【フィギュア】東京選手権2019 シーズン開幕!法大勢は表彰台こそ逃すも、それぞれが持ち味を発揮 収穫と課題の見つかる大会に
2019年9月22日(日)、23日(月)
@ダイドードリンコアイスアリーナ(東伏見)
ついにシーズンが開幕した。全日本選手権にもつながる今大会には法大からは5名が出場。SPこそ小林諒真(営3)、佐上黎(文2)が上位につけるも、FSで失速。小林建斗(文3)はSPで出遅れるも、FSは全体の5位と巻き返しを見せた。
惜しくも表彰台に上る選手はいなかったものの、4選手が来月軽井沢で行われる東日本選手権への出場権を獲得。12月に代々木体育館で行われる全日本選手権の出場がかかった重要な大会なだけに、約1か月の調整が鍵になってきそうだ。
試合結果
個人結果
クラス | 選手名(学部・学年) | 総合順位 | SP順位・得点 | FS順位・得点 |
---|---|---|---|---|
Sr.男子 | 小林諒真(営3) | 5位・150.73 | 3位・62.01 | 10位・88.72 |
〃 | 小林建斗(文3) | 9位・146.53 | 11位・45.14 | 5位・101.39 |
〃 | 齋藤翔(営1) | 14位・121.14 | 12位・44.47 | 15位・76.67 |
Sr.女子 | 佐上黎(文2) | 13位・122.67 | 5位・49.66 | 18位・73.01 |
〃 | 山中里子(通経1) | 24位・100.15 | 20位・37.31 | 24位・62.84 |
戦評
小林諒真(営3)
全日本選手権へ向けての戦いの火蓋が落とされた。昨季、全日本への出場を果たすも無念のショート落ちとなった小林諒真(営3)。再び全日本への切符を手にし、今季こそあの舞台でフリーを演じたい。その小林諒がSPで演じるのは『Take Five』のボサノヴァアレンジ。
軽快なボサノヴァのリズムから始まると、初めの3ルッツの美麗さで一気に観客を小林諒の世界へ引き込んだ。すると、氷の削れる音も作品の一つのように耳へと届いてくるものだから、小林諒の表現力には驚かされる。その世界を保ったまま続く2アクセルも難なく決め、先日の夏季フィギュアを彷彿とさせるような圧巻の演技には大きな拍手が送られた。その後のステップではボーカルに合わせて腕を大きく効果的に使って存在感で会場を圧倒し、さらに3トウループ+3トウループのコンビネーションは観客を唸らせる完成度。これには思わず歓声が漏れ、盛大な拍手が送られた。そして最後のスピンもしっかりとまとめ、演技を終える。
一見、欠点など見当たらないように思えるが、「スピンを見直していきたい」と小林諒が語るように、昨季を超えるためには技術のさらなる向上が求められる。夏季フィギュアでは納得のいく演技ができなかったFS。右膝の不調とも相談しつつ、明日はどのようにまとめてくるか必見だ。(小倉明莉)
けがを抱えながらも安定感を見せ、SPで3位につけた小林諒。今シーズンからフリーで採用した『エクソジェネシス』は元アメリカ代表のジェレミー・アボット選手が2013-2014シーズンに使用したことでも知られている。表現力の増した小林諒にとってこの選曲は彼の持ち味を十二分に発揮することができると言って間違いないだろう。
演技冒頭、ひざの状態も考慮して4回転を回避した3トーループは観客も歓声を上げずにいられない加点の付く文句なしの出来栄え。しかし、ここから突如乱れる。中盤の3サルコウこそ決めたものの、「頭がパニック状態みたいだった」とジャンプ、スピン、ステップともに精彩を欠いてしまう。美しいスケーティングなど、随所でらしさは見せたが目指す演技とは程遠い出来となってしまった。
演技後、茫然とした表情でリンクを後にした小林諒は「ダメなところが全部出た」と悔しさをにじませた。明らかに昨シーズンからレベルアップした表現力に加え、ジャンプも4回転や3アクセルをプログラムに組み込もうとするなど意欲的な姿勢が見られるだけに、けがの状態が気がかりなところ。2年連続の全日本選手権出場に向け、約1か月間どのような調整を行ってくるのか注目したい。
小林建斗(文3)
SPの演技を終えた小林建斗(文3)は悔しさを滲ませた。演技冒頭、最初のジャンプが1アクセルとなると、その後の3フリップ、3トウループ+3トウループのコンビネーションジャンプも転倒。得意なジャンプでのミスが続き、流れを掴めない。苦しい滑りとなったが、それでも最後まで躍動感のあるステップやスピンを披露。やはりジャンプのミスが響き点数は伸びず、11位と不甲斐ない結果に演技終了後は下を向いたままリンクを後にした。
