【ハンド】2019年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第4節 対日大 日大ディフェンスに苦戦するも、残り1分を耐え抜き今季2勝目
2019年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第4節 対日大
2019年4月28日(日)
国士舘大学多摩体育館
折り返しも見えてきた春リーグ4節の相手は、いまだ春リーグ勝利した試合にない日大。上位進出を狙うならば、必ず勝たねばならぬ相手だ。前半早々日大に連続得点を決められ、リードを許した法大。なんとか追いつこうとする法大は、西や山本晃、松岡を中心に攻め込む。前半が終わってみると13-12とリードをして試合を折り返す。後半リードを守り切りたい法大だったが、後半残り一分で27-27と追い付かれる。この土壇場のフリースローのチャンスを松岡が着実に決める。日大が速攻で攻めあがるも、高木が体を張りセーブ。劇的な幕切れで、二勝目を飾った。
試合結果
トータル試合結果
28 法政大学 |
13 | 前半 | 12 | 27 日本大学 |
---|---|---|---|---|
15 | 後半 | 15 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
---|---|---|---|---|---|
16 | GK | 高木アレキサンダー | 経済1・市川 | 0 | 0 |
2 | CB | 山本晃大 | スポ健4・雄城台 | 6 | 17 |
4 | RB | 服部流征 | 経済4・高岡向陵 | 0 | 5 |
18 | RW | 小林昇太 | スポ健4・法政二 | 2 | 5 |
5 | LB | 松岡寛尚 | 経済4・藤代紫水 | 9 | 38 |
7 | LW | 能條裕太 | 国文4・法政二 | 1 | 5 |
22 | PP | 橋口博隆 | 社会2・雄城台 | 3 | 6 |
交代選手
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
---|---|---|---|---|---|
9 | 柿沼健吾 | PP | 社会3・藤代紫水 | 0 | 0 |
39 | 西遼太 | CB | 経済2・法政二 | 5 | 5 |
32 | 輪島優太 | RB | 経済2・横浜創学館 | 0 | 1 |
12 | 横山綜大 | GK | 経済3・藤代紫水 | 0 | 0 |
10 | 本田拓海 | RW | 社会4・法政二 | 2 | 3 |
34 | 佐々木隆斗 | LB | 社会2・浦和学院 | 0 | 3 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-敗 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 筑波大 | 3-1-0 | 119 | 87 | 32 | 7 |
2位 | 日体大 | 3-1-0 | 121 | 95 | 26 | 6 |
3位 | 国士大 | 3-0-1 | 99 | 85 | 14 | 6 |
4位 | 中大 | 2-1-1 | 99 | 102 | −3 | 5 |
5位 | 明大 | 2-0-2 | 94 | 97 | −3 | 4 |
6位 | 法大 | 1-0-2 | 95 | 108 | -13 | 4 |
7位 | 早大 | 1-1-2 | 105 | 106 | -1 | 3 |
8位 | 東海大 | 1-0-3 | 81 | 100 | -19 | 2 |
9位 | 日大 | 0-1-3 | 93 | 101 | -8 | 1 |
10位 | 立大 | 0-1-3 | 81 | 106 | -25 | 1 |
春季リーグ 結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
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1 | 4月13日(土) | 筑波大 | ●23-29 | 中大多摩 |
2 | 14日(日) | 明大 | 〇23-22 | 中大多摩 |
3 | 21日(日) | 日体大 | ●21-30 | 日体大健志台 |
4 | 28日(日) | 日大 | ○28-27 | 国士大多摩 |
5 | 29日(祝) | 国士大 | — | 明大和泉 |
6 | 5月3日(祝) | 早大 | — | 日大八幡山 |
7 | 4日(祝) | 中大 | — | 日大八幡山 |
8 | 11日(土) | 立大 | — | 三郷市総合体育館 |
9 | 18日(土) | 東海大 | — | 国士大多摩 |
戦評
ケガ人が続出している法大であるが、今日の日大戦では下級生たちが活躍を見せた。
