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【バドミントン】関東大学バドミントン秋季リーグ戦 第2戦 大接戦を制し男女とも開幕から2連勝となる

バドミントン

【バドミントン】関東大学バドミントン秋季リーグ戦 第2戦   大接戦を制し男女とも開幕から2連勝となる

関東大学バドミントン秋季リーグ戦
2019年9月15日(日)

日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館

秋リーグ2日目。男子は早大、女子は日体大と対戦した。男子は早大のエースが不在という状況でも苦戦を強いられたが辛勝。一方の女子も開幕戦にて昨季リーグ優勝を果たした早大に4-1で勝利した日体大相手に3-2で勝利を収めた。

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チームを勝利へ導いた伊東

試合結果

総合試合結果(男子)

法政大学

3

早稲田大学

2

詳細結果(男子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス 〇嶺岸洸2ー0吉村徳仁(21-12、21-11) 
第2シングルス  ●藤原圭祐1ー2渡辺俊和(21-17、17-21、22‐24) 
第1ダブルス   ●野田悠斗・長峰善1ー2小野寺雅之・友金利玖斗(16-21、21-17、17‐21)
第2ダブルス 〇野村拓海・山澤直貴2ー1浅原大輔・吉村(20-22、21-12、21‐19) 
 第3シングルス  〇野田2ー0小野寺(21-8、21-13)

総合試合結果(女子)

法政大学

3

日本体育大学

2

詳細結果(女子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  ●柳井咲耶0-2池内萌絵(17-21、16-21) 
第2シングルス   〇岡部天2-1辻田つかさ(14-21、21-13、21‐19)
第1ダブルス   ●今野聡子・山口萌1-2油上芽恵・宮内公佳(21-14、16-21、15‐21)
第2ダブルス   〇清水一希・鈴木優香2-0鈴木咲貴・田代愛妃(21-18、21-19)
 第3シングルス  〇伊東佑美2-1神山歩美(14-21、21-19、21-18)

 

戦評

男子

 秋リーグ初戦を勝ち越し、良い流れに乗りたい2戦目の第1シングルスを託されたのは初戦と同様に嶺岸洸(社2)だった。序盤は前後に揺さぶられ失点をする苦しい展開。それでもしぶとく相手のスマッシュを拾う粘りを見せ、相手が甘く上げたところを逃さずスマッシュで決めて得点を重ねると21-12で第1ゲームに勝利する。そして第2ゲームも勢いそのままに強烈なスマッシュが相手選手を襲い圧倒。終わってみれば21-11で第2ゲームに大勝しストレート勝ちを決めた。

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 この流れに乗っていきたいところで法大は第2シングルスに藤原圭祐(経3)を起用。藤原は声を出しながら気迫を前面に出したプレーを見せ、力強いスマッシュを打ち込むと相手に反応もさせず得点を重ねる。長いラリーでも驚異的な集中力を見せ得点を奪い勢いに乗ると21-17で第1ゲームに勝利する。しかし第2ゲームは一転、序盤にミスを重ね失点をすると随所でスマッシュを決めるもリズムに乗り切れず17-21で第2ゲームを落としてしまう。そしてファイナルゲームに突入。中盤までは厳しいコースを狙って強打を放ち得点する藤原が優位にゲームを進めた。しかし終盤相手の猛攻による追い上げもあり勝敗はデュースにまで持ち込まれると相手の勢いに屈し22-24でファイナルゲームも落とし敗北を喫した。

  第1ダブルスには野田悠斗(経4)・長峰善(経2)ペアが登場した。第1セットでは長峰が動きすぎてしまい、相手ペアに誰もいないところにシャトルを放たれてしまうなど、コンビネーションに若干の曇りが見られ16-21でこのセットを落としてしまう。しかし第2セットからは長峰がネット間際に落とし上がったところを野田が叩くという攻撃で次々と得点。一時同点に追いつかれたものの強打を叩き込みセットを取り返した。勝敗を決する第3セット。2人はコンスタントに攻撃を決めるが、相手ペアの猛攻に押され徐々に点差を広げられる。インターバル後につけられた差を最後まで埋めることができず、悔しい敗戦となった。