ジャンプは思うようにいかなかったものの、朝の練習でコーチから指摘され意識したというスピード感は見せることができた。大学でのシーズンも3年目。『大人の色気』と言わんばかりの表現力は成長著しいだけに、ジャンプの調子をしっかり取り戻し、3年連続での全日本選手権の切符を掴みたいところ。演技終了後のインタビューでは「自信がなさそうに滑っていた」と反省を口にしたが、フリーでは『自信』を取り戻した小林建斗を見せてほしい。(宮川昇)
SPで11位と出遅れてしまった小林建。昨季優勝しているだけに、FSでの巻き返しを図りたいところ。FSの『道化師』は今シーズンも継続。完成度をさらに増すことで上位進出を狙う。
最初のジャンプ、2アクセルを完璧に着氷すると、流れに乗って得意の3フリップとトーループのコンビネーションジャンプも着実に決める。その後のジャンプも彼らしい大きなジャンプで、昨日のSPの不調を忘れさせる完成度に会場も熱を帯びていく。スピン、ステップも滑らかにこなし、勝負となる演技後半。ノーミスで滑り切りたいところだったが、ここでルッツとフリップが抜けてしまうという大きなミス。前半は持ち前の壮大な滑りができていただけに、観客からはため息が漏れた。しかし、最後まで集中は切らすことなくコレオシークエンスとスピンを滑り切り今大会を終えた。
後半のジャンプのミスに対し、「飛び急いでしまった」と反省を口にした小林建。夏季フィギュアでも本来の姿が見られなかっただけに調子が心配されたが、「やっと最近自分らしいジャンプがはまってきた」と練習での手応えも口にした。3年連続での大舞台に向け、調整は急務だ。時間は限られているだけに、ここで立ち止まってはいられない。
齋藤翔(営1)
さながら社交界のファッションショーのようなシックな出で立ちで登場したのは1年生の齋藤翔(営1)。華麗な滑り出しで始めの2アクセルでは難なく着氷し、会場を沸かせたものの、続いての3ルッツは堪える形に。加えて最後のジャンプ、3フリップも詰まってしまい、コンビネーションを逃してしまう形に。しかしながら、「いつもよりはちゃんとできてた」と本人が語ったようにスピンにはスピードもあり、ステップも今回演じた『踊るリッツの夜』に合わせて軽やかな滑りを披露した。
着氷には乱れが出たものの、スケートの伸びやかさで彼らしさを見せた齋藤。課題を修正し、明日のフリーの演技に活かせるか。潜在能力が十分なだけに大きな期待がかかる。(五嶋健)
ルーキーながら堂々とした演技でSPでも観客を引き込んだ齋藤。シンプルな紺色の衣装に身を包み、FSに臨んだ。
SPでもジャンプに乱れがあったが、この日もやや精彩を欠いてしまう。最初のフリップはエッジエラー、アクセルはシングルになってしまうなど苦しい立ち上がり。中盤のルッツこそ加点のつく出来だったものの、その後衣装にアクシデントが起こる。腰に巻いていた金色の帯が取れてしまったのだ。これには斎藤も動揺を隠せず「頭が真っ白になった」とその後の要素は集中を欠いてしまった。
「全然だめだった」と不甲斐なさを口にした齋藤。14位に終わった今回の東京選手権での悔しさを今後の大会で晴らしたいところだ。
佐上黎(文2)
先日の夏季フィギュアでは転倒等で力を出し切れなかっただけに、今回どのような調整してきたのか関心が寄せられる佐上黎(文2)。SPの曲は昨季と同じ『Hallelujah』である。ハレルヤとは主を褒め讃えよという意味で、佐上の純白の衣装と滑りに合わせてなびくリボンも相まって、まるで羽根がはえているように見える。そのままスタート位置に着くと、ピアノの簡単なスケールから演技は始まった。
夏季フィギュアの苦い記憶をかき消すかのように初めの3サルコウ+2トウループでしっかり着氷すると、一気に会場が沸いた。その後すぐの3トウループも綺麗に着氷し、佐上のなめらかな滑りは続いていく。スピンもスピードを落とさずこなし、後半の2Aも危なげなく決めると、その後は佐上の独壇場だった。ボーカルが盛り上がってくる場面で手を上へ向ける仕草がどこか印象的で、感情豊かなスケーティングで会場を魅了。最後はグロッケンだろうか、きらめく音とともに演技を終えた。目標としていた50点には僅かに届かなかったが確かな成長を見せた今回のSP。明日のFSにも熱視線が送られるだろう。(小倉明莉)
