐紀 海姫 3反E 17 258 275 小川椋輔

戦評

 争覇戦はトーナメント形式で行われる障害馬術競技。勝ち点方式で行われ、法大の所属する2部ではそれぞれの大学で代表4人の選手が出場する。各大学が2頭ずつ馬を出し、自大学の馬に2人、相手の大学の馬に2人が乗り、同じ馬に乗った選手同士で勝敗を決める。昨年、一昨年と最下位で終わってしまっている本大会は「雪辱を晴らすリベンジマッチのような大会」として臨んだ。

 31日に行われた抽選会でシード権を獲得したため、法大は2回戦から登場。1回戦で東大を破り勝ち上がってきた拓大との対戦に臨んだ。最初に競技に臨んだのは太田直希(経2)とセレステアルスター。セレステアルスターはまだ5歳で調教途中という状態の馬ではあったものの、安定した走行を見せ、完走。「馬がいい状態だったことが一番うれしかった」と太田は振り返った。2回戦はその後の3人もそれぞれ落ち着いた走行を見せ、全員が失権することなく競技をこなす。拓大も同じく失権無しで競技を終え、勝敗は2勝2敗。勝ち点で並んだものの、僅かな総減点の差で上回り、決勝進出を果たした。

DSC 9421 2 R600
担当馬である法雪と競技に臨んだ杉村は「今までで一番いい走行」と2回戦を振り返った

 そして、迎えた決勝。相手は東海大となった。最初に臨んだのは今大会唯一の3年生で、参加したメンバーの中では最高学年となる杉村茉美(経3)。障害馬術の練習を始めたのは3年生になってからで、この争覇戦のために練習を重ねたという杉村は、この決勝で障害競技を専門とする柴田祐紀(経1)の担当馬・ZEROに騎乗。1つの反抗はあったものの、無事に失権することなく競技を終え、「ZEROのおかげで無事完走する事が出来たので本当に馬には感謝でいっぱい」と馬への感謝を語った。

 しかし、障害の高さが2回戦の100㌢から105㌢に変わる決勝戦。その後の3人は最後まで走行することができず、失権となってしまった。しかし、東海大も同じように決勝戦は苦戦を強いられ、3人の選手が失権。完走したのはZEROに騎乗した杉村と東海大の赤澤冬佳の2人のみとなった。しかし、失権をしたとしても、同じ馬に乗った選手同士で総減点を比較し、勝敗を決める争覇戦。結果的には山畠と柴田の2人が東海大の選手に勝利し、2回戦と同じく勝ち点は並ぶこととなった。再び、総減点の差の勝負となった決勝は東海大1037、法大881で法大の勝利。法大が2011年以来となる8年ぶりの優勝を果たす結果となった。

 3年生の杉村、2年生の太田、そして、1年生の山畠未早希(経1)と柴田という下級生中心で臨んだ今大会。杉村は「(付き添いの部員を含めた)メンバーで一丸となって作戦を考えたり、楽しんで走行する事ができたりと、良いチームワークを発揮する事ができた点」が今大会の収穫だと語り、また、1年生ながら2部の最優秀選手賞を受賞した山畠は「すごく自信になりました」と振り返る。個人個人の実力に対する自信、そして、チーム全体の結束力も高めることができた今大会。法大馬術部の今後に大きな期待を感じることができる、実りの大きい大会となった。

(山﨑有馬)

選手インタビュー

太田直希

—今日の大会を振り返っての全体的な感想をお願いします
今回の試合は、去年の雪辱を晴らすリベンジマッチのような大会でした。結果としては優勝することができとても嬉しかったですしこのメンバーで試合に挑むことが出来てとても満足しています。でもまだまだ、2部でもっと上を目指して行きたいと思います。

2回戦の走行を振り返って
自分が乗ったセレステアルスターは、5歳でまだまだ調教途中の馬で不安定な部分がとてもある馬で失権だけはしないようにという目標で望みました。結果的には相手校の方に負けてしまいましたが馬がいい状態だったことが1番嬉しかったです。

決勝の走行を振り返って
もともと、105センチのコース自体が馬にとっても大きい障害で帰ってくると言うよりも人と馬のチャレンジの気持ちで出ていたので当日はすごい調子も良かったですが暑い天気の中で4走行もしてくれた馬を褒めてやりたいですし馬の才能をもっと生かせるライダーになりたいです。

2回ともセレステアルスターとの競技になりましたが、馬の調子は
4月にここ、津久井で試合に出た際障害をひとつも飛ぶことができない状態の馬だったので不安はありました。ですが夏に入ってからこの試合に向け調整してきたので走行しきることが出来たことはとてもよかったと思います。