 1-2となり後がない法大は第2ダブルスに野村拓海(社4)・山澤直貴(経3)ペアを起用した。この試合では立ち上がりから目にも留まらぬ速さのラリーが続き、1点を争うシーソーゲームとなった。第1セットの勝敗はデュースまで持ち越されたが制することができず、早大ペアに先制を許す。しかし続く第2セットからは2人の猛攻が止まらない。スマッシュを次々と打ち込んだかと思えばドロップショットを鮮やかに決め相手を翻弄。2セットを連取し早大戦の勝敗を第3シングルスへと託した。

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 勝敗を決する大一番には野田が投入された。この試合では野田が終始試合の主導権を握りスマッシュなどで得点を重ねる。21-8、21-13と圧倒的点差をつけ、副将・野田が早大戦の勝ち越しを決めた。

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 早大のエースは不在だったものの、何度も苦杯を舐めさせられてきた強敵に勝てたことは大きな収穫だ。開幕から2連勝した勢いに乗り次の中央大戦でも勝利することを願いたい。

女子

  第1シングルスには柳井咲耶(国2)が登場した。柳井は序盤から前後左右に振られるが、手足の長さを生かしてねばり強く拾う。しかし攻撃を仕掛けようとしてミスする場面が目立ち思うように点が伸びない。17-21、16-21とセットを連取され、柳井は開幕戦から2連敗となってしまった。

 続く第2シングルスには岡部天(国3)が起用された。第1セットは相手選手の緩急使い分けた攻撃に翻弄され防戦を強いられる。14-21でこのセットを落としたが、続く第2セットでは丁寧な配球で好機を作り出し、確実にスマッシュやプッシュを決め得点を重ねる。21-13で第2セットを奪い試合をイーブンへ戻すと、第3セットでも要所のポイントを確実に決めこの日最初の白星をチームにもたらした。

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 1-1で迎えた第1ダブルス。この試合には今野聡子(人3)・山口萌(人2)ペアが登場した。2人は山口がチャンスを作り今野が叩くというプレーで点を重ね第1セットを奪取したが、第2セット始めに続いたミスと相手ペアの猛攻により徐々に劣勢に立たされる。第2セットを失った後、迎えた第3セットでも相手ペア優位の状況は変わらず惜しくも敗北。1-2で第2ダブルスへつなぐことになった。

 もう後がない法大は第2ダブルスに清水一希(人4)・鈴木優香(国4)ペアを投入した。開幕戦では次々と強打を決めた2人だったが、この日は清水のプレーにいつものキレがなかった。強打を放つも粘り強く拾われ決めきれない場面があったが、それをカバーするかのように鈴木が鋭いスマッシュを何度も決める。ネットミスやラインオーバーなどの失点により点差はあまり広がらなかったものの、21-18、21-19となんとか逃げ切り第3シングルスへ望みをつないだ。

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 勝敗を決する第3シングルス。この試合には主将・伊東佑美(営4)が登場した。第1セットでは相手選手のコースを突いた鋭いスマッシュやアウトコースギリギリのショットに翻弄され思うように得点できない。14-21でこのセットを落としてしまうが、ここから伊東が真骨頂を発揮する。第2セット序盤では1-8と点差を広げられてしまう場面もあったが、焦らず冷静な試合運びで1点ずつ追い上げていく。同点に追いついてからは1点を奪い合う大接戦を繰り広げ、持ち前の粘り強さと勝負強さを遺憾なく発揮して逆転勝利。チームを勝利へと導いた。