SPで会心の演技を見せ、5位につけ最終グループでの滑走となった佐上。「それなりの演技をしなきゃいけない」とややプレッシャーを感じながらの演技となった。
最初のジャンプのルッツは着氷し、決まったかに思われたが、エッジエラーの判定。続く3ループも両足着氷となり、思うようにジャンプがはまらない。さらには、「練習から不安定だった」という3サルコウでは転倒し、今一つジャンプのタイミングがあっていない様子。前日のSPから打って変わり、ジャンプは不調だったものの、『ロミジュリ』に乗せて、激しいステップやスピンを最後まで丁寧にこなし演技を終えた。
FSでは大きく順位を落とす結果となったが、しっかりと2年連続での東日本選手権の出場権を獲得。SPの完成度はかなり高いレベルに達しているだけに、課題はFSにありそうだ。体力面でも苦しくなってくるFSにどう向き合うか、佐上の真価が問われる。
山中里子(通経1)
SPの法大勢最後に登場したのは山中里子(通経1)。ジャズのリズムに合わせ軽快に演技を始めた山中は、最初の3ループ+2トウループのコンビネーションジャンプとスピンを華麗に決め、幸先のよい滑り出しを見せる。3つ目のジャンプである2アクセルで着氷ミスがあったものの、3サルコウも見事成功させるなど、終始安定した伸びやかな演技で観客を魅力した。
試合後、はじめての東京ブロックで緊張していたと笑う山中だが、夏季フィギュアから成長した姿を堂々と披露した。まずは明日のFS、そしてその先へ。山中里子は進化を続ける。(宮川昇)
SPが終わった時点で20位と「東日本は厳しいし、出来るだけのことをやろう」とFSの演技に臨んだ山中。
最初の3フリップで転倒してしまうも、『Piano Concerto in F』に乗せ勢いのあるスケーティングを披露していく。特筆すべきはスピンの完成度。3つ中2つでレベル4を獲得するなど安定した回転を見せた。ジャンプも詰まる場面もありながらも、後半に2アクセルを含む三連続ジャンプを決めるなど攻めた演技で最後まで観客を魅了した。
今回の東京選手権は24位と振るわなかった山中。「差を感じた」とシニアの厳しさを痛感した大会となった。特にジャンプは回転不足が目立ってしまった形となっただけに、東インカレでは改善し、さらに上位を目指したいところだ。
(文・撮影:湯浅駿、小倉明莉)
インタビュー
小林諒真
~SP後~
―本日のコンディションは
1週間前くらいから右膝を悪化させてしまってずっと軽めの調整でやって、朝の公式練習もほとんどジャンプはやらないで本番を迎えたので、自分なりにはこの中では良くできたかなと思います。
―右膝のけがはいつから
昨年の東日本(選手権)くらいから痛くて、でも痛いけどできる状態で、病院に行きながら少しずつ治療しながらやってるんですけど、シーズンに入るということでちょっと負担かけすぎてしまってまた悪化させてしまったかなと。
―本日の演技を振り返って
自分的には最後の3T+3Tはもうちょっと精度を上げられるかなって思うんですけど、それ以外のジャンプは良かったと思います。あとステップが踏めてなかったような感じだったので、そこがまた次の試合に向けて課題かと思います。
―夏季に続いて本日もほとんどノーミスでしたが、夏季から調整してきたところは
スピンが取れてなかったのでスピンの練習をしてきましたが、点数をみるとそんなに取れていない気がしたので、またそこは見直していきます。
―演技後コーチと話し込まれていましたが
明日のフリーについて、やはり膝が痛いので構成をどうするかっていうのをまだいろいろ決めかねているので、そのことを話していました。
―今回の東京ブロックでの目標は
表彰台に乗りたいです。
―明日のフリーへ向けて
無理は今できないので、自分ができることだけしっかりやってその上で点数もついてきたらいいなと思います。
~FS後~
ー今日の演技を振り返って
ダメなところが全部出ちゃったなと思います。
ー最初のジャンプは4回転を回避した形でしょうか
そうですね、3回転に落としたので決まって当たり前かなと思います。
ーけがの状態も思わしくない中で、どのように調整していますか
シーズンインして、痛くてできない事がないようにケアをしっかりしたいなと。膝の調子がいい時は4回転やトリプルアクセルの練習をしよかなと思います。
ー演技後半ジャンプが大きく乱れてしまいましたが、ジャンプ以外の要素については
もう頭がパニック状態みたいになってしまってあまり覚えてないんですけど、おそらく出来ていないと思うので、ここから1ヶ月引き締めなきゃいけないなと思います。
