【ハンド】令和元年度全日本学生選手権 3回戦 法政大 対 日本大 5点差をひっくり返し、悲願のインカレ優勝まで残り2勝!
令和元年度全日本学生ハンドボール選手権 3回戦 法政大‐日本大
2019年11月10日(日)
グランディ21
東海大を討ち破り、ベスト4進出をかけた一戦に臨んだ法大。日大とは幾度と対戦し、勝利を収めてきたが、爆発力があり油断できないチームである。試合序盤に連続5失点し、追いかける展開に。しかし、法大も徐々に勢いに乗り1点リードで前半を折り返す。後半に入ると7人攻撃を仕掛け、服部流征(経4)をはじめ松岡寛尚(経4)、橋口博隆(社2)らが連続ゴールを決めた。その後は1度もリードを許さず、27-22で27年ぶりとなるベスト4進出を決めた。
試合結果
トータル試合結果
27 法政大学 |
12 | 前半 | 11 | 22 日本大学 |
---|---|---|---|---|
15 | 後半 | 11 |
メンバー
背番号 | スタメン | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今試合得点 | 通算得点 |
2 | 〇 | RW | 山本晃大 | スポ健4・雄城台 | 5 | 23 |
3 | 〇 | CB | 山本祐輝 | 社会4・浦和学院 | 3 | 9 |
4 | RB | 服部流征 | 経済4・高岡向陵 | 3 | 6 | |
5 | 〇 | LB | 松岡寛尚 | 経済3・藤代紫水 | 7 | 22 |
6 | 青沼優介 | 社会4・昭和学院 | 0 | 0 | ||
7 | 〇 | RB | 能條裕太 | 国文4・法政二 | 3 | 8 |
8 | 中惣康介 | 経済4・小松 | 0 | 0 | ||
9 | 〇 | PP | 柿沼健吾 | 社会3・藤代紫水 | 0 | 4 |
11 | RW | 本田悠也 | 社会3・大分 | 0 | 0 | |
16 | 〇 | GK | 高木アレキサンダー | 経済1・市川 | 0 | 0 |
17 | CB | 宮腰大夢 | 経済4・法政二 | 0 | 1 | |
18 | LW | 小林昇太 | スポ健4・法政二 | 1 | 1 | |
21 | GK | 河村直人 | 生命1・昭和学院 | 0 | 0 | |
22 | PP | 橋口博隆 | 社会2・雄城台 | 3 | 5 | |
32 | CB | 輪島優太 | 経済2・横浜創学館 | 0 | 0 | |
34 | 〇 | LW | 佐々木隆斗 | 社会2・浦和学院 | 2 | 6 |
戦評
2回戦の東海大戦で逆転勝利し勢いに乗る法大はベスト4入りをかけ日大戦に挑んだ。
試合序盤、主導権を握ったのは日大だった。法大は開始から連続失点を重ね、2-7と最大5点のビハインドを背負う。
エースの松岡寛尚(経4)が相手ディフェンスに阻まれ攻めあぐねる中、法大は7人攻撃で好機をうかがうも、相手GKに直接ゴールを許すなど、苦しい時間が続く。
中盤に山本祐輝(社4)、山本晃大(スポ4)、松岡の連続得点で勢いに乗ると、逆転に成功し、前半を1点リードで折り返した。
後半に入り一進一退の攻防が続く中、43分、途中出場したGK河村直人(生命1)がPTを止めると流れは徐々に法大へ。試合終盤は、服部流征(経4)、佐々木隆斗(社2)がシュートを決め試合終了。
法大は92年以来、実に27年ぶりとなる4強入りを果たした。
次なる相手はシードの福大を破り勢いに乗る筑波大。リーグ戦では春秋と破れ、厳しい戦いも予想されるが、悲願の優勝に向けあと2勝。法大ハンドボール部の意地を見せてほしい。(山田陸人)
選手コメント
服部流征
—ご自身のプレーを振り返って
同じ関東リーグでなんとも対戦経験のあるチームだったので、分析とかもしてたんですが、それ以前に自分の中では、やることが決まってるのでそれが出来てたと思うので良かったと思います。
—7人での攻撃が多々見られました
(山本)晃大と松岡に対してプレッシャーをかけてくるディフェンスというのは、どこのチームでもやってくるのでそれに対しての対策で7人攻撃をしてました。
—インカレまでの調整は
国体に選ばれていたので、リーグ戦終わったあとに国体に力を入れてインカレに臨んだという形です。
試合のイメージを掴むという意味ではとても有意義な期間だったと思います。
—初戦と2戦目危ない試合が続きました
初戦は、少しビックリしたんですが、試合を重ねていくにつれて、落ち着いて冷静に自分の中で分析していました。
—筑波戦に向けて
相手がどこであれ、プレーすることは変わらないのでみんなで最後のインカレ優勝できるように頑張ります。
橋口博隆
ー今日の試合を振り返って
僕自身としては昨日調子が乗り切れていなかったので、そこは気持ちを切り替えて今日は挑もうと思ってました。
ー前半昨日と同じくリードされた試合展開でした
自分たちでディフェンスがうまくいっていないと話し合っていて、そこを修正できれば後半は自分たちのペースに持って行けて、点数も取っていけるかなと思っていました。
ーわずか一点差での勝利や、逆転勝利などギリギリの試合が続いてきてましたが、チームの様子は
愛教大は去年のインカレで、東海大もリーグ戦でそれぞれ勝利しているので、気持ちの面で緩んでしまっていたところがありました。日大に対してもそういう気持ちはなくしていこうと話ししてました。
ー課題であるディフェンスは今日の試合では、しっかりと機能していましたか
前半はキーマンに利き手側に回られてしまっていて、あまり機能していませんでしたが、後半でしつこいディフェンスをすることによって、相手も思うように攻めることができていなかったと思います。
ー晃大さんや松岡さんがマークされている場面も見られましたが、その中でご自身の役割を果たせましたか
前から話ししていましたが、(山本)晃大さんや松岡さんに相手のディフェンスが高く出たら、7人攻撃をしようという話でした。そして7人目として僕が出ることになったのでそこはしっかりと上が動きやすいように下でディフェンスにちょっかいを出して、高いディフェンスを下げるという意味で、自分の役割は果たせましたし、シュートも決めることができたので良かったです。
ー明日の筑波大戦に向けて一言お願いします
筑波大はリーグ戦でも負けていて、自分たちのペースにいかに前半からもっていけるかだと思うので、反省点を修正して、前半の立ち上がりよくしていけたらと思います。
フォトギャラリー
- 3枚目として懸命なディフェンスをみせた橋口
- 快足飛ばし得点を決めた小林
- 途中出場ながら3得点を挙げた服部
- マークされながらも得点を重ねた松岡
- 大事な場面でゴールを死守した河村
- 連日大活躍をみせた佐々木