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 主将の粘り勝ちにより日体大戦でもなんとか勝利を収めた女子。しかし次戦では東日本団体戦にて優勝した強敵・筑波大が待ち受けている。要所をしっかり押さえたプレーをしなければ苦戦は免れないだろう。開幕から2日が経過し選手の疲労も溜まってきているはずだが、集中力を維持させて筑波大も打ち倒してくれることを願う。(記事:村井美咲、吉本侑樹 写真:吉本、大平佳奈)

監督・選手インタビュー

岡部天

ー今日の試合を振り返って
自分は相手のエースとやったわけではないので、ある意味勝って当たり前だったところでファイナルまで持ち越してしまったのが良くなかったと思います。

ー東日本が終わってから取り組んできたこと
そんなに期間があったわけではないので取り組めたことは少ないのですが、チームの士気を上げたり悪いところを少しでも改善できるようにしてきました。

ー開幕から2日目ですが、秋リーグでの個人目標は
チームのために自分が1勝するのはもちろん、試合内容でも次の試合に良い流れでつなげられるような内容にしたいです。

ー接戦が予想される秋リーグをどのように戦っていきたいか
明日は筑波大と対戦で、筑波大は東日本でも優勝しているようなところなので、もう本当に頑張るしかないなと思っています。どこも力は並んでいると思うので、気持ちで勝ったり応援で勝ったり、試合に出てない人も頑張るしかないなと思います。

ー明日へ向けて意気込み
明日はチームのために絶対1勝します!

野田悠斗

一今日の試合を振り返って
シングルスに関しては、チームとしてダブルスは法政は弱いというのがあり自分がシングルスとダブルスを兼ねて出場しているのでダブルスを落としたときに自分がシングルスで取り返すしかないと思いました。相手もダブルスにも出場していて先に相手の気持ちが折れたのでそれが勝因だったと思います。
ダブルスでは1人相手がすごく強く、相手の方が強いと思って試合に入ってやってみると意外といけるかなと感じたが終盤で技術の差や簡単なミスで点差がついてしまいました。インカレまでに修正できればインカレでは勝つくらいまでいけるのではないかなと感じました。

一早大戦の勝ち越しを決めたことについて
早大が少し人数がいないというのもあったのですが、その中でも勝ったことでインカレで少しはみんなの励みになると思います。

一東日本の団体戦では野田長峰ペアで出場されていたが、そこから調整して今日臨んだことは何かありますか
ダブルスで野村嶺岸、山澤藤原が正規ペアなのですがその中で組み替えて一番強いのが野村山澤ペアでした。しかし次にくるペアがあまりいなくてその中で自分たちを起用してもらったのでなんとか勝たなきゃいけないというのはあったのですがいつも良いところまで行って負けていたのでサーブまわりやサーブを打ってから次の動きなどの練習をして最初から攻撃できるようにしてきました。

一東日本のときにチーム全体として上がった課題で意識していることは
早稲田は1番強く、インカレでも早稲田と当たったとしたら誰かが絶対(日本の)B代表を倒さないといけない。その中で第1シングルスで負けてもその選手の体力を削ればダブルスで勝てるかもしれないのでひとりひとりが相手を苦しめられるような戦いをしていこうと思っています。

一4年生として最後の秋リーグの目標は
最後なので優勝したいです。

一明日の中央大戦に向けて意気込み
明日も盛り上がって勝てるように頑張ります。

フォトギャラリー

  • DSC 4180 R第1シングルスで起用された柳井
  • DSC 4368 R貴重な1勝をあげた岡部
  • DSC 4274 Rシングルスでの活躍が期待される藤原
  • DSC 4413 R惜しくも勝利とはならなかった野田(右)・長峰ペア
  • DSC 4449 R逆転負けとなった今野(左)・山口ペア
  • DSC 4542 R勝利し叫ぶ山澤
  • DSC 4512 R応援にも熱が入る
  • DSC 4607 R伊東の勝利を喜ぶ選手たち
 

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