ー東日本選手権に向けて意気込みをお願いします
このままじゃ本当にだめなので、1ヶ月最後の追い込みをして、100%満足できる練習をして臨みたいと思います。
小林建斗
~SP後~
—今日の演技を振り返って
夏季フィギュアのときよりスピードはありましたけど、ジャンプは練習からできていないのは分かっていたので、想定内といえば想定内でした。得意なジャンプしか入っていないなかで、とくにフリップも失敗してしまったというのはどうしようもないですね。
—朝の練習や6分間練習での手ごたえは
朝の公式練習ではスピードがないと言われたので、6分間練習ではよく動いてスピードを意識しました。ですが、その前からいい練習ができていなかったので、自業自得かなと思います。
—コーチとはどんな話をしたのか
スピードに乗ってその流れでいけば大丈夫だと声をかけてもらいましたが、自信がなさそうに滑っていたのでそこが課題かなと。
—フリーに向けて
明日のフリーもできることしか入れていないので、最低限のことをしっかりとして、次に向けて挽回できるように頑張ります。
~FS後~
ー今日のフリーを振り返って
昨日に比べたら自分らしい滑りができていたかなと思います。
ーフリーは昨シーズンから同様の曲、衣装です。何か構成などで変えた部分は
去年はループを入れていなかったんですけど、今年は全種類トリプルを入れて最低限の状態で勝負できるような状態にしたいです。
ー前半のジャンプはかなり本来の姿が見られたように思います
グループで1番ということで、体の緊張感もいい感じで。昨日の地に足ついていない感じを無くすために、いつも以上にしっかり動いて臨んだので、前半は良かったんですけど。後半にここで決めなきゃという時に決める練習が出来ていないので、後半は仕方ないかなと。
ー後半のフリップとルッツが抜けてしまいました。原因は
練習からなかなか決まらなくて、本番だけ飛べるという才能はないので、力んで狙ってしまったのが一番の原因だと思うし、飛び急いでしまったからそうなって当然だなという感じです。
ー去年の東京選手権では優勝という結果を残しましたが、ブロックのレベルが上がっているのを痛感する大会となりました
コーチともいろいろ相談して、アクセルや4回転は正直厳しいんじゃないかという話もして。確かに自分でもそう思うし。ただ、出来なくても他のジャンプの質で勝負しなきゃいけないし、余計失敗もできないので。去年の姿はどこに行ったという感じなんですけど、気にしないというか、自分がやれることをまずやろうと思います。
ー東日本選手権まで残り1ヶ月ほどとなりました。どのように調整していきますか
正直同じ練習をしている仲間の中でも、じぶんが一番調整出来ていなくて。最近やっと自分らしいジャンプがハマってきたところなので、時間がないし焦るわけではないけどひたすら追い込んで、何が何でも仕上げないとという気持ちです。もちろん全日本に行きたいけど、まずはショート、フリーをしっかり揃えて自分らしい演技をしたいです
齋藤翔
~SP後~
ー演技前の調子はいかがでしたか
コンディションはまずまずって感じでしたね。
ー演技前にコーチからのアドバイスなどは
余計なことを考えずに頑張ってと言われました。
ースピンの精度はいかがでしたか
スピンはいつもよりはちゃんとできてた気がします。
ーステップの精度はいかがでしたか
ステップは最初の方は良かったんですけど、だんだんちょっとよれよれになってしまったのが直していきたいと思います。
ー選手権での目標は
ショートとフリーをどっちもノーミスにして揃えることが目標です。
ー東京ブロックでの目標は
とりあえずショートでミスした分をフリーで取り返せるように頑張っていきたいです。
ー明日のフリーに向けて
失敗しないように頑張ります。
~FS後~
ー今日の演技を振り返って
今日はダメダメでしたね。
ー途中衣装が落ちてしまうアクシデントがありました
スピンをやっているときに取れかけてることには気づいていて、ちゃんと直していかないとと思いました。もともとぴったりに作っていたので、動かした時に外れちゃったんだと思います。
ー昨日の演技を踏まえて修正しようと思った部分は
とりあえずジャンプを決めようと思ったんですけど、今日も修正出来ていなかったので、課題だなと思いました。
ー衣装の乱れがあった後、やや演技にも動揺も見られました
動揺して、頭真っ白だった感じでした。何も考えられなかったので。
ー東日本選手権への意気込みをお願いします