決勝では失権となってしまいましたが、その原因は
馬がオクサーとダブルがとても苦手な馬で第4障害にダブルで手前がオクサーの障害があったので馬が躊躇していたかなとは思います。でも、馬に無理して飛んで欲しくもないので今できる限りのことをして失権だったので満足しています。

見事に2部優勝という結果になりましたが、この結果についてはどう感じるか
8年振りということでとても嬉しいですし、法政大学に入って初のタイトルなのでこれに満足して終わるのではなく次の試合でも結果を残して行けるように頑張ります。

争覇戦優勝というのは8年振りということですが、そちらに関してはいかがですか
歴代の先輩方がいたからこそ今自分たちが乗る馬がいる訳でOBで面倒を見てくださってる方々や応援してくださってる方などに感謝をしてこの優勝を喜びたいです。

今大会で得たことは
二部リーグではありますがそれでも優勝できてとても嬉しいですし、部活としての目標だったので結束力も着きましたしとても部活として得たものは大きいと思います。ですが自分としては勝ち点を取りたかったですし課題もたくさん残る試合だったのでもっと練習して次に繋げていきたいです。

次の大会に向けての意気込みをお願いします
愛馬精神をもって勝てるように頑張ります!

杉村茉美

—今日の大会を振り返っての全体的な感想をお願いします
私自身昨年は馬場馬術ほとんど一筋でやってきていて今回、障害競技の団体で出場という事で、不安でいっぱいな部分がありました。ですが、周りの部員の温かい支えのおかげで諦めず頑張ることができた事。自分の不足している技術面をより知り、次に繋がる試合になった事。何よりも一番はチーム一丸となって楽しめた事が私にとって、とてもいい経験となりました。

2回戦の走行を振り返って
今回出場した法雪は私の担当馬でもあります。2年生はほとんど障害練習をしていなかった私でしたが、3年生から争覇戦に向けて日々練習をして来ました。自分のミスで怪我を負わせ、長い事障害練習が出来ない事もありました。ですが、諦めずに練習してきたおかげで、争覇戦では1つ落下してしまったものの、今までで一番いい走行ができたと思っています。

決勝の走行を振り返って
決勝では私は、1年の柴田が担当の馬ZEROで柴田は私よりも障害はベテランなので難しい馬に柴田が騎乗してもらう事になりました。自分の実力の無さに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、出るからには一生懸命やろうと心に決めました。ZEROはジャンプ力も力もスピードも法雪より何倍もあるので、抑える等自分のコントロール力が足りず、一反抗とられてしまった部分は本当に悔しかったです。ですが、ZEROのおかげで無事完走する事が出来たので本当に馬には感謝でいっぱいです。

2回戦は法雪と、決勝はZEROとの競技になりましたが、2匹の調子は
法雪の状態は凄くいい調子でした。緊張しすぎず、落ち着きすぎているわけでもなく本当にいい状態で走行できたと思います。私も乗り慣れていることから安心して走行する事ができました。ZEROは人も馬も練習場ではとても調子が良かったです。コースになると馬がハイテンションになってしまう部分を上手に抑え、落ち着かせる力が自分の技術では足りなかった事で、とても雑な走行になってしまいました。ですが、馬自体はとても調子が良かったです。

2回とも、とても息のあった走行をしていたように見えました
法雪は乗り慣れている事もあり、信頼していい走行をする事ができたと思っています。ZEROは本当に馬に助けられてばかりで、人間はもう少し技術を磨がなければならないと改めて思える事ができた走行になりました。

今日、具体的に良かった点は
団体戦という事で皆ピリピリして悪い雰囲気になってしまうのかなと思っていましたが、メンバーで一丸となって作戦を考えたり、楽しんで走行する事ができたりと、良いチームワークを発揮する事ができた点だと思っています。

後輩たちが堂々とした姿を見せましたが、その姿を見て感じることは
自分が障害競技に関しては頼りなさすぎて本当に後輩達には色々と試合前の作戦でも協力してもらい助けてもらったり、走行は自分よりも自信を持ってガッツのある走行が出来ていて、凄くカッコよく頼もしく見えました。今後、法政大学は技術面も含めて凄くいい成長をしていってくれるのではないかと思える試合になりました。

ー出場した4人の中では最高学年でしたが、チーム戦ということで、試合前に後輩に対して声をかけたりはしたのでしょうか
今回、私は試合メンバーや付き添いの部員に本当に助けてもらうばかりでした。自分が声かけるというよりも皆で楽しんで勝ちを目指して頑張ろうという感じで、後輩に寧ろ温かい言葉をもらう方のが多かった気がします。

ー決勝前にはどのような話をしましたか
今までの争覇戦は私が1、2年生の時、法政大学は最下位だったため。勝ったことに対しての喜びもありましたが、驚きでいっぱいでした。決勝戦に上がれて嬉しいという気持ちや、ここまで来たら勝ちたいという意気込みを皆んなで話していました。

