【馬術】第62回全日本学生賞典馬場馬術競技大会 決勝進出ならずも「今日が一番良い出来だった」 力を出し切り、学生最後の大会を終える
第62回全日本学生賞典馬場馬術競技大会
2019年10月31日(木)
三木ホースランドパーク
昨年に続き、法大からは馬場馬術での出場になった全日本学生大会。昨年入賞を果たしたミルトスとともに、今年は主将の衛藤みのり(経4)が出場した。これが学生最後の大会となった衛藤は「今日が一番良い出来だった」と手ごたえを口にしたが、結果は13位で決勝進出ならず。60%を超す好記録だったが、惜しくも入賞を逃すこととなった。
試合結果
1回戦
順位 | 名前(学部・学年) | 馬名 | 最終得点率 | 備考 |
---|---|---|---|---|
13位 | 衛藤みのり(経済・4) | ミルトス | 61.531% | 予選敗退 |
※10位までが翌日の決勝に進出
戦評
ミルトスとともに学生最後の大会に臨んだ衛藤みのり(経4)。健闘したものの、わずかに決勝進出ラインには届かず、予選で敗退となった。
馬場馬術は専門外で大学に上がってから始めたが、大学馬術の集大成として、この大会に臨んだ。「いつもと比べていろいろと反応が良かった」と試合前のミルトスのコンディションの良さを感じた衛藤。競技が開始してから、落ち着いた走行を見せていく。「メリハリがしっかりできていた」と語った通り、人馬ともに終始集中して競技に臨むことができた。最終得点率も61.531%と好成績。衛藤の競技終了時点で全体の5位で、決勝進出へ十分狙える位置につけていた。しかし、後半の出場選手で好成績が続出。結果としては衛藤は全体の13位となり、決勝に進むことはできなかった。
「今日が一番良い出来だった」と試合後に衛藤ははっきりと答えてくれた。やるべきことは果たし、学生最後を納得のいく形で締めくくった。最後の大会で結果は奮わずとも、「ミルトスにもそうですし、支えてきてくれた部活の人にも本当に感謝したい」と4年間を振り返ると、「良い人たちに恵まれた」と馬術部の温かさを最後に口にした。
現在、下級生は人数が増え、これからの活躍に期待が高まる馬術部。主将の頼もしい背中から、後輩はたくさんのことを学んだはずだ。「私よりもうまい人たちの集まり」と来年以降の馬術部に期待を込めた衛藤。主将の語る通り、来年以降、馬術部は大きな飛躍を遂げてくれるに違いない。
(山﨑有馬)
選手インタビュー
衛藤みのり 主将
—今日の走行を振り返って
今までの試合の内容と比べて、今日が一番良い出来だったかなと思います。もう少しハーフパスとか、できるところはあったと思うんですけど、今の自分の演技の中では良い出来だったと思います
—ミルトスの調子は
コーチの方に乗ってもらって調整してもらって、そのままの状態で練習しました。いつもと比べて軽かったりとか、いろいろと反応が良かったので、(ミルトスのコンディションは)良かったかなと思います。
—得点率は61.531%でした
出来栄えとしては満足しています。
—具体的に良かった点は
メリハリというか、最後の駆け足で、ちゃんと収縮した状態でできたのが良かったと思います。出すところは出して、収縮するところは収縮する、というところが今日はしっかりできていたと思います。
—これが学生最後の大会となりました
1年生の時は障害で出させてもらったんですけど、その時は学生の試合というのが良くわからない状態で出ていたので、そこから2、3年は全日本のレベルというのは遠かったなと思います。最後の年にこのような大会に出ることができて、ミルトスという素晴らしい馬にも乗せていただいて、ミルトスにもそうですし、支えてきてくれた部活の人にも本当に感謝したいと思います。
—現在の馬術部のメンバーを振り返って
みんな個性豊かで、それぞれ違うんですけど、楽しいメンバーだったなと思います。試合前に応援メッセージを送ってくれたり、終わったらすぐにお疲れ様でしたと送ってくれたり、遠いところからでも応援してくれる仲間がいたので、すごく良い人たちに恵まれたなと思います。
—後輩へ
本当にみんな、私よりもうまい人たちの集まりなので、良い成績が出るように頑張ってもらいたいですね。
—今後について
長野県の乗馬クラブに行くのですが、そこで自分の仕事をしつつ、大会にも出ていけたら良いなと思います。
フォトギャラリー
- メリハリのある走行を見せた
- 「今日が一番良い出来だった」と学生最後の大会を悔いなくやり切った衛藤
- 競技を終えた衛藤とミルトス