全日本に行けるようにこれからちゃんと練習して、頑張っていきたいです。
佐上黎
~SP後~
―本日の演技を振り返って
今日はいつもより緊張は無くて、練習通りが試合で出せたかなって思います。
―本日のコンディションは
夏季が終わってから結構ジャンプに集中してやってきて、調子良くできました。
―演技前コーチからは
集中してやってきてということと、あとトウループがあやしいからしっかり右足にのって飛んでということを。
―目標の50点まであと少しでしたが
点数についてはそんなに考えていなくて、とりあえず大きなミスなく終われば点数も出てくると思うのでそこはあまり考えないようにしていました。
―SPの衣装のコンセプトやこだわりは
自分がひらひらしてるのが好きだから、肩のところがひらひら付いてたり、お腹周りのゴールドもちょっと印象的にしてみました。
―東京ブロックでの目標は
東(日本選手権)に進むことは大前提で、ショートでノーミスしてある程度上位に入れれば良いかなって思っています。
―明日のフリーへ向けて意気込みを
フリーは休むところが無いから、何とかまとめられればいいなと思います。
~FS後~
ー今日の演技を振り返って
ジャンプがうまく決まらなかったのが大きいかなと思います。
ー昨日ショートを5位で終えて、最終グループに入りました。どういった気持ちで臨みましたか
最終グループは久しぶりだし、プレッシャーもあって、最終に入ったからにはそれなりの演技をしなきゃいけないという気持ちでした。
ージャンプの乱れがありましたが、原因は
後半の最初のサルコウが練習から不安定で、そこをミスると全部心も弱気になっちゃうので、そこが原因かなと思います。
ーコーチからはどのようなアドバイスをもらいましたか
一番不安なのが後半だから、後半しっかり足に乗るのを大事にしていこうという話でした。
ー東日本選手権に向けて意気込みをお願いします
ショートは練習から完成度が高いので、フリーを入念にやっていきたいです。
山中里子
~SP後~
ー演技前の調子はいかがでしたか
最近ちょっとずつ調子が上がってきてて、いつも通りの感じで良かったと思ってます。体も動いてたので。
ー演技前にコーチからの助言は
ブロックっていうのは緊張するのが当たり前だと思うので、そこでいつも通りやってきなさいというのは言われました。
ー本日の演技を振り返っていかがでしたか
最近ずっとあまり良くなかったので、夏の試合が終わってから、「ブロックに向けてもっと頑張んないといけないね」ってコーチと話してたので、そこから気持ちを切り替えてやろうと思って。まあ少しは良かったかなと思うんですけど、もうちょっと改善すべきところはまた頑張っていきたいなと思います。
ージャンプの精度はいかがでしたか
アクセルは絶対跳べるものなので、プラスの評価をもらえるようにいつも頑張っているんですが、そこでステップアウトしちゃったのはもったいないなと思います。
ースピン、ステップについては
スピードを落とすことが多かったので、いつもより回転を多く回ったりだとかしてたので、レベルを取れているかは分かんないけど良かったかなと思います。
ー初めての東京ブロックでしたが緊張はされましたか
そうですね(笑)。シニアになったら東京ブロックはレベルが高いからどうなるんだろうなあって緊張はしました。
ー次の演技に向けての意気込みをお願いします
ジャンプもそうだけど、スピンとかもっと表現力を磨いていけたらそこでも点数が伸びていくから頑張っていきたいなって思います。
~FS後~
ー今日の演技を振り返って
全体的と良くなかったなと思うのと、シニアに上がって他の選手と比べても滑りが全然違うし、差を感じた東京選手権でした。
ー昨日のショートを終えて、どんな部分を修正して今日に臨もうと思っていましたか
ショート終わって、順位的にも東日本は厳しいし、やれるだけのことをやろうと思って臨みました。
ー特に意識したことは
スピンやステップは確実に取れるものだからそこら確実にやって、ジャンプは回転不足がいつも気になるので、スピードに乗って思いっきり跳ぼうと思いました。
ーコーチからのアドバイスは
とにかくスピード出してということですね。
ー次の東インカレに向けて意気込みをお願いします
東インカレはフリー勝負なので、結果を見て改善するところがたくさんあるので、後2週間で少しでも良くなるように練習しようと思います。
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