3分に山本晃大(スポ4)が法大の初得点を決めるも3分30秒、5分、6分と日大に3点連続決められ、いきなり3点差を追いかける展開に。悪い流れの続く法大であったが、ディフェンスから流れを掴み始める。能條裕太(国文4)がパスカットしたボールを山本晃が決めると松岡寛尚(経4)、14分には橋口博隆(社2)も決め同点に。中盤から輪島優大(経2)、佐々木隆斗(社2)、西遼太(経2)と2年生らが、日大の守る位置の高いディフェンスを攻略すべく積極的に仕掛ける。20分にはついに逆転に成功し、13-12で折り返した。
後半は、一進一退の攻防が続く。しかし、2点差で迎えた56分に本多拓海(社4)が2分間の退場処分となった。数的不利となり日大の攻撃を止めることができず、攻撃面でも西の1点にとどまり試合終了残り1分で27-27となった。法大はタイムアウトを使い最後の攻撃への作戦を立てた。試合が再開し、法大が攻撃を仕掛けるも日大の堅いディフェンスにシュートを放つことができない。残り20秒でフリースローを獲得。それを松岡が見事に決める。早いリスタートで最後のプレーへ。左サイドから放たれたシュートを高木アレキサンダー(経1)が好セーブ。劇的な幕切れとなり今季2勝目を飾った。
明日の国士舘大も守り位置が高いディフェンスを得意とするチーム。「スピードを生かして相手ディフェンスを抜き去りたい」と語った西。下級生がどんな活躍を見せてくれるのか注目だ。(木庭優斗)
監督・選手インタビュー
松岡 寛尚 選手
—今日の試合を振り返って
最初から最後まで集中力がない試合だったと思います。自分たちのミスで苦しい展開に持っていってしまっていて、相手のプレイうんぬんより自分たちがリバウンドを取らなかったりミスしたりということが目立ちました。
—ご自身のラストプレーを振り返って
一回タイムアウトを取った時に、フリースローとったら自分が決めるという話をしてました。入る気しかしなかったので、打ったら入ったっ感じです。
—今日の試合は様々な人が点数を決めた試合でした
ホイッスルと同時に自分へのマークが強いと感じました。そうなることはわかっていたので、そうなった時に、「(山本)晃大と(西)遼太の部分が広くなるから、攻めて」という話はしてました。それが今回ドンピシャでハマったという感じです。
—橋口、西選手など下級生の活躍も目立った試合でした
今メンバーを固定しないで、60分を6個に分けて10分ごとメンバーを細かく入れ替えいこうとしてます。リーグ戦は9試合あるので1人が全部出ると疲れが出てきます。後半戦もしっかりと戦えるようにする対策としてこのようなことをやってます。これによって今まで出てなかった下級生たちが試合に出るチャンスが増えてきて、試合に対して当事者意識が生まれてきていて、責任を持っていいプレイをしてくれてると思います。
—日大・国士舘の連戦に向けてこの一週間やってきたこと
どちらも高いディフェンスが特徴のチームなので、オフェンスのシステムはそんなに変えないでシンプルな攻撃の形を意識してます。あとは自分たちの課題であるディフェンスで、今日のようなことが起こらないといいです。
—明日の国士舘大戦に向けて一言
二勝二敗で来ているので、しっかりと勝ち越して次へと繋げたいです。
西 遼太 選手
—今日の試合を振り返って
格下の相手だったんですけど、思ったよりもせる競った試合になって、でも結局粘り勝てたのでよかったです。
—ご自身のプレーを振り返って
自分はあまり身長が高くない選手なので、スピードを生かしたプレーが得意でそういうプレーでチームに貢献できたと思うので良かったです。
—日大ディフェンスへの対策は
日大のディフェンスは守る位置が高いので、相手の間をスピードで抜いてそのまま行けたら行きますし、捕まったとしてもフリースローを獲得することでディフェンスを下げることができるので、一対一で結構仕掛けるようにしてました。
—試合終了間近でのタイムアウト中での話し合い
松岡さんが最後フリースロー取ったらシュートを打つって言ってて、結局は時間使ってフリースローを獲得して決めれたんですけど、たとえそこで決めれなくてももう一回守って最後点を取ろうという話をしてました。
—実際にフリースローを決められましたが
2個上で高校時代から知ってて、やっぱりすごい先輩だなと思いました。
—本日の試合ではディフェンスもされてました
ディフェンスはそんなに合わせて練習してなかったんですけど、自分が一対一で目の前の相手を守るという感じでやってたんですけど、修正するところは多かったかなという感じですね。
—国士舘大への意気込み
国士舘大も日大のようにちょっと守る位置が高いディフェンスなので、自分の持ち味であるスピードを生かして、チームに貢献できるように頑張ります。
フォトギャラリー
- 体を張った日大ディフェンスをくらう橋口
- 土壇場で一点を決めた松岡
- 着実に毎試合得点を重ねる山本晃
- 好セーブ後高木に駆け寄るメンバー
- 今節5得点の活躍を見せた西