ー次の大会に向けての意気込みをお願いします
障害競技に出る機会がまたあると思うので、その時のために障害の技術面をもっと磨いていけたらと考えています。私は馬場馬術競技メインで練習に励み、大きな目標としては、来年全日本学生でいい成績が残せるように日々精進していきたいと思っています。

山畠未早希

ー今日の大会を振り返っての全体的な感想をお願いします
二部リーグではありますが、優勝できて本当に嬉しいです。

ー2回戦の走行を振り返って
馬に合わせた乗り方が出来ず、減点が増えてしまいましたが勝ち点が取れて良かったです。

ー決勝の走行を振り返って
東海大学の選手が失権してしまったので、出来るだけ最終障害まで行けるように頑張りましたが、結果的にゴールを切ることが出来ず悔いが残る試合となりました。

ー2回とも他大学の馬に乗りました。それぞれの馬の印象はいかがでしたか
3分間2飛越という制限の中で、その日始めて乗る馬の特徴を捉えるのは大変でした。どちらの馬も難しかったです。

ー今回の結果の要因は何でしょうか
団体戦ということで部のみんなの力を合わせた結果、勝つことが出来ました。

ー最優秀選手賞を受賞した率直な感想をお願いします
素直に嬉しいです。

ー大学に入ってから、大会に出場するのは何回目でしょうか
二回目です。大学の学生戦は始めてだったので、大学を背負ってるプレッシャーはすごいなと思いました。

ー今日の結果について、試合前から自信はあったのでしょうか
試合に出るのも状況によってだったので、自信はありませんでした。

ー今日の結果は自信になりましたか。また、逆に見つけた課題などはありますか
すごく自信になりました。今回の結果を踏まえてたくさん課題もみつかったので、課題の解決に繋げたいと思います。

ー最後に今後に向けての意気込みをお願いします
次にある学生戦に向けて今年は頑張ってきたので、結果を残したいと思います。

柴田祐紀

ー今日の大会を振り返っての全体的な感想をお願いします
今回初めての争覇戦で緊張もしましたが、先輩方と戦略を練って試合にのぞみ、自分達も馬も今持ってる精一杯の力を出しきれた試合だったと思います。

ー2回戦の走行を振り返って
拓殖大学の馬に乗せて頂きましたが、少し難しい馬ではありました。何とか帰ってくることができ、勝ち点を取ることが出来たので良かったと思います。

ー決勝の走行を振り返って
東海大学の馬に乗せて頂きましたが、あまり乗ったことのない馬で3分間の中でうまく馬との折り合いやコミュニケーションを取ることが出来ませんでしたが、勝ち点を取ることが出来たので良かったです。

ー2回とも他大学の馬に乗りましたが、それぞれの馬の印象は
法政にはいないタイプの馬で、自分に足りない部分を他大の馬に教えて貰い、いい勉強になったので、これからの練習に活かして行きたいと思います。

ー2回とも勝ち点を獲得しましたが、要因は
先輩達との試合での戦略がとても大きく響いたのだと思います。

ー優勝という結果について、率直な思い
先輩方がいる中試合に出させて頂いて優勝という良い結果を出すことが出来たので良かったです。しかし、この結果に満足することなく次の大会に向け、馬も人もレベルアップをし、またチームとして良い結果を残せるように頑張りたいです。

ー今日の試合を通して得たことや、課題はありますか
自分自身が馬を乗る上で、今なにが足りないのかが改めて分かり、今後の大会に繋げて行きたいです。また今大会に出るにあたって先輩方に沢山サポートをして頂いたので、感謝の気持ちを忘れず、結果を残し恩返ししていきたいと思います。

ー下級生中心のチームで挑みましたが、チームの雰囲気はどうでしたか
試合前に実践練習を行ったりしていたので、皆焦ることなく落ち着いて試合にのぞめたとおもいます。

ー次戦に向けての意気込みをお願いします
今回出た課題を次の試合では改善をして、また良い成績を出せるように頑張りたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 9364 2 R800セレステアルスターと今大会に臨んだ太田
  • DSC 9443 R8001年生ながら最優秀選手賞を受賞した山畠
  • DSC 9491 2 R800柴田は2回戦、決勝の両方で勝ち点を獲得し、優勝に貢献した
  • DSC 9567 2 R800ZEROと決勝の走行に臨み、最後まで走行をこなした杉村
  • DSC 9692 R800見事8年ぶりの優勝を果たし、表彰式で笑顔を見せる杉村
  • DSC 9730 R8002部の最優秀選手として表彰を受けた山畠
  • DSC 9761 2 R800抜群のチームワークを見せ、笑顔で今大会を終えた

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